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運び屋ヴァン:彼は運び屋として仕事をしたまで。運び屋であることが支えになっている。エイダ・ホワイト:テキサスでは壊し屋と呼ばれている。姉のアルシアに依存している。FalloutNewvegas112話「ディパーシングパラダイス」 運び屋ヴァンはザイオンを動かした。ニュー・カナーン、デッドホース、ソローズとホワイトレッグスの戦いを終わらせた。 ホワイトレッグはトンネルの前でソルト・アポン・ウーンズは敗北、ジョシュア・グラハムの冷酷な追い込みにより、グレートソルトレイクまで退却していった。エイダによる虐殺の記憶と、ジョシュア・グラハム率いるデッドホースの恐ろしい戦いぶりを脳裏から拭いきれずさらなる報復を恐れ北へと逃れていった。彼らはユタからワイオミングへと入ったが環境は過酷で、最初の冬で部族の半数が命を落とし、ホワイトレッグスの激減がレイダー集団エイティーズの耳に入ると戦いに火蓋が切って落とされた。そして年を明ける前にホワイトレッグスは全滅した。 ホワイトレッグスを撃破したジョシュア・グラハムはデッドホースを率いて敵の屍を八つ裂きにし火をつけた。彼は軍にカナーンの流儀を叩き込みニュー・カナーン人とザイオンの部族たちはすぐに恐れられる存在となった。バーンドマンの伝説はさらに凶悪化し、恐怖の対象で有り続けた。 ホワイトレッグスを虐殺したエイダ・ホワイト。その暴虐ぶりを目撃した者は忘れることができなかった。彼女は灰色髪の悪魔と呼ばれザイオンの外まで知られることになった。ザイオンにはバーンドマンの伝説の他に灰色髪の悪魔の伝説が生まれた。その話が広まるとザイオンを出入りするキャラバンの襲撃を行うレイダーの数は激減した。時折恐れずに来るレイダーもいたが、八つ裂きにされた死体がばら撒かれてあるのを目撃すると退却していった。ザイオンの部族たちは灰色髪の悪魔の伝説を利用した。 ダニエルとソローズらと別れたヴァンはエイダ・ホワイトと共にモハビを目指す事にした。揃ってモハビに行く理由はなかったが少しでもエイダの事を知るためにヴァンはそうした。「方向は同じだけど一緒に行く必要あるかな?私のことが怖くないの?」 エイダはそう言った。ほんの少し笑顔である。「全く怖くないといえば嘘になるけど…エイダさんの事を少しでも知りたくて」「へぇ…知ってどうするの?私の機嫌を損ねたらあんたに殴りかかるかもよ?」「あの時の言葉が気になってたんだ。人生なんて25年前のあの時に崩壊してるって」「それで?」「人生崩壊した後エイダさんは今までどうしてきたのか話してくれないかな?俺も最近記憶を失って何者かもわからないままなんだ。一ヶ月くらい前から新たに人生が始まったようなものなんだ。だから…」「意味わかんない。だけどなんとなく言いたいことはわかるよ。あんたは不安を抱えてる、私はそれを乗り越えたように見える、だから話をきいて自己啓発しようとか思ってる」「そんな所です…」「まーいいかな、モハビまで退屈だし。その前にあんたの話を聞かせてよ。記憶を失ってから今までどうしてたのか私は知りたいなー」 エイダは笑顔で言った。威圧している笑顔ではなく純粋に好奇心を抱いた。「周囲の警戒はこいつらに任せておくし大丈夫。会話は外殻脳に記憶するけどいいよね?」 エイダは従者の人型ロボット(アンチマテリアルライフル装備)2体に警戒を命じる。ヴァンはエイダの問いに頷き、グッドスプリングスで目覚めた時からのことを話し始めた。「へぇ…」 エイダの目が光っている。外殻脳に会話を記録している。ヴァンはできるだけ出会った人の名前を伏せて話した。時々エイダが質問した時のみ人物名を答えた。「Dr.K…あはははははははははっ!!あーはっはっは!!」 カリーナ・エレイン・ミノーグとの事を話すとエイダは大きな声で笑い始めた。「面白いクソガキね!ふふふふふ…良いわ良いわ~…」「面白かったですか?」「流石だわ!アルシアが気に入るはずね!!その調子でガンガン行って欲しいなぁ~」「え!?」 ヴァンはどういう事なのかとエイダに聞く。「エレインはね、しばらくテキサスに居たのよ。初めて会った時はきったないガキで街の外で路上生活してたの」「はぁ」「掃き溜めのバラックにアンドロイドなんて連れてるガキがいたらすぐに噂になるわけ。で、私とアルシアの耳に入ったのよ。確認しに行ったら髪はボサボサ顔は汚れて服はツギハギだらけの大人の服を着たエレインがいたのよ。アルシアが質問するなり飛びかかってきたから私が押さえつけてね。その場でぶっ殺してやろうと思ったけどアルシアが街の中に連れていこうって」「その後は?」「アルシアと私のカジノホテルの一室に連れて行って話を聞いた。そこでエレインの経歴を聞きアルシアはすっかり気に入ってエレインに色々与えたのよ。私は別にどうでもいいと思ったけどアルシアも嬉しそうだしいいかなって」 エイダは自分とアルシアはテキサスのニュー・キカプーの街にある、ザ・ゴッドカジノの経営者である事を説明する。カジノ経営の他に、アルシアは医院を、エイダは武装勢力を率いていると言った。「そのザ・ゴッドカジノでカリーナ…エレインはエイダさんたちと暮らしていたんですね」「そう。アルシアからはアンドロイド技術とFEVの事、社交術なんかを、私は武器の扱い格闘術とかをエレインに教えたりしたわね。あいつなんでも完璧に覚えるから楽しくて。まぁ時々高熱出してぶっ倒れるんだけど命に別状はないってアルシアは言ってたし。なんか容量オーバーすると高熱が出るみたいだったね。最初は世間知らずの生意気なクソガキだったけど段々とアルシアと私に似るようになってきて可愛く思えてきてねー。だからこのままずっとテキサスに居ないかと言った事もあったわ」「なるほど…エレインが13歳の子供っぽくないと感じたのはアルシアさんエイダさんの影響を受けてるんですね」「あいつの話し方アルシアにそっくりになったわ。価値観は私に似てきたかな」 ヴァンはエイダを目の当たりにした時に感じた雰囲気がエレインに似ていた事を思い出し納得した。「まーこんなとこかなエレインの事は。私のこと全然話してなかったね」「お願いします」 エイダは話し始めた。「私やアルシアは人工的に作られたのよ。ある科学者…まぁヴァンは記憶喪失だし名前言ってもいいか。元エンクレイヴの科学者カイリーナ・ミノーグが作った10体のヒューマノイドの一人なの。私たちはカイリーナの細胞からクローン技術で生まれた人間を機械の体に改造して戦闘用ヒューマノイド。学習、経験はすべてシミュレーションポッドで行われたの。私たちはシミュレーションの世界と知らずに成人するまで育った。ある日突然引っ越すことになって初めての任務に出て…それまでと同じ日常を送っていたの。ある日アルシアがマスター・カイリーナのコンピューターを興味本位で見てた時に日記を見つけ全てを知ってしまったそれを見て皆ショックを受けたわ」「一体何が日記に…」「アルシアはPDAにコンピューターのデータを持ってマスター・カイリーナと話に言った。私はついて行って後ろからその様子を見ていた」『わたしは何の為に生まれたのですか?わたしの人生とは?』『アルシア・・・』アルシアはPDAを手にカイリーナに詰め寄る。『このデータ・・・見させてもらいました。作られた記憶、作られた生命、作られた人生・・・歳をとらないヒューマノイドのわたしは人生を歩めない』『・・・・・・』『時間制限があるからこそ人は人生の道筋を作る事が出来る。わたし達にはそれが無い、このままずっと何もしなくとも何をしようとも虚しいだけ。戦って殺して・・・それだけ』『・・・・・・』『ジャネーの法則さえわたしには当てはまらない。わたし達にとって一秒も一年も同じ事』 ジャネーの法則とは生涯において時間を感じる長さは年齢に反比例するというもの。『・・・・・・』カイリーナは言葉が出てこない。『わたしの18年の人生は・・・わたし達の人生は実はシミュレーションの中でたったの1年で、苦しかった訓練も楽しかったあの日々もマスターから誕生日に貰ったロールケーキも何もかも現実には無かったのです。この気持ちがわかりますか?解かりませんよね?』『それは・・・』『わたし達10人はマスターのクローンで、子供でもなく姉妹でもなくただの生物兵器。ボニーとクローディアは絶望して自殺、ダーラ、ドミニカ、エマはマスターによからぬ事を考えていたので始末しました。キリエはもう既に出て行きましたしグレタはヘザーと一緒に記憶を消す方法を探すそうです。わたしはエイダと一緒に世界を見て回るつもりです』『待て、待ってくれアルシア!』『止めても無駄です。今日を持ってナンバーズは解散です。どうかマスターお元気で』『アルシアー!!』『さ、行きましょうエイダ。もうここには用はありません』『うん』「こうして私とアルシアは飛び出したのよ。世界が私たちに合わないのなら合う世界を作ればいいって事になってね。それでしょうもない砂漠の街キカプーを再建して作り替えたのよ。20年経つ頃には街を外壁とフォースフィールドで囲んで戦前とほとんど変わらないくらいまで街を発展させたわ。壁の外は汚いままでクズがいっぱいいるけどアルシアと私の街にはそういう連中は入れないしゴミ捨て場として残して置いてやってる」「………ちょっと待って…カイリーナってエレインの親じゃ?カイリーナさんはエイダさんたちが出て行った後、新たにクローンを生み出して…エレインたちを育てたって事?」「そうみたいだね。マスター・カイリーナはグールだし子供産めないからクローン作るしか無かったんじゃない?それにしても私たちの事で懲りずにまたクローンつくって今度は自分の子供として育て上げるとはね。まぁ普通じゃない人だったしそうでなければ新たに112人もクローン作らないでしょ?」「俺には考えられないですね」「だからエレインと会って話を聞いた時はびっくりしたのよ。マスターはもう死んでるし話を聞けないからどういう心境の変化があったのか今となってはわからないけど。でもエレインや他の姉妹たちはみんな幸せだったと聞いてショックだったね。エレインたちは特殊能力を持ってるけど歳をとるし子供も産めるし人として生きられる。私とアルシアとは違う。似て非なる者。姉妹の様で姉妹でない存在ね」「エイダさんはエレイン達の事をどう思っているんです?」「んー…まぁほっといても100年くらいで死ぬだろうしこちらから接触する気はあんまりないかな。エレインは気に入ったけど他の子とわざわざ会う気はないね。私とアルシアの邪魔さえしなければいいよ」 ヴァンはエイダの話を聞きながらこれまでのエレイン、メロディ達との事を思い出していた。「私のこれまでは簡単にこんなところかなーどうかな?自己啓発になった?」「大変刺激になりました。これからどうするか迷ってましたが吹っ切れました」 ヴァンとエイダは他愛もない会話を続けながらモハビを目指す。「…うーん、私ヴァンの事嫌いじゃないわ。聞き上手だし私を一人の人間として見てくれてるし。そだアルシアにも言っておくね。だからテキサスのニュー・キカプーに来ることがあったら私の名前を出してね。そしたら街に入れてあげるから。カジノにも招待してあげる」「ありがとうございます。モハビのゴタゴタが片付いたら是非とも。アルシアさんとも話してみたいですし」続く
Aug 25, 2015
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運び屋ヴァン:徐々に任務をこなすだけの人間になりつつある。エイダ・ホワイト:何かの目的でモハビを目指しているらしいFalloutNewvegas111話「フライトフロムザイオン」 フォローズ・チョーク達は捕虜開放に成功しただろうか?ジョシュア達は無事ソローズを送り届けられただろうか?だがここで気にしていても仕方がない、とにかく合流しなければ。エイダさんがホワイトレッグスに暴虐の限りを尽くしている間に終わらせたい。ジョシュア、ダニエルたちと合流する地点に向かう俺達6人。ヤオ・グアイ、グリーン・ゲッコーを倒しながら進んで行く。単独行動では脅威となる生物も6人パーティーの前では敵ではない。敵の数が多くない限りは平気だ。道中これらの野生動物が襲いかかってくることはあったがホワイトレッグスの姿は見えなかった。あったのは肉片だけ。「まずいぞ…死臭に誘われてジャイアントカサドレスが来てしまう、急ごう」 デッドホースの医療兵が言った。カサドレスは猛毒を持つ凶悪な巨大昆虫だ。素早く生命力も強い。モハビでも好き好んで戦闘するものはいない。奴らは大抵群れで行動している。このメンバーの練度と装備なら心配することもないだろうが、万が一のこともある。今はカサドレスの殲滅が目的ではない。ジョシュア、ダニエル達に合流しなくては。「あの橋を渡って街道を進んでいけばトンネルだ。そこからザイオンを出ることができる」 橋のそばにデッドホースの戦士たちが倒れていた。息はない。ホワイトレッグスとの戦いで命を落としたのだろう…「銃声が聞こえる!ジョシュア達はすぐ近くにいる!!」 急いで街道を進んでいくと…大量のホワイトレッグスの死体。街道の横に固まっているソローズ達、その先にはジョシュアとダニエル、フォローズにウィンキング・クラウドさんにデッドホースの戦士たち。更に奥には…エイダさんと仮面をかぶったパワーフィストの男がいた。「ジョシュア、ダニエル、皆!」「運び屋か…君の言っていた者のおかげで我々の被害は最小限に食い止められた」ジョシュアはエイダさんを見る。「何があったんだ?」「私とダニエルはホワイトレッグスと戦いながらトンネルに向かっていた。トンネルの前にはホワイトレッグスの首領ソルト・アポン・ウーンズが待ち構えていたのだ。当然私とダニエルは奴に攻撃を仕掛けた。すると崖の上からホワイトレッグスが大勢現れ、反撃してきたのだ。後方からもホワイトレッグスが現れ挟み撃ちに合った。私とダニエルだけなら切り抜けることもできたがソローズの犠牲を出すわけにはいかない、絶体絶命の窮地に陥ってしまった。そこにあの女が現れホワイトレッグスを片っ端から殺し始めたのだ。私とダニエルはソローズのカバーにまわりながら襲いかかってくるホワイトレッグスを殲滅、今に至るという訳だ」 目の前にはソルト・アポン・ウーンズを含め3人しかホワイトレッグスは残っていない。「タスケテクレ!バーンドマン!!悪魔に殺される!!」 ソルト・アポン・ウーンズがジョシュアに向かって叫んだ。「その者は私の知り合いではない、自分で何とかするんだな。それとも私が貴様に引導を渡してやろうか?貴様はニュー・カナーンの集落を襲撃した、デッドホースを攻撃した、ソローズやキャラバンに問答無用で襲いかかった、許せるものか」 ジョシュアは改造された45オートピストルをソルト・アポン・ウーンズに向ける。「ヤメロ!おい!そこの赤毛の男!!こいつらを止めてくれ!!ホワイトレッグスが皆殺しにされてしまう!!」「………」 止めることは不可能だ。ジョシュアを説得することはできてもエイダさんを止めることはできないだろう。「あっはっはっはーっ!!かわいそうにねぇ~…どんな事情か良くわからないけど、お前らホワイトレッグスてゴミカスクズレイダーと変わらないじゃん。じゃあ皆殺しにされても仕方ないよね?私はさぁ、何も善良な一般人まで殺す気はないのよ。こっちの包帯男とヒゲ男の率いてる連中はそういう善良な一般人に見えるのよね。アルシアにも善良な一般人は見逃せって言われてるし」「ヤメテクレ!ホワイトレッグスも善良だ!!狩りで生計を立ててるだけだ!!」「はぁ~?それ本当かなぁ?ねぇ、そこの包帯男、この仮面男の言う事はホント?」 エイダさんはジョシュアに聞く。「…ホワイトレッグスに文化などない。略奪、殺戮しかできない集団だ。ザイオンの部族は皆ホワイトレッグスに手を焼いている。そいつらはリージョンに加わりたいという理由でシーザーの命令で私とデッドホースも皆殺しにしようとしているのだ」「ウソダ!!ホワイトレッグスは立派な文化がある!!」「へぇ~そう、じゃあ語ってみなよ?言っとくけど私はそれなりに知識を蓄えてるからいい加減な事言ってごまかせると思わないでね。暴れるだけが能のヒューマノイドじゃないのよ。アルシアの妹としてそれなりの知性を持っておかないといけないからね」「オ、オレタチハ…」 ソルト・アポン・ウーンズはたどたどしくホワイトレッグスのことを語り始めた…だがそれはただの自慢話にしか聞こえなかった。「それってレイダーと何が違うのかな?同じだよね?」「レ、レイダーから立派な部族になった所もある!ホワイトレッグスはこれからそうなるんだ!!」「おいコラ!いい加減なこと言うなって言ったよね?リージョンに加わる者がこれからそうなるだって??略奪しか能が無いからリージョンに加わわればなんとかなるって考えてるだけだろうが!!ま、どっちみち私はいきなり問答無用で大量の弾丸浴びせかけられたから許さないけどね。人を見かけ次第攻撃するような集団は潰すよ」「スマナカッタ!許してくれ!!」「ダメね。包帯男はどうなの?」「駄目だ許せない。こいつらは神の元に送るしか無い、汚れた魂は浄化するべきだ」「運び屋ヴァンは?」「俺は…キャラバンをホワイトレッグスに襲撃され全滅させられた。ホワイトレッグスを皆殺しにする必要があるかどうかはわからないけど怒りは感じている」正直な気持ちを伝えた。エイダさんには下手な嘘はつけない、そんな気がした。「だそうよ…でもまぁ皆殺しにするかどうかは考えてあげてもいいかな~めんどくさいし。そうね~例えば私と一対一の勝負をして勝てば皆殺しはやめてあげる」エイダさんは笑顔でそう言った。「ホントウカ!どんな勝負だ?」「お前、近接戦闘が得意でどんな敵も接近戦では負けたことがないって言ってるそうじゃない?だから私にそのパワーフィストを命中させることができたら皆殺しはやめてあげるわ」「ヨシ!やろう!!」 エイダさんが手招きをする。ソルト・アポン・ウーンズがゆっくりとパワーフィストを構えながら前に出てくる。他の二人のホワイトレッグスはエイダさんの従者にアンチマテリアルライフルを突きつけられている為動けない。しかし…ソルト・アポン・ウーンズがどんなに腕に自身があろうとも無謀な勝負だ。エイダさんはアンチマテリアルライフルの弾丸で貫けない装甲を持ち、岩壁を崩落させるパワーがある。目の前で他のホワイトレッグスが肉片に変えられたのを見てるだろうにあの自信はなんだ?「ウ~ウ~ウ~…」 ソルト・アポン・ウーンズが何やらまじないを始めた。「これで俺には神のパワーが右腕に宿った。お前が悪魔だろうとこの聖なる拳で粉砕してくれる」 ソルト・アポン・ウーンズはあの改造されたパワーフィストに絶対の自信を持っている。もしかしたらプラズマを発生させたりするのかもしれない。エイダさんでもプラズマを浴びればただでは済まないはずだ。「準備はいいのかな?じゃあこの小石を投げるから地面に落ちたら開始ね」小石を投げるエイダさん、2mほどの高さから地面に落ちる。「ブフォーッ!!」ソルト・アポン・ウーンズの仮面の口部分から緑の霧が吐き出された。エイダさんの顔面に命中する。「ギャハハハハ!カサドレスの猛毒ダ!これでお前は失明!!俺の勝ちだ!!」改造パワーフィストを振りかぶるソルト・アポン・ウーンズ。「この…アホがああああっ!!」エイダさんが叫んだ。ソルト・アポン・ウーンズのパンチよりも速いエイダさんのカカトが顔面に命中。ソルト・アポン・ウーンズは地面に叩きつけられ頭部が破裂した。「私に毒なんか効くわけないだろ。何かもう白けた…ねぇ、あのトンネル抜ければザイオンから出られるの?」 エイダさんはダニエルに向かって言う。「そうだ、崩落した岩を爆破しなければならないがね」「分かったじゃあ破壊してくる…あ、残ったホワイトレッグスの処分はお前たちに任せるよ」 エイダさんはトンネルの前の岩に向かって行く。エイダさんの従者も付いて行く。アンチマテリアルライフルを下げられてほっとしたホワイトレッグス達、しかし立ち上がろうとしたところでジョシュアが後頭部に銃を突きつけた。「ホワイトレッグスは許さない。私はそう言ったはずだ」そう言うと何の躊躇もなく二人のホワイトレッグスに撃ち込んだ。「さてダニエル、私の仕事はここまでだ。ザイオンの向こうに行っても達者でな。こちらが落ち着いたらまた連絡する」「ジョシュア、君は…ホワイトレッグスを…」「奴らはザイオンから排除しなければならない。デッドホースの為にもソローズの為にもキャラバンの為にもニュー・カナーンの為にもな」「待てジョシュア、そこまでする必要があるのか?」「ダニエル、君の言いたいことは理解できる。だがソルト・アポン・ウーンズが消えた今がチャンスなのだ。奴らが浮き足立っているこの機を逃す手はない。今動けばこちらの被害も少なくて済むのだ」 ジョシュアの目は冷たい。絶対にホワイトレッグスを許す気はないのだろう。「運び屋、君はどう思う?ジョシュアを行かせるのか?」 ダニエルが俺を見てくる。「俺はザイオンの人間じゃない、モハビの運び屋だよ。仕事があればそれを受けるだけさ。ジョシュアを止めることはできない」「君は運び屋としての自分を貫くんだな…分かった、ありがとう。君がザイオンに来て必要な物資を揃えてくれなければ我々はここまで来れなかった、感謝している」 ダニエルは少し残念そうに言った。そう…俺は…運び屋だ。それだけなんだ、他には何もない。ベニーを追っていた時まではまだそれほどでもなかった。モハビで色んな人と会い生き方を見た。俺は益々自分に何もないことを思い知らされた。だからやれることを全力でするんだ。「運び屋、コレを忘れずに持っていけ」フォローズ・チョークがステラさんのレーザーライフルを持ってきてくれていた。「ありがとうフォローズ。一つだけ頼みがあるんだがいいか?」「ああ、言ってくれ」「ステラさん達をきちんと埋葬してあげて欲しい。砂をかぶせただけなんだ動物に荒らされたくない」「わかった、デッドホースの墓に埋葬する。運び屋、また来い。モハビでの話楽しみにしている」「ああ、元気でな」「私からも礼を言おう。これを受け取ってくれ、感謝の印だ」ジョシュアは改造した45オートピストルを俺にくれた。集弾性、連射力、耐久性を上げた特別仕様でメンテナンスに困ったらいつでも来いと言った。ジョシュアの使用しているのと同じ銃だ。「ありがたくいただくよ」トンネルの方で大きな音がした。エイダさんが崩落した岩を打ち砕いたのだ。「それじゃ行くよ。ジョシュア、皆元気で」 トンネルに向かう俺とダニエルとソローズ。エイダさんは振り返らずにさっさと先を歩いている続く
Aug 15, 2015
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運び屋ヴァン:レンジャーヘルメットのせいで髪が乱れたエイダ・ホワイト:姉のアルシアはプラチナブロンドFalloutNewvegas110話「サンシティオブザデッド」 ウィンキング・クラウドさんに同行してもらって俺はデッドホースの集落に戻った。「ご苦労だった運び屋。この後はホワイトレッグスを殲滅するだけだ。奴らをいつまでものさばらせるわけには行かない」「戦うのか…」「私は戦いを好んでいる訳でも殺しを楽しんでる訳でもないのだ。目標を達成する為に邪魔なものを排除するだけなのだ」 そう言いながらもジョシュアの目は燃えている。ホワイトレッグスがニュー・カナーンの集落を襲った事をどうしても許せない、そんな目をしている。「君がもしダニエルを手伝うというなら止めはしない。私は私で動くだけだ。今まで動けなかったのはダニエル側の安全を確保できなかったからに過ぎない。彼がソローズを率いて谷を出る事に私は反対はしない、そしてデッドホースはホワイトレッグスと戦うことに反対しない」 ジョシュアは45オートピストルの整備をしながら言った。周囲のデッドホースも皆戦う準備をしている。「私とダニエル、どっちについてもハッピートレイルキャラバンの契約は保証する。君はどうするんだ?」 ダニエルについて行ってソローズと共に谷を出るか、ジョシュアと共にホワイトレッグスと戦うか…俺は生きて谷を出てハッピートレイルキャラバンの事を伝えなくてはならない、そしてラッキー38に戻り次の任務を受けなくては。「ジョシュア、フォローズ・チョークから聞いてると思うがエイダ・ホワイトって人の事なんだが…」「既に報告は受けている。ホワイトレッグスを潰してくれるのなら協力関係を結べるだろう。そいつの目的は分からないが邪魔するつもりもない」「それならジョシュア、あんたは俺と一緒にダニエルを援護しないか?ホワイトレッグスはエイダさんに任せておけばいい」「…こちらの被害をできるだけ抑えてホワイトレッグスを減らせる訳か」ジョシュアはしばらくの沈黙のあと、「良いだろう。エイダ・ホワイトを信用した訳ではないが君の案に乗ろう。君の持ってきてくれた無線機でダニエルと連絡を取り合いながらソローズの退路を確保、ホワイトレッグスを殲滅しながら谷の出口まで向かう」 ジョシュアはデッドホースを3つの隊に分けた。一つはソローズの向かうトンネルまでの道の確保に向かう隊。一つはホワイトレッグスが捕らえている捕虜の救出に向かう隊。一つは聖域を汚しているホワイトレッグスを攻撃し追撃してくる連中を迎撃する隊。フォローズ・チョークはウィンキング・クラウドさんと捕虜救出隊に、ジョシュアは退路確保隊に入る。「君には迎撃隊に入ってもらいたいがどうする?」「迎撃隊に入ろう。PIP-BOYでジョシュアとフォローズの位置は分かる。聖域を奪取したあとは臨機応変に動いて二人のフォローに回るよ」 ジョシュアから45オートピストルとマシンガンの弾倉、グレネード、火薬を仕込んだ棍棒を受け取った。迎撃隊は俺を含めて6人。二人の狙撃手に二人の歩兵、一人の医療兵だ。全員バックパックを背負いヘルメットをかぶっている。全員が訓練を受けた戦士であることが立ち振る舞いで分かった。「では作戦開始、解散!」 デッドホースの三隊が出発。偵察に来ていた二人のホワイトレッグスはジョシュアの射撃によってあっという間に殲滅された。恐ろしい程正確な射撃で頭部、首、心臓の位置に弾丸が撃ち込まれていた。生身でここまでの銃の腕を持つ者を知らない。 三方向に分かれて谷を出る。俺の隊は聖域を目指す。聖域とはソローズが先祖を埋葬している墓場であり、儀式を行う場所でもある。そこをホワイトレッグスが占拠しているのだ。崖の上の道を進んでいく俺たち。何度かホワイトレッグスの襲撃を退けた。武器は凄いが訓練されたデッドホースの敵ではない。「お前、いい腕をしている。ジョシュアほどじゃないが」デッドホースの狙撃兵が言った。「どうも。これのおかげで何度も命を救われているよ」また俺は違和感を覚えた。いつもこんなに体が軽く動いただろうか?デッドホース達のペースは速い。いつもの俺なら途中で息を切らしているはずだ。PIP-BOYを見てみるが薬物の影響ではない。念の為に全身の状態をPIP-BOYに更新させる。すると…「数値が…変わっている…」体重、筋肉量、視力、心拍数など全て以前より大きく上回っている。見慣れない項目も発見した。「インプラントGRX…」PIP-BOYで作動するらしい。VATSの他にこんな機能が?いや、前まではなかったはずだ。「戦闘音が聞こえる…」全員身をかがめて進む。岩陰から下を覗くと…川の浅瀬でホワイトレッグスとエイダさん達が戦っていた。ホワイトレッグスは10人。「がっ」「ぐっ」身を出した瞬間にホワイトレッグは肉片を飛び散られて倒れた。エイダさんの連れている二人がアンチマテリアルライフルを撃ったのだ。「そこっ!」水柱が上がりエイダさんの姿が消える。数メートル離れた崖の上に飛び移りホワイトレッグスの首を果実でも捥ぐように捻り切った。「ははは…私はねぇ、自分の防御力に慢心してベラベラおしゃべりしながらゆっくりと撃たれながら近づいたり手加減して腹を殴ったりしないんだよ!」「ひいいいいっ!!」 となりに居るホワイトレッグスが44マグナムを構える。エイダさんは死体を投げつけて接近、貫手で二人もろとも貫いた。「あそこにもいるなぁ…アンチマテリアル当てられて生体部傷ついたしなぁ…お返しするよ」 エイダさんが合図すると連れの二人がアンチマテリアルを連続で発射、燃える剣、ガントレットを持った二人が砕け散った。「んー上にもいるね。引きずり下ろしてやるよ」 岩壁を殴りつけるエイダさん。亀裂が入り崩落する。ホワイトレッグス二人が落ちてくる。「バケモノー!」「お、お助けー!」恐怖のあまり震えているホワイトレッグス。「死ね」 エイダさんは二人の頭部を握りつぶした。あまりにも一方的な虐殺だ。残り二人が背を向けて逃げていく。「はははっ走って逃げられるとでも?私が鈍重で間抜けなヒューマノイドだと思う?」走るエイダさんは一瞬で追いついて手刀で一人の首を刎ねた。「さて~残り一人のお前にはホワイトレッグスの巣に案内してもらおうかな?小賢しい真似したら即殺すよ」 そう言ってエイダさんはホワイトレッグスの両手を握りつぶした。「ああああああっあああああああああああああっ」「これで余計な真似をする気も失せたかな?うるさいから3秒で黙れ。じゃなきゃ殺す」 ホワイトレッグスは必死で声を出すのをこらえて頷く。そしてそのまま谷へと消えていった。残ったのはホワイトレッグスの無残に破壊された死体だけだ。「何だあれは…どういう存在だ?悪魔か…」 狙撃兵の女性が言った。「彼女は体が機械の人間で。ホワイトレッグスを皆殺しにしようとしているんだ。こんな考え方はダメかもしれないが正直彼女がホワイトレッグスを標的にしてくれて助かったと思ってる」「何故ホワイトレッグスを?」「ザイオンに来ていきなり襲われたらしい。それで頭にきたんだと」「なるほど…ホワイトレッグスは自らの行いで悪魔を呼び寄せてしまったのだな」「俺はスティムパックを持っていたおかげで彼女と敵対せずに済んだ。運が良かった」「悪魔と関わる必要はない、先を急ごう」デッドホースの案内で聖域を目指す。聖域の傍にソローズが三人武器を持って隠れていた。 ソローズは戦闘が得意ではないはずだ、こんなところで何を?「おい、ここで何をしている?この先にはホワイトレッグスがいるぞ?」「ジョシュアの戦士たちか。丁度良かった、私はダンシングフレイムと言う。これから聖域を取り戻すべく戦いを仕掛けるつもりなのだ」 ダンシングフレイム達の武器は棍棒だけだ。強力な武器を持っているホワイトレッグス相手に勝てるとは思えない。「いや、君たちはダニエルと合流してくれ。ここは俺たちに任せろ」「しかし」「聖域は必ず取り戻す、君たちはソローズの皆を守ってくれ」「…わかった」 ダンシングフレイム達は頷いた。「お前は信用できそうだ」 そう言ってダンシングフレイム達は去っていった。俺たちは全員武器を構えて身をかがめながら聖域に入っていく。木で組まれた棚に幾つもの棺桶が見える。その周りにはテーブル、炉などがある。ホワイトレッグスは完全に警戒を緩めている。「今がチャンスだな…」 ここで俺はインプラントGRXのことを思い出した。使ってみるか?初めて使う何が起こるかわからない。だが今は一人じゃない、5人の仲間がいる。「使ってみるか」 PIP-BOYからインプラントGRXの項目を呼び出してPIP-BOYのスイッチを押す。すると体に何かが駆け巡った。何が起きた?周囲を見渡すと全ての物の動きがスローになっていた。ホワイトレッグス、仲間のデッドホース。ホワイトレッグスが俺の姿に気がついた。ゆっくりと銃を構えている。俺は45オートピストルを撃ち込む。発射された弾丸がゆっくりとホワイトレッグスに向かって飛んでいく。俺は撃ちながら斜め前に移動、信じられない距離を一瞬で移動した。そしてそのまま別のホワイトレッグスに45オートを撃ち込む。「…はっ!」 感覚が元に戻った。これがインプラントGRXの効果なのか?PIP-BOYを見るとインプラントGRXの横の数字が9になっていた。使用前は10だった。あと9回使えるのか?0になるともう二度と使えないのか?それとも何かでチャージするのか?しかしコレをVATSと併用すればどんなに素早い相手でも銃で捉えることができる。デスクロウのような凶悪な生物相手に一方的に攻撃することができる。インプラントGRXの事はモハビに帰ったらMr.ハウスに相談してみることにするか。 狙撃兵が援護、歩兵と俺で聖域を制圧した。残ったホワイトレッグスは武器を捨てて逃げ行った。続く
Aug 13, 2015
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運び屋ヴァン:自分の体に違和感を感じ始めている。エイダ・ホワイト:脳以外は全て人工物の戦闘ヒューマノイド。アルシアという姉がいる。FalloutNewveagas109話「エイダ・ホワイト」 フォローズはエイダの発言に驚いた。「機械の体だって!?人間と同じように見える。誰がその体を作った??」 エイダさんは特に不機嫌になることもなく。「ベースはマスターが作ったんだけど、今のこの体にしてくれたのはアルシアだね。アルシアは私の姉だよとっても賢くて強いんだ~」 脳の他は人工物らしい。モハビを目指しているらしいけどにはどんな用事だろうか。 戦前建てられたであろう建物が並んでいる場所にたどり着いた。ここが釣り小屋だろう。エイダさんが手を上げると全身コンバットスーツの人物が二人現れた。顔は見えないが体格から男性だとわかる。胸にはオレンジ色の拳のエンブレムが描かれている。「こいつらは私の手下よ。ぶっちゃげるとロボットなんだけどね。私の外殻脳で命令を出してるんだ。アダマンチウム装甲に50口径ピストル、ショックバトンに火炎放射、ステルスボーイ搭載なんだよ」「そうですか」「外の世界にはこういうのが一杯いるのか?」「ま、少しはね」 釣り小屋は鍵がかかっていたがエイダさんがドアを蹴り破った。中から緑色のゲッコーが飛び出してきた。エイダさんの連れのロボットが瞬時に射殺。俺とフォローズは撃つ暇さえなかった。「さ、探索して?私は服がないか探すから」 釣り小屋の食料はゲッコーによって荒らされていたがそれ以外は殆ど無傷のままだった。核分裂バッテリーと壊れていないトランシーバーを2機見つけた。エイダさんはカーキ色のロングコートを見つけた。「次はザイオン雑貨店とレンジャーステーションに向かうぞ。ホワイトレッグスの連中は仲間がやられたことで増援を送ってくるに違いない、気を引き締めていくぞ」「ああ」 俺は頷いた。エイダさんは笑みを浮かべている。「皆殺しよ皆殺し。……………あ、そっか。なるほどねーじゃあそうするかな」 エイダさんの目が光った。まるで誰かと会話しているように見える。「殺すけどサンプルは採取する。アルシアが欲しいって言ってたの思い出した」「誰かと話してるんですか?」「あーこいつらと外殻脳でね」 エイダさんはロボットに目を向ける。「そんな訳だからホワイトレッグスを皆殺しに行くよ。二人もあいつらが消えたほうが嬉しいんでしょ?スティムパックくれたお礼だよ」「いやそんな…皆殺しまでしなくても」「見るなり襲いかかってくるしリージョンに入ろうとしてる部族なんて消えていいよ」「でも…」「うるさい!私に命令するなっ!!アルシアしか私に命令できないんだよっ!!」 エイダさんは拳を叩きつけてカウンターテーブルを破壊した。「ごめん、命令したわけじゃないんだ。ただ俺は皆殺しは望んでないだけだよ」「ふーんそう、でも私はあいつら皆殺しにするからね。止めたければ戦うしかないよ?」 何故かエイダさんは嬉しそうだ。「お前はそうやって今までも戦いを仕掛けてきたのか?」フォローズが言った。「はぁ?私はアルシアと私の敵を潰すだけだし。人間と馴れ合うつもりもなければ同じ土俵に立つつもりもないから」「…とても危険な考えだぞ。大事なものを失わないようにな」「この世は所詮暇つぶしなのよ。私にとって大切なものはアルシアだけ。アルシアがいるから存在してるし、いなくなっちゃったら停止するつもりだから」「そんな人生に意味はあるのか?」「人生なんてものはね、とっくの昔に崩壊してるのよ。25年前のあの日にね!」 エイダさんの目が光る。顔の表情が変わった、明らかに怒っている。俺はフォローズを制してエイダさんを見る。「エイダさん、すまない。フォローズはザイオンから出たことがないから少し世間知らずなんだ、許してやって欲しい」「うん、抑えてる。じゃなきゃ今頃そいつ肉片になってるから、じゃあね二人共私の邪魔をしないようにね、邪魔したら敵って認識するから」 エイダさんは人型ロボットを連れて出て行った。ホワイトレッグスを皆殺しにする為に。だが俺たちには止められなかった。彼女には説得は無理だと感じた。アルシアという絶対の存在が彼女にはあるからだ。アルシアはどんな人物なのだろうか…「あの灰色の髪の女、普通じゃない。外の世界はああいうのと上手くやっていかないとダメなんだな」「そうだな…モハビはトークが上手い方が生き易いかもな。銃の腕も科学の知識も無くても口さえ上手けりゃなんとかなる。逆にうちの上手い奴には気をつけなくてはならない」「そうなのか外の世界は難しそうだな」 モハビは口が上手ければなんとかなるのは間違っていない。暴力よりも口と金で物事を解決するのが主流だ。NCRの法律はあってないようなものだ。世界が崩壊する前は法律で秩序が保たれていて普通の人間が不自由なく暮らしていたという。 カリーナはそういう世界にしたいと言っていたが何か不安を感じた。この不安とエイダさんに感じる不安は似ている。 時折現れるホワイトレッグスを慎重に撃破しながら進む俺たち。ホワイトレッグスは武器は強力ではあるがあまりにも命知らずだ。特攻あるのみで退くことを知らない。奇襲は強いだろうが完全に警戒してる相手にはあまり効果的だとは思えない。ジョシュアの訓練を受けたデッドホースとの差がこれか。「ホワイトレッグスは人数が多い。いくらデッドホースでも数で押されたら危ない。これまでは小競り合いで済んでいたが、奴らが総攻撃を仕掛けてきたらどうなることか」「そうなる前にジョシュアはどうにかしたいんだろうな」「ソローズもホワイトレッグスには手を焼いている。彼らはジョシュアの訓練を受けた戦士じゃないからな」 ソローズには確かニュー・カナーンの宣教師のダニエルがいるんだっけか。「さっきの灰色の髪の女が本当にホワイトレッグスを攻撃するのなら時間を稼げるな」「だが…デッドホースとソローズには攻撃しないとは限らない。皆にエイダさんのことを知らせて攻撃しないようにしなければ」 ジョシュアならエイダさんを排除しようとするだろう。だが戦わないに越したことはない、銃弾を弾き返し人間を軽く引き裂く彼女を相手にすれば被害は大きいはずだ。例えるならパワーアーマーを着た知能の高いスーパーミュータントだ。しかも強力な従者を連れている。ホワイトレッグスを相手にする方がマシかも知れない。 ザイオン雑貨店、レンジャーステーションを回って医療器具と小さなスカウトランチボックスを回収する。これでダニエルに持っていく物は全部らしい。「よし、運び屋。ナローズにいるソローズのダニエルに届けに行くぞ」 ややこしい…ナローズ谷に住んでいるソローズ族、そこにいるニュー・カナーンの宣教師ダニエルに集めた物を持っていくのだ。 川を渡り対岸の岩を登って道に出る。そこにはホワイトレッグスと思われる激しく損傷した死体が辺りに散らばっていた。「ヤオ・グアイか…」「いや、違うだろうな。散らばっている武器を見てくれ。いくつか弾倉が抜き取られている。それと死体の数と武器の数が合わない。野生動物が武器弾薬を持って行くとは考えにくくないか?」「なるほどそうか。ではあの灰色髪の女たちの仕業か?」「だろうな」 圧倒的な暴力が振るわれた跡だ。ホワイトレッグスの間ではもうエイダさんの事は知られ始めてるかも知れない。「急ごう運び屋、日が落ち始めた。この辺は夜になるとほとんど何も見えなくなる」「ああ」 早足でナローズ谷を目指す。浅瀬を進んで行くとナローズ谷の看板が見えた。岩壁の間を縫って奥にいくと少し開けた場所に出た。明かりも見える。テントからベリーショートの女性が走って来た。右手にはヤオ・グアイのようなガントレットが装着されている。「お前たちはジョシュア・グラハムの使いの者か?」「はい」「洞窟の父の祝福を。ダニエルがお前たちを待っている」 彼女はウィンキング・クラウドと名乗った。ダニエルに出産の際助けてもらったらしい。ソローズの看護師で薬草探しもしているという。ダニエルのニュー・カナーンの教えにソローズは心酔しているらしい。ダニエルのおかげでソローズはホワイトレッグスの驚異から今まで守ってこれたのだと彼女は語った。「運び屋、ここでお別れだ。自分の仕事は運び屋をここに連れて来るところまでだけ。ジョシュアに報告しに帰るよ」「そうなのかフォローズ。またデッドホースの住処でな」「元気でな」 フォローズは帰っていった。彼は夜目が効くとのことなので心配はないだろう。俺はウィンキング・クラウドさんに付いていく。 複雑に入り組んだ谷。霧も発生している。子供や老人の姿が見えないと言うとウィンキング・クラウドさんは、「老人、子供は安全な場所にいる。ホワイトレッグスが大挙してこない限り大丈夫だ」 と言った。彼女の案内でダニエルのいるテントに連れて行かれる。そこにはツギハギだらけのシャツを着たヒゲをはやした男がいた。「君がジョシュアが遣わしてくれた運び屋だね?デッドホースの者からハッピートレイル・キャラバンの事は聞いたよ。他人の言葉や同情に価値があるかは分からないが…すまない」「貴方がダニエルですね。貴方が謝ることじゃない、あれは不幸な出来事だった」「ソローズのみんなは君の友人のことを悼むだろう。例え敵のホワイトレッグスでも。彼らは純真なんだ。」 ダニエルはここでソローズにニュー・カナーンの教えを説いているらしい。彼はとても熱心でソローズの事を本気で思っているのが分かった。「君の届けてくれた物資を使ってこの地からみんなを脱出させることができそうだ。ジョシュアはホワイトレッグスを殲滅する気でいるが戦いは犠牲が大きい。それにホワイトレッグスは放っておいても長くは続かないだろう。彼らには文化がない、ゴミ漁りと略奪だけなんだ。リージョンに加わわれなければ1世代で消滅する。彼らはレイダーと変わりないんだ」「ジョシュアは敵を殲滅することを望み貴方は争いを避けここを去ることを望むのか」「そうなるな。君には是非とも脱出を手伝って欲しい。戦闘が得意でないソローズに代わって私とジョシュア、君で護衛するんだ。そしてこの谷から一緒に脱出しようじゃないか」 ジョシュアが動けばデッドホースも来てくれるだろう。ダニエルの案に乗ってソローズとともに谷を脱出するかそれとも… 一度ジョシュアの元に戻って話をする必要があるな。続く
Aug 11, 2015
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運び屋ヴァン:ザイオンに着いて早々トラブルに巻き込まれるFalloutNewvegas107話「アライヴァルアットザイオン」「逃げて…ヴァン…私はもう助からない…」「ダメだ!!スティムパックなら沢山持ってる!!」俺はステラさんを引きずって目の前の岩陰に連れて行く。胸と腹からの出血が多い。俺は肩と足に弾丸を受けたが骨には当たらなかった。このくらいで倒れるわけには行かない。「これ…あげるわ…ごめんモハビで一緒に仕事できなくなっちゃったわね…」レーザーライフルを俺に押し付けるステラさん。そのままゆっくりと目を閉じ息を引き取った。「くそおおおおおおおおおおおおおっ!!」俺は肩と足の痛みを忘れレーザーライフルを構えてマシンガンを撃ってきているホワイトレッグスをVATSで狙う。「ぎゃああっ」「ぐわああっ」ホワイトレッグスの体の一部が灰となる。PIP-BOYで周辺の生物反応を調べる。誰もいないようだ。俺を除いてこの場に生きているものはいない…ハッピートレイル・キャラバンは全滅だ。俺は皆の遺体を一箇所に集め砂をかぶせた。ジェドの荷物からハッピートレイル・キャラバンの契約書を持っていく。これをザイオンの取引相手に渡すとしよう。ホワイトレッグスの持っていた見慣れないマシンガンと弾薬を回収する。ステラさんのレーザーライフルと一緒に背負う。「俺一人でもモハビに帰って報告しなきゃな…」深い谷にかけられた吊り橋が見えてきた。警戒しながら吊り橋を渡る。下にはきれいな水が流れている。高所恐怖症ではないが流石に緊張する。吊り橋を渡り終えたところでPIP-BOYに反応があった。左上部を見るとホワイトレッグスが一人ライフルを構えていた。だが…何もせずにその場に倒れた。そして奥から帽子をかぶった男が現れた。体中に刺青かペイントが施されている。「Hoi!危なかったな!ホワイトレッグスは襲撃の際皆殺しにする。君は運が良かった」助けてくれたのか?「俺は運び屋のヴァン、あんたは何者だ?」「わぉ運び屋?君は文明的な外の世界から来たんだな?自分はフォローズ・チョーク」フォローズは素肌に革製の防具と装飾が施された帽子をかぶっていて顔から足まで体中に模様が書かれている。そして不釣合いな手入れされたハンドガンを持っていた。「ジョシュアは君と話をしたがるだろう、ここは危ない。またホワイトレッグスに会うかもしれないデッドホースの集落まで案内しよう」「ジョシュアというのは?」「ジョシュア・グラハム。彼は自分たちの部族を率いている。彼のおかげでデッドホースは強く敵からも安心だ」ジョシュア・グラハム…ジェドが言っていたリージョンの初代戦士長司令官でありバーンドマン…彼が居るというのか。「わかった付いて行こう」元リージョンの司令官が部族を率いている?何故だ?フォローズの説明からジョシュア・グラハムは尊敬されているように聞こえた。ジェドの言っていた人物とは別人なのか?フォローズについて進んでいく。ラッドスコルピオン、ゲッコーが現れたがフォローズが驚くほど正確な射撃で仕留めていった。彼の銃の構えはレイダーやその辺の傭兵とは違う。洗礼された動作で良く訓練されているのが分かった。「いい腕だ。ジョシュア・グラハムがあんたに教えたのか?」「そうだ。デッドホースは皆訓練を受けている。ジョシュアの強さはこんなものじゃないぞ。デッドホースの誰よりも強いんだ」ジョシュア・グラハムは司令官というイメージから先頭に立って戦うタイプではないと勝手にイメージしていたがそうではないらしい。リージョンで最高幹部にまでなる男は戦士としても最高だったというのか。「シー…待った、ヤオ・グアイの鳴き声だ」「なんだそれは?」「とても恐ろしい猛獣だ。出てきたぞ、あの岩のところを見ろ」目を凝らして岩の上を見る。毛むくじゃらの黒い大きな生物がゲッコーを咥えている。「ザイオンは危険な生物が沢山いる。カサドレス、グリーンゲッコー…そしてヤオ・グアイ。君の来た世界にはこんなのはいたか?」「ああ、それなりに」デスクロウやスーパーミュータントにナイトストーカー…フォローズが見たらどんな反応をするだろうか。「よし、自分たちには気づいてないようだ去っていくぞ」ヤオ・グアイをやり過ごして川沿いを進む。目の前に小さな小屋が見える。壁に白い手形が見える。「あの手形が見えるかい?デッドホースとソローズは旧世界の遺物を発見した時あれを記すんだ。保証はしないけど君にとって役に立つものがあるかもしれない」ソローズとは他の部族の名前らしい。フォローズの部族、デッドホースとは同盟関係とか。俺は小さな小屋に入り、そこで防弾仕様のレンジャーハットを見つけた。髪型が崩れるがこの場所は上からの攻撃に備えたほうがいい、かぶっていくことにする。「ここから川に降りるぞ。川の中にはベアトラップが沢山仕掛けてある。気をつけろよ。ホワイトレッグス対策なんだ」「ああ」気づいたがフォローズはものすごく目と耳と鼻がいい。ここではそのくらいの知覚がなければ生き延びれないのかもしれない。モハビとは違い常に上下にも気をつけなければならないのだ。フォローズとベガスの話で盛り上がりながらベアトラップに注意して川を進んでいく。やがて開けた場所に出る。「ここがデッドホースの集落だ。洞窟の奥にジョシュアは居る。挨拶してこい」「分かった」川沿いに作られた集落。テントが並んでいる。デッドホースの人間の視線が俺に向けられる。作業や訓練をしていた者たちが一斉に手を止め俺に注目している。少しでも妙な動きを見せると一斉に攻撃を仕掛けてきそうな雰囲気がある。デッドホースはただの集落ではないのを感じた。ここは軍だ。洞窟に入ると戦士風の女性に話かけられた。「Hoi!オウスランダー、ジョシュア・グラハムにズーカーするか?」「えっと…はい、ジョシュア・グラハムに会いに来ました。彼はどこですか?」「洞窟の高いところにいる。敬意を払えよそ者よ。ジョシュアは最高の戦士だ。彼に敬意を払わねば、お前に雷と炎を見せつけるだろう」ジョシュア・グラハムはデッドホースに慕われている。ますますわからない…洞窟を進んで奥の坂を上がって行く。天井の高い開けた場所に出た。その中央にテーブルを置き、作業している者がいる。全身を包帯で包み込んでいる。「どうした?私に用があるのではないのか?」包帯の男が言った。隙がない。作業しているにも関わらず今この瞬間にでも弾丸を撃ち込まれそうな気がする。「私がジョシュア・グラハムだ。もっと良い形で君を歓迎できれば良かったのだがホワイトレッグスに先を越されてしまったようだね」「ハッピートレイル・キャラバンの同行者で運び屋のヴァンです」「運び屋か。私の予想していた人物は違っていたが彼はキャラバンと一緒に来たりはしないだろうな。それにしても大変だったな、他のメンバーとどの程度の仲だったは知らないが残念だ。ハッピートレイル・キャラバンは親しい仲だった」「これを…」ゆっくりと近づき契約書をジョシュアに見せる。「…君が会いに来たニュー・カナーンは壊滅した。みんな散り散りになった。ハッピートレイルのオーナーには悪い知らせですまないと思っている。原因はホワイトレッグス、それとシーザーだ」ニュー・カナーンが壊滅…ホワイトレッグスとシーザーが原因?「ホワイトレッグスはリージョンに入りたがっている。それでシーザー課した通過儀礼はニュー・カナーンの壊滅だ。ほぼ間違いなく私一人の為にだ」「では…貴方は元リージョンの最高司令官でバーンドマンで間違いないのか。ニュー・カナーン人でもある」「その通りだ。このザイオンにはもう一人だけニュー・カナーン人がいる。ダニエルという宣教師だ彼はソローズと共にいる。…君がここに来た理由はモハビに帰る方法を知りに来たのだろう?もちろん協力してやれる。ダニエルと私は地図を作った経験が多くある。だがすぐには協力してやれない…わかるかな?」「ただではできないと言う事か、分かった何をすれば良い?」「君は良き隣人であるようだ。我々は暗黒の時代を生き抜いてきた、神に頼るのも悪くないが良き隣人を持つのもまた良いことだ」ジョシュアは手を止める事なく作業をしている。見たことのない銃を整備している。「私とダニエルはザイオンを超えてナビゲートできる装備を求めている。君の腕についているPIP-BOYのようなものをね。ここから退避したあとに必要な物なのだ」「それを持ってくればいいのか」「戦前使われていた洞窟、施設がいくつかある。そこに行けば使えるものがあるはずだ。デッドホースとソローズはその洞窟や施設に入ることをタブーとしているのだ。もし入れば精霊に罰せられると信じている。彼らは洞窟の入口に警告の印をつけている。ホワイトレッグスには効果がないがね。探索にはフォローズ・チョークをつけよう。彼はまだまだ経験が浅いがタブーを無視できる程度には我々の言葉を理解できる」「すぐにかかろう」彼らの事情は分からない、だが助けてもらうにはこちらも手を貸さなくてはならない。そのことに関して面倒だとも思わないし当然だと思う。ジョシュア・グラハムが元リージョンの司令官だとしてもここでは別だ。彼はデッドホースのリーダーであり守護者なのだ。彼をどうこうする気は俺は無い。「ジョシュア、その銃はなんだ?」「45オートピストル。ニュー・カナーンの一人により約400年前に設計されたものだ。この使用方法を学ぶことはニュー・カナーンの通過儀礼なんだ。気になるのなら一つ売ってやろう」ジョシュア・グラハムの整備していた銃を1000キャップで売ると言ってくれたが俺の持ち合わせは200キャップだった。「そうか、悪いが簡単に譲ってやるわけには行かない。この銃は財産であり武器なのだ。今回の事がなければハッピートレイル・キャラバンとこの銃の取引をするところだった。君が我々の要求に応えてくれればいくつか譲ってやろう」「一応キャラバンの権利書は持ってるんだ。『キャシディ・キャラバン』のだが」「そうか。それならばその後はキャシディ・キャラバンとの契約を結ぼう。もちろんハッピートレイル・キャラバンとの契約は継続する」ジョシュア・グラハムの印象は会う前と随分変わった。冷酷で容赦のない戦士には見えない。彼は紳士的であった。フォート見た連中とは明らかに違う。ニュー・カナーン人は皆こうなのだろうか?包帯はジェドの言っていた通り松脂を塗られ火をつけられた火傷の痕なのだろう隙間から見える皮膚はただれていた。「目的の物見つけたらソローズの集落に行き、ダニエルに会って欲しい。事情は伝えておく、君の力になってくれるはずだ」「ああそうするよ」洞窟を出るとフォローズ・チョークが待っていた。「話は聞いていたよ案内する。またホワイトレッグスに出会うかもしれないから準備はしっかりとしておくんだ」200キャップで弾薬を買うことにしよう。そういえばこのマシンガンは引き取ってもらえるのか?「その45オートマシンガンは持っておけ。デッドホースでも使っているから弾薬はある。元々自分たちのものだったんだ。ホワイトレッグスに仲間をやられて取られた」「そうか、じゃあ200キャップで10mmピストルとこのマシンガンの弾を頼む。それとこレーザーライフルは大事なものなんだ。どこかに荷物を預ける場所はないか?」「それなら自分の家に置いておいてやる。待ってろ弾をとってきてやろう」フォローズにステラさんのレーザーライフルを預け、45オートマシンガンと10mmピストルの弾を200キャップと交換した。「じゃあ行こう」続く運び屋ヴァン:ハッピートレイル・キャラバンのメンバーを目の前で失った。FalloutNewvegas108話「アライバルアットザイオン2」フォローズと集落を出て川沿いを進んでいくとマンティスガントレットとショットガンを持ったホワイトレッグスに襲撃された。俺が10mmピストルで一人仕留める間にフォローズは二人仕留めていた。「凄いなフォローズは」「君も凄いよ。自分の使っている45オートピストルはとても扱いやすい。君の10mmピストルは重くて反動でブレやすいそんな銃であれだけ当てられるのは相当な訓練を積んだってことだよ」45オートピストルか、是非とも手に入れたいな。「これから行くところは大きな鉄の棺桶が落ちている所」「鉄の棺桶?」「そう、小さな命が多く失われた」下に見える川に降り浅瀬を進んでいく。その途中でまたホワイトレッグスに襲われた。「危なくなったら川に潜る。弾丸は水の中では殆ど進まない当たってもそれほど大事には至らない」「なるほど」川の流れに足を取られてうまく狙いを定められない。それはホワイトレッグスも同じで大きく外れている。VATSを使うか?いや、スタミナを消費する行動は安易には取れない。ここぞという時に使えなくなっては意味がない。「45オートマシンガンを使うか」背負った45オートマシンガンを構える。水面ギリギリまでしゃがんでトリガーを引く。「これは…」驚く程反動が少ない。更に集弾性が高く連射力もある。あっという間に二人のホワイトレッグスを仕留めた。「これがニュー・カナーンの武器…」「そうだ。ジョシュアはそれらの製法を我々に伝えてくれている。とてもありがたい」デッドホースはニュー・カナーンの武器を使いこなしている。良質の武器を持ち練度が高い。………ということは、リージョンにもデッドホースのような兵がいるわけだ。「どうかしたのか?」「なんでも無い、行こう」岩に囲まれた川が細くなった場所にバスがひっくり返っていた。大量のランチボックスに車のおもちゃやぬいぐるみ、そして小さな骨。「大昔、子供が大勢乗ったバスがここに落ちたのか…」「運び屋、何かあるか?」バスの中を探索する。「…これは使えそうだ」コンパスを見つけた。少し修理すれば使えるはずだ。「他には無いか?それなら次の場所に向かおう」ジョシュアはザイオンから出る際に必要な物が欲しいと言っていた。コンパスに電波を受信できる機械、そして大量の医療用品だという。次に向かうのは釣り小屋らしい。「ジョシュアは必要な物を外の世界に買いに行かせなかったのか?」「ホワイトレッグスのせいだ。谷から出る者、谷に入ろうとする者を攻撃するからな。ジョシュアは自分たちが失敗すればそれも選択肢に入れるかもしれない」「ホワイトレッグスのボスはどんな奴なんだ?」「奴らの首領はソルト・アポン・ウーンズ。残酷で無慈悲な男だ。女子供、戦士でない者たちまで平気で殺す」「最悪の男だな」「それにしても…」「ん?」「運び屋、君は痛くないのか?初めて会った時にいくらか撃たれてたみたいだが?」そういえばホワイトレッグスに撃たれたな…今は痛みすら感じない。足を見ると傷跡だけがあった。「カスリ傷だったみたいだ」「そうか、それならいい」いや、カスリ傷なんかじゃなかったはずだ。地面に血が滴るほどの傷を負ったはずだ。それがもう殆ど治っている。スティムパックも使用してないというのに。俺の体に何が起きているんだ?そういえば…前よりも荷物を持つのが楽になった、VATSで疲れにくくなった。「なぁフォローズ、どうして洞窟に精霊がいるなんて部族の皆は言ってるんだ?」「『洞窟の父』の伝説があるからだよ。その昔、洞窟にはデッドホースとソローズを見守り続けた精霊がいたんだ。病気になった時、怪我をした時、vault22らの敵に襲われた時、何処からともなく現れて洞窟に戻って行ったという。」「Vault22らの敵…ってVault22の人間はザイオンで何をしたんだ?」「伝説によると彼らは侵略者だそうだ。妙な植物と共にやってきて部族を攻撃してきた。洞窟の父が守ってくれたんだ。武器の作り方や戦い方を本に記して教えてくれた。時には洞窟から出てきて敵を排除してくれたという」「…洞窟の父はジョシュアみたいだな」「そうだ、だからジョシュアは洞窟の父の再来だという者もいる」何故ジョシュアはデッドホースで指揮を執っているのだろうか。シーザーに対する恨みはないのだろうか?冷酷で残忍な戦士長は変わったのだろうか?わからない…「運び屋、ちょっと待て。何かいる」目を凝らしてみると…川から上がったところにある橋のそばに誰かがいる。「気をつけろ…」「ああ…」屈みながらゆっくりと近づく。すると人影はこちらに気づいたのかこちらを向く。そしてゆっくりと近づいてきた。「女…まだ子供か?」「ザイオンに入ってきた迷い人じゃないか?」近づいてくる人物を見て俺は少し警戒をする。オレンジ色の厚手のワンピースは穴だらけで腕の傷からは金属が覗いている。「あんたたちは私を撃って来ないんだね。撃ってきたらブチ殺すけど。それは置いといてスティムパック無い?生体部分の修理に使いたいんだけど」ブチ殺す…!?穴だらけのワンピースを着た若い女性はそう言った。ゆっくりと近づいてくる。俺とフォローズは銃を構える。「質問に答えてよ。スティムパックあるの?それとも撃ってくるの?」「待ってくれレディ、殺すとか言う人を警戒するのは当然だろ?俺は運び屋ヴァン、こっちはフォローズ・チョーク」銃を下ろす俺たち。すると女性は立ち止まって少し微笑んだ。「それもそっか。ここに迷い込んでから問答無用で襲ってくる馬鹿どもばかり相手にしてたからイライラしてたのかも。私はエイダ・ホワイト。テキサスから来たの。モハビを目指してたんだけどこの谷で迷ってしまって」「その服はどうしたんです?随分とボロボロだけど…」明らかに撃たれた跡だ。だが血痕はない。「馬鹿どもいきなり撃たれたからね。アンチマテリアル持ってる奴もいたから左腕の生体部が剥がれちゃったんだ」「え?…?怪我は…?」「生体部だけかなぁ」この人はロボットか何かなんだろうか?「ホワイトレッグスに襲われたか。この運び屋もそいつらに襲われて仲間を失った。ホワイトレッグスの問題に対処する為に協力してもらっている」フォローズが言った。「へぇ~あいつらホワイトレッグスて言うんだ」「エイダさん、貴女は一人でここに?」「ん?ん~…まぁそうかな」エイダさんの目が一瞬輝いた気がした。「で、スティムパックある?キャップの袋落としちゃったからお礼は誰か気に入らないやつぶっ飛ばしてあげるよ」「いやいいよ。スティムパックどうぞ」あまり関わり合いにならない方が良さそうに感じる。しかしこのエイダさんどことなくカリーナに似ている気がする。「ありがと。あなたたちこれからどこ行くの?」「ここから北西にある釣り小屋を目指してます」「へえ~…………うん、一緒について行っていいかな?」また間があった。そして目が一瞬光った。怪しい人だが俺たちに敵意はなさそうなので一緒に釣り小屋を目指す。「ん…ホワイトレッグスっぽいのが…4人いるね。あそこの岩陰とあっちの崖の上に」「ええ、いますね」この人もPIP-BOYのようなものを持っているのだろうか。「あ!エイダさん!!」エイダさんは何も持たずに岩に向かって突進する。ホワイトレッグスが二人岩の後ろから飛び出した。ガントレットを装着している。「ヒイイイヤアアアアアアアッ!!」「フオオオオオオオオオオオッ!!」巨大昆虫の爪のようなガントレットがエイダさんを襲う。だが彼女はそれを避けずに受け止めた。ガントレットを素手で掴んでいる。「ヒヒヒヒッ!バカメ!!触れたな?カサドレスの猛毒が塗ってあるんだぞ!!」「激しい痛みでのたうち回って死ぬがよいわ!!」「へぇ~毒ねぇ…私に毒なんか効かないって」エイダさんはガントレットの刃を握りつぶした。まるで卵の殻を割るように軽々と。「ホワイトレッグスなんでしょ?決めたお前たち皆殺しにするよ」エイダさんはそう言うと右のホワイトレッグスの男を殴りつけた。男の体はその瞬間真っ逆さまになり頭部を地面に打ち付ける。肉片が飛び散り体がゴムボールのように跳ねた。「は?」左のホワイトレッグスの女は何が起きたか理解できていない。「死ね」エイダさんが体をひねる。女は錐揉みを描きながら弾き飛ばされ岩壁に叩きつけられる。エイダさんが左足を下ろした。目にも止まらない回し蹴りが炸裂したのだ。岩壁に叩きつけられた女は首両手両足をあらぬ方向に曲げて倒れそのまま沈黙した。「バケモノめ!!」「ここで死ね!!」崖の上からマシンガンを撃つホワイトレッグス。エイダさんは両手でガードしている。「…こんなもの効かないし。生体部に傷すらつかないし」エイダさんは転がっている石を拾って投げる。ホワイトレッグスは小さな悲鳴を上げて落ちてくる。顔が陥没している。もう一人は胸に石が突き刺さったまま落ちてきた。エイダさんはやっぱりおかしい人間離れしすぎている。「さ、行こ」「エイダさん貴女は一体者なんです?」「ヒューマノイド。今はもう脳だけが生身かなあとは全部機械」続く
Aug 6, 2015
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運び屋ヴァン:スリーワン大佐と副大統領の事は完全に忘れている。FalloutNewvegas106話「ハッピートレイルエクスペディション」北部の洞窟を抜け、山間の道を進んで行く。コヨーテ、ゲッコーを退け、平原に出る。岩と砂ばかりで建物の一つもない。途中東に進路を変え、日が暮れる頃には湖のそばの小さな集落にたどり着いた。露店が4つほど並んでいるだけだ。「よし、今日はここまでにしよう。明日の昼頃にはザイオンに到着できるはずだ」キャラバンのリーダーであるジェドが言った。「3時間交代で火の番をしようか」傭兵の服のステラさんが言った。だが…Vault22のジャンプスーツの男は火の番をせず眠りについた。リーダーであるジェドを除いて俺たちは雇われの護衛のはずだが…「いいか、俺にとって睡眠は欠かせないものなんだ!その代わりデスジョーもスティールブラサーも俺に任せとけ!!11mmマシンガンの的にしてやるぜ!!」そう言って真っ先に寝袋に入ったのだ。ステラさんと俺とレザーアーマーの二人組のペアは肩をすくめて見合わせた。結局俺とステラさん、レザーアーマーの二人組と交代で火を見ることに。それでも一人で番をするよりはましだ。俺はステラさんとニューリノーの話や運び屋の話、などして火の番をした。彼女のレーザーライフルはとても手入れされていた。レーザー兵器を使う理由を聞いてみたら。「メンテナンスは大変だけど反動もほとんどないし弾道計算も必要無いから」だそうだ。キャップが貯まったらプラズマライフルに乗り換えるらしい。それならミュータントやロボットといった硬い連中とも渡り合えるとの事。「エナジー兵器か…俺もひとつだけ持ってるんですよ」ラッキー38に置いてきてるがメロディさん特製のリチャージャーピストルがある。チャージショットを放てる特別仕様でプロテクトロンの装甲くらいなら軽く貫通するという。「実弾銃も悪くないけど結局弾の威力でしょ?大口径の弾丸を放てる銃は重いし弾自体もかさばるし。スーパーミュータントとか44マグナムで頭撃っても距離が遠ければ死なないじゃない前に一度やりあうことがあってさー…結局3人がかりでアサルトライフルの連射で追い返すの精一杯だったね」「あー頭蓋骨って硬いですものね。ましてやスーパーミュータントとなれば相当なものになるはず。パワーアーマー着てるようなものですかね?」「ものすごいパワーね。ある意味パワーアーマー以上かも。前にBOSの一人がスーパーミュータントに襲われているのを目撃したことがあるわ。ものすごい力で装甲を引き剥がしてあっという間にBOSの人間は殺されてしまったわ…パワーアーマーはマグナム弾でもライフル弾でも通さないけど剥がされちゃ終わりね」「そんな恐ろしい連中が世界中に増えようとしたとか聞いたことあります」「どこまで本当かわからないけどVault13から出てきた救世主が仲間と共にスーパーミュータントのボスを倒して計画を阻止したって話があるわね」「もしVault13の救世主がいなければ今頃は…」「それはわからないわよ。エンクレイヴの事もあるしあいつらが対処してたかもしれない。それにスーパーミュータントって生殖器は残っているけど繁殖はできないから。グールみたいに突然なるわけでもないし特殊な処置を施さないとならないって聞いたし」「じゃあもし…スーパーミュータントの特性を持った人間が現れたら…」「人間は負けるかもしれないわね。人間と同等の知性を持ち、人間を超越した体を持ち、あらゆる病気、毒、放射能にも強いなんて止めようが無いわ。核爆弾で全てを焼き払わない限りは無理でしょうね」「核爆弾で全てを…」その時頭の中で大きなロケットが発射されキノコ雲を上げる光景がフラッシュバックした。「…はっ!」「どうしたの?」「大丈夫です…何か…思い出しそうになったのです…」「貴方頭に傷があるものね。そのせいで思い出せないのかな?」「そうです。俺は頭を撃たれて記憶を失ったんです…」「それでも運び屋を続けて復讐をやり遂げて難しい仕事もこなしていってるってのがすごいわね。そうするしかなかったのかもしれないけど私にはとても真似できないわ」「自分でも何故そこまで突き進めるのか分からないです…」「やり遂げる力があるのね、それは周囲にも大きな影響を及ぼすわ。そういった人間が時代を作っていくのよ。タンディ大統領やシーザー、Mr.ハウスに並ぶかもね」「そんな大げさな」「決めたわ、私モハビに帰ったらしばらくあなたと一緒に仕事をしてみる。いいでしょ?」「ええもちろん、歓迎しますよ」―翌日湖を北に迂回して東に進む。代わり映えのしない岩と砂ばかりの景色。途中で渓谷に入っていく。赤茶色の岩盤が目に付く。「よーしもうすぐザイオンだ、見えてきたぞ」キャラバンは順調に進んでいた。しかしザイオンまで後1kmほどというところで落石で道が塞がれていた。「困ったな…ここを通らなければザイオンに行くことはできない。他のルートは知らないんだ」「ジェド、湖の所まで戻って道を聞く?」「今から戻ればまた一日過ぎてしまう。……そうだ、この斜面を降りて下の道にいけばザイオンにたどり着けるはずだ」かなり急でもろい斜面だ。一度降りてしまえば上がるのは無理だろう。帰る時は違うルートを通るしかなさそうだ。大丈夫なのだろうか?「向こうに着けばニュー・カナーン人の知り合いがいる。彼らに聞けば帰りのルートを教えてくれるはずだ。地図は運び屋のPIP-BOYがあることだしな」「ニュー・カナーン人?」聞いたことあるようなないような。「今から数十年前にNCRの人々は北部にニュー・カナーンと呼ばれる集落があることを知った。詳しいことはわからないが、彼らは新人深い人々らしく宣教師たちが送り込まれた。カルト教団なら他にもあるが、ニュー・カナーン人は誠実な商売相手だ。レイダーたちですら恐る優れた戦士でもあるのだ」そのニュー・カナーン人がザイオンにいると。「リージョンがアリゾナに現れたのは知ってるよな?シーザー・リージョンの初代戦士長であるマルパイス司令官はニュー・カナーン人のジョシュア・グラハムだった。彼はリージョンでも恐れられるほど残忍で強い奴だった。ニュー・カナーン人は彼のことを話したがらない、一族の恥だと言ってね。無理もない。だけどそのグラハムもフーバーダムの戦いでついに敗れ去った。ハンロンとオリバーが川の向こうへ蹴っ飛ばしたのさ。シーザーはリージョンをまとめる為に見せしめが必要だった。たとえ最高幹部であろうと失敗は許されないと知らしめるために。シーザーはグラハムの全身に松脂を塗り火を点けグランドキャニオンに突き落とした。その時グラハムは叫び声一つ上げなかったという。間もなくして奴隷や部族の者たちが。グラハムは生きていると噂するようになった。まあ十分予想できたことだが。この噂に動揺したシーザーはグラハムの名を口にすることを禁じたジョシュア・グラハムを歴史から抹殺しようとしたのだ。シーザーの思惑通り、ジョシュア・グラハムの存在は消された。代わりに荒野をさまようバーンドマンの伝説が生まれた。 おそらく部族の怪談話にすぎない。だが、ニュー・カナーン人が長いこと沈黙を守ってきたのは確かだ。ただの偶然かもしれないし、マルパイス司令官は死んだのかもしれない。 いや、ひょっとすると、ジョシュア・グラハムは谷から這い出し、ついに故郷へと戻ったのかもしれない」「バーンドマン?…その名前は聞いたことがる。確かフォートでリージョンの者たちが噂をしていたな…」バーンドマンはニュー・カナーン人のジョシュア・グラハム。どんな人物なのだろうか。ともあれ俺たちは下の道に降りることになった。「ジェド、本当に大丈夫なの?」「大丈夫だといってるじゃないかステラ。ニュー・カナーン人なら周辺の地理に明るいし、PIP-BOYだってある。心配しすぎだ」バラモンを含め全員が無事下に降りることができた。後は集落を目指すだけだ。「気をつけろよ。この辺はゲッコーが多いんだ」ジェドがそう言ったと同時に前を歩いていたレザーアーマーの二人組が倒れた。銃声だ。「何だ!?なんだなんだ!?」Vault22スーツの男が周囲を見渡している。「皆!しゃがめ!!」ジェドが叫ぶ。目の前でバラモンが撃たれ倒れていった。「ちっ…どこだ…」「うああああああああああっあああああああああああああああっ」Vault22スーツの男は半狂乱になりながらマシンガンを乱射している。「おい!危ないぞ!!」「ああああ…こんなの聞いてねえぞ…!!」Vaultスーツ男の左頭部が吹き飛んだ。鮮血が地面を濡らす。「あそこよ!ライフルを持ってる!!4人はいる」ステラさんが叫ぶ。俺はPIP-BOYで生体反応を確認する。確かに4人いる。「なんてことだ…あいつらはホワイトレッグスだ!この周辺にいる部族で略奪を繰り返しているんだ」ホワイトレッグスというのか。一瞬見えた敵の姿は軽装で体や顔にペイントをしていた。ライフルの弾が岩を砕いていく。「このままじゃやられる…」「どうすればいい?」「俺が…やります」VATSを発動させれば一人はやれるはずだ。疲労で動けなく前に岩陰に入れば…PIP-BOYのスイッチを押しVATSを発動させる。俺の目には時間がゆっくりと流れているように見える。岩陰から飛び出して崖の中腹にいるホワイトレッグスの一人に10mmピストルを撃ち込む。弾丸は3発とも胸に命中。転がり落ちてくる。「…はぁはぁはぁ」なんとか岩陰に入ることができた。疲労回復し次第VATSで再び攻撃を仕掛ける。「危ないヴァン!」ステラさんが立ち上がってレーザーライフルを撃つ。ホワイトレッグスの一人が俺の上から攻撃を仕掛けようとしていた。「あああっ!!」ホワイトレッグスの胸にレーザーが命中、焼け焦げた穴を開けながら落ちてくる。「向こうは高所からで囲むように攻撃を仕掛けてきてる。不利ね…」「このまま岩陰に隠れていても奴らに回り込まれる」「目の前にある大きな岩まで走るんだ!ぐあっ…」ジェドが喉を撃たれた。仰向けに倒れる。「ジェドー!!」「ステラさんダメだ!!」俺はVATSを発動させる。ゆっくりと時間が流れる。間に合え、敵が撃つよりも早く俺が仕留めればステラさんは助かる。「うおおおおおおっ!!」6連射で崖の上にいるホワイトレッグスを仕留める。だが、横にいるステラさんは口から血を吐いて倒れた。「ステラさん!!」後ろから弾丸が降り注がれる。振り向くと二人の新たなホワイトレッグスがマシンガンを持って崖の上に現れていた。続く
Aug 1, 2015
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