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2025.04.10
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​​ テレンス・マリック「バッドランズ」シネマ神戸 ​​​​  学生時代 からの 友人たち が​
​テレンス・マリックの「バッドランズ」見た? ​​
​ とか、なんとか、声をかけてくれて、​
​​ テレンス・マリックって??? ​​
 ​となりながらも、数年前に 「名もなき生涯」 とかいう、スイスだかの農民の話見たな、あの人か?と思いだして、見に来た シネマ神戸 でした。​​​​
​​​ 見たのは テレンス・マリック監督 「バッドランズ」 という 1973年 の作品でした。​​​
​​​​​​​​  1973年 といえば、ボクは 19歳 だったわけですが、この 映画 主人公 キット(マーティン・シーン) という 青年 は見かけは若いのですが、実は 25歳 で、 ベトナム帰り という設定のようでした。​​​​​​​​
​ でも、今回、ボクには、記憶の中のあの頃の自分と同じくらいの年恰好の青年に見えていて、で、彼についていく ホリー という少女は、まだ中学生くらいという、青年と少女の、帰ってきて読んだ解説のことばを使えば「無軌道」な、連続殺人の旅を、そのまんま映画として撮ったというニュアンスの作品でした。​
​​ 冷静な評価を言えば
​「スゴイ! なあ。」 ​​
ですが、見終えての正直な実感は
​​ 「ああ、疲れた・・・」 ​​
​  でしたね(笑)。​​
 この映画のいい所は、今では常識のように言われる、戦場後遺症、 ​PTSD ​​ を匂わせない所でした。
​​ 何というか、そういう、病名のようなものを聞くだけで分かった気にさせる雰囲気が全くなくて、その時代に、確かにいた、あらゆることの
​「底が抜けてしまっている」 ​​
​  そういう 「存在」 を注釈なしでスクリーンに登場させていて、だから、その時代に20歳前後だったぼくは、もう忘れていた、もちろん、ボクは人を殺したりも、中学生の女の子を連れ歩いたりもしたことはありませんが、思い出すのも疲れる、あの頃の自分のありさまを見せられたような気分にわけで、そこがこの映画の迫力でしたね。​​
 同世代の人たちが、みなさんそうだ、なんてことをボクは言いたいわけではありませんが、70代くらいの方で、
​​​ 「ぼくはキットだった!」 ​​
​ と思われる人が他にもいらっしゃるんじゃないかと思わせたところにこの映画の凄さがあると思いました。
​ で、映画館を出て、新開地から兵庫駅まで歩いて、兵庫の駅前で、さっきまで座っていた座席にいつもの水筒を忘れてきたことに気付いて、 「ああ、どうしようか」 と、逡巡しながら、ふと、
​「あの頃、この映画を見なくてよかった!」 ​​
​​ ​​が、浮かんできて、しようがないので、Uターンして、もう一度、新開地まで歩き直しました。水筒一つのために歩き直せたのが、自分が70歳になったことというか、 「生活」 によって 「底」 ができたことというかの確認作業のような気がしましたね。​​
​​​​​​​​​​​​​​​​​ 日本での公開は初めてということのようで、今の若い人たちがこういう作品を見てどう思うのかなあ?ということに興味を感じる面もありましたが、やはり、戦後の経済成長が作り出した 「平和と繁栄」 の中に、当時の流行言葉でいう 「戦争を知らない子どもたち」 の一人だった青年が 「社会」 「自分」 「空疎」 だと感じる一面があったことを思い出させてくれる
​「力」 ​​
 ​ のようなものが、この映画にはあることが驚きでした。
底の抜けた青年 を演じた マーティン・シーン 監督 テレンス・マリック 拍手! でした。 まあ、余談ですが、 キット を演じている マーティン・シーン という人は、ボクでも知っている チャーリー・シーン とか、数年前に見た 「図書館の奇跡」 ​の監督 エミリオ・エスベテス とかの ​お父さん​ なんですね。子供たちは無事育ったようで、よかったですね(笑)。​​​​​​​​​​​​​​​​​​


監督・製作・脚本 テレンス・マリック
撮影 ブライアン・プロビン ステバン・ラーナー タク・フジモト
美術 ジャック・フィスク
編集 ロバート・エストリン
音楽 ジョージ・アリソン・ティプトン
キャスト
マーティン・シーン(キット 青年)
シシー・スペイセク(ホリー 少女)
ウォーレン・オーツ(ホリーの父)
ラモン・ビエリ(ケイトー)
アラン・ビント
1973年・94分・PG12・アメリカ
原題「Badlands」
2025・03・26・no49・シネマ神戸no18




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最終更新日  2025.04.13 11:11:16
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Re:テレンス・マリック「バッドランズ」シネマ神戸no18(04/10)  
ミリオン さん
こんにちは。
映画は面白いですね。見るのが大好きです。頑張って下さい。 (2025.06.27 16:00:38)

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