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大地震が発生すると、強い揺れを受ける地域では、表層崩壊と呼ばれる小規模な山崩れが多発します。
また震度6強になると大規模な深層崩壊や地すべりが発生します。
地震による土砂災害では、直撃による人的な被害より、道路の寸断による集落の孤立が深刻になります。
小規模な落石や表層崩壊の場合には路面上の土砂を排除すれば、通行可能になります。
しかし、深層崩壊によって道路が失われれば、復旧や迂回路の建設に時間がかかり、孤立が長期化します。
最大級の南海トラフ巨大地震が発生すると、四国では震度6強前後の、強く、数分間に及ぶ長い揺れに襲われ、山地斜面で表層崩壊が多発し、深層崩壊によって甚大な被害が発生することが予想されます。
1707年宝永地震では、深層崩壊によって川のせき止め等の甚大な被害が発生しました。地震による深層崩壊は、斜面を構成する岩盤がガサガサに緩み、揺れが大きくなりすい所で発生しやすいことがわかっていますが、危険斜面がどこにどれだけあるのかはわかっていません。
地震による深層崩壊が発生する場所がわかっていないため、深層崩壊による被害を想定し、事前に対策を施すことができません。
地震による深層崩壊は、南海トラフ巨大地震対策で見落とされがちな点なのです。
過去の南海地震の際には、道路ネットワークは発達していませんでした。
しかし今、南海地震が発生すると、広域で交通ネットワークが寸断され、高知県等の激甚被災地の救援活動もままならなくなります。
道路寸断による長期間の孤立を想定して、3週間程度の備蓄を心がけたいものです。
大地震が発生したとき山にいたなら、斜面や崖からできるだけ離れる必要があります。
もし地震時に斜面の下の建物にいたならば、2階などのより高い階でかつ山の反対側の部屋に移動します。
深層崩壊では、避難が間に合わないかもしれませんが、できるだけ高く安全な場所に移動しましょう。
深層崩壊による土砂ダムが形成され、決壊して大規模土石流や突発洪水が下流を襲うことがあります。
地震の揺れが終わったら、念のため素早く谷や川沿いの低地から高所へ避難しましょう。
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