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今日は科学の案内です。 池内了(さとる)
という天文学者をご存知でしょうか?阪神大震災が起こって以来、これから50年先の世の中はどうなるだろうと考えるようになった。地下資源に依存した近代の科学・技術文明の脆弱さと負の遺産を未来世代に押し付ける無責任さを痛感するようになったからだ。 これは、ときどき見かけますが、死んだあとのことなど知らないとふんぞり返った傍観者の老人の態度ではありませんね。
無論50年先に私という人間は存在しない。しかし今なにがしかのことを言い残しておかなければならないと追い立てられるような気持ちとなった。
50年先には、資源枯渇が露わになり、資源確保のための世界戦争が起こるかもしれない。悪化した環境からの復讐で、飢餓・疫病・気候変動などによる人類の大量死を迎える可能性もある。
それらの事態を想像すれば、現在から手を打っておかねばならない。「わが亡き後に洪水よ来れ」ではあんまり無責任すぎるではないか。少なくとも、浪費に明け暮れ、負の遺産だけを残している世代においても、未来を想像して警告を発する人間がいた、それがせめてもの償いになるのではないか、と大げさに考えたのだ。
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