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バーゲンセールになると、つい、血が熱くなってしまう。クレジットカードという恐ろしい武器の力を過信して、気付いたときには向こう半年分の収入を鎖で縛っている。 でも、あの陶酔が忘れられない。お金で世界を征服しているような気分に酔える。おお、大衆消費社会バンザイって感じ。 セール初日。新宿伊勢丹は、気分が悪くなりそうなぐらいの大混雑でした。まさに「人酔い」してしまう。 いいなと思った服は、すぐ手にとって確保しないと、ふと目を離した瞬間に、別の人の手に渡っている。店員も、あおる、あおる。 お気に入りにブランドで、ボーダー柄のタンクトップと、黒のサマーニットで襟首、袖口、裾にぐるりとビーズのついた可愛いの、以上2点に決定して「これ、お願いします」と言ったら、「もう他はごらんにならなくてよろしいんですか」だって。「即断即決です」と応えたら、店員は納得のいかない表情をしていました。そんなにいいカモに見えたのかしらん。 レジで待っていたら、そのブランドはまさにおば様御用達なんですねー。ひとりで5点も6点も山積みにして買う人がいてびっくり仰天。しかも、そのとき彼女が着ていた服も上から下までそのブランド。一種の新興宗教ですね。 他には夏のレジャー用の水着、ジム用の水着、そしてエアロビ用のウエアをかなり空いていたスポーツ用品売り場で買い、さらにオシュマンでエアロビ用のシューズ(いま使っているのがボロボロになったので)、ウェアを買い、ジムのある渋谷へ。よせばいいのに、レッスンの時間まで間があるので、つい、東急本店に引き込まれるように入ってしまいました。 こちらは一転してガラガラ。クリツィアのコーナーを覗いてみると、顔見知りの店員がてぐすね引いて待ってました。 以前に定価で買った変わり模様(パイソン+フラワー、茶系)のGジャンとお揃いのパンツを発見。サイズ表示が小さいので無理だと思って試着しなかったのですが、履いてみたら入っちゃった!28インチだなんて、ウッソー!ですね。ま、クリツィアは少なくとも1インチ、他よりは大きめなんですけどね。それにしても感動モノ。 うれしいついでにもう1本、トラの縞柄のパンツも買ってしまった!お揃いのタンクトップも一緒に。 他にお客がいなかったので、付きっきりで接客してくれて、気軽に試着し、本当に納得のいくものを買えたのでうれしかったなあ。 戦場のように混雑したセールも、血湧き肉おどる興奮がありますが、こんなふうにマン・ツー・マンで丁寧に接客してもらったほうがいい気分になれますね。 というわけで、昨日の収獲一覧をメモ。1)バレンザポー 黒のサマーニット2)同 白黒ボーダー柄のタンクトップ3)Max&Co.のピンクのタンクトップ4)エトロのペーズリー柄ブルー系のパンツ5)SPEEDOの水着 グリーン系セパレートタイプ6)花柄のタンキニ+ショートパンツの水着7)リーボックのエアロビ用ウェア上下 黒に赤のライン8)クリツィアの茶系パイソン+花柄パンツ9)同 茶系のトラ縞柄パンツとタンクトップ10)ナイキのエアロビ用シューズ11)プーマの黒タンクトップ ひえー!11点も買ったのぉ!うーん。もう自制します。自制しますけど、西武の積み立てが満期で、明日13万円分の商品券と交換できるのです。秋冬物用にとっておくのが賢明ですが、夏の仕事用パンプスとTシャツ数枚とターコイズのアクセサリーが欲しいんだよなあ。 ああ、なんと欲深い女であることよ。厳しく監査・指導してくれる会計係のほうが主夫よりも緊急に必要だなあ。
2002年06月30日
めちゃめちゃ感動しました。浅川マキって誰?って方も多いかと思います。私も一曲も知らないんだけどね。 曲も知らない。結構なお年で声量が落ちているし、バックのサックスとギターがうるさいので歌詞もよく聞き取れないのですが、そんなことは全然関係なくて、魂にびんびん響くライヴでしたぞ、新宿ピットイン! ああ、彼女は見事に人生の先輩で、先輩がやさしく恋と人生を語ってくれた。この感じを私も誰かに伝えなくちゃと思いました。 唐突ですが、このホームページには、高校生も来てくれているみたいで、最初は戸惑いましたが、いま、その嬉しさがひしひし。 というか、くだらない日本史の教科書に載っていないことを、じゃんじゃん教えたくてたまらないぞーっ!っていう気分になりました。酔っ払いのお説教おばさんだけどね。 樺美智子さんのこととか、うー、このへんは全共闘のおじさま、おばさまにお任せしますが。 私が大学へ入って真っ先に思ったのは、よくも、小学校から高校に至るまでの社会科の教師!ウソばっかり教えたとは言わないまでも、大事なことを教えてくれなかったなー!ってことでした。滅茶苦茶あったまきたぞー! 日中十五年戦争っていう言葉自体も教えてくれなかったよなー。三光作戦、南京大虐殺、従軍慰安婦、沖縄戦の実態、戦後もそうだ、ジラード事件。 うふ。私はやっぱり危険思想の持ち主かも。手ぐすね引いちゃう感じです。なぜ、本多勝一のルポのタイトルがアメリカ合衆国でなく「アメリカ合州国」なのかとかサ。 徐々に書いていきましょう。ええ、いきますとも。 いちおうこの時間なので、酔っ払いのたわごとかもしれませんが。
2002年06月29日
……なーんて求人広告を出したら、本当にイイ人が来てくれるだろうか。 決してリストラしません。終身雇用もアリです。住むところの心配もしなくていいです。三食用意してくれたら、昼寝をつけて差し上げます。なーんてね。「あのう、面接していただけませんか」って、ホントに訪ねて来ちゃったりしたら、これはもう小説の世界かも。案外いいネタかしらん。 採用試験では、料理のお手並み拝見。掃除の上手なキレイ好きで、でも、あまり口うるさくないのがいい。 ディベートも課そうか。社会、経済、政治に宗教、国際情勢、スポーツ、芸能ネタまで、あらゆることに好奇心旺盛で、自分の意見を持っている人がいい。悪口でも追従でもなく、自分の責任で持論を展開できる人。 命令口調で話さない人。お互いに敬意を払って、礼儀と配慮を欠かさない関係を保てること。 ユーモアの精神にあふれていて、話しているとなんだか胸のあたりがじーんとあたたかくなるような人。 書いているうちに空しくなってきたのでやめにしよう。人にそれほど多くを望む資格は私にはないだろう。 なんだか絶望の深い淵を覗き込んでいるような夜でした。
2002年06月28日
……じゃないと思うんだけどなあ。来訪者リストを見たら、米軍関係のアドレスを発見してビックリ。まあ、プライベートで来てくださっているのだと解釈しましょう。 日本国内は北海道から沖縄まで、全国各地から見に来てくださっているようで痛み入ります。今後ともよろしくお願いいたします。 さて、昨日ようやく関川夏央さんの『本読みの虫干し―日本の近代文学再読』(岩波新書)を読了。表紙カバー裏の宣伝文に曰く「日本近代文学の名作、話題作を、できるだけ現代人の視線から離れ、時代に即して読み直した日本近代文芸思想入門」。 1作につき3~8ページという短いエッセイ形式だから、気軽に読めてしまいますが、読後感は深い。いろいろ考えさせられます。 とくに戦争に関する名作、話題作に触れた部分は読み応えあり。著者も言うように、私たち現代日本人は、先の戦争(日中15年戦争および太平洋戦争)を嫌うあまり、戦中、戦前と言われる時代を全否定して忘却の彼方へ押しやろうとする傾向がありますが、それでいいのだろうか。「あの道はいつか来た道」にならないように、過ちも醜さも愚かさも全てひっくるめて、過去の歴史を冷静に見つめなおすべきと痛感しました。それも、現代人のフィルターを通してではなく、歴史的文脈に沿ったかたちで。ありのままに。 そこにいるのは、狂気の軍部に洗脳された哀れな人たちではなく、私たちとあまり変わらない感受性を持ち、戦争に巻き込まれる寸前までは、平凡な日常を淡々と過ごしてきた人たちであることに気付くかもしれません。『アーロン収容所』会田雄次、『俘虜記』大岡昇平、『極光のかげに』高杉一郎、『戦艦大和ノ最期』吉田満、『麦と兵隊』火野葦平…… 関川さんの後について、これらの作品を少しずつ読んで私なりに考えてみたいなあと思いました。 以前、友人に誘われて靖国神社の中にある戦争博物館のような建物の中を見学したことがあります。場所が場所だけに、戦争賛美的な色彩が強いのかと思って緊張しましたが、入ってみると決してそんなことはなく、淡々と膨大な展示物が並べられていただけでした。 特攻隊で散っていった人のおびたたしい数の遺書、遺影が並べられ、彼らは鬼でも洗脳されたロボットでもなく、死の直前までは、礼儀正しく、肉親を思い、恋人を思い、愛情あふれた熱い血の通う人間であったことがリアルに伝わってきました。 それなのに、なんでああなっちゃたのか。 ただ突っ込むためだけに作られたようにしか見えないペラペラの特攻機や人間魚雷、また、潜水服を着て海底から槍で敵艦の船底を貫く作戦の復元模型などを見ると、何と低レベルな技術であったか、不謹慎だけれども苦笑を禁じえないものもありました。 私のようにちょっと左巻きじゃなかった、左がかった人もおススメなスポットです。 兵隊も民間人も何の差別もなく虫けらのように殺されていく戦争を、二度と繰り返して欲しくはない。有事法制については、「備えあれば憂いなし」なんて子供だましな言葉で誤魔化さずに、本質からもっと徹底的に論じ合うべきだし、それよりもいまの日本の外交のあり方こそが早急に正さねばならない問題でしょう。外務省改革は、いつの間にかムネオvsマキコさんのドタバタ劇の後方へ押しやられてしまったし……。 いまネットで調べてみたら、上記の靖国神社内の施設は「遊就館」といい、この7月に改装オープンするそうです。どんなふうに変わったのか、そのうちチェックしに行ってみよう。●遊就館ホームページhttp://www.yasukuni.jp/yusyu/index.html
2002年06月27日
語るように歌え……「弾き語り」の世界もそうかな。叫ぶロックもいいけど、囁くように、語りかけるように歌うのもステキかも。 最近、ノラ・ジョーンズにハマっています。ラジオでよく流れているので、“Don’t know why”は多分、聞いたことがある人も多いのでは。 仕事だかなんだか、遠くへ行ってしまう恋人に付いていかなかったのはなぜだか自分でもよくわからない……っていうような歌詞。 Idon’t know why Ididn’t come っていうフレーズの繰り返しが何度も出てくる。 シンプルだけど、「なぜ私は行かなかったんだろうか」っていうシーンは、誰でも思い当たることがあって、それぞれに感情移入しやすいから、惹き付けられるのかなあ。 半音ずつ下がってくるギターの伴奏が、アンニュイな雰囲気を出していて、合いの手で入るピアノがジャジーでオシャレ。 きっちり歌っているからSING LIKE TALKING って感じでもないけど、脱力の加減、囁き具合が心地いいの。 それはさておき、金曜日に会社員時代の元上司に誘われて、新宿ピットインで浅川マキのライヴへ行きます。 浅川マキってよく知らないんだけど、ホームページを検索してみたら、アレン・ギンズバーグのポエトリー・リーディングのエピソードが書いてあった。 ふーん。いまの彼女はどんなふうに歌うのでしょうね。なんだか楽しみです。 昨日、ある人にインタビューしていて、DNAの話になったんだけれど、DNAレベルで考えれば、私たち人間は何千年っていう輪廻転生の中で生きているのよね。もしかしたら1万年以上? DNAの中には、過去の記憶がしっかり詰まっているから。 最初はアフリカ人だったらしい。そこから広大なユーラシア大陸を渡って日本までたどりついたのか、海路で寄り道しながら来たのか。西回りか、東回りか。北や南もジグザグに来たのか。 アフリカ音楽や、色んな国の音にそれぞれ反応してしまうのは、DNAのある特定の部分が共振するからなのか。 脳味噌じゃなく、魂を揺さぶるっていうことで、音楽には万国共通の魅力がありますね。
2002年06月26日
「ひじたのう」という言葉を初めて聞きました。「鄙事多能」と書き、もとは「論語」に出てくる言葉で、福沢諭吉が自分の特徴を表す言葉として引用したことから、近代日本でもよく知られるようになったようです。 福沢諭吉は鄙事多能と自ら言うだけあって、日常のことを工夫改善することが好きで、器用さを発揮して畳の表の付け替え、障子貼り、雨漏りの繕いなどなど自分で出来ることは何でも処理して、また、親戚筋からも声がかかって重宝がられたとのこと。武士階級出身の人には珍しかったのではないでしょうか。 天下国家を論じながらも鄙事多能であるという、コントラストの妙なのでしょうね。謙譲の美徳の表現。 いずれにしても、福沢諭吉さんにいわば「主夫」的なセンスがあったことを知って驚きました。当時は「主夫」なんて発想は毛ほども無かっただろうから、英米から持ってきた「自助」の思想の一環なのでしょうけれど。それにしてもエライ。わが母校のライバルですが尊敬しちゃう。 掃除、洗濯、料理など、身の回りのことを何でも自分でできる男の人を、私は心から尊敬しますね。とくに掃除は、毎日代わりにやってほしいくらい!たすけてくれー。「主夫」が欲しい……なんてゼイタクは言わないけれど、せめて64歳になったら、電気のヒューズがおかしくなっちゃったとき、直してくれる人が身近にいて欲しいしね。うふふ。 20代のころの私の理想の家庭は、パートナーと変わりばんこで料理当番をし、「美味しいね!何で味つけたの?」「この珍しい素材は何?」「どこでいくらで買ったの?」「またつくってね」なんて会話をしながら日々の食卓を囲むことでした。 最近では「厨房に入る男子」もずいぶん増えてうれしい限りですが、私は少しだけ生まれてくるのが早かったなあ、あと10年くらい遅くてもよかったなあと、望んでもせん無いことを思う今日このごろでした。
2002年06月25日
「キミの部屋は、いつもバジルの香りがするね」と、彼が言った。 彼が近くにいない今、バジルの香りを嗅ぐと、なんとも切ない気分になってしまう。 もしもこのまま別れるようなことになったら、バジルの香りを嗅いだとたん、涙が溢れてしまうかもしれない。 なーんて小説っぽく気取ってる場合じゃなくてサ、バジルを使ったパスタって、おいしいですよね。 正統派ジェノベーゼ(バジル、オリーヴオイル、ニンニク、松の実をミキサーにかけ、おろしたパルミジャーノたっぷり混ぜたソースであえるパスタ)はもちろんのこと、 日本風の解釈というか、和風アレンジのパスタ屋さんで出す、スライス玉ねぎとベーコンを炒めてバジルのちぎったのと塩、胡椒でスパゲッティを和えたヤツって最高!青紫蘇でやってもおいしいね。 宴会の残りのパルマ産生ハムとバジルで、明日のランチを作ろうかしらん。 あと、バジルの風味を生かした料理の定番は、やっぱりカプレーゼ。トマト、モッツァレーラチーズ、バジルのイタリア国旗カラーのトリオのサラダですねん。 冷えた白ワインとの相性が最高なので、どうしても夏の宴会には作りたくなります。 アジアン・テイストですが、牛肉とバジルと醤油の炒め物も、滅茶苦茶おいしい。タイでしたっけ? ペパーミントもそうだけど、バジルのあの、この世ではない別の世界へいざなってくれるような芳香。あれは一体、何なんでしょうね。 一種の妖怪変化?
2002年06月24日
昨夜のホームパーティも大盛況。お料理どれも美味しくできましたが、中でも傑作中の傑作は、にせキャビア。 見た目はキャビアそっくりです。丸型のシャンパングラスにてんこ盛りして、安いイラン産でも3万円分はあろうかという量。それが2つだから、ろくまんえーん! 味も似せたつもり。「何だか分かる?」と、タネあかしする前にみんなに聞いたら、「塩辛みたい」という声が出ました。 答えは、アンチョビ。すり鉢でペースト状にしてからとんぶりと混ぜます。ダマにならず、均一に混ざるように、しっかり混ぜ混ぜ。 クラッカーにサワークリームを塗り、その上にてんこ盛りにして召し上がれ。気分は王侯貴族ですねん。
2002年06月23日
来週、再来週、その次と、再就職志望の女性向けセミナー講師の仕事が続きます。 テーマは、資格の選び方・取り方・生かし方、履歴書・面接での自己PRの2パターン。 自己PRするときには、「貢献」というキーワードをいかに上手に使えるかが勝負です。 以前、履歴書の志望動機欄にこんなことを書いた人がいました。「御社は勤務時間、勤務地、待遇が理想的」。正社員志望だったら、履歴書の段階でハネられますね。 会社に利益をもたらすこと(=貢献)のできない人は、見返り(=給与)を得ることができないのは当然。だから、自分はどのような方法で会社に貢献できるかを証明することが自己PRなんですが、その原則がわかっていない人があまりにも多過ぎる。 自己PRっていうのは、「自分をよく見せること」「実物以上の価値があると思わせる演出法」と思われていますが、マグレでそうなることはあっても、それは自己PRの真の目的じゃない。 貢献っていう言葉は非常に深い意味を持っていると感じ入る今日このごろです。 個人主義の時代だと言われるけれども、個人が完全にバラバラになり、社会的に無秩序な状態になってしまえば、安心して暮らせなくなります。 社会的ルールを守ることも大切ですが、それだけでは、管理する者と管理される者の二種類だけになってしまう。 正義感というか、隣人愛というか、とにかく自発的な貢献的行動によって、人間はお互いに高めあい、よりよい社会を築くことができるのではないでしょうか。 いまの世の中、反貢献的=反社会的行動が多すぎますね。たとえば、今朝も報道された肉の偽装事件。安心して食べられる良質な肉を提供するという社会貢献=企業の本来の社会的使命を忘れてしまったとき、その企業が社会的に存在し得なくなるのは当然のこと。 解散した雪印食品の事件が思い出されます。事件が発覚して真っ先に解雇されたパートや契約社員は、会社の前に陣取って抗議行動をしていました。 反社会的行動をとったのは一部の社員に過ぎず、その他は一般の消費者と同じ被害者だという彼らの主張は、いまひとつ納得しがたいものがありました。 働くということは、会社への貢献であると同時に、社会への貢献でもある。では、自分が貢献している会社が、反社会的行為を犯そうとしている場合、事前にその動きを察知し、押し止めることはできないのだろうか。 会社の反社会的行為は、一個人の問題にとどまらず、彼にそうさせる風土があるからに違いありません。「手段は問わないから、何が何でも利益を上げるのだ!」という号令が飛び交う中で、個人は本来持っているはずの善悪の感覚を麻痺させてしまう。 会社をよりよくするために行動するにも、会社に見切りをつけて他社へ移るにも、個人に強い意志と他社でも通用する高い能力がなければ難しい。そこまで自立している個人はどれだけいるだろうか。結局、「悪い」「危ない」と知りつつ、依存せざるを得ない……。 良心、人間性、そして社会貢献が問われている時代なのだと思います。 子育てだって、未来への社会貢献でしょう。過保護、過干渉、虐待で子どもを歪め、社会へ送り出した結果、どうなるか。 家庭の中で起こることには干渉しないという原則でこれまで来ていましたが、さすがに見過ごせず、児童虐待を防ぐ法整備や児童相談所を核としたサポートシステムが進んできましたが、今度は神経過敏になりすぎ、子どもが泣くと隣近所で大騒ぎになり、「アンタの家は虐待か!」と、駆け込んできたなんて話も聞いたことがあります。 人間がお互いに相手に対して敬意を持ち、社会に関心を払い、自主的に自発的に貢献しあう世の中でなければ、相互監視や窮屈な管理が必要になり、結局のところ、個人がイキイキと生きられなくなってしまう。 さて、振り返ってみて私は何らかの社会貢献をしているのだろうか。 税金や社会保険料を払うことも、社会貢献のひとつ。支払うだけでなく、そのお金がまっとうに使われているかどうかをチェックするために、政治や行政に関心を持ち、おかしいと思ったら声を挙げることも社会貢献のひとつ。 仕事やカウンセリング活動を通じて、ほんの小さな波紋かもしれないけれども、ポジティブな意味で、周囲の人に影響を及ぼすことができれば、それも社会貢献のひとつ。 尊敬されないかもしれないけれど、後ろ指さされず、「あの人はまっとうだ」とか、「(私はやろうとは思わないが)ああいう生き方があってもいい」思われるのも、もしかしたら社会貢献のひとつかも。 ひとの魂に届くような言葉と論理を発信するために、今日もがんばりたい。
2002年06月21日
ブルー・ノート東京で今週の土曜まで毎晩やってるミシェル・ンデゲオチェロのライヴが凄くいいらしい。 うちのバンドのリーダーが某掲示板で薦めていました。>これが「今」→「未来」型のファンクなんだ!ある意味、プログレッシヴかも。あ~、「音」って言うか「グルーヴ」を言葉で説明できないのがこんなにもどかしいとは!オレの言う事を信じるヤツはゼッタイ観てくれ! うーむ、なんだか面白そう。そそられるなあ。彼女のプロフィールを読むと、ますます、そそられる。↓http://www.bluenote.co.jp/art/20020617.html 金曜の9時半の回に行きたいけど、ひとりじゃつまらなそうだなあ。誰か一緒に行かない?マキちゃんはどう? ライヴには色々行きましたが、コンサートホール総立ちっていうのもだんだんツライ年頃になってきました。 軽く食べながら、お酒を飲みながら音楽を楽しめる環境がいちばん良いなあ。 その点、先日のビル・ブラッフォードのライヴは素敵でした。六本木のスイート・ベイジルっていう飲み食いできる場所で、お料理も美味しく、フロア係のホスピタリティのおかげでいい気分。 大人の楽しみって感じがします。こういう場所へは、うんとお洒落して行きたいですね。大きく胸のあいたセクシードレスなんか着て……持ってないぞっと、やっぱりロケンローラー風のギンギラ服だな。 さて、W杯というお祭りもなんだか終わっちゃったような「盛り下がり」ぶりだし、キモチを入れ替えて仕事、仕事。企画書15テーマ、原稿書き、原稿校正、講演レジュメ2本、部屋の掃除……今日はわりあい涼しいので集中できそう。「クリムゾンキングの宮殿」の怖い顔のTシャツ着てがんばってます。
2002年06月20日
日本の準々決勝観戦パーティとなるはずだった土曜のホームパーティ、テーマはどうしよう?「夢を見させてくれてありがとう」で、感謝の宴にしましょうか。 ゴールを決めた日本選手にちなんだ料理……ってないかな。パルマ所属の中田英は、すぐに思いつきますね。パルマ産生ハムに、削ったパルミジャーノを散らし、オリーヴオイルをたらす。 ライオン鈴木、モリシー、稲本は全然思いつきません。どなたかいいアイディアがあったら教えてね。 イマイチ惜しかったサントスを偲んで(ころすなー)、ブラジルっぽく豪快に(?)牛肉のサイコロステーキ(あはは)っていうのもいいかな。 マスクをとった宮本があんなにイイ男だとはビックリ!何か彼にちなめないだろうか。ううむ。彼がいちばん好みのタイプだなあ。 あとは、ベルギー、ロシア、チュニジア戦を振り返って、各国料理をイク。ムール貝、アンディーブ、キャビア(うーむ)、クスクス(ラタトゥイユに添えて)にしましょうか。悔しいけど、トルコ戦の恨みを忘れないためにも、ラムのもも肉の串焼き! 飲み物は、ブルネロが来るらしいので、まあ、ワインに合いそうなところでまとめてみましょう。 なんか楊枝に紙まいて国旗作って料理に立てたりしたい気分になってきたぞ。 4年後のドイツ大会進出を夢見て、アイスバインも用意しちゃおう。で、ドイツのおいしい白ワインね。 対戦はしなかったけれど、アイルランドの素晴らしい戦いぶりに敬意を表してジャガイモ料理とか。トルコ用の羊もも肉をアイリッシュシチューにするか。 外国料理にすると、なんか肉ばっかだな。ちょっと考えよう。 ビール党のお友だちのために、ベルギー、ドイツ、各国ビールも用意しましょうか。あ!そうだ。ロシアに勝った記念には、なんといっても東郷ビールですねん。あれってどこで売ってるかな。 おっと、連絡事項めいた日記になってしまった。野良犬ラッシュさん、しっぽさん、シュランさん、ファルコンさん、マキちゃん、よろしく。飛び入りも歓迎です。 今日は朝から晩まで取材でへとへと。軽いノリで失礼。
2002年06月19日
パート経験者なら百も承知の「103万円の壁」。これを超えると、夫の収入に対する配偶者控除がなくなり、妻の所得にも所得税がかかる。だから、年収が103万円を超えないように、一生懸命、勤務時間と収入を調整すると。 でも、年収103万円って、えらく安いと思いません?ホントは取り分以上に貢献しているのに、安く使われているんじゃないの?「103万円の壁」があるがために、いつまでたってもパートの賃金や待遇は正社員と大きく差がついているという批判があります。 また、これは恐らく高度成長期の確信犯的な政策だったに違いないのですが、結果として「夫=会社員、妻=パート」という役割の固定化をもたらす制度になったのではないか。 そもそも税金を取られないからトクだっていう発想がおかしくありません?税金払ってないっていうのは、言わば労働者として半人前以下。だから、いつまでたってもプロ意識が芽生えない中途半端な働き手で安くこき使われているのかも。 ちょっときつい言い方になりましたが、103万円の壁を超えるとマズイもっと大きな理由は、多くの企業で支払っている配偶者手当がもらえなくなるからのようですね。妻からすれば、家計の足しがほしい。一方、夫にとって、「配偶者手当」は男のコケンにかかわるものらしい。 内閣府の調査によると、平均支給額は月額約1万4499円。支給条件として、「配偶者の年収が103万円を超えないこと」とする企業が全体の78.4%を占めるそうです。 月々1万5000円の手当というと、年間18万円。ぐっとくる金額ですね。103万円を超えたとたん、翌年の18万円が消えてなくなるとすれば、心が揺らぐかもしれません。単純に計算すれば、時給900円のパートだと年間200時間余分に働かねば18万円を稼げない。1カ月に直すと約17時間。1週間あたり約4時間。 ちなみに、地方公務員および国家公務員にも配偶者手当があり、支給額は1万6000円(国家公務員一般職および、東京都・神奈川県・愛知県を除く地方公務員)で、支給条件は「配偶者の年収が130万円を超えないこと」となっています。 さて、ここでもうひとつ「130万円の壁」が出現してきました。年収が130万円を超えると、こんどは厚生年金の保険料を支払わねばなりません。130万円を超えなければ、いわゆる「第3号被保険者」として保険料を支払わなくても将来、老後の基礎年金は受け取れるワケ。私のようなイヂワルな有職独身女性が批判するところの「年金タダ乗り」ですねん。 2004年度に年金制度改革が行われますが、その際、この「第3号被保険者」の問題には手がつけられないまま、先送りにされるようです。けれども、この「3号」がもたらす不公平感解消のための改革案は幾つも提示されており、それぞれに課題を残しつつも、全くの廃案になることなく、継続的に検討されることでしょう。 それよりも差し迫った問題としての税制改革。配偶者控除は圧縮される方向のようです。また、年金改革のからみでいうと、130万円の壁は65万円に下げられる見通しで、そうなると、かなり多くのパート労働者が厚生年金保険に加入することになるでしょう。 厚労省の試算では、収入が月6万円、年72万円のパート主婦の場合、無料だった保険料が月5000円、年間6万円払うことになります。もちろん、払った分だけ、老後にもらえる厚生年金の額が増えて、月に1万8000円。 ただ、厚生年金加入条件の年収のハードルが下げられると、健康保険、介護保険(40歳以上)も横並びになる可能性が高く、そうなると月々に払う(天引きされる)保険料がさらに増えるわけですが、同時に社会人・労働者としての保障も厚くなる。悩ましい……かな? そんなに保険料ばかり取られ、果たして将来の保障は大丈夫なのかと心配になりますよね。ましてや、健康保険はサラリーマンも自営業者同様に治療費3割自己負担にされようとしているわけで。 国民皆保険の原則で、保険料を強制的に徴収されるっていうのは、まあ、福祉国家を支える源泉で、直接的にはいまのお年寄りの生活を保障するもとになっているので、日本人として当然の義務なのでしょうが、将来、自分の老後へのリターンを考えたとき、払った分の運用の仕方、使い方が気になるところ。 2025年の試算では、少子高齢化が進む中で現在の支給レベルを保つには、厚生年金の保険料が月収の3割を超えるらしい。労使折半ですが、それにしても大変な額。 自営業者と自由業者は原則として国民年金だけで、それだけだと月々の保険料が低いかわりに将来の年金も少々で、老後の生活をまかないきれませんから、そのへんは自助努力でなんとか考えなさいということですね。 一方、厚生年金は強制的に天引きされる保険料は高いけれども、それだけで老後の保障が十分なように運用・管理するのがタテマエのはず。おいおい、大丈夫かよって感じでみんな不安に思っているわけですね。 民間企業のもっと優秀なところに運用を任せたほうがリターンがいいんじゃないか、とかね。401kなんていうのもどんどん普及してますよね。 話が103万円からずいぶん遠いところに来てしまいましたが、私が言いたいのは、目先の損得でチョコマカその場しのぎに動いていても、人生をトータルに見渡したとき、果たして幸か不幸かということで。 パート労働で自分をいつまでも安売りしないで、プロとして通用する技術・技能・専門知識をコツコツ身に付けたほうが、結局はおトクなんじゃないかなあ。実績を評価されれば、収入は後から伸びてくるし、お金にはかえがたい「やりがい」や「生きがい」も手に入れられる。 ワークシェアリングで経済の建て直しに成功したオランダでは、8割以上の企業で正社員とパート労働者の賃金格差をなくしたそうです。そうなれば、パート労働者でも、プロとしてやりがいのある仕事ができるはず。 税金、年金の不公平感をなくし、パートと正社員の格差を縮めて、多様な生き方の選択肢が可能になるように、声をあげてアクションを起こしていかねばなりませんね。がんばろー! 昨日一日、年金・税制改革の現状報告レポートを書きつつ思ったことをメモしてみました。おそまつ。
2002年06月18日
頭を通して考えたり感じたりするものは、こうやって文章にしやすいけれど、頭を通さないでカラダで直に感じるものってありますね。 言葉にしきれないほど、瞬時に大量の情報が入ってくることもあります。言葉にしようにも、もやもや、ふわふわとしていて捉えがたいことも。 自分で刺激を受け止めるというより、その刺激の中に自分が入っていくとか、包まれて、飲み込まれるような感じに襲われることも。 好きな人の声を聞いたり、触れ合ったりするときに感じる「あの感覚」もそう。電話の向こうの声でも、聞いた瞬間、なんともいえない安らぎが得られる。 この回路は、どんなふうにして出来上がるのだろう。永劫不滅のものでなく、ときどきメンテも必要なのだけれど、一度、パターンが学習されると、何度でも反復し増幅するスグレモノ。なんだか不思議です。 おいしい食べ物を好きな友達と一緒に味わっているとき、全身で感じている至福感もそう。「楽しかった」なんてひとことで終わらせることもできるけれど、カラダはそれ以上のものをしっかり受け取り、記憶している。 逆に嫌な体験も身体感覚として残ることがあります。失言、失敗、ヘマ、ドジ、大恥……。思い出すと思わずカラダがブルブルっときて、ひどいときには背中に冷たい感じが走り、胃がきゅるっと引き締まる。これが慢性化すると心身症というわけです。 うれしいこと、楽しいことはなるべく全身で受け止め、その逆は頭で上手に切り分けられるといいのかな。なかなか難しいですね。 ほどよい運動も、カラダの喜びのために欠かせない。昨日は1時間のレッスンを連続3本と無茶しましたが、実に爽快でした。今日はマア1本にしておこう。
2002年06月17日
昨夜、シモキタで一杯ということになりまして。仕事帰りに編集者さんと一緒です。 とにかくテレビのある店へ行こうと。考えてみればおかしな話です。W杯やってなければ、テレビのある居酒屋なんて敬遠していたのにね。「江戸っ子ラーメン」で有名な店のある通りです。初めて入ったけれど、大ヒット! 活タコのポン酢あえ、ハタハタの丸干し、真鯛のお造り、茹でたての枝豆、おしんこ。あと何だっけ?どれも美味しくて、とくにタコがプリプリしていて美味しかったぁ! 日本酒は「デキャンタ」と称してガラスの二合徳利サイズで出してくれるのがお得でした。 生ビールで乾杯の後、1本目は日本祝勝にちなんで静岡の「開運」。輪郭のしっかりしたタフな味わいです。きりっとしている。 静岡って、昨年、カウンセリングの学会で行った折り、地元の人しかいかないような居酒屋へ紛れ込んであれこれ地酒をいただいて以来のファンです。「喜久酔」っていうお酒も美味しかったなあ。 2本目は、「菊姫」。ワイン好きな私は、やっぱりコレ!って感じ。酸度が高く、好き嫌いの分かれる酒でしょうね。料理も合うもの合わないものがはっきり分かれます。酢の物にはぴったり。あと、多少、脂っぽいものがいいかもネ。 で、3本目にいったのかどうか、記憶がないんです。日本酒にはどうも呑まれてしまうのでした。歩いて帰ったのか、タクシーに乗ったのかもよく覚えていない。帰巣本能のおかげでとにかく無事でした。 居酒屋って、いいなあ。川上弘美のベストセラー小説『センセイの鞄』の冒頭に出てくるのは、まぐろ納豆、れんこんのきんぴら、塩らっきょでしたね。 主人公とセンセイの注文がたまたまぴったり同じ3品で、でも、微妙に言い方が違うところが面白かった。書き出しからいい味出してます。 そうそう、昨夜行った店の付き出しが良かった。温泉卵に出汁醤油かけたのと、さっと茹でたおかひじきのおひたしに桜海老と刺身のヅケが2切れ。2人用に違う品っていうのが気が利いてる。 ひと手間掛けたお料理。吟味した器。お酒のラインアップにも工夫がある。 あ゛!思い出した。日本酒の後、焼酎にいったのでした。宮崎のなんとかいう芋焼酎をストレートで1杯か2杯。いやん。 なじみの居酒屋があるっていいなあ。でも、店の人や他の常連さんとベタベタしないで、適当に距離の置ける店。そんな店がほしい。 日本ではなかなかカウンセリングが流行らないけれど、なじみの居酒屋みたいな癒しの空間を持っている人が多いっていうのもその遠因の1つかも。 逆説的というか自虐的なんだけど、ホントはカウンセリングなんて流行らないほうがいいのかもしれないですね。 よく言われるけれど、昔は村の古老とか、お寺の住職さんとかがカウンセラーの役を立派にこなしていた。教師も、いまよりもっと尊敬されていましたね。恩師っていう言葉がごく普通に使われていた。学校の勉強だけでなく、人生の教師であり、お手本だった……。 馴染みの居酒屋はないけれど、馴染みのバーはある。これが私の癒しの場かな。あとはスポーツクラブの露天ジャグージと、月に一度のホームパーティ! 次回は来週の土曜日4時からです。マキちゃん、淳平さん、昨夜ご同席の編集者さん、皆々様、よろしければいつものビストロTOMOJO亭へお越しください。常連の野良犬ラッシュさん、しっぽさん、シュランさん、もちろんお待ちしています。最近ご無沙汰なファルコンさんも来てね!4時からミニコミ作成、宴会は6時ごろスタートです。 お料理のテーマは未定ですが、準々決勝にちなんで(相手はスウェーデン?)、アクアビットを用意しておこうか。あはは。 うっ!会場にはテレビがないぞ。10畳の和室のほうでやりましょうか。テレビ小さいけどいい? それとも「ラッシュ亭」に会場変更してもらうとか。連絡事項●昨日は酔っ払って変なケイタイメールを送ってごめんなさい。クセなんです。嫌いにならないでね<お友だちの皆様。
2002年06月15日
……っていうとカッコ良すぎだけれど、パソコンのキーボードを見つめつつ、そんな言葉が浮かんできました。 ライターという仕事柄、パソコンのキーボードの表面の文字が恐ろしく早く磨耗していくのです。 いま2台のPCを併用していますが、先代のバイオノートは買って2年たつかたたないかなのに、磨耗して文字が完全に見えなくなったキーが5つもある。ブラインドタッチできない人に、これは使えませんね。 ウイルス感染したとき、2人のボーイフレンドに助けていただいたのですが、2人ともに「ギョ」っとしていました。なんであんなに驚くかと思うくらい。でもまあ、それがフツーの反応なのかな。 磨耗したキーは、A、S、N、MそしてK。恐らく日本語はこれらの音をかなりの頻度で使うのでしょう。あと、I、O、Eも半分欠けています。中の機構の劣化も激しいようで、かなり強く打たないと反応してくれません。 ストレスがたまるので、ノートPCは、もっぱらネット検索の資料閲覧用に使い、デスクトップのDELLちゃんを原稿制作用に使っています。デスクトップなら、キーボードだけ替えればいいもんね。 なぜこんなにくどくどとキーボードのことについて書いたかというと、ライターという仕事を選んだ根っこには、欧米の映画に出てくるタイプライティングのシーン……新聞記者や作家への憧れがあるのです。「大統領の陰謀」でキーを叩いていたダスティン・ホフマンとロバート・レッドフォード。「ソフィーの選択」に出てきた小説家志望の青年(演じ手知らず)。 カタカタカタカタ……というリズミカルな音。1枚書き上げて紙を引き出すときの、ツイーッツという小気味のいい音。陶然としてしまいまいた。 一番カッコいいなあと思ったのは、「ジュリア」で劇作家リリアン・ヘルマンを演じたジェーン・フォンダ。これは私の処女作エッセイ集にも書いたのですが、原稿が書けなくて悩んでいるときのジェーンの表情が実にイイのです。 思い通りに書けなくて、「んがぁぁぁ!」とか叫んで両手の握りこぶしを震わせ、くわえタバコで天井を仰ぎ、原稿をじょりりりぃーとタイプライターから引き剥がし、くしゃくしゃと丸めてポイ!……の繰り返し。 遂にトサカに来た彼女は、窓からタイプライターを投げ捨ててしまう。でも、そこは海辺のコテージで下が砂地だから、タイプは砂だらけになっても壊れはしないのサ。 苦しそうだけど、じつに楽しそうな世界だなあと思いました。そして、大学入学祝いにタイプライターを買ってもらい、英語のペーパーバック小説をタイピングして練習しました。サイデンステッカー訳の「源氏物語」でしたね。 というわけで、ローマ字入力のブラインドタッチはン十年の筋金入り。だけど、就職して会社から与えられたのが某富士通ワープロのOASYSだったので、10年以上はひたすら親指シフトを使い続けました。 あれはホントに早打ちに向いたキー配列&入力システムでしたね。テープおこしなどは、ほとんど話す速さで入力できましたもの。 そうそう、当時はワープロオペレーターなんて職業がまだ成立し得るほど、ワープロの使える人は少なかった時代。たかだか十年ちょっと前なのに、時代の変化は恐ろしいほど早いですね。 長くなりましたが、とにかく私はキーを打って文章を作ること自体になんともいえない喜びを感ずる人間になってしまいました。 ライターというのは「雑学の総合商社」みたいな仕事で、勉強しなければいけないことが膨大。決して楽ではないのですが、それでもこうやって真夜中の部屋でひとり、淡々とキーを打つのが私なんだなあ。これ以外の生き方はないだろうなあ。こうやって一生、キーボードかどうかは分からないけれど、とにかく書く道具と付き合い続けていくのだなあと思うのでした。 よし、3時まで頑張って400字20枚超の仕事のフィニッシュだ!
2002年06月14日
まずは、アイスコーヒー。ガムシロップもミルクも入れません。アイスティーも、ストレートがいいな。やはり、香り高いアールグレイがすてき。 冷やし中華、まだ食べていません。トッピングで欠かせないのは1にきゅうり、2に紅ショウガ、3にチャーシューかハム(どっちでもいいや)。卵はそれほど好きではないので、錦糸玉子はなくてもいいかな。 ちょっと豪勢な冷やし中華だと、クラゲが載っていますね。この歯ごたえがタマリマセン!ホテルニューオータニの中華レストランのランチで、ほうれん草で作った翡翠麺の冷やし中華が超絶美味らしい。一度、食べてみたいな。 そうめんは、自宅のお昼ご飯で週に二度ぐらい登場。真夏はほぼ毎日かも。醤油のつゆに梅干をほぐして入れるとおいしいですよ。きざみ海苔、ワサビも加えて。 ゴマつゆも夏ならではの味ですねー。最近は、市販のものでもいいセン行っている感じですが、祖母が生きていた頃、すり鉢でゴマをすって作ってくれた味が懐かしい。 ところてんも大好き。市販のパックものには大抵、カラシがついていますが、私は断然、ワサビ派。刻み海苔とネギのみじん切りを散らします。カタマリで買ってきて、ところてん突きで突き出した味のほうが、断面がきりっとしていて旨いんだけどなあ。 かき氷は、「氷あんず」が一番好きなのですが、最近、とんと見かけなくて寂しい思いがしています。なんでも虎屋の赤坂店(虎屋菓寮)では、杏の核のリキュールであるアマレットをシロップに加えているとか。一度食べてみたいけれども、あそこは不便なんですよねえ。 冷麺も好き!ランチに冷麺だけでも食べさせてくれる、おいしい焼肉屋さんはないでしょうか。焼肉屋さんで本格的に焼肉を食べると、もう麺もご飯モノも入らないので、一緒に食べたことはほとんどないのでした。 スーパーで買って自分で作る盛岡冷麺もいいけれど、キムチの味に大きく左右されるからなあ。おいしいキムチを探すのも難しい。 そして、前の日記にも書いた「冷やしイタリアン」!最近、忙しいのでまだ作っていないけど、近々作りたいものです。 近々といえば、キンキンに冷やした白ワインも大好き。ワインは赤、白、両方大好きで、とくに夏は白ばかりです。安くてウマいミュスカデ、プイイ・フュメ、プイイ・フュイッセ、サンセール、うわーぉ!書いているうちに、全身がワインを求めて悶え始める感じだあ。山羊のチーズ(シェーブル)も、食べるなら夏ですね。 新らっきょの塩漬け。じっくり漬かるまで待ちきれなくて、ううー、からーい!なんていいながらむしゃぶりついています。 谷中ショウガに味噌つけて食べるの!もろきゅうも一緒にね。 冷奴もいいなあ。ショウガ、ネギの刻んだの、青じそ、かつぶしの出汁醤油で。 枝豆&ビール。枝豆は、丹波黒豆が一番おいしいけど、シーズンはまだもう少し先だなあ。がまん。 ああ、夜中だというのに食欲が出てきそう。ではまた。
2002年06月13日
日本では法的に認められていない香料の使用が発覚し、大きな社会問題になっていますね。 アメリカやヨーロッパで使われているから無害だという言い訳はもちろん通用しない。法律違反は法律違反。欧米のロックミュージシャンの真似をして大麻をやったら、実名入りで新聞報道されます。 また、消費者にとって不利になるかもしれない事実を隠蔽したことには信義上の問題がある。そんな企業は信用できません。 日本では新しい抗がん剤の認可が他の先進諸国に比べて遅いことを例に挙げ、香料の認可についても安全性に問題がなければ認可のスピードを早めたほうがいいと朝のワイドショーで言っていた人もいるけれど、抗がん剤と一般の食品に使う香料とでは、まるで性質が違うぞ。 日本では保険適用外だけれども、既に欧米では効能を高く評価されている抗がん剤を個人輸入して使う人も確かにいます。それは本人がリスクとコストを承知の上で使用するのであれば、何ら問題がない。 ところが、不特定多数の消費者に向けて販売される商品の中に、安全性に問題がない(らしい)としても、明らかに違法な物質が消費者には情報開示されないまま混入されるのは大問題でしょう。 香料って、一体、何なのでしょう。何のために必要なのか。家で調理するときは、人工的な香料はまず、使わないでしょう。 既製品の出汁の素や、合わせ調味料、ドレッシングには忍び込んでいる恐れがありますが、伝統的な製法による醤油、砂糖、天然塩、みりん、酒などを使っていればまず安心。他に香味が欲しければ、シソ、ショウガ、ニンニク、ネギ、かんきつ類の果汁などの材料を使いますね。 食品添加物や農薬については、神経を尖らせる人が増えていますが、香料は盲点でしたね。気をつけてみると、ペットボトル入りウーロン茶の原材料表示にさえ「香料」とある。でも、その中身が何なのかは書かれていません。 女性ならご存知かと思いますが、化粧品の原材料表示の基準は結構きびしくて、パッケージなどにこと細かに書かれています。カタカナの化学名の列挙で、見てもよくわかりませんが、とにかく素性を明らかにしようという努力は支払われています。 工業製品は一切シャットアウト、自然に還れ!なんて唱えるつもりはありませんが、悪いと知りつつ偽の原産地表示したり、違法な物質を混入したりと、最近の食品メーカー関連の不祥事は目に余ります。 ただ、そうなってしまった背景にある、安易に「できあい食品の買い食い」に依存しきっていた私たちの食生活のあり方を反省すべきなのでしょうね。「食育」の必要性を唱え始めたのは、服部幸應さんでしたっけ? 食育が必要なのは大人も同じで、食生活における自立と自己責任と言いましょうか、「できあい食品の買い食い依存体質」を見直すべき時期に来ているのではないかなあ。 コンビニのスナック類の新製品を追っかけするのも確かに楽しいけれど、なんかだまされているんじゃないか、操作されているんじゃないかと不気味になってきました。
2002年06月12日
ワールドカップも食や酒と結びつけて楽しんでいます。ぜひぜひ日本代表にはベスト16進出を果たし、もっと色々な国と対戦してほしいものです。 ロシア戦では、「ピロシキ焦がせ!」なんて言っている人がいましたが、チュニジア戦では夏のクスクス料理「タブレ」をもじって「チュニジアいたぶれ!」と言っても、わかってくれないかなあ。 タブレは、クスクスのサラダです。私はパリのデリカテッセンのテイクアウトで初めて食べて以来、病み付きになりました。さっぱりした味付けで、ミントの葉ときゅうりが清涼感をもたらします。 パリへは植民地だったアルジェリアから入ってきたのでしょうね。北アフリカから中東にかけ、アラブ諸国ではおなじみの料理のようです。 残念ながら、自分で作るときのレシピは未だに発展途上。イマイチ納得していないのですが、作り方はこんな感じ。1)クスクス(粟粒状ですが、これでも立派なパスタ。原料はデュラム・セモリナです)を熱湯でふやかし、蒸し器で蒸します(水の分量や作り方はパッケージに書いてあります)2)野菜は、きゅうり、トマト、玉ねぎが必須。あとは好みでピーマン(赤、緑各色)など。適宜、さいの目、みじん切りにします。 味の決め手になるのがミントの葉とレモン汁。ミントはペパーミントを使い、細かくちぎります。以上の材料をボウルで混ぜ合わせます。イタリアンパセリやバジルを入れるレシピもあります。3)蒸しあがったクスクスに、オリーヴオイル(緑色のエクストラヴァージン高級品を強く推奨)を回しかけ、塩、胡椒で味付けし、2)の野菜と混ぜて味を調えてから、冷蔵庫でしばらく冷やします。 レシピと出来上がり写真を載せたHPを見つけたので、URLを貼り付けておきます。興味のある方は、カット&ペーストで行ってみてください。http://prunier.arcadevillage.com/taboule.htm 可愛く仕上げるには、ミニトマトの輪切りを使ったりするといいかも。キュウリは半分ぐらい皮むいたほうが苦くなくて味がなじみやすいでしょう。 味が淡白すぎるので、サワークリームなどを入れてみたくなりますが、カロリー的には問題アリでしょうね。あ!思い出した。この時期ならではの山羊乳のチーズと相性がいいらしい。ごそごそごそ(調査中)。 チーズ専門店「フェルミエ」の斎藤節子さんが書いたチーズ料理本を本棚から引っ張り出してみたら、フランスの「ブッション・ド・シェヴルティンヌ」という円筒型のチーズを輪切りにして使っていますね。 きゅうりも輪切りで、赤・黄ピーマンと薄紫色に熟したオリーヴも入っていて色がキレイ。 お!斎藤レシピでは味付けにはバター(蒸したてのクスクスと混ぜる)とビネガーも使っていますね。これだと結構、濃厚さを楽しめるでしょう。 冷えたラタトゥイユと蒸したクスクスを混ぜ、レモン汁とミントの葉を追加する……なーんてレシピもネットで見つけました。試す価値ありそうです。 きりりと冷やした白ワインとぴったりのお料理です。お試しください。「カルタゴワイン」って聞いたような記憶があるけど、アルコール穏健派アラブだったっけ?
2002年06月11日
茄子といえば、油との相性がバツグンですが、生で食べてもおいしい。 昨日は、近所の友だちの家でサッカー観戦大宴会。お料理をつくって持参したのですが、直前まで仕事に没頭していたので、うっかり一品だけ冷蔵庫の中に置き去りにしてしまいました。 それが茄子の即席漬け!今朝、朝食で食べたら、うう!我ながら超美味。 作り方はとっても簡単。茄子は縦半分に切ってから、半月型にうすーくスライス。切ったそばからザルにとって塩をふります。 みょうが、青紫蘇も同様に刻み、茄子と混ぜ合わせ、ザルに押し付けるようにして水分を絞りとります。 冷蔵庫で冷やし、食べるときにお好みでおかかをどうぞ。醤油をかけなくてもいい味が出ますよ。半日置くと、少し酸味が出てこれもベリグー。 冷奴の上に載せてもいいですね。歯ごたえを出すには、さっと湯がいたオクラを刻んで混ぜてもいいかも。茄子が茶色くなるので、見栄えをよくするには青みが必要ですね。
2002年06月10日

夏が来れば必ず作りたくなるのが、このラタトゥイユ。お料理好きの人なら、きっと自分なりのお得意レシピを持っていることでしょう。 私が気に入っているのは、フランスの有名なシェフで、あの恵比寿にある「タイユバン・ロビュション」の名前のもとになっているその人、ジョエル・ロビュションのレシピで、とてもいい味に仕上がります。●材料(8人前)と下ごしらえトマト(1kg)/サンマルツァーノ種でしたっけ、最近、日本でも手に入るようになった細長いトマトで作るとgood!です。湯むきし、横半分に切って種を出し、果肉を小さいさいの目に切ってザルに上げ、おたまなどで軽く押して汁を出し、ボウルで受ける(あとで使います)。玉ねぎ(中2個)/薄くスライス。味のポイントになるので、なるべくいいものを使いましょう。ズッキーニ(小3本)、ナス(小2本)/よく洗い、小さい拍子木に切ります。ズッキーニは甘い黄色のものを使っても美味しい。緑と黄色を組み合わせてもいいですね。緑ピーマン、赤ピーマン(各1個)/ジャンボピーマンの好きな色を各色1個ずつ。普通サイズのピーマンなら2、3個ずつがいいでしょう。これも細い拍子木に切ります。にんにく(4かけ)/皮をむき、細かいみじん切りにします。雪のように細かく!ブーケガルニ(ローリエ、タイムなど)、オリーヴ油、胡椒、サフラン、天然塩 ●作り方(ポイントは、材料を1種ずつ入れ、炒めては蓋をして蒸し煮の繰り返しで、うまみを引き出す)1)鍋にオリーヴ油を入れ、薄切りの玉ねぎを炒めてしんなりしてきたら火を弱めて塩ひとつまみ加え、蓋をして色づけないように煮る。2)玉ねぎが透き通ってきたら、ピーマンを加えて軽く炒め合わせ、塩ひとつまみ加え、弱火で蓋をして煮ます。4、5分。3)ここでトマトを加え、全体をよく混ぜ合わせ、塩ひとつまみ加えて、弱火で蓋をして煮ます。4、5分。4)ボウルにしたたり落ちたトマトの果汁を加え(量を加減しながら、最初は少なめに)、ブーケ・ガルニ、にんにくのみじん切り、胡椒を加え、蓋をして弱火で30分煮ます。5)その間に、ナスとズッキーニの油とおし。オリーヴ油を大きいフライパンにたっぷり注ぎ、まずは拍子木のズッキーニを入れて焼き色をつけます。ざるに上げて余分な油をおとします。キッチンタオルを使うといいでしょう。6)残りの油が足りなければ少量足して、今度はナスに焼き色をつけ、ざるに上げます。7)5)と6)をあわせ、塩、胡椒をふり、生のタイムを細かくちぎって散らし、4)に加えます。好みでサフランを加えてもいいでしょう。香り豊か、色鮮やかに仕上がります。蓋をしてさらに30分ほど煮ます。 水分が多すぎるようでしたら、お玉ですくいとって、パスタのソースなどに使うといいでしょう。ひたひたになるようにしましょう。私はできたてのあつあつよりも、半日か1日おいて冷たくしたほうが好きです。 ロビュションのレシピの写真を見ると、拍子木はかなり細いものになっていますが、長時間煮るので、私は細めの短冊切り程度の太さにカットして作っています。 白ワインにも、軽めなら赤ワインにもよく合います。ぼなぺち!
2002年06月09日

暑くなってきましたね。ガマンしきれず、一昨日から冷房を入れました。すると快適すぎてつい、居眠りしてしまう。 夏といえば、やっぱり冷やし中華。中華料理はいろいろあれど、冷やし中華となると、なぜ、あのソバなのでしょう。中国にはなくて、日本人の発明と聞きました。 冷製パスタもやはり日本人の発明だったか、日本の蕎麦文化に感化された現代イタリア人が始めたか、どちらでしたっけ? ともあれ、典型的なイタリアン素材であるトマトとバジルで作る冷製パスタは、「冷やしイタリアン」の名で呼ぶにふさわしいのではないでしょうか。 お友だちのソムリエールがバイトしていた六本木のイタリアンで、ランチに出てきた「冷やしイタリアン」の美味しさが忘れられません。 オープンキッチンなので観察すると、パスタの冷やし方が壮絶でした。冷房の吹き出しダクトにパスタを入れたボウルを掲げ、冷気を当てながら勢いよくかき混ぜている!腕を持ち上げながらの体力仕事に感服しました。 冷製パスタといえば、たいてい冷水に放って冷やすレシピが載っていますが、水っぽくなるような気がしてなりませんでした。その点、この“体力勝負冷気噴射瞬間冷却方式”だと全然水っぽくならず、コシが出て美味しい。 ソースのほうは……よく覚えていないけれど、丁寧に湯むきした甘いミニトマトが使われていたような気がします。家で作るとき、お金に余裕があればフルーツトマトを使いたいなあ。 ニンニクも入っていたような。生ではなく、スライスのこんがりきつね色ローストだっけか? そして、ちぎったバジルと、オリーヴオイル、塩、黒胡椒ガリゴリ……でしょう。バルサミコが効いていたかも。家で作るときはレモン汁でもいいかな。 ああん、作ってみたくなりました。我が家のクーラーは、天井から吹き出す方式なので、以前、脚立に乗って“体力勝負冷気噴射瞬間冷却方式”を試みたことがあります。見よ!この食にかける情熱を!って感じですね。あはは。 パスタはやはり、髪の毛のように細いカッペリーニがいいですね。そうめんで作ってもおいしいですよ。ぼなぺち。
2002年06月08日
本ばかり読んでいた大学生のころ、気に入った箇所には三色ボールペンで線を引く……じゃなくて、ルーズリーフのノートにボールペンで書き写したものです。 そして、時間をおいて何度も読み返してその意味をじっくり考えた。もしかすると、あれが書くトレーニングであり、自分のアタマで考えるトレーニングになったかもしれない。いい文章って、うつるんですよね。 当時は本多勝一や齋藤茂男のルポルタージュの熱烈な支持者で、小説よりノンフィクションを好んでいました。社会思想史と実存哲学、社会学が好きだったので、その関連の本も分からないなりにいろいろと。 いまもう一度、あの宝物ノートを復活させようかな、このHP上に。 昨日は終日自宅で仕事だったので、短い原稿を2本仕上げる合い間に、精神科医・神戸大学名誉教授の中井久夫先生のエッセイ集『清陰星雨』(みすず書房)に読み浸りました。 実家の2階には今は亡き祖母が使っていた畳の8畳間と6畳間の続き部屋があり、ここにごろりと寝ころんで本を読むのが至福のときです。すぐ前がバス通りなので騒音がひどいけれども、窓を開け放つと風通しがとてもいい。畳って、なんて寝心地がいいんだろう。 このエッセイ集、最初はあまりパッとしない身辺雑記だなあと思っていたら、それは単に私が自分で理解できる部分を上っ面だけ追いかけていただけということが後で分かりました。 読み進むうちに、深い思索の世界へどんどん誘い込まれていく。ひとつのものごとをここまで深く洞察できる頭脳に感動し、ため息が出てくる。 それは知的なゲームとは程遠く、精神科医という生身の人間に相対する現場に長くいた人ならではの人間に対する独善でない批判精神に裏づけされた知、情、意、愛が感じ取れます。とても心地よい世界でした。 というわけで、読書ノート第一弾は、『清陰星雨』で近日公開予定です。
2002年06月07日
たまにはカウンセラーらしい一文を。「ねばならぬ」思考に囚われて苦しんでいる人って、結構多いかと思います。 ダイエットがらみで言えば、テレビに出ている芸能人やモデルみたいに、「女はスリムで美しくなければならぬ」思考に囚われると、無理なダイエットで体を壊しかねません。拒食症へまっしぐらです。 エリートな皆さんは、「就職するなら大手一流企業、出世して偉くならねばならぬ」思考に囚われて苦しんでいるのでしょうね。リストラや名もない子会社への出向片道切符でプライドを傷つけられ、生きていけなくなる人も少なくないようです。 カウンセリングっていうのは、「ねばならぬ思考」を本人が自分の意思で捨てて、自分らしく楽に生きられるように支援するものと言っても過言ではないでしょう。「論理療法」という手法はその典型です。この訳語はあまり適切ではないのですが、簡単に言うと、「非合理的(イラショナル)な思い込み(ビリーフ)を、合理的(ラショナル)な思考に変えていく」という療法です。「ねばならぬ」というカタイ思い込みを、「……であるに越したことはないが、必ずしもそうなるとは限りません。ま、人生ぼちぼちですな」というふうにヤワラカクする感じです。「美しくスリムであるに越したことはないけれど、体調を壊してまでダイエットをする必要はない」とかね。 法律やら倫理やら、いろんなルールでがんじがらめになっているのですから、もうこれ以上、自分を縛り付けるものを増やさなくてもいいのでは。法律やら倫理にしても、絶対的なものではなく、中にはイラショナルなものもありますね。国や時代が違えば、いろいろなバリエーションがありますし。 私は確か大学生時代に「世の中、かくあらねばならぬというものは何もない」っていうコトバを本の中で見つけ、目からうろこがボロボロ落ちて、肩の荷がガラガラと崩れ落ちるのを感じましたね。栗本薫じゃなかった、中島梓名義のエッセイ集だったように記憶しています。彼女は一時、精神分析にハマっていたので、その関連の文脈じゃないかな。「ねばならぬ」を捨てると、ホント、楽になりますよ。「ねばならぬ」と思っていることの大半は、「一応、やっといたほうがいいけどね。ま、あまりマジにやり過ぎないほうがいいよ」ってレベルのものじゃないかな。 新連載エッセイ「カウンセラーの視点」アップしました。いまはまだイラストも写真もない地味なページですが、よかったら覗きに来てね。
2002年06月06日
ロシア戦は日曜日なので、余裕をもって気合を入れてテレビの前に臨めます。 キャビアを食べちゃえ。ウォッカを飲み干そう。ボルシチ貪り食う。けど、ピロシキは好きくない。 いかんいかん、サッカー二の次で食べ物のことが頭の大勢を占めているようですね。困ったものです。 ストリチナヤがいいかなって、いい加減にしなさい!>自分 ニシンのマリネは季節はずれだしなあ……ああ、とめどない。赤カブのシチューは、紀ノ国屋で売ってるな。ほれほれ。 以下、ボルシチとロシア料理のレシピが載ってるサイトのURLです。自分のメモ用に。http://www.st.rim.or.jp/~kmasato/ra/recipe.htmlビーツは缶詰を使うhttp://www.kcc.zaq.ne.jp/papas/borsch.htm野菜だけのボルシチhttp://www.ntv.co.jp/3min/0101/0116.html生ビーツで作るhttp://isweb10.infoseek.co.jp/diary/horikomi/food/russian.htmロシア料理いろいろ
2002年06月05日
……だそうです。うー、懐かしい。行けばよかったなあ。読売の夕刊でステージ評を読みました。「ホームグラウンド」と自ら評する中野サンプラザでのライヴ。おー!私も大学3年のころ、行きましたです、サンプラザ2階席。うれし恥ずかし片思いデエトでしたねえ。志垣太郎にちょっと似ていた、ひとつ年上の日大生(ううむ、なんか日大とはミョーに縁があるなあ)。バイト先で知り合ったバーテンダー。いまごろ何をしているやら。「潮騒」の曲になったとき、手ぐらい握ってほしかったなあ、なーんてバカみたい。 ええーっと、今回のライヴでは初期の曲を演奏したそうです。「WINDY LADY」だって。泣けてくるなあ。そう、ちょっと黒っぽいところがこの当時のタツローの魅力ですよね。 あとは、「PAPER DOLL」って曲が大好きです。ドラムスのリズムの刻み方がじんじん来る感じ。「いつまでも 一緒だと 囁いている キミはただ……」。歌詞も覚えているのに、音源がないのが寂しい。 家を建て替えるのでLPを全部、売り払ってしまったときに、タツローも手元からなくなってしまった。アカペラ集のCDだけは何故か買い戻しましたが。 あのとき、ロック歴を全部リセットしちゃったのかなあ。家庭教師や塾教師のバイト代で稼いだ金を全て注ぎ込んだ200枚強。おー、潔いやら単に後先の見通しの立たないアホやら。 レコード針はもちろん、レコードプレーヤーも二度と製造されないっていう噂を鵜呑みにした暴挙でした。ああん。それでも記念に手元に残したのは、ドアーズの「American Prayer」「Morrison Hotel」、リッキー・リー・ジョーンズの1st、パティ・スミスの「Horses」ですねん。ジャケ写がバツグンにいいから。 ジャケ写の美しさで言うのだったら、シャーデーの1stも残しておけばよかった。 あと、CD化されたかどうか未確認な、フロイドのギルモアとリック・ライトのソロ。惜しいなあ。植草甚一セレクションのジャズ名曲集と、筒井康隆さんの企画もの、合掌造りの家がジャケ写のヤツはなんだっけ?「家」かな。ああ、惜しい。「寝る法則」だっけ、あのコワイ話。 ドアーズの海賊版も5、6枚あったような気がする。ドアーズは海賊版買いまくりましたね。ううむ。いま思い出すと、ジム・モリソンに本気で恋していたかも。既に亡き人でしたが。 過ぎ去った過去は戻って来やしない。ノスタルジーに浸るヒマがあったら、一歩でも前へ進め。人生、ようやく折り返し地点を通過するかしないかって感じ。でも、ある日突然、断たれてしまうこともあるかもしれないからね。
2002年06月04日
明日に迫ったベルギー戦。観戦時にはぜひ、ベルギービールを用意しましょう。敵を飲み干すのダ! ベルギービールは何種類もあり、中にはフランボワーズやチェリーなどのフルーツフレーバーのついたものもあります。ビールの苦味が苦手な方も、これならきっと大丈夫。シャンパンみたいな感じで楽しめますよ。 シャンパン風味といえば、たいていのデパートで売っている「ヒューガルデン」もそうで、実に爽やか。ベルギービールの入門編としておススメです。 ベルギービールについては、下記のサイトが親切、丁寧で楽しめます。すばらしきベルギービールの世界 さて、ビールに合わせるお料理は? 最初に思い浮かぶのが、ムール貝の白ワイン蒸し。名探偵ポワロの大好物でしたっけ? あと、その名も「ベルギー・チコリ」がズバリ、ベルギーならではの素材でしょう。地元では「アンディーブ」と呼ぶそうです。 ベルギー料理については、赤坂にあるベルギーレストランのHPに詳しいレシピが載っています。手順についても詳細に写真で説明しているので、すぐに使えそう。ベルギー料理・ビール レストラン シェ ミカワ なんだかお祭り気分が盛り上がってきますね。
2002年06月03日
土曜日は5軒もはしごしてしまった。最初の2軒はひとりで、3軒目からはバンド仲間のドラマー・卓氏と一緒。 詳細は新連載ページ「はしご酒日記」に書いたので、こちらをご参照ください。宣伝モードしつれい。 日曜日は母を連れて土曜のコースをなぞったのでした。最初に「ダブリナーズ・アイリッシュパブ」、二軒目が「コレヒオ」。 ダブリナーズで頼んだ「ビスマルクピザ」が大ヒットでした。厚めのピザ生地は、そのまま焼いたプレーン状態。焼きあがってから生のレタスとトマト、半熟卵が載っている。卵をくずしながらちぎっていただく。 手作り感覚のモチモチした生地の感触、サラダのフレッシュ感、卵のコッテリ感がうまく調和した嬉しい味。これなら自宅でも作れそう。 手作りピザは、高校時代に初挑戦して以来、最近ではあまり作らなくなってしまった。発酵させる手間が面倒だからねえ。でも、手作りのモチモチ感は貴重です。次回のホームパーティで作ってみようかな。 連絡事項★「コレヒオ」ファンの皆さん、恒例の6月6日が近づいて参りましたよん。
2002年06月02日
いつの間にかIMEパッドのアイコンが消えてしまい、辞書を使えなくなって2時間ぐらいドツボにハマっていました。Windows XPです。 友だちにメールで聞いてもわからなくて、そうだ!と、思い出したのがQ&AサイトのOKWeb。以前、ここの社長さんにインタビューしたことがあります。情熱と創造性のカタマリみたいな方で、とても刺激を受けました。 OKWebは、「知的世界遺産」を善意のギブ&テイクで作っていくサイトなんだそうです。インターネットの世界における素晴らしい発明のひとつですね。「IME」で検索してみたら、ドンピシャリ!私と同じことで苦労された人がいて、そして、解決策を的確な文章でアップした人がいる!おおーっ!と、感激しました。 解決策は、↓のページにあります。http://www.okweb.ne.jp/kotaeru.php3?q=282322 OKWebは、ホントに頼りになりますので、みなさんもぜひお使いください。私もときどき資格やキャリアに関する質問でアンサーをアップしています。助け合い運動の輪に加わりましょう。 おまけ。どうしてそんなに辞書を使いたかったかというと、トップページのヴェルレーヌの詩に出てくる「濺」の字が探せなかったからなんです。ふー。さっぱりした。
2002年06月01日
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