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遠くのものがかすんで見えたり、胃もたれがひどかったり、階段の上り下りをつらく感じたり...。
年齢とともに、体のあちこちが衰え始める、という話はよく聞く。
では、具体的に、どの部位がどのくらい衰えるのだろうか?
「実は、 感覚器官や肝臓・消化器官などの働きの多くは、60歳以上の高齢者になるまで目立った衰えはないんです
」
と語るのは、東京慈恵会医科大学総合健診・予防医学センターの和田高士先生。
先生の説では、筋肉量などは確かに加齢にともなって少なくなります。
例えば、階段の上り下りがつらくなるのは、大腿四頭筋の衰えが原因です。
しかし、筋肉量の変化には個人差も大きく『20代と比べて40代は○%衰えた』と具体的に言い切るのは難しいとのことです」
オジサン化の実態は、なかなか見えにくい様子。
もっとはっきり、具体的な指標の分かる体の部位や機能はないのでしょうか!?
「例えば、体が何もしなくても1日に消費するエネルギー量である『基礎代謝量』は、30代になると、20代と比べ体重1kgあたり約1.7kcal少なくなります」
体重を60kgと仮定した場合、その違いは約100kcal。数字だけ見ると、それほど多くないように思えるけれど...。
「基礎代謝が100kcal下がった状態で以前と同じような食事内容で体重を維持するためには、毎日25分のウォーキングが必要。
30代になると、20代と比べて運動量も減るため、当然体型にも影響するでしょう。
実際、健康診断で肥満と診断される人の割合は、20代の15%と比べて、30代では30%と倍増しています」
また、気になる頭髪も30代を境に衰え始めるのだとか。
「個人差はありますが、この時期から白髪が増え始め、50代になると髪の毛の約半分が白くなるといわれています。また、50代の約4割は脱毛症になるといわれていますね」
肥満、白髪、性欲減退。
どれも40~50代になってからのことだと思っていたけど、その分岐点はどれも30代みたい。
老化は止めようがないとはいえ、少しでも若さを持続するため、早めのケアを心がけた方がよさそうだとのことです。
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