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2024年の2月
に、神戸の 元町映画館
がやっていた 「カール・テオドア・ドライヤー セレクション 2」
で見た 2本目
は 「吸血鬼」
でした。
サイレント
だと思っていたら登場人物がセリフをしゃべったので驚きましたが、ホラーというよりも、民俗学というか、
「遠野物語」のお話
という印象でした。、
田舎の村の 吸血鬼
の実態と退治の仕方が語り出されて(いや、字幕というかページの映像だったかもしれませんが)、それが コートンピエール
とかというフランスの村の話だ、という昔話がナレーションされて、その本を読んでいるのが旅の青年 アラン・グレイ
でした。
湖だか河だかの畔に、 大きな草刈り鎌をかついだ男が立っていた
り、血が足りない、だから、まあ貧血の少女が寝ていて、壁に、またもやというか、やっぱりというか、
大きな鎌の影が映ったり
だれが悪者なのかよくわからないまま、 吸血鬼
の手先だったらしいお医者さんが、まず、粉にまみれて死んで、 吸血鬼
だったらしい オバサン(?)
に杭かなんかが情け容赦なく打ち込まれて、まあ、結構、無惨に退治されて 少女は青年
と結ばれるというお話でした。
シーン、シーンで、たとえば、上に貼った狙われているらしい 少女の姿
が映し出されるシーンでも、何が起こっているのかよくわからないのですね。
というわけで
ふーん?!?!
分かる、わからないではなくて、
ああ、そうですか!?
という感じでしたが、まあ、他の ドライヤー作品 ほどポカーンではなかったですね(笑)。要するに、説話のように語られていくお話の筋そのものはわかったというにすぎません。やっぱり、
で、それで?
が残るのでした(笑)。
まあ、ボクの理解力では、こんなものでしょうね(笑)。
監督 カール・テオドア・ドライヤー
原作 シェリダン・ル・ファヌー
脚本 カール・テオドア・ドライヤー クリステン・ユル
撮影 ルドルフ・マテ
美術 ヘルマン・ワルム
音楽 ウォルフガング・ツェラー
キャスト
ジュリアン・ウェスト(アラン・グレイ青年)
レナ・マンデル(ジゼル娘)
ジビレ・シュミッツ(レオーネ)
ジャン・ヒエロニムコ(村医師)
ヘンリエット・ジェラルド(マルグリット・ショパン)
ジェーン・モーラ(看護師)
モーリス・シュッツ(メイナーの村長)
アルバート・ブラス(執事頭)
N・ババニニ(執事頭夫人)
1932年・74分・フランス・ドイツ合作
原題「Vampyr」
2024・02・28・no032・元町映画館no227
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