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umekichiya @ Re[1]:右岸。(10/29) トモとモモさん >やっぱり釘付けですか…
トモとモモ @ Re:右岸。(10/29) やっぱり釘付けですか・・・ 私も早く読…
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2004.06.20
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まだ、暗い朝、深く暗い夜空がブルーへと色を変える頃、

電信柱の裸電球の明るさが、虚しくなる頃、僕は両親に、

一週間程旅に出る事を、便箋に走り書きをしたメモを

リビングのテーブルの上に置き、静かに二階の部屋から、

ボストンバックに詰め込んだ荷物と、レンタルレコード屋で

ダビングした、テープケースを持ち静かに家を出た。

外に出ると、家の近所の駐車場に停めてある愛車ゴルフの

ハッチゲートを開けると、すべての荷物を積み込みドアを

閉めた。そして、僕はキーシリンダーにカギを差込、



今日も僕のゴルフは快調だった。ヘッドライトを点けると、

ユミコと待ち合わせしたユミコのバイト先の

ファミリーレストランの駐車場へ急いだ。

あいつ、何て言って家を出て来たんだろう?

16歳の彼女と、泊まりがけで出掛けるのだから殆んど

犯罪かも?そんな事を一人カーラジオを聞きながら僕は思った。

彼女のバイト先に到着すると、深夜窓際の席で僕の到着を

待つユミコの姿を発見した。

駐車場でエンジンを止めて待っていると、ボストンバックと

バスケットを抱えたユミコが歩いてきた。

僕は車から出ると、ユミコは小さく頭を下げ、



僕は彼女のこういう所が好きだったのだと思う。

彼女の持ったボストンバックを彼女の手から取り、

「こちらこそよろしく!」と小さく答えた。

そして、僕はゴルフのハッチゲートを開けると荷物を

積み込み、助手席のドアを開けた。



明ける事を囁き始めた。

僕は、進路を伊豆高原に取走り始めた。

僕は信号待ちをしながらユミコに聞いた。

「ユミコ、何て言って家を出て来たの?」

彼女は持参してきた、お菓子の包み紙を開けながら、

「何も言ってないよ!だって、出掛けるなんて言ったら、
 お家から、出してもらえないもの。」

確かに、僕もそう思った。

「だから、向こうに着いて夜にでも電話するから。」

彼女はケロットして、答えた。

僕らは箱根から、芦ノ湖でボートに乗り天城超えをし、

そして、伊豆高原へと向かった。

その日は夏の初めを告げる様に、とても暑く

僕らにとっては正に夏の始まりだった。

                    つづく。





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Last updated  2004.06.20 20:32:59


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