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A is for AMY who fell down the atairs で隣のページがこれです。
「Aはエイミー かいだんおちた」 です。
Z is for Zillah who drank too much gin 絵は こうなっています。
「Zはジラー ジンをふかざけ」 要するに A から Z まで、一行づつ 「詩」 のような文句があって、その 「ことば」 の場面が版画の挿絵になっています。いわゆる 「ABCえほん」 です。ちがうのは、 26人 、すべて、登場人物は 子供 で、例外なく 「不幸」 になるというところです。裏表紙はこうです。
ゴーリーの世界 では、たとえ人々が居間で和やかににお茶を飲んでいても、あるいは春の花畑をそぞろ歩いていても、暴力と悲惨の影が常にすぐそこに見えている(もっとも、なぜか 猫だけ はたいてい明るい顔をしているし、さほどひどい目にもあわない。僕も ゴーリー の作品は何十と読んだが、 猫 については、一度だけ首を斬られるのが記憶に残っている程度)。
とはいえ、これが本当に不思議なのだけれど、そこにはいつも、ひどく場違いなことに、滑稽さ、ユーモアがみなぎっている。
さすが、 柴田元幸さん
ですね。うまいことおっしゃいます。そうなのです。じっと見入っていると、みょうに 「可笑しい」
んです。イヤだからと言って、 「チビラくん」たち
に 「な、可笑しいやろ!?」
といって手渡すのも、少し気が引けるわけで、どうしたらいいんでしょうね。
初めて手にした エドワード・ゴーリー
なのですが、ちょっとほっておけないことになりそうです。
追記2022・06・19
「ジージの絵本」
「案内」
記事を書こうと思ってこの絵本を取り出して、いろいろ考えこんで、過去の記事を調べたりしていて、すでに 「案内」
を書いて投稿していることに気づきました。
ちょっと 「ヤバイ!」
と自分で思いました。これから、こういうことが増えるのでしょうか?
週刊 読書案内 ロバート・ウェストール… 2023.12.17
週刊 読書案内 工藤直子「工藤直子全詩… 2023.08.04
週刊 読書案内 伊藤比呂美訳・下田昌克… 2023.07.23