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2025.09.30
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​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ ​金井真紀「酒場学校の日々 フムフム・グビグビ・たまに文学」(ちくま文庫)​  えーッと、今日の 読書案内 金井真紀 という人の 「酒場学校の日々 フムフム・グビグビ・たまに文学」(ちくま文庫) です。
 で、案内とはいいながらですが、最近の我が家の会話の紹介です。
 実は、ボクは先日の入院騒ぎの時に、名前だけは知っていた 金井真紀 という方の 「テヘランのすてきな女」(晶文社) という、まあ、 同居人の棚 から、勝手に持ち出して持って行って読みました。で、無事退院して帰ってきて、荷物の中から引っ張り出して、その本をかざしながらいいました。​
「この人、おもろいね。」
「まあ、私、まだ読んでないわよ。」
「ああ、そうなん。あっちのミシンの横に置いてあったから持って行って読んだけど、イイネ、この人。」​
​ すると彼女はボクが普段過ごしている部屋をゴソゴソして、留守の間に片づけたらしい書棚から1冊の文庫本を持ち出してきていいました。
「あのね、私の本とかもあるからね。たまには片付けようね。」
「えっ、掃除したん?」

「まあ、それはいいけど、その人の始まりはこれなのよ。」
「何、それ?」
「カエルの詩人の草野心平が東京の新宿とかで酒場やってはったって知ってる?」
「うん、ゴールデン街やろ、聞いたことある気がする。知らんけど。」
「そこで、この人、ママさんやってたらしいのよ。」
「えーっ?そんな年やった?今年で50くらいちやうの?草野心平って、カエルの人やろ。もう、死んでから30年くらいたつんとちゃうの。」
「そやから、「学校」っていうお店の名前やねんけど、草野心平が亡くなったあとも、そこを継いではった女の人のお店を手伝わはって、それを本にしはったのがこれ。私、この本お店に並べたのよ。」
「売れた?」
「誰も買わへんから、自分で買って読んだら、おもしろかった。金井さんっていう人、人の話聞くのが上手やと思う。書き方は、軽そうやけど、うっとうしないねン。」
「うん、イラストもええやんな。」
​ あのー、 同居人 は、この 文庫本 が出た頃まで、市内の大学の生協の 本屋さんのパートさん やったんですね。20年以上お勤めでしたから、まあ、 書棚に本を並べるプロ です。 医学部店 やったから、お店にあるのは 医書 ばっかりなのですが、一棚だけ、和書というか、小説とか文庫本とか、彼女の おすすめの棚 を作っていて、その棚に並べた本が売れるのが楽しみやった人です。
 で、 その1冊 にラインアップされていたのが、今日の案内の本、 金井真紀「酒場学校の日々 フムフム・グビグビ・たまに文学」(ちくま文庫) です。だから、普段は、ほぼ、何もしゃべらない 彼女 の、実に珍しい饒舌のおしゃべりには、 彼女なりの「本屋大賞」 が、かしこいと評判の医学部の学生さんには見向きもされなかったくやしさが滲んでいたようです(笑)。
 同居人としては読むしかないですね。で、読み終えました。一気読みです。ナルホド、こちらの本も、文章のタッチが、イラストのヘタウマ(失礼)タッチと同じで​
​うっとうしないんです。​
​ 病院で読んだ 「テヘランのすてきな女」 には、登場人物のポートレイトの書き方、描き方に 玄人のタッチ を感じましたが、こちらは 初々しいん です。ある意味、素人丸出しというか、嘘のなさというかが元本屋のパートさんがおっしゃる
​「うっとうしない」​
 ​理由でしょうね。
 で、まあ、最新作の、だから、この本から、ほぼ10年後の 「テヘランのすてきな女」 を読んだこともあっての思い付きですが、この書き手の偉いところは 「うっとうしない」文章の書き方やイラストの描き方 を​、
​玄人として作り上げはった​
 ​ところでしょうね。人柄から湧いてくるかの文章やイラストが人柄だけで書いたり描いたりできるはずがないですからね。
​ ついでと言っては何ですが、この小さな本には、ちょっとご案内したいことが他にもたくさんなので、この 案内 続きます。よろしくね。​

2025-no097-1170




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​​​​​​​​​​​​​​ ​​​  追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で 楽天ID をお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​​​

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最終更新日  2025.09.30 08:50:45
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