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高知県南端の足摺岬は「アシュ・ソ・リ」で「風が吹きつける裸岩の山」だと解釈した本もある。同岬は、もとは「サタ岬」といい、「サタ」は「蹉跎」という難しい漢字を宛てていた。これを、いつのまにか「あしずり」と訓読みするようになり、のちに文字を「足摺」に替えた喪である。したがって、アイヌ語とは何の関係もない。 できれば、一度訪ねてみたい場所の一つが 足摺岬 なのですが、 アイヌ語地名 として解説されているなんてことは、もちろん、知りませんでしたが、この 筒井さんの否定の仕方 がいいんですね。
卑見では、北海道以外にある地名がアイヌ語によって付けられたとするためには、以下の四つの条件を満たしていなければならない。 おそらくですが、 筒井さん が地図を睨みながら、それではと腰をあげになるのは、多分、 ④の実地検分 でしょうね。
① 北海道と本土のそれぞれに同じか、ほぼ同じ地名が数カ所以上存在すること。
② 日本語では、まず解釈がつかないこと。
③ 逆にアイヌ語だと、かなり容易に意味がつかめること。
④ そうして、これが最も大事な点だが、その地名が付いた場所の地形または地物などの特徴が、先に当てはめてみたアイヌ語の意味に合致すること。
「机上で地名研究はできない」 と、
キッパリ! おっしゃっていらっしゃるように、 ご本人 は現場で、自分の眼で、なのですが、こちとらは炬燵にもぐりこんでですからね(笑)。
追記
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