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予告編を見て
「これは泣けるやつやな(笑)」 とか思いながら見に行きました。会場は、いつも以上に 老人カップル大会 で、
「ウーン、みなさん仲がええんやなあ?!」 でした。
泣けました(笑)。 少し年かさの アウグスト という 夫 が アルツハイマー で、舞台女優の 妻パウリナ の献身的な介護の生活をドキュメントした美しい映画でした。二人が 「いつも心にあなたがいる」 という姿を生活の中のシーンとして撮ったと チラシ も謳っています。それはそれで、文句をいう気はありません。ボクだって、そろそろ他人ごとではありませんし。まあ、そんな気分で眺めていました。
あっ!あの頃の、チリの映画なんや! 1970年代 の
あの時の、チリ! といえば、 キューバの再来 を恐れた アメリカ から徹底的にパージされた アジェンデ大統領 が、 ピノチェトによるクーデター で殺された チリ です。確か、 1973年の9・11 だったと思いますが、 アメリカ の暗躍がうわされて、暴力がまかり通った 戒厳令下のチリ です。
「おー!」 でしたね。
「あの本が盗まれる!」 という、あきらかに朦朧とした意識での 彼の叫び は、軍事政権の真相を取材し、記録した 彼自身の心の底 、 意識の最も深い所 にある、人生をかけた
自由の希求! の思いを感じさせて、やっぱり 泣けました ね。
あなたはよく闘った! だったんじゃないでしょうか。
そして、今も、よく生きているよ!
最後まで一緒に生きよう!
20世紀の終わりころから、高度経済成長の平和ボケで、歴史に関心を失いつつある所からは見えていませんが、世界のいたるところで国家的な暴力が大手を振って民衆を弾圧していたし、今も、し続けているんですよね。
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