「no4手作り内窓取付。リビング」
アルミサッシの熱損失
窓の熱損失は、夏では、約70%が熱が窓から入り、冬では約50%が窓から熱が出て行くと言われています。
アルミは軽くて押し出し加工しやすいという性質もあり、工業製品として製造する側からすればうってつけの材料と言えます。
ただし、アルミという金属はとても熱を伝えやすい金属で、機器の放熱板や車のラジエターなどに使われているくらいです。
さらに、枠の形状に成型するための強度が求められ、複雑な形に押し出し作られています。
この複雑な形は、熱を吸収し伝えることにも適してます。
木材と比較すれば、アルミの熱伝導率は、約5〜600倍です。
よって、窓のアルミ枠部分の熱伝導率をいかに小さくするかが窓の断熱性UPにもつながります。
DIYで縦滑りだし窓枠を観察し熱損失を抑える。
まず、リビングにある縦滑り出し窓です。
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この縦滑りだし窓には、手作り木枠の内窓が取り付けてあり特にひどく結露するわけではありません。
たた、とても冷える朝方とかは、アルミサッシ側の窓が多少結露しているようです。
初めに、YKKのHPに掲載してある窓の図面を確認です。
縦滑り出し窓の建物側窓枠のアルミ露出部分
上の図は右側部分を拡大したもので、室内側が下側です。
青線部分が、開け閉めする窓の収まる部分です。
さらに観察すると、赤丸部分の両サイドにコの字型にくぼんでいる部分があり、屋外のアルミ枠と一体
なっています。
そこで、コの字に窪んだ部分に、木の棒を押し込んでアルミ枠の露出部分をかくします。
仮に、これが平面で一辺が2cmとすれば、コの字のために 2×3辺で6cm露出していることになります。
この棒以前にダイソーで購入し、余っていたもので、たまたまこの棒がほぼぴったりはまったんです。
材質は桐、軽く柔らかいので、断熱性も固く目の詰まった木材より断熱性は良いはずです。
よ窓枠に結露防止の発泡テープを貼ることと同じことを窓枠することと同様な効果があります。
下の画像は、夜撮影したもので、ガラスにミラータイプフィルムが張り込んであり写りこんで見にくいですがご了承くださぃ。
なお、窓の手前にはロール収納式の網戸のアルミ枠、その室内側には自作の木製内窓が取り付けてあります。
図面をよく見れば、この部分は28mm、はさんだ木帽は24mm角で、木の棒に隙間スポンジを貼って押し込みスポンジの反発だけで固定してあります。
「まあ、効果はどれくらい?」って聞かれても答えるすべはありませんが「無いはずがない。」という感じです。
今年の冬に向けた課題は「窓枠を考える、サッシの複合化。」です。
木部は木の地肌のままですが、後にニス塗りしました。
「縦滑りだし窓枠への追加木柱塗装で複合サッシの完成です。」