PR
カレンダー
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ
テレンス・マリックの「バッドランズ」見た? とか、なんとか、声をかけてくれて、
テレンス・マリックって??? となりながらも、数年前に 「名もなき生涯」 とかいう、スイスだかの農民の話見たな、あの人か?と思いだして、見に来た シネマ神戸 でした。
「スゴイ! なあ。」 ですが、見終えての正直な実感は
「ああ、疲れた・・・」 でしたね(笑)。
「底が抜けてしまっている」 そういう 「存在」 を注釈なしでスクリーンに登場させていて、だから、その時代に20歳前後だったぼくは、もう忘れていた、もちろん、ボクは人を殺したりも、中学生の女の子を連れ歩いたりもしたことはありませんが、思い出すのも疲れる、あの頃の自分のありさまを見せられたような気分にわけで、そこがこの映画の迫力でしたね。
「ぼくはキットだった!」 と思われる人が他にもいらっしゃるんじゃないかと思わせたところにこの映画の凄さがあると思いました。
「あの頃、この映画を見なくてよかった!」 が、浮かんできて、しようがないので、Uターンして、もう一度、新開地まで歩き直しました。水筒一つのために歩き直せたのが、自分が70歳になったことというか、 「生活」 によって 「底」 ができたことというかの確認作業のような気がしましたね。
「力」 のようなものが、この映画にはあることが驚きでした。
まあ、余談ですが、 キット
を演じている マーティン・シーン
という人は、ボクでも知っている チャーリー・シーン
とか、数年前に見た 「図書館の奇跡」
の監督 エミリオ・エスベテス
とかの お父さん
なんですね。子供たちは無事育ったようで、よかったですね(笑)。
ロウ・イエ「未完成の映画」シネマ神戸no27 2025.05.23 コメント(1)
ヴィム・ヴェンダース「ハメット」シネマ… 2025.04.29 コメント(1)
フランシス・フォード・コッポラ「アウト… 2025.04.29 コメント(1)