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2025.07.10
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​高橋伴明「桐島です」元町映画館​
​​​​​  2024年 桐島聡 という本名を名乗り、その数日後に亡くなった方の
​50年の暮らしを描いた作品​​
​  を見ました。 高橋伴明監督 「桐島です」 です。​​​​​
​ 見終えて、しばらく立ち上がれませんでした。元町映画館の知り合いの おニーさん が入ってきて声をかけてくれました。​ ​​​​​​​
「どうしたんですか、落ち込んでいらっしゃるようですけど。」
「うん、今の映画の人、ボクと同い年で、まあ、早生まれらしいから一年上級生なんだけど、この人がやったこととか、交番の前に顔写真が張られ続けていたこととか、はじめから知ってるんだよね。ボクは浪人したから大学一年だったけど、主人公、多分、大学3年生だったんじゃないかな。あなたたちは知らないだろうけど。ほら、内ゲバの殺し合いとか、交番焼き討ちとか、ハイジャックとか、あのころ。周りに、この人みたいな人、いたんだよね。今はどうしているのか、全く知らないけど。」
「ぼくの親父は、少し年上みたいですけど、東京のW大だったようです。でも、まったくかかわりなかったって言ってました。」
「うん、いつの時代でも、関係ない人には関係ないんだよな。ボクだって、自分自身が関係あったわけじゃないよ。でも、いたんだよね、近くに。その後、50年、何の音信もないけど、そいつが置いていったホントか、レコードとか、なんとなく捨てられないで今もあったりする奴がね。なんか、心のどこかに引っかかっちゃっていて、交番の前に何十年も張り出されている、この映画の主人公の写真見たりすると、あいつ、どうしてるんだろうとか、その友達のこと思い出したりするんだよね。」
「爆弾とかの人ですか?」
「いや、まあ、完全には否定できないけど、だって、そういうきな臭い時代はすぐに終わったからね。でも、この映画、主人公をバカにしていないし、特別視もしていないところがいいんだよね。」
​ まあ、 50年前 というのは、 そういう時代だった ということでしょうか。 「遅れてきた青年」 という言い方がありますが、妙にアナーキーで収拾のつかない生き方を選んじゃったりするんですよね。そんなことをしみじみ考えた映画でした。やっぱり 拍手! ですね(笑)。​​​​​​​
 で、 帰り道 ですけど、映画の中で 主人公 が歌っていた、まあ、若くして死んじゃいましたけど、 河島英五 の歌の一節が浮かんできました。
​​ めだたぬように はしゃがぬように
似合わぬことは無理をせず
人の心を見つめ続ける
時代遅れの男になりたい ​​
​​​​​​ もう一度、しみじみしちゃいましたね。そういえば、映像の向こうに、ずっと響いていた ギター 憂歌団の内田勘太郎 だったし、最後に現れたのは 関根恵子 、いや、今は 高橋恵子 か?
 河島英五 は少し上ですが、 内田 も、 関根 も、 桐島 も​​​​​​
​みんなボクと同学年ですよね。​​
 主人公の 桐島くん 、本気で 「めだたぬように、はしゃがぬように」 50年生き抜いたんですよね。 森田童子 だったか、誰の歌だったか、
​​​「もう一度やり直すどんな生き方があるだろうか」​​​
​  というのがあった気がしますけど、最後に 「桐島です。」 と名乗った彼だけじゃなくて、いったい誰にやり直すことなんてできるというのでしょうね。​
​​​みんな、一回きりを、生きているんですよね。​ ​​
​​​  高橋伴明監督 が、 一回きり をそのようにしか生きられなかった、 主人公 を貶めることなく、普通の奴として描いていたことに、もう一度、 拍手! でした。​​

監督・脚本 高橋伴明
脚本 高橋伴明
プロデューサー 高橋惠子 高橋伴明
撮影監督 根岸憲一
編集 佐藤崇
音楽 内田勘太郎
キャスト
毎熊克哉(桐島聡)
奥野瑛太(宇賀神寿一)
北香那(キーナ)
原田喧太(ケンタ)
山中聡(小林社長)
影山祐子(美恵子)
テイ龍進(金田)
嶺豪一(新井)
和田庵(たけし)
白川和子(番台のおばあちゃん)
下元史朗(刑事)
甲本雅裕(隣の男)
高橋惠子(AYA)
海空(ヨーコ)
伊藤佳範
宇乃徹
長村航希
安藤瞳
咲耶
趙珉和
松本勝
秋庭賢二
佐藤寿保
ダーティ工藤
2025年・105分・G・日本
2025・07・07・no102・元町映画館no308



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最終更新日  2025.07.12 11:38:11
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