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2025.10.03
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​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​​ アンドレア・アーノルド「バード ここから羽ばたく」シネリーブル神戸
​​​​ なんとなく​
​「なんなんこれ?」​
​という気分で見ました。
アンドレア・アーノルド という、 イギリス では評判の 監督 らしいですが、ボクは知らない監督の 「Bird」 です。​​​​

​​​  少女 アホウドリ ですかね、白い海鳥をスマホで撮っていて、なんとはなしに​
​「オッ、これは!」​
​と思っていると、上半身裸で、その全面が落書きのような入れ墨、タトゥーっていうんですかね、そういう ヘンなニーチャン がスケートボードのようなスクーターのような面白い乗り物で登場して、少女を後ろに載せてスイスイ町を走り抜けてお話が始まりました。​​​
​​​  少女 が、最後まで取り損ねた アホウドリの眼 が印象的に光ったような気がしましたが、あれが、この映画の キモ だったんですね。​​​
「バード」 と名乗る フランツ・ロゴフスキ という、ヒイキの俳優さんで、彼が登場したの見て、思わず​
​「ヨシ!」​
​と掛け声をかけそうでしたが、期待通り、最後の最後まで​
​切ない存在感で納得!​
​でした。
主人公の少女ベイリー の描き方は、 日本 とかいううざい社会の片隅で世間には無関心を貫いてに暮らしているつもりの 老人 には、あまり にけなげ で、一方で、実は 彼女の父親 だった 入れ墨男 をはじめとする 大人たち は、もう、ポカンとするしかない人物たちの大集合ですが、なんだか、そういう 大人たち の中で、 子どもたち が、なんとか人間として生きているということが、今の世界には、普通に存在するんだという、やるせない実感を励ますように登場するのが バード ことフ ランツ・ロゴフスキ でした。
 彼は見た目には 大人 なのですが、大人ではないし、だからと言って子供なのかというと、そうでもない。​
​「なんだ、こいつは?」​
 ​まあ、そういう感じの訝しさに振り回されるように見入っていて、最後に気付きました。​
​バードなんです!​
 ​最初のシーンで、スマホを構えた ベイリー をじっと見ていた、 あの目の持ち主 なんですね。だから、どうなんだ、という問いには、​
​だから、そうなんだ!​
​とでも答えるほかに思いつきませんが、いしょに、​
​この映画はいい映画だ!​
​という納得がわいてくるのですから、やっぱり、 拍手! ですね。
​ もう一枚のチラシです。​ナルホド、 バード は救い主なのですね。​でも、宗教映画ではなかったと思いますね。​
​ さて、動かすと激痛の右肩のせいというだけではなくて、今や、思うように はばたく ことの出来ない 老人 は、なんとなく、どうでもいいやと思っているはずの世間からも見捨てられたようなさみしい気分で、肩とか気にしながら、トボトボ歩く帰り道の向こうに聳え立っているビルのてっぺんを見上げて バードの姿 を探しますが、夕闇の迫るそこには カラスの影 さえ見えません。せわしなく行き過ぎる、夕暮れの人影の中に立ちどまって、 少女とバードの姿 を思い浮かべながら、何とも言えないやるせなさに、ボーっとするのでした。
 ザンネンながらこの世界には 救い主 はいないようですね。​

監督・脚本 アンドレア・アーノルド
撮影 ロビー・ライアン
美術 マキシーン・カーリエ
衣装 アレックス・ボーベアード
編集 ジョー・ビニ
音楽 ブリアル
キャスト
ニキヤ・アダムズ(ベイリー)
フランツ・ロゴフスキ(バード)
バリー・コーガン(バグ)
ジェイソン・ブダ(ハンター)
ジャスミン・ジョブソン(ベイトン)
フランキー・ボックス(ケイリー)
ジェームズ・ネルソン・ジョイス(スケート)
2023年・119分・G・イギリス
原題「Bird」
2025・09・24・no133・シネリーブル神戸no327


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最終更新日  2025.10.03 08:29:57
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