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(写真はチラシから転載)
二本立ての パルシネマ
の二本目、 カルロス・ロペス・エストラーダ監督
の 「ブラインドスポッティング」
という映画でした。
予備知識ゼロ。休憩時間にパルシネマの「オニーさん」から、先週から放映中の連続テレビドラマ 「心の傷を癒すということ」
のロケがあったたことが報告されて、ちょっと嬉しかった。なんでやねん!
さて、映画は仮釈放保護観察中の「真面目な」 黒人青年コリン
と、その幼なじみで、一緒に仕事をしているのだが、かなり「おバカな」親友のヒスパニック系の 青年マイルズ
の間で起こる悶着が引き起こす、すれ違いがお話のメイン。
場所は カリフォルニア州オークランド
。この町の、多分、独特なニュアンスが大事な要素なんだろうけれど、それは、よくわからない。
何事もなければ、あと数日で自由の身になれる コリン
なのだけれど、問題児 マイルズ
やその周辺には、悶着の火種が次々発生する。
「あと何日」とか「あと何時間」というのはサスペンスの常道だし、「黒人」と「ヒスパニック」という肌の色の違いや、文化の違から生じる
「ブラインドスポット」
まあ、 「盲点」
をテーマにするのもありがちですね。
それを、わざわざ「クラインの壺」まで持ち出して云々するのは、何だか素人っぽいですね。そう思って見ていましたが、なぜだか、少しだけ感じが違うと思いました。
見終わってみると、ぼくは結構満足していました。どうしてでしょう。
それは、多分、ラストシーンを見たからですね。ラストシーンでは、 コリン
は折角手に入れた「自由」を、もう一度自分の手で投げ出すような振る舞いに出ます。そこで彼は、 「ブラインドスポット」
を越えた真実をぶちまけるのです。その時の彼の「叫び」が、今まで見たどの映画とも違ったのです。
帰宅して、この映画の公式ホームページを見ました。そこにはこう書いてありました。
ヒスパニック系白人のスポークン・ワード・アーティスト、教育者、舞台脚本家である ラファエル・カザル 。ブロードウェイミュージカル「ハミルトン」で脚光を浴びた黒人ラッパー兼俳優の ダヴィード・ディグス 。この 2 人はベイエリアの高校で出会い友達と共にフリースタイル・ラップをしながら育った。 監督 の エストラーダさん も初長編。
監督 カルロス・ロペス・エストラーダ Carlos Lopez Estrada
製作 キース・コルダー ジェス・コルダー ラファエル・カザル ダビード・ディグス
脚本 ラファエル・カザル ダビード・ディグス
撮影 ロビー・バウムガルトナー
美術 トーマス・ S
・ハモック
衣装 エミリー・バトソン
編集 ガブリエル・フレミング
音楽 マイケル・イェツェルスキー
音楽監修 ジョナサン・マクヒュー
キャスト
ダビード・ディグス (コリン)
ラファエル・カザル(マイルズ)
2018
年 95
分 アメリカ
原題「 Blindspotting」
2020
・ 01
・ 22
パルシネマno19
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