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エライ! でしょ(笑)。
Ⅰ 発端 モーロ誘拐 チラシによれば、上のような小題が付いていますが、実際は数字が示されるだけの章立てで転換していく進行で、全部で 6章 、それぞれを独立した短編(?)として見ることも出来る仕立てでした。
Ⅱ 混乱 苦悩するコッシーガ
Ⅲ 交渉 パウロ6世の手紙
Ⅳ 対立 赤い旅団
Ⅴ 家族 エレオノーラの憔悴
Ⅵ 告解 55日目
見終えたことに拍手! でしたね(笑)。
歴史的事実に対して「イフ」を持ち込んだところ じゃないかなと思いました。
「ああ、そういうことがあったなあ・・・」 とか、何とか、 まあ、そういう、あやふやな記憶で見ていたのですが、 第1章 の終わりまで見終えたあたりて、
「エッ?そうだったっけ???」 の展開なのですね。 第6章 まで見終えてみると、
「そうだよな!」 という事実に基づく結論で収まって、ようやく納得したのですが、
「もしも、内務大臣、あるいは政治家たちがこう判断していたら、教皇がこうしていたら、犯罪者グループがこうだったら。」
あの時代のイタリア、(あるいは、世界をかも) を描こうとしているんじゃないか、まあ、くたびれながらも、そういう納得でした。チラシの中の見開きの写真の雰囲気が、いかにもこの映画の狙いを感じさせますね。

新たな歴史評価、あるいは、再評価を描こうとしている のかもしれない 監督マルコ・ベロッキオ に 拍手! ですね。

「ああ、イタリアや!」 という Ⅲ章 の 教皇 のシーンと、 Ⅵ章 の拉致されている モーロの告解 のシーンが印象に残りました。政治的誘拐の相手に 「告解」の機会を与える極左グループ って? という驚きと 告解の内容 ですね。まあ、映画的創作なのでしょうが。
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