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2023.03.11
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カテゴリ: アート
このところ、多和田葉子の作品を集中的に読んでいるのだが・・・
デジタル朝日で『(文化の扉)多和田文学、ふわり越境』という記事を見て、この際、多和田さんのアンソロジーを編んでみました。

・太陽諸島(2022年)
・多和田葉子の〈演劇〉を読む(2021年)
・星に仄めかされて(2020年)
・(文化の扉)多和田文学、ふわり越境(2019年)
・文学界(2019年1月号)(2019年)
・歓待する文学(2018年刊)
・地球にちりばめられて(2018年刊)

・献灯使(2014年刊)
・雪の練習生(2011年刊)
・尼僧とキューピッドの弓(2010年)
・ソウル-ベルリン玉突き書簡(2008年刊)
・溶ける街透ける路(2007年刊)
・エクソフォニー(2006年刊)
・容疑者の夜行列車(2002年刊)
・球形時間(2002年刊)



R12:「太陽諸島」を追加
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『太陽諸島』1 :第1章 Hirukoは語る
『星に仄めかされて』3
『星に仄めかされて』2 :「だるまさんが転んだ」という遊び
『星に仄めかされて』1 :「パンスカ」が出てくるあたり

『文学界(2019年1月号)』2 :古市憲寿とメディアアーチスト・落合陽一との対談
『文学界(2019年1月号)』1 :台湾人作家・温又柔との対談

『地球にちりばめられて』4 :「第10章 クヌートは語る3」
『地球にちりばめられて』3
『地球にちりばめられて』2 :第6章 Hirukoは語る2
『地球にちりばめられて』1 :独自の言語“パンスカ”

『歓待する文学』4 :小野正嗣さんのフランス体験
『歓待する文学』3 :J・M・クッチェーの『マイケル・K』
『歓待する文学』2 :村上春樹の自伝的エッセイ
『歓待する文学』1 :雪の練習生

『献灯使』4 :言語の輸出入
『献灯使』3 :日本の鎖国
『献灯使』2 :「ナウマン象」
『献灯使』1 :『献灯使』の語り口

『雪の練習生』
『尼僧とキューピッドの弓』1

『ソウル-ベルリン玉突き書簡』4 :ヨーロッパの景観
『ソウル-ベルリン玉突き書簡』3 :旅の楽しみ
『ソウル-ベルリン玉突き書簡』2 :中国人ディアスポラ
『ソウル-ベルリン玉突き書簡』1 :漢字や東アジア人の名前

『溶ける街透ける路』3 :リガ
『溶ける街透ける路』2 :デュッセルドルフ
『溶ける街透ける路』1 :パリ

『エクソフォニー』4 :ハンブルグ
『エクソフォニー』3 :森鴎外とドイツ語
『エクソフォニー』2 :マルセイユ
『エクソフォニー』1 :北京

『容疑者の夜行列車』2 :北京へ
『容疑者の夜行列車』1 :グラーツへ

『球形時間』1 :冒頭の語り口

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【太陽諸島】

多和田葉子著、講談社、2022年刊

<出版社>より
世界文学の旗手が紡ぐ、初の連作長篇三部作、完結!
響きあう言葉とともに地球を旅する仲間たちの行方はーー。国境を越えて人と人をつなぐ、新しい時代の神話
言葉で結びついた仲間たちの、時空を超えた出会いと冒険を描く、多和田葉子の新たな代表作。
『地球にちりばめられて』『星に仄めかされて』に続くサーガ、ついに完結!

<読む前の大使寸評>
サーガ三部作の完結編とのことで、期待が大きいのです。
バルト海沿岸の港町が舞台とのことで・・・ウクライナあるいはロシアのスパイは出てくるか?(それはないか)

<図書館予約:(11/21予約、副本5、予約17)>

rakuten 太陽諸島

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【多和田葉子の〈演劇〉を読む】


多和田葉子著、谷川道子(編集)、論創社、2021年刊

<amazon>より
〈演劇人間(ホモテアトラーリス)〉としての多和田葉子に本格的に光をあてる初の試み。劇評、演出ノート、作品論、ドキュメント、初邦訳戯曲2本他で多和田の演劇ワールドを探り、パノラマ・可視化する。多和田書き下ろしエッセイ「多声社会としての舞台」も収録。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(8/31予約、副本1、予約2)>

amazon 多和田葉子の〈演劇〉を読む


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【星に仄めかされて】


多和田葉子著、講談社、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
世界文学の旗手が紡ぎだす国境を越えた物語の新展開!失われた国の言葉を探して地球を旅する仲間が出会ったものはー?

<読む前の大使寸評>
多和田葉子さんと言えば・・・
ドイツに在住の作家で、なんといっても「パンスカ」という言葉を造語した言語感覚が素晴らしいのです。つまり汎スカンディナビア語を「パンスカ」としたのです♪

<図書館予約:(1/05予約、副本5、予約20)>

rakuten 星に仄めかされて


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<(文化の扉)多和田文学、ふわり越境>
デジタル朝日が「日独2言語で/言葉遊びとユーモアと」と説いているので、紹介します。
この記事を紙媒体でスクラップしたのだが、電子媒体でも保存するところが、いかにも老人であるなあ。
(この記事を6/24デジタル朝日から転記しました)


ドイツ在住の作家、多和田葉子が世界的に注目を集めている。日本、ドイツ、米国で権威ある文学賞を受けてきた。作風は前衛的で国境や言語にとらわれないコスモポリタン。と同時に、日本語の魅力を追究した日本文学である。

 多和田葉子は大学卒業後、22歳でハンブルクに移住した。現在はベルリンに暮らす。日本語とドイツ語の両方で、小説や詩を発表してきた。日本では芥川賞、谷崎潤一郎賞、野間文芸賞といった純文学の大きな賞を次々に受賞。ドイツではクライスト賞を受け、独特の文体が評価された。いま、世界で活躍する日本人作家のひとりだ。

 昨秋には英語版の「献灯使」が米国の権威ある文学賞、全米図書賞の翻訳文学部門を受賞した。大災厄の後に鎖国を選んだ近未来の「日本」が舞台。訳者の満谷マーガレットさんは、「受賞作は震災後の汚染された日本を描く。決して日本だけの問題ではない。全米図書賞という重要な賞を受けたことでこの作品が世界で広く読まれ、受け止められる、その意義は大きいと思う」と話す。

 100歳を超えても頑丈な老人たちが社会を支え、子どもは弱くて歩けない。「彼女のファンタジーは現実に根ざしているから力がある」と満谷さん。深刻な物語だが、ユーモアに包まれ、読後感は朗らか。理由の一つに多和田作品の特徴である言葉遊びがある。「献灯使」では「みどりの日」があるなら「赤の日」も、と休日が際限なく増えていく。すたれてきた性交を奨励する「枕の日」、「インターネットがなくなった日を祝うのは「御婦裸淫の日」だ。


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<『文学界(2019年1月号)』1>
図書館の放出本のラックで『文学界(2019年1月号)』という雑誌を、手にしたのです。
表紙に出ている特集に多和田葉子の名前が載ているのがゲットする決め手となりました。

【文学界(2019年1月号)】


雑誌、文芸春秋、2019年刊

<商品の説明>より
▼2019年を占うビッグ対談
落合陽一×古市憲寿 「平成」が終わり、「魔法元年」が始まる
多和田葉子×温又柔 「移民」は日本語文学をどう変えるか?

<読む前の大使寸評>
表紙に出ている特集に多和田葉子の名前が載ているのがゲットする決め手となりました。
amazon 文学界(2019年1月号)

『文学界(2019年1月号)』1 :台湾人作家・温又柔との対談


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<『歓待する文学』>
図書館で『歓待する文学』という本を手にしたのです。
小野正嗣が選りすぐりの作品について十三回の放送で紹介する構成であるが、取りあげた作品が、ええでぇ♪


【歓待する文学】


小野正嗣著、NHK出版、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
文学は私たちの心にどう入り込み、個人の生活や社会に影響を与えるのか。芥川賞作家である著者が欧米、アフリカ、中東、アジアの選りすぐりの作品を紹介。書き手がどのような土地に根ざし、どういう言語で作品を生み出したのか、それが読み手にどう作用するのかを探る。

<読む前の大使寸評>
小野正嗣が選りすぐりの作品について十三回の放送で紹介する構成であるが、取りあげた作品が、ええでぇ♪

歓待する文学


この本でJ・M・クッチェーが語られているので、 『多和田葉子アンソロジー』R5 を参照ください。

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【地球にちりばめられて】


多和田葉子著、講談社、2018年刊

<「BOOK」データベース>より
留学中に故郷の島国が消滅してしまった女性Hirukoは、ヨーロッパ大陸で生き抜くため、独自の言語“パンスカ”をつくり出した。Hirukoはテレビ番組に出演したことがきっかけで、言語学を研究する青年クヌートと出会う。彼女はクヌートと共に、この世界のどこかにいるはずの、自分と同じ母語を話す者を捜す旅に出る―。言語を手がかりに人と出会い、言葉のきらめきを発見していく彼女たちの越境譚。

<読む前の大使寸評>
言語学的なSFは、モロに太子のツボであるが・・・
ヨーロッパ大陸で生き抜くため、独自の言語“パンスカ”をつくり出したHirukoという元ニッポン人が、興味深いのです。

<図書館予約:(2/18予約、8/28受取)>

rakuten 地球にちりばめられて


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【献灯使】


多和田葉子著、講談社、2014年刊

<「BOOK」データベース>より
鎖国を続ける「日本」では老人は百歳を過ぎても健康で、子供たちは学校まで歩く体力もないー子供たちに託された“希望の灯”とは?未曾有の“超現実”近未来小説集。

<読む前の大使寸評>
追って記入

<図書館予約:(12/09予約、副本4、予約94)>

rakuten 献灯使


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<『雪の練習生』>
図書館に予約していた『雪の練習生』という本を、待つこと1週間ほどでゲットしたのです。
ホッキョクグマ三代の物語とのことで、興味深いのでおます。


【雪の練習生】


多和田葉子著、新潮社、2011年刊

<「BOOK」データベース>より
サーカスの花形から作家に転身し、自伝を書く「わたし」。その娘で、女曲芸師と伝説の「死の接吻」を演じた「トスカ」。さらに、ベルリン動物園で飼育係の愛情に育まれ、世界的アイドルとなった孫息子の「クヌート」。人と動物との境を自在に行き来しつつ語られる、美しい逞しいホッキョクグマ三代の物語。

<読む前の大使寸評>
ホッキョクグマ三代の物語とのことで、興味深いのでおます。

<図書館予約:(8/01予約、8/08受取)>

rakuten 雪の練習生

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【球形時間】

多和田葉子著、新潮社、2002年刊

<「BOOK」データベース>より
鋭くも愚かしくも聞こえる問いをつねに発している高校生サヤは、ある日の放課後、喫茶店で謎のイギリス女性と出会ってひきつけられる。クラスメートのカツオは、フィリピン人の混血少年と性関係をもちつつも、太陽を崇拝する青年への興味を抑えられない。あっちへこっちへと転がりながら、はからずも核心へと向かってゆく少女と少年の日常を描く、愉快かつ挑戦的な最新長篇。

<読む前の大使寸評>
おお 多和田葉子の初期の小説ではないか・・・ということで、チョイスしたのです。

rakuten 球形時間


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以降については、 『多和田葉子アンソロジー』R5 による。





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Last updated  2023.03.11 00:17:15
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