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2023.11.01
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​​ NTLive C・P・テイラー「善き人」シネ・リーブル神戸
​​​ ここの所、毎月、出かけている ナショナルシアター・ライブ です、今日は C・P・テイラー という人の戯曲、 「善き人」 です。​​​
​​​​​​​​​​  セシル・フィリップ・テイラー 1981年 42歳 で亡くなった、 イギリス ユダヤ系劇作家 の遺作のようです。 アウシュヴィッツ以後の世界 、所謂、 戦後演劇の世界 では、今や古典的戯曲といっていい作品だと思います。映画にもなっています。 原題 「GOOD」 ですから 「善い・・・」 ですね。「GOD」ではないのですが、なんか、ちょっと引っ掛かります。​​​​​​​​​​
​​​​​​​​ で、舞台に登場するのは 3人の俳優だけ でした。 デヴィッド・テナント という男優が主役の ハルダー教授だけ を演じますが、 エリオット・リーヴィー、シャロン・スモール というお二人は、 リーヴィー が主人公が出会う すべての男性(ユダヤ人モーリス・アイヒマン・ナチスの将校・他) を、 スモール が、同じく すべての女性(母・妻・愛人・他) を演じていました。舞台は壁で囲まれた空間で、壁際がベンチ、あるいはベッドになっています。​​​​​​​​
 場面の転換は、照明に浮かび上がる人物の姿とセリフによるものだけで、映像も書割も使われていません。音響はクラシックの楽曲が、時折、背景的効果音として聞こえてきますが、ラストシーンでは収容所のユダヤ人たちの合唱が舞台全体を包み込むように演出されていました。
​​​​​​​​​​ 生真面目な文学研究者である ハルダー教授 が、 「安楽死」に関する論文 によって、 ヒトラー に見いだされ、 ナチス の批判的協力者から、 ホロコースト の推進者へと変貌していく経緯と、老いた と長年連れ添った、しかし、わがままな を捨て、若き 愛人 との暮らしを選び取っていきながら、 水晶の夜=クリスタルナハト を目前にして不安に苛まれるユダヤ人の 友人モーリス を見捨てていく姿を重ねて演じていく舞台です。​​​​​​​​​​
​​​​​​ 同じ舞台に居続けている主人公 ハルダー教授 「ことば」 「すがた」 「善き人」 であり続けようととすることの 欺瞞 を浮き彫りにしていく、 デヴィッド・テナントの静かな演技 には目を瞠りました。​​​​​​
「われわれの想像力はアウシュヴィッツを経験した。われわれはその地点から後戻りしてイノセントになるわけにはゆかぬ。」
​  ​​​​​今年、 2023年 に亡くなった、作家 大江健三郎 の若き日の発言ですが、彼がこの発言をしたのは 1972年 でした。 C・P・テイラー がこの戯曲を書いたのが 1981年 だそうです。​​​​​
​​​ 今、目の前の社会には 「イノセント」 というようなことばでは、とても言い表せそうもない 「無知蒙昧・夜郎自大」 「善き人」たち があふれていると感じるのは、老人の勘違いでしょうか。​​​
​​ ヨーロッパの映画や演劇が繰り返し アウシュビッツ をテーマにするのは、必ずしもユダヤ資本による自己正当化の結果ではないでしょう。しかし、一方に ガザ の現実もある訳で・・・・。​​
 見終えて、納得した舞台でしたが、何となく不安が湧き上がってくる帰り道でした。世の中、どうなるのでしょうね。
​​​​​ まあ、何はともあれ、主演の ​デヴィッド・テナント​ は勿論ですが、 ​エリオット・リーヴィー、シャロン・スモール​ 、さすがのお芝居でした。 拍手!
 シンプルな舞台構成で、役者の内面の表現をクローズアップした ​演出家ドミニク・クック​ にも 拍手! でした(笑)。​​​​​

作 C・P・テイラー
演出 ドミニク・クック
出演
デヴィッド・テナント
エリオット・リーヴィー
シャロン・スモール
2023年・136分・G・イギリス
原題National Theatre Live「Good」
2023・10・29・no133・シネ・リーブル神戸no209


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最終更新日  2023.11.01 13:23:36
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