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遺伝子が変異した新型のノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎が全国各地で流行している。
この変異型ウイルスはこれまで東海3県では確認されていなかったが、愛知県で発生した食中毒患者の一部からこの変異型ウイルスが検出されていたことが分かった。
ウイルスの解析を行った県衛生研究所は、10月ごろ県内に侵入したとみている。
ノロウイルスは遺伝子の配列によって種類が分別される。
愛知県で検出された変異型は、06年に全国的に大流行したウイルスの遺伝子が変異したもの。
同じ変異型は国内では10月に新潟県で初めて確認されて以来、北海道や東京、大阪などに広がっている。
ノロウイルスは培養方法が確立されておらず感染力は不明だが、患者から検出されるウイルスの数が多いことから、同研究所は変異型の感染力は高い可能性があるとみている。
愛知県内の182医療機関で実施している定点調査によると、1地点当たりの患者数は10~16日が18.84人と、前回(3~9日)の20.75人より少ない。
ただ同研究所の検査では、変異型の割合が高くなっている上、変異型に対する免疫がない人が多いとみられるため、感染拡大の恐れがあるという。
三重、岐阜両県では変異型は確認されていない。
ただし、三重県では3~9日の定点調査の1地点当たりの患者数が23.87人だったが、10~16日は26.71人に増加しており、同県は遺伝子解析を急いでいる。
ノロウイルスはヒトの小腸でのみ増殖し、大便とともに排出される。感染者の嘔吐物にも大量に含まれており、処理するにはマスクや手袋を着け、ペーパータオルなどでよく拭き取り、塩素系消毒剤で消毒する必要がある。
通常は発症しても1~2日程度で快方へ向かうが、 ウイルスは1週間ほど排出され続けるため、下痢や嘔吐などの症状があった場合は要注意だ。
特に重篤化する恐れがある乳幼児や高齢者がいる 家庭は徹底した消毒が必要 という。
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