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結局フィートの紙ジャケはスルーしっぱなしな俺です。再来月のフォガットも悩んだ末にスルーになる予定。キンクスは・・・フォビアは欲しいなぁ。・・・ってドアーズ最新リマスター盤は案の定日本盤紙ですかっ!輸入で買っちまったよ・・・って言いつつ、実は「一番聴いてるから後でいいや」と思って放置してた1stが最近売ってません。まあ、どうせ再入荷するアイテムだけど・・・ そして、Memory Almost Fullはジャケを開くのが面倒臭くて一瞬「プラケで買ってボーナスディスク分はiTSで買っても良かったかなぁ」と思ったけど、やっぱり「ポールの楽曲をデータでしか持っていない」って状態は気持ち悪いのであり得ない選択肢なのだ。まあ、数ヶ月待てば中古屋に溢れるのも知ってるんだけどね。 豆知識。iTSに売ってるポールのアルバムは、実はCDに収録されていないボーナストラックが追加されている場合がある。例えば、Say Say SayやGoodnight Tonightの12インチヴァージョン、Evony & Ivoryのソロヴァージョン、Give Ireland Back To The Irishのインストなど、未CD化の音源が含まれているのだ。勿論、所詮圧縮ファイルであって相変わらず「未CD化」なんだけどね。でも例えば、Goodnight~の12インチヴァージョンは中古で、手間かけて廃盤専門店を探して、最低でも3000円前後出さないと聴けなかったものが150円で聴ける。これはめでたいコトだと思うよ。
2007.06.30
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店はダブルポイントやトリプルポイントを「まとめ買いのチャンス」と宣伝するが、俺のようにしょっちゅうCD買う人間にはあまり意味がないし、昨今の「初回限定紙ジャケ」の嵐では「まとめ買いのチャンス」まで待っていては入手出来なくなる場合がある。逆に「少しの買い物でも大量ポイント」という考え方もあるのだ。 ってワケで、今日はタハラのトリプルポイントにぶつかった。たまたま出かけたらそうだったのよ。「ってーか最近こういう時でもないとタハラでなんか買わねえなあ」と思いながら店内をぶらつくが、目ぼしいものがあまり無いのでミュージック・マシーンの紙ジャケを買ってみた。ずっと気になってたんだよね。あとはDIGの最新号を買っただけ。いきなり卑怯な不意打ち雨に襲われたのでさっさと帰ってきましたよ。 以前、シャドウズ・オブ・ナイトに「楽しいながらも微妙に不満」と感じて以来USガレージものが面白いので少しずつ、名盤と言われるあたりをつまみ食いしているのだが(ハマってるってホドではないのだ)、ミュージック・マシーンはジャケの格好良さで期待していたバンド。そのスジでは有名だしね。 思ったよりソフトな一面もあるが、おおむね凶暴で良い。ヴォーカルが結構朗々と歌うのが面白いんだけど。なんか、そうだな・・・ロッド・エヴァンスに近いタイプかもしれない。彼よりもうちょっとロック向けだけど。 期待していたHey Joeは今まで聴いたなかでも一番ソフトなヴァージョンで拍子抜けしたんだけど。シャドウズ・オブ・ナイトより乱暴なのを期待してたんだがな。やっぱりこの曲はゴールデン・カップスに限る。
2007.06.30
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Hon Councilers:Vocals : Dee C.Lee ポールとディーが交互にヴォーカルをとるソウルフルな曲。若干遅めのテンポで、ディーのヴォーカルから始まるのはアルバムヴァージョン。幾つかあるヴァージョンの中でこれが一番ナチュラルな響きを持っている。ミックのオルガンソロが聴けるのはこのテイクだけ。 この曲には元々Or She Was Only The Shop Keepers Doughterというサブタイトルがついていたが、実際にこの表記が見られるのはこのアルバムヴァージョンだけで、シングルからは削除されている。(Club Mix)Hon Councilers:Vocals : Dee C.Lee パーカッションパートを大量にダビング、逆にヴォーカルの大半をカットし、大胆なリミックスを施したヴァージョン。TSCのリミックスのなかでも最もオリジナルとの差異が大きいもののひとつ。いかにも80年代的リミックスではあるが、ヴォーカルの抜き方が大きいせいで逆に今でも「使える」印象のあるトラック。 パーカッションはクレジットが無いからホワイティと思われるが、後述する12インチヴァージョンで聴けるプレイと非常に似ているのでスティーヴ・シドルニクが担当している可能性も考えられる。 長年、Come To Milton Keynesの12インチにしか収録されていなかったが、Our Favourite ShopのD.E.に収録されてCD化された。(7' Version)Hon Councilers:Vocals : Dee C.LeeTrumpets : Guy Barker,Roddy Lorimer,Luke TunneyTrombone : Chris Lawrence,Pete Thams,Ashley SlaterCongas & Percussions : Steve Sidelnyk シングルカットされた際、この曲は完全にリメイクされた。ドラムパートはほとんどシモンズによるものに変更、手数の多いシンセベースに大量のホーンセクション、イントロもギターとシンセによるものに変更され、テンポも速くなった。7インチヴァージョンではエンディングにポールによるヴァースの歌詞をアドリブ風に歌うパートがついていて、そのままフェイド・アウトする。実はこのヴァージョンはCD化されていない。なお、ジャケには「Featuring Dee C. Lee」と大書きされているが、アルバムヴァージョンより歌う部分が増えたと言うことではない。元々フィーチャーされていた、ということだが。(Extended Mix)Hon Councilers:Vocals : Dee C.LeeTrumpets : Guy Barker,Roddy Lorimer,Luke TunneyTrombone : Chris Lawrence,Pete Thams,Ashley SlaterCongas & Percussions : Steve Sidelnyk 12インチヴァージョンは単にExtended Mixと表記されているが、実際には(当然と言うか)7インチからの延長ヴァージョンである。単純にエンディングのフェイドが遅いのではなく、こちらにはポールのアドリブ風は無く、ホーンのリフの後に更に追加のエンディングパートがある。The Lodgersを元にしたファンク・ジャムと言った感じの趣のパートだ。 このヴァージョンも長年CD化されていなかったが、Singuler Adventuresがリニューアルされ、Greatest Hitsになった際にようやく収録された。Our Favourite ShopのD.E.にも収録されている。 ライヴヴァージョンはこのテイクの、7インチと12インチヴァージョン折衷という感じのアレンジで、ポールのアドリブヴォーカルもあり、ファンクジャム風になってからホーンのリフが登場して終わる。(new vocal)Hon Councilers:Vocals : Dee C.LeeTrumpets : Guy Barker,Roddy Lorimer,Luke TunneyTrombone : Chris Lawrence,Pete Thams,Ashley SlaterCongas & Percussions : Steve Sidelnyk Singuler Adventuresに収録されたヴァージョン。ヴォーカルパートが完全に新録され、ギター及びシンセの一部が差し替えられているようだ。他の曲の新ヴァージョン同様、あまり良い出来ではない。長さ的には7インチ準拠のため、このアレンジでエンディングのヴォーカルが聴けるのはこのベスト盤だけとなっているが、ここではフェイドアウトせず、12インチのファンクジャムの手前でばっさりとカットされるような形になっている。(unrereased demo) D.E.で初登場したスタジオデモ。ポールの非常にラフなソロヴォーカルで歌われる(サビはミック)。構成はアルバムヴァージョンの形ができ上がっている。イントロにヴォーカルパートは無いが、何かを乗せることを前提としているような作り。
2007.06.30
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どうも最近まで俺はロビン・トロワーとロベン・フォードを混同していたふしがあるのであった。 ところでR2-D2型のDVDプレイヤーが出るそうで・・・コレ、5万2000円ならスター・ウォーズ気狂いなら余裕で購入する価格だと思うが、更におまけとして、数分の映像でいいから(距離を上手く調整すれば)等身大でレイア姫が投影出来るスペシャルディスクを付けたら更に馬鹿売れすると思う。 放り込む場所が無かった馬鹿話は置いておいて、本題、ヴァイヴ弾きベスト5である・・・って、実はそんなにヴァイヴ弾きって知らない。実際のところ、ロックのプレイヤーで思い当たるのはもうOllie Halsallただ一人である。この人のプレイはタイムボックス~パトゥ通して大好きだが。タイムボックス時代のモッドジャズっぽいプレイの方が一般受けかな。 あとはもうジャズの人しか思い浮かばない・・・当然Bobby Hutchersonは圧倒的に格好いい(ポール・ウェラーがカヴァーしていたUmmh!は、元を聴いたらウェラーのヴァージョンがショボくて聴けなくなった)、あとはRoy AyersとDave Pikeが限界・・・ってパイクの曲だと彼がヴァイヴ弾いてないMatharが一番格好いいしなぁ(笑)。あとは・・・そうだ、ジョージの74年ツアー、For You Blueで異様に格好良いヴァイヴソロ弾いてたEmil Richards、コレで5人!出そろった・・・って、ランキングになってない?
2007.06.29
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Ogiogiさんからレスが付いていたので記念に(?)今日も聴く。マッカートニーおじさんの聴き込みがどんどん浅くなるのは仕方がないと言えよう。実はまだ後ろにつかえてるCDが何枚かあるのだ・・・ オルガンでメインのバッキング(キャッチーなんだ、コレが)を弾きつついちいち「ぎゅい~~~~ん!」ってモーグかなんかがうなりをあげているので、コレをライヴで一人でやるんだろうか、と考えるとライヴ盤も欲しくて仕方がなくなる。まあ、プログレの鍵盤弾きってのは基本的に曲芸師でなくては出来ないことになっているので、この人もきっとあっさりどうにかしているのだろう。しかもこの人の場合ヴァイオリンも弾くんだからな。 プログレってのは、ドラマーと鍵盤弾きが曲芸をやってる間に暇なベーシストが歌を歌うってことになっている。イエスの場合はベーシストも忙しいので専任シンガーがいるし、今(80年代以降)のクリムゾンはベーシストの代わりにセカンドギタリストが暇なので歌を歌う。ってーかこのギタリストは違った意味で曲芸師なのだが。ジェネシスがこの例に当てはまらないのは初代シンガーがワンマンで、2代目が出しゃばりだったからである。この2代目は暇でも無いくせに歌を歌うのだ。 よく考えるとこの例に当てはまるのはEL&P、クリムゾン・・・ってーか、要するにグレッグ・レイクとジョン・ウェットンであることに気付く。要するにこの二人はヒマなのだ。 ロジャー・ウォータースはまた違うからなあ。 閑話休題。基本的にプログレってのはポップだと思ってるのだが、プレイとプレイの合間に解りやすいポップなメロディ(ヴォーカルとは限らず、リフやソロも含め)がザクザクと出てくるので、ちょっとやそっと長い曲でも聴きやすい。イエスもそうだよね。ジェネシスも、EL&Pも。 あと、2回目聴いたら「インストポップスっぽい」部分がどこだか解らなくなっていた。つまり、「嫌」な部分が消えちゃった、ってことだな。
2007.06.29
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TSC解説が止まっているのは次の曲が結構ヴァージョン違いややこしくて大変だから。大好きなんだけどなー。 引き続き月曜に買ったもの。ゲイリー・ニューマンの1stソロは「紙ジャケ出た時なんで買わなかったんだろう」と日ごろ思っていたもの。中古で、しかも安めに手に入ったのでラッキーだった(紙ジャケなら千円台前半は休めだよね!)。なぜかあん時はチューブウェイ・アーミーの1st買っちゃったんだよなぁ。ってーかそれより、どーして2ndだけ紙ジャケにならなかったんだろう。アレが一番いいのに!名盤なのに! このアルバムは「ゲイリー・ニューマンの1st」だが、チューブウェイ・アーミーのアルバムも事実上ニューマンのソロでもあったし、逆にこのアルバムも同じベーシストが参加(=ドラマーが交代)し、キーボーディストを加えただけの編成で録音されているので、チューブウェイ・アーミーの3rdと見ることも出来る。要するに、音は同じってコトだ。バンド名義を捨てた代わりにインナースリーヴにメンバーの写真を載せる。結構、バンドには拘っていたのかもしれない。 そういうワケで、相変わらず無機的な8ビートにニューマンの壊れ気味のロボットみたいな、ヒステリックで人工的なヴォーカルが乗っかって、シンセがひゅい~んって鳴って、俺は「テクノポップ」って言葉が一番相応しいのはこの人、特にRepricasとコレだと思うんだけどどうだろう。2位はミッジ・ユーロ加入前後のウルトラヴォックス。Systems of Romance~Vienna、ってコトね。ジョン・フォックスのMetamaticもMr.Xと同じ曲が入ってるから、これも含む。この5枚こそテクノポップ!クラフトワークもディーヴォもYMOも不要!ごめん!言い過ぎた! ってーかこの三つは「プログレ」「パンク」「何だか解らないもの」だしなぁ。
2007.06.28
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ポールの新作はまだ2回目を聴いただけ。楽曲の良さは間違いない。前作、前々作より曲が立ってる気がする。Flaming Pieの時くらい曲はいい。ただ、一番物足りないのはポールの声。当然だとは言え、前作より衰えを感じる。これだけはどうしようもないもんなあ。64歳(録音当時)だもんなあ。ヴィラとチャックとデイヴに囲まれて余生を過ごしてる筈なんだから。 だがポール・マッカートニーに余生は無い。この人は「生きている=音楽している」という公式が完全に成り立つ、一種の特異体質だからだ。 今日は仕事が速く終わったので他のものも聴く。ディテクティヴを2回、UKを1回聴いたが、ディテクティヴは良いね!うん、シルヴァーヘッドより好きだ。ファンキーな感じが加わって、(流石スワン・ソング所属)Zepっぽさもいい具合に、「真似っ子じゃん!」ってレベルにならずに取り入れ、それでいてポップで・・・って、おなじスワン・ソングのプリティーズにも近い良さだな。音楽的に似てるって意味じゃなく、聴いてる時の嬉しさが似ている。コレは好きだ。1stも探すことにした。 UKはまだ1回しか聴いてないので何とも言えないけど、最初に思ったのは変拍子でも超絶技巧でも無く、「あれ?ジョン・ウェットンのヴォーカルって時々スティングに似てねえ?」ってコトであった。 あと、キーボードトリオのせいか、エディ・ジョブスンのフレーズがエマースンっぽく聴こえる瞬間があるせいか、一瞬何聴いてんだか解らなくなった。クリムゾン+イエス+EL&Pを何かいい感じのモノで割った感じの音楽。聴き込んだ方が楽しくなりそうだ。 スクエアみたいなインストポップス系になる瞬間があって、そこだけは少し嫌だったけどね・・・
2007.06.27
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辰則さんの「生きながらブルースにホームラン」という駄洒落は俺にはそれこそ大ホームランだったわけだが、こないだ「ベンツが欲しい」を聴いていて「神様、アタシにベンツ買ってよ」ってジャニスの一人称は「アタシ」(「アタイ」は狙い過ぎで、似合わない)であると信じてる俺だがそれはそれとして、神様相手に「買ってよ」と言ってしまう感覚が好き。「下さい」じゃないのだ。神様と言えどもメルセデスに金を払うのは当然だ、とジャニスは思ってるのだな。信心無さそうで、信用出来る。 うわぁ、文章が繋がってねえ!! 要約:「こないだ聴いていて、感覚が好き。」場当たり文章の第一人者ですから。 Treesのジャケがキーフっぽいと思ったのは、単純に「怖いから」だと思った。サバスの1stの女のひとと、水まき少女って絶対繋がるじゃん。同じ人かもしれない(嘘)。 サバスの1stジャケは、会社の俺のPCの壁紙にしていたら上司に「それ怖いよ」と言われた。誰が見ても怖いのだ。サバスの音楽を知らなくても。 何、ベンツのリミックスって。まさか誰かが勝手にバッキングでもつけたんじゃねえだろうな。許さねえぞ。台無しじゃん。
2007.06.26
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電車の中で「20年後の高橋幸宏」って感じのシブい爺さんを見た。ぴしっとしたお洒落なスーツと同じ色の帽子。しかし読んでるのが夕刊紙っていうハズし気味(しかもダメな方向に)なところも高橋幸宏っぽくて(ある意味)格好良かった。しかし電車の中で可愛い女の子を見ちゃうのはダメだが正常だけど、ジジイ見ちゃうのはヤバいな。 あと「コミックマーケット」って書かれたかばん持ったそういうルックスの兄ちゃんが電車の中でニンテンドーDSのソフト開けてたよ。 以上人間観察終わり。 で、仕事休んで何してたかってーと横浜行ってレコード買って7月のライヴのチケット受け取ってきた。7/15横浜BB Streetですよ皆さん。土曜日だから来やすいですねっ!! ようやくポールの新作買った。結局輸入/限定盤の方。音はまあ、予想通りの前作~前々作路線の延長、両方の延長線上って感じ。一旦Driving Rainに戻って延長線引いたって感じには聴こえなかったな。まだ1回しか聴いてないし、何とも言えないけどね。そのうちレビューっぽいことすると思う。 土曜日にOgiogiさんにUKを勧められた。しかも、誰もが勧める1stではなく2nd、Danger moneyの方。へぇ~、と思いつつ、横浜タワーで紙ジャケを発見。でも一旦スルーして馬車道のユニオンに行ったら中古があった。勝ちッ!他にも激安だったバッジーの78年ライヴ(ブート?)とディテクティヴの2nd、ゲイリー・ニューマンなど節操無く買って帰ってきたが実はまだポールしか聴いていない。でも見れば見るほど、UKは2ndの方がジャケがいいよなぁ。ヒプノシスだしなぁ。 でも最近紙ジャケ化で騒ぎ(?)になってるTreesは最初キーフかと思った。ヒプノシスっぽくないと思うの、俺だけ?
2007.06.25
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Hon Councilers:Contra Bass : Clark Kent a Paris EP以来の「フランスネタ」。歌詞にもフランス語が挿入されたワルツ。今回アコーディオンはミック自身が弾いているがコレがけっこう上手い。前回わざわざフランス人に弾かせたのはやっぱり「気分」優先?(アコーディオンの音色のシンセかもしれないが、85年にはそこまでリアルなPCM音源は無かったと思う)。その他はピアノ、アコギ、ブラシによるドラムとウッドベースのみと言うシンプルなバッキングがまた、良い。 ライヴではポールの弾き語り(エレクトリックギターによる)がIn Concertに収録されているが、Cost of Loving時のツアーではオリジナル通りの演奏もされた。また、ポールのソロ時代、アコースティックツアーでも取り上げられた。
2007.06.25
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詳細はリーダー兼主催者のりえもソ氏が書いているので雑感を書く。 とにかく、ラディックは良かった。マスターによると68年のヤツだそうで、タム(今回あえて12インチを使った)を叩いた瞬間に「あッ!リンゴ!」と思える音。リンゴのラディックとは明らかに違う機種だけど、この音。コレがラディックの音なのか?以前の小手指の時(ソナー)とは違う感動でした。俺タム叩くたんびに感動してるなぁ。 普段出てるライヴハウスだと、やっぱり幅広い音に対応出来て、耐久性があって、メンテ用のパーツが入手しやすい国産ドラムが置いてあることがどうしても多い(例外として秋葉原CLUB GOODMANのソナーがあるが)のだけど、この手のライヴバーみたいなとこだとオーナーの好みが楽器に現われていて凄く面白い。小手指のソナー、新橋のNegi、そして今回のラディック。どれも楽しかった。そういう意味で、「普通のドラム」をレンタルしちゃった新橋2回目は面白みには欠けたなあ。 終わってからお客さん(都市航海の関係者の方)に「パーディ好きでしょ!」と、興奮気味(=酔っ払い)に声をかけられる。以前はよく言われたが、久々だなあ。でも俺自身はそれほどパーディは聴かない。アレサ&キング・カーティスのライヴとかそのくらいだ。「俺はやっぱりリンゴなんですよ」とか言ったら、なんとこの方、いまだに「ビートルズの多くはパーディが叩いている」という妄想を信じている方で閉口する。まだいたんだなぁ。まあ、お互い大人なんであんまりその話は続行しなかったけど。 都市航海は凄く良かった。のりえもソ氏に「上手いですよ」と散々言われていたが、実は俺、半信半疑だった。「ライヴハウスレベルで上手いんでしょ?」もしくはもっと低く「オヤジの趣味ロックレベルで上手いんでしょ」くらいに。 失礼しましたッッッッ!!!! 上手い。テクニカルなことは一個もやらないけど、ナチュラルなサウンドをゆったりと、それでいてシャープに・・・って胡散臭いカタカナを並べるまでもなく気持ちよいッ!リズムがクる。軽く叩いているのに全部前に出てくる。それでいて何も邪魔していない。ああ、アレだ。俺に足りないのはアレだ。勉強になりました。あとからベースの方に聞くと、「メンバーの好みがバラバラで、着地点を探したらザ・バンドになった」という。成程~。 打ち上げで「三銃士あるいは三乳士」(←バンド名)のOgiOgi氏と話をする。何度か話してプログレファンだと言うのは知っていて、キース・エマースンやイエスの話題で盛り上がった。何が嬉しいって、このヒトInvisible Touchや90125肯定派なんですよ。色々話が合ったし、機会があったらこの人とセッションしたいなあ、とずっと思っている。America(ナイスのね)やりましょうよ~。 あとそのOgiOgi氏が呼んだお客さん、リコーダー吹きだそうで、なんと俺の友人のお父さんに師事していたことが解った。「もしかしたら知ってるかな~」程度の気持ちで名前出したら「わたしの師匠です」だって。世間狭過ぎッ!友人のことも一応見たことはあるそうで・・・。う~む、スゴい。
2007.06.24
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Hon Councilers:Vocals : Dee C.LeeFlugel Horn : Stewart Prosser & Dave DefriesTrombone : Chris LawrenceFrench Horn : Patrick Grundry-White ウェラーが友人のデイヴ・ウォーラーを悼んで書いた曲。イントロの鐘の音はキンクスのDead End Streetを意識したともとれるが、弔いの鐘と言う意味もあるのかもしれない(そういう音ではない気もするが)。リズミカルで軽快な曲ではあるが、やはりどこかメロディに憂いを帯びているのはそういう意味もあるだろうし、聴く側の気持ちもあるかもしれない。ミックのピアノとボンゴが印象的な曲だ。 ライヴではサビをミックが歌うが、少なくとも俺が聴いた音源では大抵音を外してしまっている。そういう理由もあってか、あまり頻繁にプレイされる曲にはならなかったようだ。そのかわり、ソロになってからのポールが演奏することもあった。このときはテンポも若干落とし、よりアコースティックなアレンジになっている。
2007.06.23
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Vocals : Tracie YoungProgramming : Peter Wilson & Jeremy WakefieldString Arrangement : John Mealing 哀愁を帯びたメロディラインが印象的なミディアムナンバー。ドラムパートのほとんどは打ち込み(ハイハット)とシモンズでプレイされているようで、ベースもシンベだし、いかにも80年代と言う感じがする。この曲でも生のストリングスとミックのキーボード類が絶妙にからんでいる。おそらくトレイシーが参加した最後のTSCナンバー。 Come To Milton Keynes同様、ストリングスの比重が大きいせいであまりライヴ向けではなかったが、In Concertに収録されている音源でも解る通り、Come to~よりはうまくいっている。スティーヴ・シドルニクのパーカッションがスタジオ盤とまた違ったノリを作りだしているのも面白い。 こういうメロディーは日本向けと言うこともあり(?)日本やアメリカではCome To~の代わりにこの曲がシングルカットされた。しかし、7インチでは見るも無残な編集で曲がズタズタにされてしまっている。勿論CD化されていない。
2007.06.23
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Hon Councilers:Vocals : Lenny HenryBass : Camelle Hinds コメディアンのレニー・ヘンリーをヴォーカルに迎えたラップ調のファンクナンバー。まあ、コメディアンや役者に「ヴォーカル」を頼む場合こういうスタイルになるパターンが多いので、所謂「ラップ」と言う感じとは違うのだが。ヘンリーがオリジナルの歌詞にあったフォーレターワードを拒否したと言うエピソードは有名かも知れない。 こういう曲でのベースは当然カーメル。ポールではこうは行きません。バッキング・ヴォーカルにディーが参加していないと言うのは今気付いた。 ライヴでは殆どプレイされなかった様だが、85年のグラストンベリー・フェスティヴァルで、ラストのThe Big Boss Grooveの前にレニー・ヘンリーの代わりにディジー・ハイツのラップをフィーチャーして演奏されたことがある。 日本盤LPには収録されなかった。Stones Throw AwayのあとはBoy Who Cried Wolfという印象の人も多いだろう。
2007.06.22
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下の記事の続き。 BCWのライヴは流石にthe MDK'sほど気合いが入らない(ぬるい空気が売りのひとつだし)ので、機材はスネアとペダルくらいしか普段は持ち込まない。スタジオに至ってはスティックしか持って行かない(大塚遠いし)のだが、今回の会場、オカティマティのSahaではなんと、ラディックのドラムセットが使えると言うのでとりあえずスピードキング&スープラフォニック持ち込みは当然!折角だからパイステ2002黒ロゴも持ち込んで、ボンゾ気分で・・・ってビートルズだっての!まあ、俺のスープラフォニックは5インチだしボンゾじゃないけど。 実はマードックスの練習では最近はパールのペダル+TAMAのスネアという組み合わせなので、スープラフォニックは久々の登場と言うことになる(っても5月のライヴでは使ってんだけど)。 試しに、今回は「リンゴ気分」でシンバル2枚、左20+右18と言うセッティングに挑戦しようかと考えている(ライド無し!)。実はスタジオでも試してないんだけど(笑)。それどころかメンバーにも話していない。the MDK'sと違ってこういう実験もライヴ当日で出来る。 で、今回は選曲の関係でカウベルとタンバリン(ハイハットにつけるヤツ)も必要。それでさっきカウベルをチェックしていたんだけど、普段使っているマイネルのより、少しハイピッチなプレイウッドの安物の方がビートルズの曲には合うんじゃないかと感じた。60年代の録音聴くとカウベルとかタンバリン、安そうな音してるんだよね。ああいう感じはマイネル(これも高くはないのだが)では出ないようだ。まあ、アレは色々ミュートとかで調整してハードロックっぽくゴンゴン言うようにしているんだけど。
2007.06.22
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お前らまだビートルズなんか聴いてるのかーっ!! いえ、少しハデな出だしにしたかっただけですが。 まあ、俺自身はそう滅多にビートルズは聴かないんですが、でも最低月一回はビートルズをやっています。そう、何度か紹介したBCWなんだけど、実は明日、オカティマティでライヴじみたことをやりますが実態は関係者の身内が集まって演奏したり呑んだりしていると言うものなのであまり積極的に宣伝はしなかったわけですが。 まあ、今年は世間で騒いでいる通り「マジカル・ミステリー・ツアー40周年」または「Only A Northern Songがレコーディングされながらボツになって40周年、何とかリリースされて38周年」「その他諸々から云周年」といった区切りの年なので、そういった感じのビートルズでした。特にお嬢さんは出ておいでになるとよろしいかと思われます。
2007.06.22
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Hon Councilers:1st Violin : Anne Stephenson2nd Violin : Charlie BuchananViola : Jocelyn PookCello : Audrey RileyString Arrangement : John Mealing ポールがストリング・カルテットだけをバックに歌うナンバー。スローだし、うっかりバラードに分類したいむきもあるかもしれないが甘さは全く感じない。怒りと悲しみ半々くらいのメロディラインが素晴らしい。歌詞も政治的なもので、明らかにバラード扱いには無理があるだろう。曲調も楽器編成さえ考えなければある意味ハードとさえ言える。 In Concertにはポールがエレクトリック・ギターの弾き語りをするテイクが入っているが、ビデオShow Biz'(現在ではStyle Council on FIlm)では、実際にストリング・カルテットをバックにしたライヴヴァージョンを聴くことが出来る。スタジオ盤に忠実な演奏だ。(demo) ポールとミック、ホワイティの3人で録音されたデモテイク。ミックのオルガンとポールのヴォーカル、後半に登場するシンバルとハイハット、あとはフィンガースナップのみがバッキング。テンポはいくぶん速く、Ghosts of Dachauを彷彿とさせるアレンジだ。Here's Some~で初登場、現在はデラックス・エディションにも収録。
2007.06.21
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Hon Councilers:Vocals : Dee C.LeeBass : Camelle Hinds ホワイティの勢いのあるピックアップが先導し、ポールのワウギターが追い立てるファンクナンバー。ファンク、と言いつつパンクの勢いが混じるのは性分だから仕方がない。明らかに前のめりのビートはポールと(この時期の)ホワイティの持ち味である。節目とエンディングで炸裂するキメのフィルが最高。ミックのオルガンは(特にライヴでは)弾くと言うより「叩き散らかす」と言う感じでコレまた最高に格好いい。 85年ツアーのタイトルにも採用されただけあって、エンディングで必ずプレイされた(ライヴエイドではラスト前、場合によってはオープニングで演奏されたこともある)。ライヴでは更に勢いを増し、ほとんど暴走と言って過言ではない演奏が繰り広げられる。ホーンがいる時はスタジオではシンセだったパートが(当然)生ホーンに。エンディングは引き伸ばされ、カーメル・ハインズのスアップベースソロがフィーチャーされる。(Unreleased Demo) デラックス・エディションで初登場したデモヴァージョン。テンポがスローで、当然だが全体にラフな仕上がり(と言うより、仕上げていない)。ドラムは打ち込みっぽくも聴こえるがホワイティ。完成テイクとは全く違ったフレージングが聴ける。ベースはポールで、コレばっかりは完成テイクにカーメルを起用して本当に良かった、と思える平坦なノリ。ギターもイマイチで、このまま完成しなかったことに心から感謝。
2007.06.21
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3週間くらい前に入った新人、話を聞くと「ビジュアル系が好き」という。別にまぁ、普通っちゃあ普通だけど、俺が驚いたのって「ビジュアル系」って言葉って、そっち方面の人は嫌ってると思ってたのね。蔑称みたいな扱いかと。「V系」って言う人いるじゃん。アレの方を好んで使うのかなぁ、と。まあ、V=Visualなので結局同じなんだけどさぁ。 そう言えば「ビジュアル系」って言われるだけで怒っちゃうバンドがいたけど、俺はあの姿勢を「格好悪いなぁ」と思ってたんだけど、アレって、(本人達の自覚、無自覚関わり無く)「俺達はビジュアル系ってレベルから抜け切っていない」と言う意識があったからこそ、言われると怒っちゃったんじゃないかと。 多分彼らも(まだ解散してないと聞いたような気がする)流石にもう「抜け切って」いるだろうから、今更ビジュアル系って呼ばれても怒らないと思うんだよね。精神的にも、音楽的にも先にいってるんじゃないかなあ、と。 いや、別に全然興味ないけど。
2007.06.20
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Hon Councilers:Ochestration : John Mealing 政治的な歌詞を持ちながらも、曲としてはアルバム中トップクラスにポップな曲。ジョン・ミーリングによるオーケストレイションとミックのシンセが絡み合うアレンジが独特。キャッチーなストリングスによるリフ、ミュート・トランペットによる間奏からその後一瞬だけ4ビートになるところ(オーケストラがゴージャス!)など、アレンジも凝っている。ホワイティのハイハットの使い方には個人的に影響を受けた(特にイントロのフィル・イン!)。 後に英国のみでシングルカットされるが、ヴァージョン違いはない。但し、未聴だがなんかのコンピレーションに収録されたインストヴァージョンがあるらしい。 ライヴヴァージョンはあまり見かけない。グラストンベリーなどでのヴァージョンを聴いた感じではやはりストリングス不在では物足りない感じの方が強くなってしまう。その辺があまりプレイされなかった理由かもしれない。しかし、テレビ出演時にストリングスを従えたライヴヴァージョンを披露したものがあり、それはやはり、けっこう良かった。
2007.06.20
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「かっこつけ」とは、エリック・クラプトンのソロは1枚しか持ってなくてなんとも思わないが、ジーザス&メリーチェインを1枚も持ってないのは恥だと考える、と言うようなこと。 持ってないんだよなぁ。 「名盤」といわれまくりながら聴いていないものの代表格がマイク・オールドフィールドとキャプテン・ビーフハート。それにこの画像のアルバムもそうだし、今月のレココレ1位のトーキング・ヘッズも聴いていな・・・いや、あったな。確かアナログ持ってたぞ。1枚100円セールで山ほど買って、買ったまま忘れた山の中にあった気がするぞ。それも何年も前だ。ってーか、所謂ニューウェーヴ系から離れてた時期に(何故か)買ったからなあ。そのまま放置しちゃったんだったなあ。確か一緒にケイト・ブッシュのDreamingも買った筈・・・今度発掘しよう。 ちなみに俺はよくキャプテン・ビーフハートとミートローフがごっちゃになります。肉系。 いつだったか、ちょっと高級っぽい店に家族で行って、そこで食べたものに「うめぇ!」と言ったら母に「美味しいって言いなさい」みたいに言われたのだが、その時、「違うんだよ、これは『美味しい』んじゃないんだ。『美味い』は『美味しい』の上級表現で、更に上が『うめぇ!』なんだよ。『美味しい』程度じゃあこんなうめぇもん作った人に失礼だろ」とか理屈をこねたら母は納得してくれた。それ以降、俺の「うめぇ!」に文句をつけられたことは一度も無かった。
2007.06.19
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Hon Councilers:Contra Bass : Clark KentFlute : Mike MowerPercussions : Gary Wallis ラテン風味のアコースティックでポップな曲。間奏のフルートは勿論マイク・モウアー。2本ダビングして印象的なフレーズを吹いているが、間奏だけじゃなくて後半歌バックでのフレーズにも注目して欲しい。凄く気持ちよく格好良いメロディを吹いている。ドラムは入っていなくて、パーカッションはホワイティとゲイリー・ウォリス。この時期ホワイティと共にレスポンドでM.E.F.F.というユニットを組んでいた人物だ。なお、この曲はアルバム中でも数少ない、ライヴで演奏されなかった曲のひとつである。 余談だが、フリッパーズ・ギターにはこの曲に進行がそっくりな曲があり、しかも間奏は完全にコピーである。
2007.06.19
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Hon Councilers:Vocals : Dee C.LeeBass : Camelle HindsTrumpet : Stewart Prosser & Dave DefriesSaxophone : Mike MowerTrombone : Chris Lawrence Our Favourite Shopのオープニングを飾るこの曲は、TSC初、そして唯一のミックが単独でリードをとっている曲である。ミックのヴォーカルは「凄く上手い」と言う感じではないが低めの声で、渋味を感じさせる。この曲には実にぴったりだ。 クールでダーク、しかもファンキーなサウンドを支えるのはこの時期のツアーから参加し、解散まで断続的ながらバンドに関わる、ある意味「5人目のTSC」とも呼べるベーシスト、カーメル・ハインズだ。ホワイティの譜割りの細かいドラムとマッチしたベースを弾く人で、この曲では特にそのかみ合い方がよく聴ける。 ライヴでも定番のひとつで、インスト以外でミックの見せ場となっていた。Cost Of Loving Tourでは前半をオルガンと歌のみで聴かせ、途中からバンドが入る形にアレンジを変更。また、ポール・ウェラー・ムーヴメント(及びソロ初期)のツアーでも演奏されたが、やはりこの曲はミックの方が似合っていた。
2007.06.18
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Walls Come Tumbling Downの12インチB面は「The Council Folk Club Presents」とクレジットされている。アコースティックナンバーが並ぶのが理由ならSpin Driftingもそうなのだろうが、要するに、この曲とThe Whole Point IIの政治的な歌詞について「Folk」と言っているのだろう。トラッドとかそういう意味とは違う。 とは言え、この曲の場合は所謂「フォーク」的な味わいが強く、基本的にはポールのアコギ弾き語りなのだが、ミックが「ヒマラヤン・フルート」を間奏とエンディングで演奏(本当に吹いているのか、シンセかは不明)し、さらにフォーキーな味わいを加算している。 この曲はHere's Some~に収録された。勿論、ボックスやD.E.でも聴ける。
2007.06.17
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アコースティックな感触のポップな曲。アルバムに入る曲よりちょっとだけ弱くて、B面っぽい感じが絶妙に漂うのが逆に心地よいのが微妙。基本的は凄くいい曲。ポールの弾くベースがなかなかいいグルーヴを出しているのだが、逆にホワイティはどんどん突っ込んで行くのがドキドキする。こんな緩やかな曲でも関係ねえ!とばかりにガスガス行くのだ。 Here's Some That Got Awayにはなぜか未収録。ボックスとD.E.で聴くことが出来る。
2007.06.17
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BCWの練習の前に、職場のコレクターF君お勧めで中野レコミンツに行ってきた。全品300円引きだと言うので喜び勇んで。だが、店内の異様な込みあいっぷりに負け、数枚だけ買ってさっさと退散。だがその中に爆笑するほどいい買い物があったので紹介する。 まあ、とっくに見たひとには今更(2005年リリース)なのだろうが、6900円の高額商品がなんと中古で3580円、から更に300円引いて3280円。半額以下、買いでしょ? 内容はもう、それはもう素晴らしい、ってーかまだライヴの方しか見てないんだけどさ。ライヴだけのための3280円と思っても全然OKよ?ってコトはドキュメンタリー込みで6900円はOKなのかも。いや、楽しかった。 とりあえず、俺のスマイルの印象の変化から話すけど、最初Smily Smileを聴いた段階では暗く、不気味な印象さえあるサイケ入り気味の曲が多くて、これが「傑作」になり得たんだろうか、と感じていた。それが、Good Vibrations Boxなどの音源から自分で「Smile風」を組み立てた(ブートは買ったことが無い)あたりで印象が変わる。美しくて、ポップなアルバムじゃないか、と。それはブライアンによるSmile完成によって思いも完結した。間違いなくこれは、アメリカンポップミュージックの傑作だ。 と、いう印象を更に上書きするのがこのDVD。美しいばかりか、楽しくて、コミカルでさえあって、もう完全にハッピーで、まさに「Smile」だ。タイトルの意味を本気で理解した。笑っちゃうのだ。 笑っちゃう理由はブライアンが本当に元気で完全復活なのと、バンドが異様に上手いっていう事実も含むんだけど、それよりもこいつら、あの散りばめめられまくったSEを生で完璧に再現するのだ。上手いってのはまた違うレベルの話だ。「再現」って、サンプリング鳴らすんじゃないよ。笑ったり、動物の鳴き真似したり、木片や金属を打ち鳴らしたり、笛を吹き狂ったり、そんなことしながらコーラスもとるし楽器も演奏する。なんだこいつら。揚げ句にはストリングス&ブラス隊まで消防士になってホース担いだり、野菜をかじったりするのだ。ファンならどれがどの曲かは説明しなくてもいいよね? それにしても、いつ見ても思うんだけど、世界中、どの時代を探してもこれだけ完璧にビーチボーイズの曲をやるバンドはいないねぇ。当のビーチボーイズを含めてね。このバンドにカールとデニスとマイクとアルとブルースがいれば完璧だろう(但し、マイクには真面目に歌ってもらうと言う条件付き)。
2007.06.16
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なんか「梅雨明けした」って噂を聞いたんだけど。 T.Rexの紙ジャケがまた出るってニュースを聞いたんだけど、コレがヒドいことに「最新編集の決定版ベストの発売を記念して」出るのがSlider、TanxとなんとGreatest Hits。新しいベストの発売を記念して古いベスト出してどうする。馬鹿か。全く買う予定無し。ってーか、T.Rex(Slider以降の)はエドセル盤2枚組ヴァージョン持ってればよろしい(レアトラックが不要なら1枚もののディジパック盤)。日本盤はどれも中途半端だ。勿論Fly/Cube時代のは紙ジャケで買うのが正解。 それよりも今一番注目のリイシュー情報はボンゾズ全作品ボーナス入り/リマスター再発。日本盤出ないかなあ!前回のOne Way/MSI盤に負けない解説/対訳付きの、ブックレットやタッドポールズやケインシャムの特殊ジャケ再現の紙ジャケ!ストレンジ・デイズあたりが頑張ってくれないかなあ!ソレだったら発売日に買うよ! 興奮し過ぎだが、今回のリイシュー、ボーナスにシングルのみの曲や(多分)Do Not Adjust Your Setでのテイクなどに加え、メンバーのソロ曲も含んだ内容になるらしい。それが悪い、ってーんじゃなくて、むしろ気になるのがケインシャムに収録される予定のHow Sweet To Be An Idiot。シングルテイク(バンドアレンジ)だったらどうしよう!すげー聴きたい!死ぬほど!ってーか死ぬ!いや、聴くまで死ねない!100回聴いてから死ぬ! やっぱり興奮し過ぎなのだった。
2007.06.15
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今月は残業制限ぎりぎりだ。こんなに働いたのははじめて(いや、2~3回あった気もするな)だが、逆に言えば締め日まではほとんど残業せずに済むことになる。勿論、「サービス残業」などという愚かな単語は時給労働者の辞書には存在しない。 で、どうやら梅雨入りと言うことで濡れて帰ってきました。今年は先月だかその辺(簡単に忘れた)が梅雨だった印象なので損した気分だ。 返答不要な人にこっそり返答する。俺も面倒臭いです、しょっちゅう。その他の人には何が面倒臭いかは秘密。面倒臭いからね。
2007.06.14
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TSC全曲解説特別編。 先日My Ever Changing Moodsの時に書いたNMEの付録シングルを入手した。あれ書いてる時点で実は海外通販に頼んでたんだけど。ってーのも、この曲のシングルのジャケ画像を探していたら偶然コレを通販しているところにブチ当たったワケで、送料込み(イギリスからの)でも1600円くらい、コレなら買いだべ!と勢い込んで買ったら案の定盤質は良くなかったのだが(笑)。音自体はむか~しラジオでオンエアされて、録音したテープを持っていたのだが勿論既になくしてしまっていて、久々に聴けたのは盤質云々は置いても嬉しい。 Live In Liverpoolとあるから、多分The Lodgers EPに収録のライヴと同じ時のものじゃないだろうか。この曲をホーン抜きの編成でやっている音源は他に聴いたことがないので結構貴重かもしれない。但し演奏そのものの出来はさほどいいとは言えない。やはりEPに収録された他の曲に比べテンション的にももう一つで、こういうかたちでのリリースが関の山だったのかな、とも。 また、音質(レコードの状態云々以前の話)から判断するとThe Lodgers EPがいかにしっかりミキシング/マスタリングされているかもよく解る。このレコードだと高音質サウンドボード音源の海賊盤並なのだな。 今日は仕事がエラく遅くなってしまい、弱り気味で帰宅したんだけど少し気分よくなったな。
2007.06.13
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Hon Councilers:Vocals : Dee C.LeePiano : Helen TurnerTrumpet : Dave Sefries & Stewart ProsserSaxophone : Mike MowerTrombone : Chris Lawrence Our Favourite Shopの先行シングルとして発売されたソウルフルな曲。オルガンとホーンのイントロをファンファーレ代わりに始まり、ホワイティが終始グイグイ引っ張って行くドラミングで曲をリード。ソレをリズミックにサポートするのはヘレン・ターナーのピアノ。ライヴではお馴染の彼女がTSCのスタジオ録音に参加したのはこの曲だけ、と言う意外な事実もある。ヴァース、サビ共にポールとディー(+ミック)の掛け合いで歌われる。 また、スタジオライヴ共にギターは使われていない。ポールはベースを弾いているようだが、グルーヴや躍動感でライヴでのカーメル・ハインズに軍配が上がる。 ちなみに、エディットやインストも含めスタジオ盤での別ヴァージョンが存在しない数少ないTSCのシングルのひとつである。(他にはSpeak Like A Child、Wanted、How She Threw It All Awayくらいか?) ライヴでもすぐに定番となり、アルバム同様エンディングで使われた。ホワイティのドラムも手数が増えて充実感もある。ホーンがいない編成の時はイントロがヘレンのピアノ(クラシックの曲の引用)に変わっているが、曲中のホーンパートはシンセでプレイされていた。この編成での演奏はLive AidのDVDでも聴けるが、NME付録のRed Hot EPというレコードにも収録されていた。このテイクはOur Favourite ShopのD.E.に入る予定もあったようだが、残念ながら直前で中止になってしまったようだ。
2007.06.12
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Status Quo全曲解説は難しいからまずThe Spectres全曲解説から恐る恐るやってみる。 とにかく、フランシス・ロッシとアラン・ランカスターのデビュー曲である。ジョン・コグランとロイ・ラインズもいるのだがまだリックはいない。オリジナルはシャーリー・バッシーらしいこの曲は、まだサイケでもなければ勿論ハードブギーでも無い。むしろモッドなナンバーと言って全く差し支えなく、ラインズのピロピロいうオルガンが最高にチープ&ポップ。リズムが跳ねたりスクエアになったり、全く落ち着く気配が無いのが気持ち悪い。とにかく、聴くべきところのあるデビュー曲とは言い難いが、モッド系のイベントなどでいきなり回したら少しはアクセントになるんじゃないだろうか。 ところで画像は某6さんから頂いたカラーコピー。日本盤シングルが出ていたと言うだけで驚きだ。でもなんで「スペクター」?「ズ」無し?って言うよりホントは「スペクトルズ」じゃないのか。 Castle盤の2枚組ヴァージョンPicturesque Matchistickable Messagesには66年のBBCライヴヴァージョンが入っている。こっちの方がドラムがラウドで、ロック度の高い演奏。リズムも「ハネるところ」「ハネないところ」が整理されてきた感じで聴きやすい。
2007.06.12
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Hon Councilers:Bass : Kevin MillerBacking Vocals : Dee C. Lee & Jayne WilliamsonTrumpet : Stewart ProsserTrombone : Chris LawrenceSaxophone : Billy Chapman 大事な曲を飛ばしてしまっていた。俺が一番好きな、一番最初に好きになったTSCの曲がコレである。 日本盤などではYou're The Best ThingのB面扱いだが、実はれっきとしたダブルAサイドであり、EPのタイトル曲として考えるならむしろこちらがリードトラックと言っても良い。R&Bをモダンでしかもロック的に解釈したような曲で、「クールっぽいのに結局熱い」というTSC時代のポールの体質をよく表した曲のひとつ。熱いのでよくライヴのオープニングにも使われた。 ポール&ディーが1コーラス目、次をミック&ジェイン、サビがポールで次のヴァースはジェイン&ディーの掛け合い・・・と言う具合に4人のシンガーがほぼ均等にヴォーカルをとる構成も格好良い、と言うか俺好み。バックはミックのオルガン&ピアノ、そして遂にライヴでお馴染のメンバーが顔を揃えたホーンセクションがメイン。ポールのブルーズハープが聴けるのも嬉しい。 ちなみに7インチヴァージョンもあり、今ではこちらの方がレアなのだが、12インチの終盤、ミックのオルガンのソロになる部分でフェイドする。ロングヴァージョンでも4分半くらいなのでわざわざこれがCD化されることは無いだろう。 前述の通りライヴでも定番。ジェインとディーが顔を揃えたことはないが、ミック、ポール、ディー(またはジェイン)が3人でヴォーカルを回す形になる(一部バッキングヴォーカルにカーメル・ハインズも参加)。ホーンセクションがいる時はポールはヴォーカルとハープに専念、ギターはRob Glanfieldという人が弾いている。ホーン無しの時はポール自身が荒っぽいギターをかきむしる。
2007.06.11
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ボサノバっぽいリズムを持つこの曲もポールのお気に入りらしい。こういう雰囲気がポールの中で流行っていたのか、このEPに続くアルバム、Our Favourite Shopにはボサノバ風の曲が目立っている。パーカッションはホワイティが担当。ベースはクレジットがないが、通例ならポールだがケヴィン・ミラーかもしれない。CDではOFSのデラックス盤やHere's Some That Got Awayで聴ける。 余談かもしれないが、ポール・ウェラー・ムーヴメント名義でリリースされたライヴビデオで演奏されていたのも印象的だった。ヴァイヴが加えられたアレンジで、よりジャジーだった。
2007.06.11
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Shout! EPのB面(7/12インチとも)に収録された、タイトル通り幻想的な雰囲気を持つスローナンバー。ポールのギターが意外なほど多彩なプレイを聴かせてくれる。その他のバッキングは音数を抑えたミックのエレピ、そしてホワイティのシンバルのみ。シンプルに徹しているのだが聴けば聴くだけ味が出る。中学時代に解らなかったこの曲の魅力に今では虜だ。ポールもお気に入りらしい。 CDではhere's Some That Got AwayやOFSのデラックス盤で聴ける。
2007.06.11
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「パリスは?」ってーのは勿論PARISのコトでもTSCのa Paris EPのコトでもなくて話題のパリス・ヒルトンのコトだが、俺はそれよりも彼女を釈放した保安官、リー・バカの方が気になる。 いやぁ、パリスは聴いたコトないんだけどね(好きなような解釈を許可)。 バッジーはコンイチに書いた通り、エラい気に入ってるんだけど、実は俺が持ってる2枚はともにレパトワー盤。実は結構音質が良くないと言う評判を耳にする(実際、俺の聴感上は気にならないのだが)。で、ホントはボーナス入りのリマスター(?)盤があって、そっちが欲しいのね。時々ユニオンで新品を目にするんだけど、コレが新品で3000円ちょいくらいするのよ。1枚でだよ。流石にキツい。ジェネシスのリマスターくらいキツい。 しかもプラケだしねぇ。紙ジャケかディジパックで、そっちの内容なら良いのになあ。日本盤出ないかなあ、紙で。ストレンジ・デイズの2700円くらいのシリーズなら買うよ。最初の4~5枚だけだと思うけど。
2007.06.11
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the MDK'sのサイト更新しました。例によってライヴ・インフォとコンイチです。次回ライヴは7/15(日)、いつもの如く横浜B.B. Streetです。翌16日は祝日、多少遅くなってもお休みッ!ってコトで、楽しみに来て下さいな。俺等も楽しんでもらえるような演奏でお迎えしますよ。 さて、コンイチの方ですが例によってバラバラ。Mo.はマロ(サンタナの弟のバンドなんだって?)、Ko-Ryuはサン・ヴォルト、Hatsuは元ランシドのメンバーのソロ(?)でTim Armstrongってヒト。で、俺は意外性もナニもなくバッジー。しかも昨日入手した画像のアルバムじゃなくてNever Turn Your Back on a Friend。まあ、代表作だしネッ!!ってコトで。 あと、8月には詳細未定ながら藤沢でイベントライヴが控えております(thanks to Studio JamJam)。近隣の方はそっちもよろしくね。
2007.06.10
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こんなジャケ画像貼り付けたって面白いこと一個も無いが。 昨夜久々にこのジェネシスのデビュー作を聴いた。だいぶ前に中古で買って、ピンとこないので数回聴いて放置してたヤツだ。世間での評判も芳しくないので、その後本格的に(と言っても4枚くらいしか持ってないけど)ジェネシスを聴きはじめても省みていなかった。 一昨日くらいだっけなあ。以前のストレンジ・デイズの特集を読んで、久々に引っ張り出してみようと思ったんだな。 まあ、結局疲れてたことも合って集中して聴いてないんだけど、集中しなかったせいで、聴きながら何回もこれがジェネシスであることを忘れる。それで、忘れながら聴くと単にサイケデリックなビートグループであり、それどころか部分的にはアメリカ的であるとさえ感じた。っていうより、所々で自分がモンキーズを聴いているのかと誤解した瞬間があったんだ。ピーター・ゲイブリエルの声が微妙にマイク・ネスミスみたいに聴こえる瞬間もあって。モンキーズがクリエイティヴだった時期、Head Quarters~Headくらいの頃みたく聴こえる曲があったんだよ。驚いた。 繰り返しになるけど、コレはどう考えても1967か、遅くて68年くらいの「サイケ」の音である。だがリリースは69年。遅過ぎる。進化は必然だったがきっちり進化して結局「プログレッシブ」なひとになるのは流石だよな。
2007.06.10
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Hon Councilers:Bass : Kevin MillerVocals : Dee C.Lee & Alison LimerickStrings Arrangement : John Mealing Shout to the TopのシングルともShout! EPともとれるかたちでのリリース。典型的な「ディスコ・ビート」にカーティス・メイフィールドなどの影響が強そうなストリングスが乗った、またしても「必殺!」なポップナンバーで、例によって日本ではフリッパーズ・ギターや佐野元春に多大な影響を与えたのだった。リフが覚えやす過ぎる上に、一度聴いたらもう「しゃっとぅざとっ!しゃっ!」って一緒に歌いたくなるサビ。当然のように売れた。なお、バッキング・ヴォーカルはディーと後にJTQに参加してアシッド・ジャズ周辺やソロシンガーとしてもで活躍するアリスン・ライムリック。 この曲の7インチヴァージョンはヴォーカルパートが12インチとは違い、フェイド・アウトが早い。The Ultimate Collectionに収録されている。(12" version) 基本的なテイクはひとつだが、この曲には幾つかのヴァージョン違いがある。全て参加メンバーは同じなのでHon Councilersの表記は省くが、紹介していこう。 前述のように、12インチヴァージョンは7インチとはヴォーカルが全くの別テイクになっている。フェイド・アウトも長いのだが、どこにもExtended Versionなどの表記は無い。日本盤のOur Favourite Shop(アナログ及び初期CD)に収録されたのはこのヴァージョン。現在では多くのベスト盤に収録、その代わり、現行盤のOur Favourite Shopには更に別のヴァージョンが入っている。 ライヴでは全く別のアレンジに変更された。ディスコビートだったこの曲が3連系のリズムに変わり、よりソウルっぽさは増したようだ。リフの合間に入るスティーヴ・シドルニクのコンガが印象的。 オリジナル通りのビートをフィーチャーしたライヴ演奏は84年のテレビ出演で確認出来る。また、ウェラーのソロツアーでも(だいぶ骨っぽくはなったが)元通りのリズムで再登場している。(U.S.A.Remix) 現行盤Our Favourite Shopのボーナストラック(D.E.にも)として収録されているヴァージョンで、このミックスはドラムパートが完全に別テイクで、通常テイクだと2,4拍目に入ってるスネアが4拍目のみとなり、また、部分的にタムのフィル・インが入るなど、ビートの感じが全く違っている。ヴォーカルも違うようだ。 問題はこのテイクの出どころで、USA Remixとされるが、実はUS盤LP、Internationalistsに収録のヴァージョンではないのだ(画像はそのLPだが)。同LPには7インチヴァージョンが入っている。もしかして、映画「ヴィジョン・クエスト」のサウンドトラックに収録されたヴァージョン?未確認なので何とも言えない・・・。(Instrumental) 12インチヴァージョンのヴォーカルトラックを抜いたもの。コーラスパートは入っているので、所謂「カラオケ」として使える。Our Favourite Shop D.E.で初CD化。
2007.06.09
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TSCの全曲解説を始めたんだから、機を見てQuoもやりたい、と思う今日この頃。だが、未発表に終わったのを含めても5枚のオリジナルアルバム+シングルというTSCに比べ、Quoの発表したレコードの数はあまりにも膨大だ。だからってアルバム解説ならPiledriverでやってるワケで・・・リマスターも出たし、聴き込み具合も全然違うからアップデートしたい、って気持ちもあるんだけど。始めてみて中途半端に終わるのもアレだしなあ。実際、パイソン全見企画も途中で頓挫してるワケで。 こういうコトやってると「いよいよSoul Deep終了、ブログへ『移行』か?」って感じもあるんだけど、まあベツにそれでも構わないと思ってるのが事実。以前の「ブログは雑誌連載、サイトは単行本」って考えはまあ、消えたわけではないけどそろそろ古い発想かな、とも思ってる。まあ、ネットの世界なんか対して歴史が有るでも無いんだから、古いスタイルよりも目新しいものにバンバン飛びついた方が健全だろう、と言う考えもあるしね。mixiもたいして面白かぁないけど、それなりに楽しんでるし。MySpaceもやってみたいけど、なんか面倒臭いんだよなあ(実は手は出してて、アカウントはあるんだけど)。 って全然Quoの話から逸れてしまった。そのまま終了。
2007.06.08
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The Council Collective are:Paul WellerMick TalbotSteve WhiteVocals : Junior Giscombe,Dee C.LeeJimmy RuffinRap : Dizzy Hites & Vaughn Toulouse Bass : Leonardo Chignoli 炭鉱労働者の支援チャリティシングルとしてThe Council Collective名義で発売された。参加してるメンバーに知った名前はほとんど無いが、ジュニアーとディジー・ハイツ(A Gospelにも参加しているラッパー)はTSCのライヴにも時折ゲスト参加していて、自らの担当したパートを歌っている。 ベーシストはアニマル・ナイトライフのメンバー。また、ホワイティは当時レスポンドからレコードを出した彼自身のユニット、M.E.F.F.のメンバーとしてクレジット。Vaughn Toulouseもレスポンドのミュージシャンの様だ。 サウンド的にはいかにも80年代的打ち込みファンクで、A GospelやStrength of Your Natureと共通した傾向を持つ。7インチヴァージョンは両面にParts 1 & 2として分割して収録。ディジー・ハイツ等のラップの部分までがPart 1、それ以降がPart 2となっている。ライヴでメドレーの一部になったのはPart 1。 TSC名義ではないせいか、今までベストや編集盤からも漏れることが多かった。ボックスに収められたのも後述のクラブミックスであり、12インチヴァージョンが正式にCD化されたのはなんとOur Favourite Shopのデラックス・エディションであった。7インチヴァージョンは未だにCDになっていない。(Club MIx) 同シングルのプロモ用12インチにのみ収録されていたリミックス。なんとウェラーのパートをごっそりカットし、ゲストのヴォーカルを前面に出した大胆なミックス。黒人向けのラジオ局を狙ったミックスだろうか?それでいて、オリジナルの12インチ版と大きな違いを感じないのも面白い。 ボックスセットに収録されたBert Bevans Remixは実はこのクラブミックスと同じものである。 なお、通常の12インチのB面はMiner's Pointと題された、パオロ・ヒュイットによる炭鉱労働者へのインタビューである。音楽ではないため「全曲解説」では扱わないが、ヒュイット(=カプチーノ・キッド!)もカウンシル・コレクティヴのメンバーと言ってもいいだろう。
2007.06.08
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近々、71年のT.Rexのライヴ音源についてまとめようと思う。過去にこの時期の音源としてはT.Rex In Concert、Electric Boogie、Cosmic Dancer、という3タイトルが出ていて(実際にはもっとあるが、俺が持っている=買う理由があると感じたものはこの3枚)、とりあえず俺なりに検証して上記リンクの様にまとめた。 各アルバムのうたい文句は以下の通り1) In Concert...1971年秋のElectric Warrior Tourから収録2)Eletric Boogie...1971年、Weely Festivalのステージを収録。ラスト2曲はボーナストラック、収録日時不明。3)Cosmic Dancer...Disc1/1~10は1971年のライヴ。Disc2/1~2は70年UKツアー、3~5は71年、ニューヨークのラジオ、6~8は71年パリ。 但し、Electric~の内容は全てCosmic~に含まれている。 これに加えて、今回Total T.Rexを手に入れたので(当時予告した通り)検証してみよう、と言うワケだ。このボックスセットのLiveと名付けられたディスクには以下のロケーションで録音されたライヴが収録されていて、これらの一部は明らかに上記のライヴアルバムと内容が同一である。・The Boston Gliderdrome 1972/1/15・Stoke -on trent 1971/8/26・Cardiff 1972/6/10・Wolverhampton 1971/5/19
2007.06.07
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アルバムのラストに入っているのは再びミックのインストナンバー。オルガンがメロディを演奏する、ソウルっぽさを感じる(が、黒くない!)曲だ。メロディが小泉今日子の「なんてったってアイドル」にそっくりな気がするのだが・・・。スピード感のあるタンバリンも聴きどころ。 このタイトルは初期のツアータイトルとして使われていたものだが、ツアー時点ではまだCafe Bleuはリリースされていなかった。コンセプトを曲として仕上げた、と言うところか。だが、その後のツアーでも演奏されていない。
2007.06.07
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Hon Councilers:Violin : Bobby ValentinoBass : Chris Bostock B面後半に入ると突然打ち込みは消え、フィドルを導入してカントリーっぽい路線を狙った、アーシーな雰囲気に豹変する。だが、メロディやリズム構造的にはポップな感じの方が強く、あくまで雰囲気を取り入れただけ、と言う感じだ。当時のツアーでも演奏されているが、フィドルのパートをホーンに置き換えたアレンジで、一層カントリー色は薄まっている。 未発表曲やB面を集めたコンピレーション、Here's Some That Got Awayは勿論この曲からタイトルが取られているが、この曲自体は収録されていない(コンセプト的にも当然だが)。
2007.06.07
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キットカットのカカオ72%が個人的大ヒットだ。全てのチョコはサクサクもの入りで、ビターテイストであるべきである。 てな話は置くとして、例のTotal T.Rexの話を書く。結論としては「DVDのために3000円、OKッ!」だった。このDVDにはフランスでのライヴ映像8曲と、イギリスのテレビ出演1曲が収録。最後のSpaceball RicochetはOn TVにも同番組の他の曲と共に収録されたのでいらないとして、8曲は貴重だ。 前半の4曲はテレビ番組用のスタジオライヴ(客も入っている)で、ビル・リジェンド参加前のライヴだ。ビート・クラブ同様のアレンジで演奏されるJewelは残念ながら途中から始まり、マークのインタビューが挟まり、最後のインプロビゼイションから再開する、と言うぶつ切り編集だが、スティーヴ・カーリーのベースソロをビートクラブより長く聴けるのは楽しい。 次のRide A White Swanもビート・クラブと近いアレンジ。ミッキーのコーラスが非常にはっきりと聴けるのは貴重(最初はマイクがoffになってるようだけど・・・)だが、普段のライヴだと彼のマイクからの音が出ていない理由が解ってしまった。 インプロが長いからまたブツ切りかな、と思っていたElemental Childはフルで収録。この時期の他のライヴ同様、後のJeepstarを彷彿とさせるパートを含むアレンジだ。それにしてもスティーヴとミッキーをこれだけ見れるライヴ映像も珍しい。「他のメンバー」ファンの俺には大満足である。 最後のSummertime Bluesは途中でクレジットがかぶさりフェイド・アウト。残念。ここでもミッキーのコーラスが聴ける(ユニゾンだけど)。 もう一つは白黒で画質、音質共に悪いが、全盛期のリアルライヴとしては貴重な72年フランスの映像。曲はJeepster、Hot Love、Cadilac、Telegram Samと、この時点での代表曲をほぼ網羅、と言う感じのセレクト。まあ、Born To Boogieを見た方が圧倒的に(演奏内容も)いいんだけど、あっちとは違う感じのアドリブや、スティーヴ後方からの珍しいアングルなど、見どころも多い。(例によって)Cadilacを長々と演るのも嬉しい。 CDにも軽く触れよう。Radio Sessionsは以前出ていたSpaceballと言う2枚組スタジオライヴ盤とほぼ同内容。Liveの方はIn ConcertやElectric Boogie、Cosmic Dancerとの重複もあるが、聴いたことの無いテイクもかなり含んでいた。ThunderwingやBaby Strange、One Inch Rock(In Concertとは別テイク)が嬉しい。DemosはElectric Warrior Sessionsとの重複が多い。はじめて聴くものもあるが、初登場では無いようだ(俺が持ってないだけ)。 中古で5~6000円台くらいで、しかも上に挙げたようなCDを持ってなかったら買って損は無いと思うよ。12800円は高いけど。MSIから出た方のヴァージョンならもう少し安いかも。但しこっちはDVD-Romで、パソコンでしか見れない仕様なんで、それが見れる環境の人になら悪くない。
2007.06.06
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(Album version)Hon Councilers:Drum Programming : Peter Wilson 後にアルバムからシングルカットされるこの曲だが、勿論これが最初のヴァージョン。ウィルスンがプログラミングしたパーカッションパートが曲の骨格を占めるが、前2曲とは違ってクールで、少し甘いソウルナンバーになっている。アルバムヴァージョンは別名「ギターヴァージョン」とも呼ばれる。間奏がポールのギターソロ、3分過ぎのパートがポールのスキャット、などの特徴がある。サビ前で掛け合い的になる部分はミックと思われる(ハーモニーも)。(7' version)Hon Councilers:Drum Programming & Strings Allangement : Peter WilsonSaxophone : Billy Chapman Groovin' EPでのヴァージョンはリメイクではなくリミックスである。だが、かなり手が加えられていて、更に7インチと12インチで編集が違ったり、ダブがあったりなど、この曲のヴァージョンも複雑になっている。 シングルヴァージョンではピーター・ウィルスンが新たにアレンジしたストリングスが追加され、更に間奏をサックス(おそらくビリー・チャップマン)に差し替えられている。更に、3分過ぎの部分はスキャットから「You're the Best for Me」などと歌われるパートに変更、そのまま最終ヴァースを省いてエンディングのリフレインに続く。 CDで聴けるのは以外に少ない。The Ultimate Collectionというユニヴァーサルから出た3枚組ベスト(うち1枚はジャム/ソロの音源)に収録されているのは確認しているが、現在はあまり見かけない。 ライヴではほぼこのヴァージョンにのっとったアレンジだが、「You're the Best for Me」のパートが倍の長さになり、エンディングの本来フェイドする部分の後に新しい、少しファンキーなインストのエンディングが付け加えられている。この部分にポールとディーの「Don't Go」というヴォーカルが乗ることもあった。また、打ち込みが無い分テンポが上がり、全体がハネた、よりソウルフルなグルーヴに変化している。(Long Version)Drum Programming & Strings Allangement : Peter WilsonSaxophone : Billy Chapman Long Versionとクレジットされているが、長さはアルバムヴァージョンと同じで、7インチ同様のストリングスとサックスが追加されたミックスだ。多くのベスト盤にはこのヴァージョンが収録。(You're The Dub Thing)Drum Programming & Strings Allangement : Peter WilsonSaxophone : Billy Chapman ダブとは言っても、所謂80年代リミックス的ダブ。サウンド的には12インチヴァージョンを基調に抜き差しを行っているようだ。新たな音の追加は(多分)無いからまあ、「ダブ」と呼んで差し支えないとは思うが。('89 remix)Drum Programming : Peter WilsonSaxophone : Billy Chapman Singler Adventuresに収録されたヴァージョン。ヴォーカルとサックスが再録音、更にDX7ぽいシンセやディーのバッキング・ヴォーカルが追加されていて、大幅に印象が変わっている。ストリングスは未収録。ドラムパートも打ち込みが若干後退し、(ホワイティ脱退後のリミックスながら)生ドラムが目立つミックスになっている。「You're The Best for Me」パートを含むシングルヴァージョンを元にしているが、ライヴヴァージョンに準拠し、そのパートを2回繰り返すアレンジになっている。これだけ違うとほとんど再録音に聴こえる。
2007.06.05
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Vocals : Dee C.LeeDrum Programming : Peter Wilson A Gospelと同じ様な感触を持ったエレクトロ・ファンク。B面前半は打ち込みが多用されたTSC流の「最新のファンキーサウンド」が展開されることになる。この曲は、そういうサウンドに乗せ、ほとんど1フレーズの歌詞を延々繰り返している。Money-Go-Roundに続きディーが参加、ここでは1フレーズだがリードヴォーカルもとっている。中間部の低音のヴォイスはミックか? ライヴではテレビ出演時などの例外を除き、Money-Go-Roundメドレーのエンディングとして、高速ファンクにリアレンジされて演奏。ポール、ミック、ディー、カーメル・ハインズが一緒に歌うが、ライヴによってはその時々のゲスト(ジュニア・ギスコーム、ディジー・ハイツなど)も加わった。
2007.06.05
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Hon Councilers:Rap : Dizzy HitesDrum Programming : Peter WilsonTrumpet : Barbara SnowSaxophone : Hillary Seabrook ジャジーなA面と打って変わって、エレクトロニックな感触のラップナンバーからB面の幕が開く。プログラミングはプロデューサーのピーター・ウィルスンが担当しているが、ホワイティのドラム(シモンズ)とコンガも使われている。ポールは控えめな単音リフをバックで弾いていて、ヴォーカルはとっていない。変わりに大フィーチャーされているのがラッパーのディジー・ハイツ。彼は後にこの曲のカヴァーを自身の名義でリリースしている。
2007.06.05
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Hon Councilers:Saxophone : Billy ChapmanTrumpet : Barbara Snow 物騒なタイトルを持つこの曲は「流石ジャズドラマー」ホワイティを大々的にフィーチャーしたハードバップスタイルのジャズナンバー。Me Ship Came In!と同じメンバーで録音された。チャップマン→スノウ→ミックの順でソロを取った後はホワイティのドラムソロが登場。あくまで「モダンジャズの模倣」という感じではあるが、雰囲気はたっぷりだ。テーマに戻る時にホワイティによるカウントも聴かれるが、これはTSCのレコードで彼の声が聞ける希有な例。 初期のライヴでもこの曲はプレイされていて、勿論アルバムヴァージョンより長いドラムソロが聴けた。しかし、丸っきりハードバップなこの曲で思いっきりシモンズをぶっ叩くってのはちぐはぐで、今聴くと笑える感じではあるけど・・・。ライヴでのトランペットは勿論スチュアート・プロッサーが担当。
2007.06.04
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Hon Councilers:Double Bass & Sting Arrangement : Peter Wilson ポールがジャズギターソロを聴かせるムーディなインスト。流麗な・・・と言いたいがどこかぶっきらぼうに引っ掛かる瞬間が散見出来、やはりポール、という気になるのが逆にいい。ベースと弦のアレンジはこのアルバムの共同プロデューサーでもあり、B面では正反対とも言えるプログラミングも担当するピーター・ウィルスン。そしてもう一つ、個人的な聴きどころはホワイティのブラシプレイ。流石ジャズマン! ・・・ミックは何演ってるのかな?
2007.06.04
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Hon Councilers:Saxophone : Billy ChapmanTrumpet : Barbara Snow Cafe Bleuの3曲目は再びインストで、ミックのピアノとホーンをメインに据えたラテン調の曲。アニマル・ナイトライフのメンバーで、この後TSCのライヴ、レコーディング共にお馴染となるビリー・チャップマン(Sax)が初参加。そして実は、このアルバムでは3曲目にしてはじめてミックとポールが顔を合わせる(ポールはベースを担当)。 ライヴでもポールはベースを弾いていた。来日公演を収めたビデオPost Modernではこの曲をアンコールで演奏するシーンが見れるが、本来のベースのアンソニー・ハーティはジェイン、ヘレン・ターナー等とともにダンスに興じている。非常に楽しいシーンで、特にポールのソロツアーでは「姐御」然ととしていたヘレンの可愛らしい姿に注目したい。
2007.06.04
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