デフレの正体 0
原発 0
体罰 0
糖質制限食 0
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耳で考える私:以前、建築士の人が、法隆寺の建築を見て、その技術はすごい、釘を使わないで耐震性もあると、会うたびに言っていたことがあった。 養老氏も皇居の石垣も何度も地震にあっているのに、崩れない。 その根拠がいまだにわからない。 構造計算ができない。 だから、今、石垣を作ろうとしても、国土交通省が許さないという。A氏:日本の伝統的な技術は、ほとんど職人芸で伝わってきたからね。 システムというのに弱いね。 構築性が弱い。私:日本人に構築性が無い原因として「文章に関係節がないからだ」というものがあるという。A氏:英語は複文構造、階層構造だね。 英語では一つの文なのに、日本語に訳す時には2つ以上の文にしないと文の形を成さないことがあるね。 平面的になるね。私:それとアルファベットと漢字も構築方法が違うね。 アルファベット26文字で構成してなんでも書ける。A氏:ある意味でデジタル思考だね。私:だから、日本人にとっては、世界が有限の原子の組合せでできているという考え方は相当遠いと養老氏はいう。 日本人は独自で原爆は作れなかっただろうという。 俺は、1985年頃、ヨーロッパにツアーで行ったが、バチカン宮殿を見て驚いたね。 あの重い大理石を積んでいくには、構築方法がしっかりしていないと不可能だと思ったね。 西洋は石の文化、日本は木の文化だということを痛感したね。 フランスの庭師は、設計図を描いてから、仕事に入るという。 日本の庭師は、石など置いて見ながら、庭を設計していくというのを何かの本で書いてあるのを読んだことがある。A:君のブログで宮中祭祀を扱ったのがあるが、祭祀のやり方は、文書で書いて伝えるのでなく、全部、口頭で伝えられ、先輩の行動をまねるんだね。 マニュアル禁止なんだね。私:音楽も日本人は構築力に弱い。 西洋のクラシック音楽というのは、バチカン宮殿のようにガッチリ構成されているという感じだね。 芸術というのは、風土の影響が強いね。 それにしても、驚いたのは音のデジタル技術の発達だね。 プロツールスというデジタル機器で歌手の音程が外れも修正して完璧な歌になる。A氏:そのうち、カラオケでも下手に歌っても、修正されて流れるようになるかね。私:今、着信メロディーとして流れている音楽はほとんど修正されてつくられているという。 歌手の「顔」がない。 送り手側と受け手側とで、そんどん感覚を鈍らせる方向に進んでいるという。 久石氏は、音程もリズムも修正された人工的なデジタルデータとして加工されたものが、はたして音楽としていいものなのかと問題を提起しているね。 明日は、音楽の効用についての話に移ろう。
2009.09.24
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耳で考える 私:視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚が五感で、それぞれ目、耳、皮膚、鼻、舌という感覚器がある。 養老氏によると、感覚器というのは、それぞれ2つあるという。 視覚は目以外に、「松果体」があって、明るくなって目が覚め、夜になると眠くなる。 耳の元は三半規管。 音の振動は体のいろいろなところで聴いているという。A氏:補聴器で、顔の骨の振動を捉えるのがあったような気がしたね。私:痛い、温かい、冷たいといった温痛覚や筋肉の関節の動きを感じている運動覚も触覚の役割をしている。A氏:鼻以外の臭覚は?私:大人になると退化すると言われている「ヤコブソンの器官」というのがあるそうだ。 養老氏は、味覚の2つ目の器官については話の流れからか説明していないね。A氏:それは体系的でない対談の問題点だね。私:情動は、脳の古い部分である「大脳辺縁系」にかなりの影響を与える。 これに一番、遠いのが目で、だから客観的だという。 「松果体」も「ヤコブソンの器官」も退化しているが、三半規管だけは、運動に関係しているので退化していない。 だから、脳的には、見て感動するより、聴いて感動することが多いという。 ニーチェは、「ギリシャ悲劇」は「目で見る舞台」と「耳で聴くコーラス」の両方の「二重性」でできていると説明しているという。 ところで、久石氏によると、音楽の要素は「メロディー」「ハーモニー」「リズム」だという。 「リズム」は時を刻むから時間的要素。 「ハーモニー」は瞬間、瞬間の響きで空間的要素。 「メロディー」は、この「リズム」と「ハーモニー」という時間、空間をつなぐもの。A氏:なるほど、「時空」という違った次元のものを「メロディー」で結合しているわけか。私:養老氏は、よく、二つの楕円を描いて、一つは目、もう一つが耳だとして、重なっているところが「言葉」だと説明するという。 ところで、聴覚は時間的な流れだから、論理的だという。 目は論理性が無い。 「百聞は一見にしかず」となる。A氏:言葉は論理だから時系列だが、人の動きは同時に空間的、並行的だね。 だから、君のブログでとりあげた武芸家甲野善紀氏が言うように、体育は論理で説明できない。 これも「クオリア」かね。私:養老氏は、根本的なところで、生きていく時に基本的になるのは、目より耳だという。 意識を失った人が意識をとりもどす時も、最初に耳が回復して、声が聞こえ、次に目が開く。A氏:意識を失った人に声をかけるのは重要なんだね。私:死ぬ時も最後に聞こえるのは「ご臨終です」という声かね。 養老氏は死んだことがないからわからないと言っているがね。明日は日本人の構築力についての話に移ろう。
2009.09.23
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耳で考える私:映画を見ていて、シーンが切り替わるとき、次のシーンの会話の声などが先に聞こえることがある。 俺は、今まで、これは何か意図的なテクニックを使っているのかなと思っていた。 ところがこの本の冒頭で「映像と音楽が人の脳に入ってくるスピードが違う」ということが原因だということを知ったね。 しかも、音のほうが早く意識する。A氏:映像は光だから、音速より速いはずだがね。私:脳の神経細胞が伝達して意識が発生するまでの時間が、視覚系と聴覚系とでは違って、聴覚系のほうが速いんだね。 だから、映画音楽をやっている久石譲氏は、映像に対して数コマ音楽を遅らせているという。A氏:久光氏は、宮崎駿のアニメや、「おくりびと」の映画音楽をやっているが、そういう工夫もあるんだね。私:本来、生き物の目と耳の感覚は別経路だという。 これを一緒に結びつけて両方一緒にしようとしたのが、人の脳だね。 養老氏は「崖の上のポニョ」の久光氏の音楽と映像シーンがうまい具合に合体しているのを不思議だと思う人はいないと笑って指摘しているね。 スリランカで地震があったとき、津波がまだ、来ないうちにゾウが一斉に内陸に逃げたという。 「耳が危ない」と知らせているからで、人間のほうは津波を目で確認してから逃げるので逃げ遅れる。 目と耳の異質な情報を統合する「連合野」という脳が人にできるようになる。 そして、「言葉」が生まれる。A氏:目は「空間」、耳は「時間」という概念だから、結合するには、目は相手の耳の「時間概念」、耳は相手の目の「空間概念」を理解しなくてはならない。 そこで「時空」が「言葉」の基本になったということか。私:虫などは本能で生きているから、逆に、柔軟性がないが、人は脳を発達させ、本能以外に「学習」という能力がある。 人は本能的に行動しないで、脳で行動し、そういう社会を作り、「言葉」を作り出した。 「言葉」が無いと動物としては生きていけるが、人間社会では生きていけない。A氏:人は「言葉」という自然界に意味の持たないものが通用する世界で生きていく。 その極が「都市化」であり「脳化社会」だというのが養老氏の持論だね。私:だから、なんでも「言葉」で説明できると誤解しやすい。 医学の学生は男子が多い。 養老氏は学生に「説明したら、陣痛がわかるか?」という。 「言葉」で説明できないことを、哲学では「クオリア」というという。A氏:そうだね。 リンゴといっても色合いはいろいろあって「言葉」にならないね。私:そういう意味で芸術は重要なんだが、教育でもなくなってきているね。 感覚自体が落ちてきている。 音楽も、遅れると話題にのれないと言って携帯でダウンロードするが、それは音楽を真に聞くとは違うという。 明日は、感覚器は必ず2つ、存在しているという話に移ろう。
2009.09.22
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私:昨日は、まさに秋晴れの晴天。 孫が2人遊びに来た。 母親から、人ごみのところはインフルエンザが伝染する危険性があるからあまり行かないようにということだった。 そこで、近所の俺の散歩コースの自然公園に連れていく。A氏:君が「秋到来」とブログに書いてあった公園だね。私:俺の孫はクモ以外は虫好きだから、バッタやイナゴ、それにカマキリをとって、虫カゴ代わりの空いたペットボトルに入れていた。 池のふちに蛇がいるのも見た。 この公園には古い民家が残されているので、そこの縁台でスナックで昼飯を食べたよ。 日曜日なので、家族連れは多かったが、都会ほどの人込みではなかったね。A氏:鳥の声はどうだった。私:あまり声を聞かなかったね。 蝉の鳴き声も下火で、それもミンミンでなく、鳴き声もウイシュユーというように変わっていて、数も少なくなったね。 むしろ、道路側のコーロギの鳴き声のほうが騒がしいね。 俺の「秋到来」のブログを見て、知人のK氏から次のような趣旨のメールをもらった。 貴重な情報なので引用しておきたい。 K氏は都会人だが、仕事が土地の調査なんで、地方の山野を調査で回ることが多い人だ。 ウグイスは夏場になると、標高の高い山地へ移動するようです。 夏場から初秋、山奥の現場に行くと、ウグイスが盛んに啼いております。 昔、仕事の応援で東京から来て貰った人夫さんが、山奥の現場で、「ウグイスが啼くのに、萩が咲いている!」と、驚いていました。 セミに関しては、もう、ツクツクボウシが主体になっていると思います。 セミの啼き方も、気温と関係があるようで、標高の高いところは、セミも元気がありません。南相木村(小海の東隣、役場の標高約900m)では、曇った日にはセミが啼きません。雲が切れて日が差すと、ようやく啼き出します。 佐久市の外れ、内山峠近くの、標高600mくらいのところも、なんとも元気の無い啼き方でした。 そこで、今日は書店で養老孟司氏と音楽家の久石譲氏の対談の「耳で考える:脳より耳を使え!」を購入して読むことにしたよ。 耳で考える
2009.09.21
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私:8月30日の総選挙は、歴史的な結果に終わったが、もう一つの重要な選挙が28日に行われるね。 規模ははるかに小さいが自民党の総裁選だね。 すでに先週、西村康稔氏、河野太郎氏、谷垣禎一氏の3人の候補の決起集会の様子がテレビで報じられていたね。A氏:西村氏は議員十数名のメンバーが集まっていたね。 河野氏も20名足らずの議員メンバーの決起集会だったね。 これに比較すると、谷垣氏は80名ほどの議員が集まっていたね。私:俺は谷垣氏の集まりのテレビのシーンを見てぞっとしたよ。 自民党の派閥の長老がきれいに顔を並べている。 小選挙区で負けて、比例区で生き延びた人が多いね。 直感的にゾンビが多数いるような不気味な感じがしたね。 今回の総選挙では、自民党の比例区は、ゾンビ復活装置となったようだね。 この人たちが、今回の選挙の敗北の責任者ともいえるね。A氏:しかし、相変わらず「過去を水に流している」ね。 しかし、河野氏は、その「古い自民党」からの脱却をかかげているだけに、ゾンビからの抵抗は多いだろうね。私:今朝の朝日新聞の一面の左側のトップは19日に行われた3人の公開討論会の記事だが、河野氏は、党長老の森善朗氏、青木幹雄氏、派閥の長の町村信孝氏を名指しで批判しているね。 谷垣氏が「全員野球」を唱えるのに対して、河野氏は「全員野球には反対で、あしき体質を引きずっている人はベンチに入れるべきでない」と強烈だね。A氏:国会議員票の多くは谷垣氏に流れるだろうが、問題は党員票の行方だね。 派閥の締めつけがきかないからね。私:河野氏は、「自民党をぶっ壊す」と言って勝った、かっての小泉純一郎氏と同じになって、「自民党内の政権交代」になるのか、それともゾンビ集団の勝利となるのか、28日は規模は総選挙より小さいが興味ある選挙だね。 しかし、自民党はついにここまで来たかね。
2009.09.20
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先週火曜日、東海地方のある地方都市に1泊した。 夕食にその地方の知人が5名集まった。 約30年ほど前にこの地方にある大手企業の改善プロジェクトチームに参加したが、そのときのメンバーだ。 メンバーのリーダー格の人は、私と同年代だが、昨年なくなった。 後のメンバーは皆、私より一回り以上若い人であった。 そのうちの2名とは、1、2年に1回ほど、この地方に別な用事で訪れても、個人的に夕食をともにしていた。 夕食の後は必ずカラオケに行っていた。 気がついたら、もう30年たつ。 ところが、先週はその2名に加え、プロジェクトメンバーの技術的な中核であったスタッフB氏が会いたいということで、出席した。 約30年ぶりの再会であった。 当時、若者だった彼も還暦となり、頭に白いものが目立ったが、面影は変わらなかった。 独特の喋り方も変わらなかった。 結局、6名集まったので、夕食は比較的大きなカラオケスナックのボックス席でした。 このスナックは、広いステージがあり、正面に大きな液晶画面があり、これに絵と歌詞が映る。 カウンター席の常連客は中年の男女が中心のためか、演歌、歌謡曲中心だから、速いテンポの曲は誰も歌わない。 しかも、皆、おはこの歌を10曲以上持っているのか、歌い方もうまく、リクエストは切れ目が無かった。 これをバックグラウンド曲みたいにして、昔話に花が咲いた。 B氏は、自動車部品を作っている中小企業に顧問的な立ち場で週3日通っているという。 自動車部品業界は、一般的に今は厳しいが、彼の通っている会社はハイブリッド車に使う部品が中心なので多忙だと言っていた。 30年たつが、あの改善プロジェクトで自由にやっていた頃が、苦しかったが、一番やりがいがあったと言っていた。 夕方8時頃から、食べて、飲んで、カラオケを歌った。 B氏は30年前にカラオケに行くといつも「ああ、上野駅」を歌っていた。 それをリクエストしたら、30年ぶりだと言って歌った。 B氏は、明日は分工場のほうに行くため、早出勤するので、10時過ぎには帰った。 残りのメンバーも11時には別れた。 次にあうのはいつになるだろうか。
2009.09.19
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私:経済アナリストでは、俺は水野和夫氏の意見を尊重しているね。 その水野氏が、今朝の新聞でオピニオン欄に寄稿しているのを読んだよ。A氏:俺も読んだね。 民主党のマニフェストに、成長戦略が無いと自民党から批判されると、民主党は一連の政策は内需振興に結び付くとつくろってしまうという。 相変わらず成長戦略などと言っている自民党も自民党だが、ひるんでしまう民主党もどうかと厳しいね。私:民主党が打ち出した再配分の政策は、時代の流れに沿っていると言っているね。 自信を持つべきだね。 「成長がすべてを解決する」という20世紀モデルからの脱却が必要だという。A氏:その点が成長モデルから離れられなかった自民党政権と大きく違うね。私:今度、財務大臣になった藤井裕久氏も大臣になる前の13日のサンデープロジェクトで同じようなことを言っていたね。 麻生政権の成長戦略は時代錯誤だと言っていた。A氏:水野氏は民主党に成長志向を一掃してほしいと期待しているね。私:自民党とそこが違うというのは藤井氏が明確に打ち出しているから、その点は期待できそうだね。
2009.09.18
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A氏:今朝の新聞は、鳩山内閣の正式発足を受けての各大臣の詳細な紹介記事が多いね。 この2、3日新聞の大臣の推測記事の経過を見ていると、推測が当たっているのもあるし、当たっていないものも多いね。 それも各紙によって当たり外れが違うようだね。 亀井静香氏が防衛大臣になるとかいうのも外れたね。私:俺は、一昨夜、地方のホテルに泊ったんだが、昨日の朝食はホテルのバイキングだった。 バイキング食堂の入口に、各新聞が5部位、置いてあって、適当に持っていって、食事しながら読めるようになっていた。 もちろん、食事が終わったら、新聞は元に戻すんだがね。 どの新聞にしようとか迷ったが、どれも組閣人事の予測記事が多かったね。A氏:君は確か財務大臣に藤井裕久氏が指名されるかというのに興味を持っていたね。私:そうなんだ。 ところが、財務大臣に藤井氏が内定と報じているのは、確か、朝日新聞だけだったと思うね。 読売は、入閣者に載っていたが、財務大臣とまでは書いてなかったようだ。 産経か毎日か忘れたが、藤井氏の名前さえ載っていなかった新聞があった。A氏:鳩山内閣では、財源捻出のためには実務的には一番重要なポストだからね。私:藤井氏がもめている理由は、小沢氏の西松建設献金問題で代表辞任を発言したことで、「盟友関係」が崩壊したというものや、藤井氏は元大蔵官僚だったという説明が多かったね。A氏:しかし、鳩山首相が、一時は政界引退を決心した藤井氏を引き止め、比例区に登録した気持ちは、成功したようだね。私:問題は、藤井氏は77歳だということだね。 東大時代、野球部だったというから、体力はあるんだろうが、年齢が心配だね。 藤井氏の大蔵官僚時代の映像をテレビでやっていたが、現在の体格からは想像できない肥満体だったね。 学生時代にスポーツをやっていて、就職してやめると急に太りだすことが多いね。 今は太っていないようだが、健康に気をつけているのかね。 その辺の新聞報道がないね。A氏:今朝の新聞では、ガソリンの暫定税を廃止するらしいね。私:とにかく、まず、緊急の課題は補正予算見直しで、数兆円のムダの掘り起こしだね。 期待したいね。
2009.09.17
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昨夜は静岡地方のある都市に用事があって、ホテルに泊まる。 このホテルは駅から車で15分くらいかかるので、JRの駅からタクシーに乗る。 私:(運転手に)東海地区は自動車やオートバイなどの製造関係の会社が多いけれど、景気はどう?運転手:悪いですね。 派遣社員やブラジル系の人は真っ先にリストラで、この辺のコンビニにたむろしていたブラジル人の姿は消えましたね。 正社員でもこの地区で有名なY社の大工場は、今年の1月から8月まで、月の半分は会社が休みでしたよ。 当然、給与も減りますね。私:それでは休みが多くても金を使って遊べないね。 気も滅入るしね。運転手:だから、夜、スナックから呼び出されるタクシーの仕事は7割くらい減りましたね。 当然、スナックも客が無いのでもちませんね。 3割くらいは「店じまい」ではないですか。 われわれも被害者ですよ。 派遣の人が多い時は、結構、タクシー利用が多かったですからね。私:正社員はリストラしないで、政府の雇用促進援助金でしのいでいる企業も多いだろうね。 半月休むということは、正社員の半分は必要ないということだからね。 事実上は社内失業だね。 だから、政府の失業率は正確でないと言われているね。 でも、最近は底を脱したようではないの?運転手:Y社もようやく9月からは正常の勤務になりましたがね。 これがいつまでもつかが心配ですがね。 逆に自動車部品の下請けさんなんかは、減産した反動で、今、急に多忙になっている会社もありますよ。 アップダウンが激しいですね。 おかしなことになりましたね。私:そのまた反動で2番底が来ないといいがね。 タクシーがホテルに着く。運転手:ありがとうございます。私:ありがとう。
2009.09.16
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勉強ができる子の育て方私:著者は家庭の主婦として、2人の女子を育て、それぞれ東大に現役で合格させたということで、この本が書かれたようだ。 図書館から大分待って借りた。 父親がアメリカに駐在した時期があるので、家族はアメリカでの生活も経験しているのが特殊な事情ともいえる。A氏:何か特別なハウツーでもあるのかね。私:書き方はハウツー的だが、考え方は常識的だから、250頁の本を違和感なく一挙に読んだね。 要するに、押し付け的な勉強ではだめで、子どもが勉強を自主的にするように、誘導し、環境を作ることだね。 親がハウツー的な、マニュアル発想でなく、自ら考え、工夫して行うことがポイントだね。 自主的にやれるようになると、自分が好きでやるようになる。 昔から「好きこそ、物の上手なれ」というではないかね。 そのように誘導して子どもを育てることは、親も考えるので親も育つということかね。 勝間和代的なスパルタ方式は問題だね。A氏:音楽一家、学者一家というのがあるが、子どもは強制されなくても親を見ているんだね。 君のブログで親を見て三味線がうまくなった子供の話があるね。私:孫が家に遊びに来るとき、俺がパソコンをやっていると、ジッと見ている。 そして、操作したいと自分から言い出す。 字は無理だから、図形を描いたり、ゲームをやったりするんだが、あまり教えなくてもキーボードをうまく使いだす。 いつの間にか見ているんだね。 この本の著者の書いていることは当たり前のことだと思ったが、個々の環境に工夫して柔軟に対応するのが難しいのではと思ったね。 いろいろな条件がうまく重なる必要がある。 そういう親になるほうが難しいと思ったね。 親の教育のほうが問題かもしれないね。
2009.09.15
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私:昨日のテレ朝のサンデープロジェクトでは、藤井裕久氏を登場させたね。 俺はこの人のファンで、TBSテレビの日曜6時からの時事放談に出るときは必ず、録画していた。 この人は、日本の政治史にも詳しいね。 民主党は、税金の無駄使いをなくし、財源を確保するというのが最初の難関だが、それは誰が財務大臣になるかだね。 その最有力候補が藤井氏だね。 民主党が野党の頃、榊原英資氏の名前もあったがね。A氏:俺もこのテレビを見たが、田原総一郎氏との対談で、田原氏の質問に対して明快に答えており、痛快だね。 こういう人も民主党にいたんだね。私:補正予算の見直しが、民主党にとっては差し迫っての大きな課題だが、それをリーダーシップをとっていくのが新財務大臣だね。 すでに、変身した官僚のほうで無駄を指摘し出したという。 とにかく、補正予算の見直しで、無駄を摘出する民主党の力がまず、試されるね。A氏:しかし、藤井氏の財務大臣指名が、ふらついているという。 その陰に小沢氏の動きがあるという。 今朝の新聞の「週刊朝日」の広告では「自民離党以来の"盟友"といわれた藤井裕久がきられたわけ」というのがあるね。私:サンデープロジェクトのコメンテーターの朝日新聞の星浩氏が「小沢氏の金の問題が出たとき、藤井氏と渡部氏は、小沢代表は代表の座を降りるべきだ」と言ったのが、小沢氏が根に持っているという話だそうだ。 俺は藤井氏がそう言っているのを当時の時事放談で見たよ。 しかし、星氏の予測では、最終的に藤井氏の財務大臣指名は固いだろうという。A氏:藤井氏は、今度の選挙には出ず、政界を引退しようとしていたのを、鳩山氏が引き止め、比例で当選させたくらい頼りにしている人だね。私:今日明日中に、閣僚が決まるが、財務大臣に藤井氏がなるかどうかで、小沢氏が壊し屋として健在なのか、民主党の今後の運命が決まるような気がするね。 注目して見ていたい。
2009.09.14
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不撓不屈私:この本は、2002年に買ったが、400頁近い分厚な本なので、ついつい、積読になっていた。 引越しで本を整理したときに、気になって処分しないで持って来たが、そのうち、読もうと思って、また、積読になっていた。 ところが、今年の1月20日にTVのBSジャパンで、この映画をやっていたのを知り、TVのHDDに録画しておいた。 TVはそのまま、引っ越しだから、この録画もま残したまま、見ないでそのまま、放置していた。 昨日、余裕ができたので、録画しているのをぼんやり見出したら、途中でやめられないほど、ひきつけられた。A氏:この本は、一税理士として最強の国家権力である国税庁と検察庁の卑劣な攻撃に闘いを挑んだ飯塚毅氏の数年間の苦労に満ちた物語だね。私:結局、この本を原作にした2時間を超える映画を見て、そのすさまじい国家権力の姿を具体的に知ったね。 これは飯塚事件として1963年に発生し、1970年に飯塚氏の勝利で終結している。 大筋は本を読まないで、映画で分かってしまったね。 本のほうはさらに詳細にその経過を描いているね。A氏:城山三郎氏の「官僚たちの夏」は、高度成長が始まった頃、国のために使命感を持った官僚をとりあげているが、この飯塚事件は、その後の高度成長成熟期の腐敗した官僚を描いているとも言えるね。私:高度成長成熟期になると、一般民衆を見下げる官僚のおごり、大企業との政官界の癒着、苦しむ中小企業を抱えた産業の二重構造などの高度成長が生み出した負の部分が出てくるね。 高度成長で民間が成長すると、学校で自分たちより頭の悪い奴が高給をとりだす。 嫉妬した役人は、自分のことだけ考え出す。 せっせと天下り先を作り出す。 高学歴の末がさもしい末路だね。 本人は、さもしいとも思わないのかね。 役人の倫理も地に落ちたね。A氏:今度の千葉県の不正経理に代表されるように、地方自治体の役人も、せっせと不正なへそくりを貯める癖が染みついている。 国も地方自治体も、役人の考えることは、不思議なくらい共通しているね。 これが明治から続いた官僚体制のなれの果てだろうかね。私:それが、今度の総選挙の政権交代で崩壊するだろうかね。
2009.09.13
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危機を超えて私:伊藤元重東大教授のこの本は、副題に「すべてがわかる『世界大不況』講義」とあるように、論文調でないから固くなく、わかりやすいね。 ただし、全体をバランスよく説明しているためか、突っ込みが浅いように感じたね。 金融危機が起きた説明などは、すでに得ている情報だから、特に目新しいものはなかったね。 外需依存という日本経済の弱点が一気に表面化したというのは、野口悠紀夫氏をはじめ、多くの経済アナリストと同じ説明だね。A氏:竹中平蔵氏は、違った解釈のようだがね。私:今の円高も、円安調整だというのも榊原英資氏の論と同じだね。A氏:1930年頃の世界大不況と変わらないのかね。私:そのときは、各国とも金融引締め、保護貿易をやって、かえって被害を増大した。 その反省から、今度は世界で協調して、過去の失敗をうりかえさないように行動している。 だから、過去の恐慌と同じような問題は出ないだろうと著者は期待しているね。 ところで、俺にとっては著者の中国経済の説明に興味があった。 新興国が急成長するときは、輸入が先に拡大する。 すなわち、貿易収支は赤字になりやすい。 1960年代の日本、1970年代の韓国、1990年代前半の東南アジアもそうだね。 もっとも、韓国や東南アジアは国際的な金融取引が自由な時代になっていたので、赤字は海外投資で補った。 ところが、中国は急成長しながら、同時に膨大な貿易黒字を出しているという他の国と比較すると特異な状況を呈している。A氏:何故だろう?私:中国の輸出に占める外資系企業のシェアが多いことだね。 中国の輸出は「外国人による外国人のため輸出だ」と言える。 もう一つは、海外から原材料を輸入して、それを加工して海外に輸出する輸出加工貿易品にはほとんど関税をかけなかったのに対し、中国国内市場で商品を販売しようとすると高い関税や厳しい壁を設けた。A氏:国内市場と輸出市場をはっきり区別した「二重構造」だね。私:2001年に中国がWTOに加盟してから、「二重構造」はなくなったが、今度は外国はオープンになった強大な中国市場に目を向けた。 日本も解放された中国市場に乗り出している。 これにより、外資の流入が増加して、膨らみ続ける貿易黒字と海外からの投資の増大のダブルで中国に外資が入ってくる構造だね。 それに人民元の切り上げを避けてきたということも影響しているね。A氏:中国の外貨準備高は2兆ドルと言われ、日本の約2倍で、世界最大の外貨準備保有国だね。私:しかし、その多くはアメリカの国債の購入に投じられている。 アメリカは助かっているね。 中国経済のアキレスの腱になっていた国営企業の不良債権も解消されたようだ。 この世界的な経済危機に中国が期待される役割は大きいね。 著者は、この本の最後の「次への挑戦」の章で、現在直面している「危機を超える」ために、重点的に金をかける分野を4つ提案している。 それは医療、住宅、雇用政策、教育・訓練だね。A氏:雇用政策は何が問題なのかね。私:要するに「よりニーズのある分野に雇用を移転できる仕組み作り」を提案している。 日本では、農業のように後継者問題を抱えた産業もあるし、介護など人が足りない分野もあるし、地方分権と言っても、地方に力のある人がいるかだね。 著者は、デンマークの失業率が極端に低いので雇用は安定しているかと思ったら、人口の14.6パーセントが毎年転職しているという。 それは、失業者や転職者に非常に手厚い保護をしていることが背景になっているようだね。 日本では派遣制度で、雇用の流動化をはかったらしいが、逆に、雇用の不安定を増大させた結果になっているね。 新政権は、この問題にどのように取り組むだろうか。
2009.09.12
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私:今朝の朝日新聞のオピニオン欄は「政治衆論」と題して、4人の論客の討論だね。 今度の新政権は、「国家戦略局」を作るなど、統治機構を大きく変えるので、それについての固い議論だ。A氏:イギリスのブレア政権で機能が拡大した「ポリシーユニット」がモデルらしいね。 民主党の菅氏が選挙前に視察しているね。私:イギリスを参考にするのは、日英ともに大統領制でないからだろうかね。 アメリカは、ルーズベルト時代から、官僚の上にホワイトハウス・スタッフが生まれ、最初は50人弱だったのが、現在では400人。 それ以外に約10の組織があり、総勢、1800人にもなろうとする大統領行政府があり、その下に、財務省、商務省、教育省などの省が存在するという。 これは俺のブログでもとりあげている。A氏:官僚の組織は大統領が代っても継続されるが、大統領行政府が一挙に交替となるわけだね。 ところで、この4人の論客の一人である薬師寺克行氏が、「『マニフェストは国民との約束だから全部やるべきだ』『マニフェストと違うことをやるべきでない』というのは『マニフェスト原理主義』だ」と言っているね。私:薬師寺氏がいうように、現実の政治は、状況に応じ、機動的、臨機応変に対応し、国民の幸福を実現すべきだね。A氏:御厨貴氏は「欠陥をあげつらい、『この通りやってもらおう』と迫るのは『やくざの論理』だ」と言っているね。 壊滅状態の自民党は「やくざの論理」で反撃しそうだね。 そうなったら、自民党は終わりだね。私:御厨氏は現実的に臨機応変に対応して構わないが、できない場合は明確な説明責任が必要だとしているね。 それをきちんとやれば、マニフェストの信用性が逆に出てくるという。 いずれにせよ、新しい政府システムが生まれるはまさに平成維新のスタートのようだね。 これは自民党ではできなかっただろうね。
2009.09.11
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私:昨夜8時半に山形の酒田から帰宅したよ。 訪問先を午後4時半ごろ、車で出て、高速道路などをつかって、30分ほどかけて庄内空港に向かった。 黒い雨雲が出てきて、天候が心配だった。 高速道路はガラガラ。A氏:その高速道路は民主党の高速道路無料政策のトップにあがるだろうなぁ。 そうなったら、その料金所の人は失業だね。私:庄内平野を走ったんだが、雄大な平野だね。 稲が実りの時期を迎えているのか、延々と農地が展望される。 朝、ホテルで食べたご飯がおいしかったことを思い出したよ。 飛行機は定刻の18時に出発。 にわか雨だろうが、空港は濡れていた。 最終便でビジネス客が多いのか、混んでいたね。 A氏:マスクはどうだね。私:マスクをしている人は皆無。 俺も持っていったマスクはかばんの中。 雨雲を抜けて、高度を上げるときにちょっと揺れたが、雲の上に出たら、安定した。 羽田空港に定刻の19時着。 連れの2人と別れ、それぞれ自宅に向かう。 俺は、俺の家の近くのJRの駅まで行く高速道路を走る直行バスに40分ほど乗る。 そこから、接続よく、別のバスに乗り換え、家の近くまでバスの連続で来た。 20時半だね。 軽い夕飯を食べて、入浴して、TVのニュースを見ていたら、12時近くになった。 すぐに就寝したよ。 久しぶりの飛行機の旅だったね。 久しぶりのせいか、飛行機はやはり鉄道と違ってなれないと不安だね。
2009.09.10
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私:昨日、酒田駅から15分くらいの日本海海岸に近い工業団地を訪問。 昼食は、海沿いの街道にあるラーメン店に行った。 他に食堂は見当たらなかった。 大きな旗に「すっぽんラーメン」とある。A氏:すっぽんの生き血かなんか出るの?私:そうではないんだね。 ラーメンの出汁がすっぽんとなっているらしい。 店に入ったら、客は1人だけで空いていた。 店の親父さんが出てきて、すっぽんラーメンをすすめる。A氏:値段が高いのかね。私:いや、普通のラーメンと同じだね。 面白いのは、このラーメンはガン治療に効果的だという親父の宣伝だね。 親父さんは食道ガンだったのが、このラーメンを食べてから、異常がなくなったという。 だから、ラーメンは残しても、汁は残さないでくれと言っていたね。 あまりすすめるので、すっぽんラーメンを頼んだよ。A氏:どうだった?私:まあ、普通のラーメンだが、ラーメンは残したが、汁は残さなかったよ。 変わったラーメンもあるもんだね。
2009.09.09
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私:昨夜、酒田に来て、ビジネスホテルに泊まった。 ホテルがインターネット無料接続なので、諦めていたブログを書けるようになった。 午後4時頃、羽田を離陸、45分くらいで、庄内空港に着く。 この空港に降りるのは初めてだね。 酒田駅まで、バスで30分くらいかかったね。 しかし、鉄道だと、4、5時間かかるから、飛行機は楽だね。A氏:混んでいたかね。私:後部座席のほうはガラガラだったね。 それにしても、羽田空港でマスクをしている人は皆無に近かったね。 俺は、新型インフルエンザ問題になってから、初めて羽田に来たんだが、驚いたね。 一応、マスクは持って来たんだが、どうも要らないね。 今夜、一泊して、明日、夕方帰るよ。 台風が心配だがね。
2009.09.08
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私:もう本格的な秋だね。A氏:朝晩はずいぶん涼しくなったね。私:近くの自然公園を散歩すると、蝉の声も少し減ったような気がするね。 8月には、うるさいほど、ミーンミーン、ジージーなど、いろいろな蝉の鳴き声の競演だったね。 しかし、7月頃まで、盛んに元気よく鳴いていたウグイスの声がぱったりなくなった。A氏:ウグイスはどこかに行ったのかね。私:いや、どこかにいるだろうね。 鳴くのをやめたのだろうね。 ウグイスなりの事情があるんだろうね。 代りにコウロギが鳴き出した。 こういう日本文化の基礎になった身近にある豊富な自然の流れを失いたくないね。 A氏:今日は東京は残暑なのか、暑くなるらしいね。私:俺は、午後山形に飛行機で行く。 東北は涼しいだろうねね。 一応、上着は着ていくよ。 マスクも持っていくよ。 2泊するので、ブログもお休みだ。
2009.09.07
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A氏:今朝の朝日新聞は、オピニオン欄でまた、今度の政権交代にからめた特集をしているね。 3日連続だね。 今回は、自由党側から見た政権交代ということで、自民党幹事長室に30年近くもいた奥島貞雄氏、東洋学園準教授桜田淳氏、評論家小沢遼子氏の3人のオピニオンだね。私:奥島氏は、やはり、戦後の自民党は苦労した大物がいたんだが、今はドングリの背比べで、横並びで安住している。 大物がいなくなったという。 「オレが何かやろう」がない。 中曽根氏元首相には、「オレ」があったという。A氏:今度、麻生氏の後継総裁では「オレがやる」という人は今のところ、ゼロだね。私:桜田氏は「花より団子」という日本の庶民感情の最も根強いものを表す言葉を、この政権交代の説明に使っているね。 「花」は「威信、声望、正義」という抽象的な価値観、「団子」は「福祉、実利、安全」という具体的な価値だね。 氏は戦後、保革対立の中で自民党が一貫して優位を保ったのは、「花より団子」の信条にそった政策を展開してきたからだという。A氏:革新の中心だった社会党などのイデオロギー的なものはなかったからね。 特に冷戦後はね。私:それが、高度成長が終わった1980年代から「改革」理念が登場する。 中曽根政権から、「国鉄・電電公社民営化」など、小さな政府路線が展開されるようになる。 その極致が小泉政権だね。 国民は「改革」でもっとr「団子」が増えると思って期待した。 しかし、安部政権では「団子」よりは「戦後レジームからの脱却」などという「花」が強調された。 一方で雇用のような「団子」の不安が拡大した。A氏:そこへ民主党が「団子」中心の姿勢を展開した。私:桜田氏は、今後、自民党が再生するには「政府が『団子』を提供し続ける」という長年の発想と、「『団子』は国民自ら作る」という「改革」志向の発想のいずれかに軸足を置くか、それとも「花」の議論を強調する方向に行くのか、明確にするべきとしているね。A氏:小沢遼子氏は、自民党は「昔のやり方に戻す」ということをやり続けてきた党だという。 GHQによって、壊された戦前の社会構造や社会通念などを守ろうとした歴史だという。 鳩山由紀夫民主党代表の祖父である鳩山一郎氏もGHQにより公職追放されたが、後に自民党の初代総裁となる。 岸信介首相も、敗戦後、A級戦犯容疑でGHQに逮捕されている。私:高度成長の社会体制は、戦前の国家総動員体制の継続だという人もいるね。 強大な官僚機構は戦前からの継続だね。 しかし、その体制は、高度成長が終わり、新自由主義的な発想で自民党の政治が変わるようになるにつれ、「戦後レジーム」からの脱却は、まさに「花」の議論となったね。 それも昔の日本に戻そうという方向の「花」だね。 小沢遼子氏は、今度の敗北で自民党は、「昔の日本には戻せない」という事実をかみしめたほうがいいと言っているね。 しかし、「昔の日本」に戻れなくなったのは、高度成長が原因ではないのかね。
2009.09.06
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A氏:昨日の朝刊で、佐藤俊樹東大教授(社会学)、香山リカ精神科医、作家高橋源一郎氏の3人がそれぞれ、民主党の大勝の勝因について意見を述べているね。私:佐藤氏は「『保守』不在が招いた圧勝」としているね。 氏は、民主党の圧勝を予想しておらず、自民党は健闘すると思っていたという。 圧勝の原因は、小泉政権の時代を経て、自民党が決定的に変わり、自民党の「保守」の部分が弱まったためという。A氏:05年の郵政民営化選挙は、小泉政権の改革のほうが魅力的にみえて、民主党は大敗。 しかし、その後、小泉改革は、国民の安心、安定まで削り取った。 今度は安心、安定を打ち出した民主党が魅力的になったという。私:香山リカ氏は、精神科医らしく、自民党は腹に据えかねる、ちょっとお灸を据えてやれという感情的な反応が投票に結びついたという。 小泉改革とその後の歴代内閣にだまされたと感じた有権者が、与党への怒りというエモーションを発動させたという。 食の安全、雇用不安、家族の信頼などの基礎が崩れ、多くの人が疑心暗鬼になって誰も信じられないという怒りを生んだという。A氏:高橋氏は、自民党が古いタイプの家父長で、国民がその「妻」、民主党は自民党から生まれた「子」だと考えると、今回の政権交代はわかりやすいという。 今まで「妻」は不満でも「離婚」できなかった。 それが05年の選挙で、投票で政治を変えられることを「妻」が気がついてしまった。私:そして、自民党は戦後を抜け出すことができなかった。 「子」 である民主党は、自民党から脱皮することで生まれたから、いちはやく「戦後」から抜け出すことができた。 だから、民主党は今回の選挙が過去と現在の戦いであることを知っていた。 「現在」という時空間に適応したから大勝できたという。A氏:高橋氏は、だから、次元の違う両党の二大政党制にはなりにくく、自民党は崩壊し、民主党に人が移るという。私:一方で、民主党は「父殺し」に成功したから、次は兄弟喧嘩が始まり、分裂の危機があるかもしれない。 それをいかに防ぐかが今後の「子」の課題だという。 いずれにせよ、3氏ともマニフェスト選挙の話はかすんでいるね。 一部の新聞で、今後マニフェストの約束に目を光らすような記事があるようだが、無意味だと思うね。A氏:今朝の朝日新聞で、同じオピニオン欄で防衛大学校長の五百旗頭真氏が、「歴史の中の二大政党」というタイトルで長文の寄稿をしているが、その最後のほうで、マニフェストの再定義を主張しているね。私:再定義しても、国民は「ブレた」と批判すべきでないとしている。 川は流れているのであり、新しい状況を鋭敏に見て漕がねばならないとしているね。その通りだと思うね。
2009.09.05
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私:昨日の朝日新聞のオピニオン欄に北海道大教授(政治学)山口二郎氏の長文の寄稿が掲載されているね。A氏:俺も読んだよ。 山口教授は政権交代を主張してきた人だね。私:俺は今度の選挙で、自民党と民主党のマニフェストはほとんど読んでいないよ。 TVでやっているのを見た程度だね。 だから、国民が各党のマニフェストを詳細に読み比べて、民主党を選んだとは思えないね。A氏:それを山口教授も指摘しているね。 山口教授は、それは神話だと厳しいね。 国民は自民党を罰するために民主党に投票し、全面的に民主党に投票したのではないという。 判断の根拠には、単なる自民党政治に対する飽きではなく、過去数年の改革路線の否定的評価が存在していると指摘しているね。私:与党は、4年間政権を握っていたのだから、その4年間の総括から始めるべきだね。 これは実績データがあるから、正確だよ。 それを自民党はしていない。A氏:だから、負けると「茫然自失」して、「いさぎよさ」がないね。私:マニフェストは未来のことだから、希望であって、確実性はない。 細かい政策をかかげても、ほとんどの人が予想しなかった今度の百年の一度の経済危機のように、グローバル経済の動きで日本の経済なんか、簡単に吹っ飛んでしまう。 4年先まで読んで、マニフェスト実行するという気持ちは必要だが、4年間で全部マニフェスト通り実行できない場合は、退陣するという考えはナンセンスだね。 一方で「来年のことを言ったら、鬼が笑う」という常識的な健全なセンスも忘れてはいけないね。 その点、過去の実績は正確だし、変化しないね。A氏:細かいマニフェストの内容に縛られず、想定外の国際情勢の変化に柔軟に対応することも国益にとっても必要だね。 それにしても麻生首相は、運が悪かったね。 総裁になって、すぐに、解散という時に、想定外のリーマンショックが発生し、解散を諦め、急遽、火消しをせざるを得なくなった。 そして戦後最大の不況に陥る。 小泉改革の負の部分が、さらに拡大する。私:だから、未来の政策を詳細に確定的に語るのは、本質的に無理だね。 努力目標だね。 「高速道路無料化」もこないだ報道ステーションで民主党馬淵議員が説明していたが、全面無料化ではないんだね。 語るべきは、しっかりした不変の理想であり、ビジョンだね。 「生きて常に動いている政治」を生き物でない商品の宣伝のように「この詳しい説明書を読んで、選択してくれ」というのは、基本的に無理だね。A氏:今朝の朝日新聞では3人の人が、「民主308席の衝撃」を語っていたが、3人ともマニフェストの勝利なんて全く出てこないね。私:それについては明日、じっくり語ろう。
2009.09.04
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私:政権が交代したね。 戦後日本史の一大ニュースだね。 A氏:問題は、これからの活動だね。私:政権交代が目指した脱官僚政治体制が成功するかだね。 そして、その結果が国民の期待にそったものになるかだね。 国民が選んだ道だ。 何事も新しいスタートにはトラブルはつきものだ。 それにひるがず、頑張ってもらいたいね。
2009.08.31
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私:5年くらい使っているデスクトップパソコンが突然ダウンして、あちこち、いじっているうちに、スタートアップできず。 引っ越しのときに、少し、傷つけたりんしたんで、もう買い換えるときかと思っていたがね。 昨夜、新品を買ったよ。A氏:古いデータは大丈夫なの?私:メールだけ、バックアップできない。 他は、USBに落としてバックアップしたが、引っ越しの時に大分書類を整理したと同 様に、いらないデータがたまっていたんで、この際、思い切って選択したよ。 十分の一くらいになったかね。 正常な動作までセットするので手間がかかるのでちょっと、ブログもお休みするよ。
2009.08.29
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私:ここ数日は、日中は晴れて本格的な夏らしいね。 ウォーキングも、真昼間を避け、夕方にしているが、熱中症が怖いので、日陰の道を選び、ペットボトルに水を入れて持参だね。A氏:しかし、俺たちの学生時代には、暑いときにスポーツをしても水は飲まなかったね。 今は、逆だね。私:水をほしがると「根性がない」と怒られたね。A氏:しかし、それでぶっ倒れたということはなかったと思うね。 すくなくとも俺や仲間たちの間ではなかったね。私:今の若い人は、体格はいいが、何か動物的な抵抗力が落ちているんだろうかね。 そう言えば、俺の孫は今年から小学校に入ったが、給食の献立を聞いて、母親が驚いていたね。 母親の頃と比較すると贅沢になったというんだね。 デザートが出たりするらしい。A氏:栄養士がいて、献立を考えているのだろうよ。私:母親の頃は、パン食中心で、粗食だったらしいね。 「食育」が不十分な頃だね。A氏:そういえば、戦後、新書版で「パン食は頭をよくする」という本がベストセラーになった時代だね。 「日本人は米を食うから頭が悪い」と書いてあった本で、著者は有名な医学者だったね。 だから、戦争に負けたという完全な敗戦コンプレックスで、日本文化の全否定だね。私:ところで日中は暑いとはいえ、朝晩は涼しくなったね。A氏:暦では、8月7日が「立秋」だね。 23日は、暑さが止み、新涼が間近いという「処暑」だよ。私:今年の夏はなんだか、スッキリしない暑さで終わるのかね。 9月に関東大震災が来るという説もあるしね。 選挙は8月30日に向けてますます熱くなっているが、「政権交代」という激震となるのかね。
2009.08.20
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私:こないだ、窓に何かぶつかって、下に落ちる音がした。 窓を開けてみたら、下に蝉が落ちていた。 腹を上に向けて、倒れていた。 そのまま動かないので死んだんだね。 A氏:そう言えば、最近は、街路樹の下を歩くと、よく蝉の死骸を見かけるね。私:蝉は羽化してから2週間ほどの短命だと言うから、今、盛んに鳴いている蝉もすぐに死期がくるんだろうね。 それにしても、なんで蝉は死ぬとき、一様に、腹を上にするのかね。A氏:そうしなかったら、生きていると間違えられるからではないの?私:それも一説だね。 スポーツクラブでヨガのレッスンをやると、最後に大の字になって上を向いて寝る。 この姿勢をサンスクリット語で「シャーバアーサナ」とか言って、「死の姿勢」を意味するという。 寝ながら、インストラクターの誘導により、意識を下肢から、上体に動かしていくと、5分くらいで数時間の睡眠に匹敵する効果があるという。 中には、イビキをかいて寝出す人もいる。A氏:タイやビルマなどの仏教国の仏像では、仏の休憩する姿勢は、上向きでなく、右側を下にした横向きだね。 死の姿勢と違うね。 そういえば、「畳の上の大往生」というが、人間も大往生のときは、上を向いて静かに息を引き取るね。 私:そういう死に様であってほしいね。 もっとも、最近は、畳の上でなく、病院のベッドの上だがね。 都会の蝉は、「土の上の大往生」から、「コンクリートの歩道の上の大往生」と変わったかね。
2009.08.17
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私:インターネットを毎日開き、Outlook Express をクリックすると、100を超えるメールが来ているのが、日常だね。 そのうち、俺の個人的に意味があるメールは、1通あるかどうかだね。A氏:商品の宣伝が多いのだろうかね。私:日本のものは、1割くらいかね。 楽天のポイントのものもある。 後は英文のもので、これが圧倒的に多い。 楽天関係のものは分かるが、なんで英文のものが多いのかね。A氏:英文にはどういうものが多いのかね。私:圧倒的に多いのがバイオグラのような薬品関係だね。 ときにはダイエット関係。 それから、あやしげな銀行などの金融関係。 大学の学位や博士号が簡単にとれるというもの。 腕時計の販売。 毎日のように繰り返し来るね。 クリックすると危険なので、全部、即削除だね。 この削除がインターネットを開いたときの、一仕事になっている。 まぁ、3分はかからないがね。 一種のゴミ掃除だね。 気をつけないといけないのは、ゴミとともに重要なメールまで捨ててしまうことだね。A氏:アドレスを変えたらどう?私:数年前もかなり、不要なメールが増えたことがある。 プロバイダー変更とともに、アドレスを変えたら、一時的にメールは激減したが、また、同じような数になってきているね。 このメールアドレスで、アメリカからインターネットで買ったのは、アマゾンの本くらいだがね。 そこからもれたのかね。A氏:ビルゲイツは1日何万通もきたそうだね。 困って、その防止のために特別なソフトを組んで解決したそうだ。私:それに比較すると、俺は、まぁ、百くらいなので、我慢とするかね。
2009.08.14
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私:最近の天気予報は当らないね。 確率が低下しているのではないのかね。 1日中曇りの予報が、1日中快晴で強い日光で蒸し暑かったりする。 A氏:雨は降らないとの予報で安心すると、急に雨が来る。私:最近は出かけるときは、予報が晴天でも、万が一を考え、折り畳み傘を必ず持参だね。 昨日は、横浜は夕方から雨になるという予報だったが、降りそうで降らない。 ところが、東京はかなりの大雨だったね。A氏:これは天気予報の問題というより、このところ、気象の気まぐれがひどくなったせいかもしれないね。 それに局地的になってきたね。 雨が激しいところから、車で5分移動したところでは全然降っていないということがあるね。 局地的に予報の当る確率が違うかもしれない。私:昨日の新聞の予報では、今日は雨は半日のはずだったが、今朝の新聞の予報では終日雨に変更だね。 しかも、昨日の新聞では熱帯低気圧だといっていたのが、一夜にして台風9号に化けたね。 その影響で今日は横浜も早くから、大雨だ。 風もある。 しかし、これも1日中雨かはあてにできないね。 俺は、今週の水曜日に用事があって出かけるんだが、予報では火曜日から晴れのようだね。 晴れることを祈るね。 もっとも、折り畳みの傘は持っていくがね。
2009.08.10
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韓国企業はなぜ中国から夜逃げするのか私:題名につられ、図書館に予約しておいた。 読んだら、題名と内容がまったく違うね。 新書版にはよくあることだが、これは単行本だから、ちょっと問題だね。 韓国企業が、中国から撤退するとき、「夜逃げ」になる原因は、「行きはよいよい、帰りは怖い」という中国の企業誘致のせいだね。 中国政府は、進出するときは大歓迎だが、撤退となると、いろいろな費用を要求する。 労働者も仕事を失うので、厳しい要求をする。 場合によっては命の危険もあるから、「夜逃げ」となるんだね。A氏:日本企業もかなり進出しているが、「夜逃げ」はあまり聞いたことがないね。私:韓国企業のほうが厳しい国内経済の状況があるからかね。 日本企業も「夜逃げ」まではしていないが、うまくいっていない企業も多いようだね。 特に、最近、中国の労働法の改正で、修身雇用型になってきているし、賃金も上がってきているようだね。A氏:君のブログの中国経済の知的街道として、すでに、「大地の慟哭・中国民工調査」、「中国という大難」、「中国の不良債権問題」、「老いてゆくアジア・繁栄の構図が変わるとき」、「中国金融システムの不良債権分析・国際金融市場におけるチャイナマネーの影響力」、中国の「水戦争・水資源争奪の最終戦争が始まった」、「日系中国工場製造部長改善記」などで詳しくまとめられているね。私:この本では、俺の知的街道で記録した中国経済の問題点、すなわち、不良債権問題、少子高齢化、民工問題、水不足問題などをもれなく説明しているね。 その点では、評価したいが、平板で百科辞典的になりやすいので、そのせいか、題名を奇抜なものにしたのかね。 この本の発行が去年の9月だから、ちょうど、リーマンブラザーズの破綻が起きた月だね。 だから、その後の中国経済についてはふれていない。 リーマンブラザーズの破綻以後、アメリカ消費がどん底に落ちた。 その中国に対する影響は、輸出依存型の日本と同じだが、さすがは、一党独裁国家だけあって、70兆円といわれる迅速な財政出動で、一時的に景気は維持しているね。 日本企業もその恩恵にあずかっているがね。 しかし、アメリカへの輸出が回復しない限り、中国経済の先の見通しはよくないのではないかね。
2009.07.19
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私:今日、自動車部品を作っている中小企業の人に会ったが、ボーナスが出たそうだ。 今年の異常な減産で、ボーナスは諦めていただけに、皆、感激だという。 そういえば、こないだ、東海地方に知人の1周忌の後、立ち寄った会社も、中堅の自動車部品製造業だが、ボーナスを出せるようになり、諦めていた従業員が喜んでいたという話を聞いたね。A氏:自動車は全体的に、生産が回復しつつあるのかね。私:今のところ、そういう傾向のようだね。 今日行った会社では、逆に、材料が間に合わないという状況が出ているという。 しかし、材料が遅れたから、納期をそのまま遅らすと、顧客が満足しない。 だから、材料が入ると徹夜してでも、納期に間に合さないとならないので、かえって忙しくなっているという。A氏:川上の材料メーカーは、今までの注文減で、生産を落としていたのに、今度は、増産しないといけなくなってきたんだね。私:一番川上の材料メーカーは、減産のときの落ち込みが深いが、逆に増産のときには、急激に増やさないといけないという宿命だね。 しかし、材料というのは、そう簡単に生産は回復しないから、遅れやすい。 だから、その板ばさみになる部品メーカーは当分、材料が入ってすぐ加工となるだろうね。 変な忙しさだね。
2009.07.15
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私:昨日(12日)の夜の都議選の結果は、静岡県のあるビジネスホテルで深夜になるまで見たよ。 昨年の今頃、この東海地方にいるYさんが亡くなった。 73歳だったと思う。 若い死だね。A氏:ということは1周忌だね。私:最近、1周忌は、近い親戚で済ますことが多いが、Yさんの遺族もその予定だったらしい。 ところが、Yさんは部下に慕われていたせいか、10人くらいのY氏を囲む会が、Y氏の死後も続いていたんだね。 その会のメンバーが1周忌のお線香をあげたいとなったんだね。A氏:君とYさんの関係は?私:30年ほど前に、仕事で2、3年ほど関係していた人だが、その後、プライベートでも年に1回くらい、大阪の帰りなど、ドロップインして、夕食などしていた。 いわば、高度成長時代の戦友だね。 しかし、ここ10数年は、Yさんの体調が悪く、疎遠になっていたね。 だが、その会のメンバーの2、3名とは、その後、年1回程度は夕食をしていたよ。 夕食後はカラオケに行ったりしていたね。 昨年は、Yさんのお通夜には、横浜からかけつけたが、もう、かなり疎遠になっていたので、1周忌には行かなくてもいいのではないかと最初は思っていた。A氏:お線香をあげるためだけに、新幹線で、泊まりで出かけなくてはならないからね。私:気が変わったのは、こないだ読んだ「無差別殺人の精神分析」で得た教訓からだね。 仏教が葬式仏経と言われているが、ある人を「喪失」した後、葬式で食べたり、飲んだり、故人を偲ぶのは、残されて生きている人の精神安定になるから、意味があるのだと書いてあった。 最近、道を歩いていたら、向こうから若い頃のYさんに似た人が歩いてきてすれちがった。 思わず、振り返ったね。A氏:やはり、深層心理にあるんだね。私:そこでAさんの1周忌に行ってきたんだよ。 Yさんを囲む会のメンバーは別に偲ぶ会の夕食会をしたらしいが、私は、別な人、2名とスナックに夕食に行ったね。 こちらは、こちらで、食べて飲んで歌って、Yさんを偲んだね。 ホテルに戻る車の車内テレビで、都議選の民主党の躍進を報じていたね。 この静岡県では、先週、民主党支援候補が県知事に当選している。 この大きな流れは8月30日の総選挙まで続くだろうかね。 天界のYさんなら、どう思っているだろうかね。
2009.07.13
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阿修羅私:30年くらい前に、2、3年間大阪に仕事でよく行っていた。 そのときは、ウィークデーの空いた時間を利用して、興福寺によく行ったね。 目的は阿修羅像を見るだけだがね。 この阿修羅像は、仏像にしては珍しい表情だね。 若くして亡くなった当時の女優夏目雅子に似ていたね。 2年ほど前に、講談社が「週刊 日本の仏像」全50巻を出した。 写真は「原寸大」というのが売り物だったね。 身長は153センチだ。 第1巻はこの阿修羅像だね。 俺はこの第1巻を買っただけだね。 今、手元にある。A氏:今年は奈良遷都千三百年だという。 興福寺も創建千三百年。 阿修羅像は、今、東京国立博物館で1ヶ月くらい公開されているね。 6月7日(日)までだ。 大分、人気があるらしいね。私:こないだNHKハイビジョンテレビで細かく撮影したものを紹介していたね。 確かに、神秘な奥深い表情を感ずるね。A氏:東京国立博物館でもデジタル映像で詳細に見られるようだね。 そういえば、昨日、新聞の広告で、「阿修羅ファン」の熱い念願を叶えるためとして、高さ57センチの阿修羅像の復刻を宣伝していたね。 30体限定で、一体、16万円くらい。 ガラスケース入りで25万円くらいだという。 国宝 阿修羅立像『専用ガラスケース』私:あのなんともいわれない表情を復刻で再現できるだろうかね。 「阿修羅ファン」はうるさいからね。
2009.05.25
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私:一昨日、光フレッツにしたんだが、昨日、気がついたんた。 着信は従来通りだが、発信ができない。 エラーと出る。A氏:困ったね。 返事が出来ないね。私:早速、NTTのフリーダイヤルに連絡した。 技術的な問題だし、光フレッツにしたとき、リモートサポートサービスも受けられるようになっているはずだから、そちらのフリーダイヤルを案内され、そちらに電話したよ。A氏:フリーダイヤルはいいけれど、待たされるね。私:昨日の昼頃、したんだけれど、混んでいるから、NTT側から返事するという。 3時間くらい待ってくれということだった。 そうしたら、3時ジャストくらいに男性から電話が来た。 パソコンを立ち上げておいたから、すぐに対応できたが、「秘密的な内容は画面にないでしょうね」ということだった。A氏:画面に入り込むのかね。私:インターネットエクスプローラーで、指定のURLのアドレスにつなぐ。 ツール画面が出て、ダウンロードしてくれと指示される。 そして、それ以降は、「画面を見ていてください」と言われた。 驚いたね。 俺があたかも、画面を操作しているように、ポインターが動く。 クリックされていく。A氏:先方が君のパソコンを操作しているわけだね。私:説明を電話でしてくれながら、俺のパソコンのメール接続をチェックして、修正していく。A氏:まさにリモート、すなわち、遠隔操作だね。私:5分ぐらいして、発信テストだね。 自分自身にメールする。 ちゃんと届いたね。A氏:回復完了だね。 よかったね。私:終わりにオンラインパソコン教室の案内があったね。 このようにリモートで個人的に指導してくれるというわけだね。 いろいろな講座があり、1講座30分くらいで税込み1890円だという。 「お気に入りコースに追加します」と追加してくれたね。 やって見ると、送信速度は速いね。 まぁ、ADSLの不安定からはじまって、インターネット問題はこれで解決だね。 いずれにせよ、転居は大変だね。 しかし、身辺は大分スッキリしてきたね。
2009.05.15
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私:光フレッツにしても電話料金が変らないし、どうもADSLの調子が悪いので、たまたま、無料キャンペーンに乗っかって、切り替えを申し込んだ。A氏:工事は大変なのかね。私:転居したのが中古住宅で、前の人が光フレッツだったので、屋内配線は楽なようだったね。 しかし、屋外から引き込むのが大変で、なんだかんだで約1時間かかったね。A氏:どうかね。 やはり、光は速いかね。私:このブログから、光フレッツ開始だ。 インターネットのアップも速いようだね。 しかし、俺は画像などの大量情報には利用していないので、まだ、メリットは実感していないがね。 これから、いろいろな利用方法を勉強するよ。
2009.05.13
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A氏:引越しのほうはその後、どうだい?私:案外、書類の処分が大変になってきたね。 仕事を家に持ち帰って書いた原稿の残りなど、結構あるね。 研修に行った講習会のテキストや、通信教育のテキストなんかは売れないから、廃棄処分だね。 英語のテキストも大分あるね。 あまり役に立たなかったがねえ。 本を売った後、そういう雑な書類や売物にならない本などがまだ、山のようにある。 昔の給与明細書だのいろいろな領収書や明細書など、なつかしいが、そのまま、ゴミ処分できないものもあるね。 30年間くらいの蓄積だね。 年賀状も古いのはどうしようかと思っている。 名刺も千枚を超えるね。A氏:シュレッダーの登場だね。私:俺の家のシュレッダーは小さな家庭用だが、結構頑張って長持ちしているね。 俺のところはシュレッダーゴミを出す日が月2回あるんで、その都度、前日にシュレッダーがけだね。 今日はその日なんだが、大きな袋に5袋出したね。 昨日はシュレッダー作業で半日かかったね。A氏:それらは一種の情報ゴミだが、フロッピーはまだあるの。 私:これは早くから、必要なものはCDとかMOに落としていたからゼロだね。 最近はステックもあるから、あまり場所をとっていないね。 とにかく、この家庭用のシュレッダーは、もう使い出してから数年になるが、故障なしで、いまだによく切れる。 後、まだ、同じくらいの量のシュレッダー掛けが残っている。 頑張れ、シュレッダーだね。 それが終わって、ようやく本や紙から脱出し、心機一転の環境となそうだね。
2009.05.05
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私:NTT関連業者だろうが、光フレッツにインターネット回線を変える無料キャンペーンの電話が来た。 俺は、大量の画像処理など関係ないので、少し料金が高い光フレッツは敬遠してきたが、NTTの基本料金が安くなるので、合計では料金は変らないという。A氏:そこで変更することにしたの?私:今、インターネット接続がモタモタした感じなので、一応、来月半ば頃に、工事があって切り替えることにしたよ。 便利になるかどうかは試してみないと分からないがね。 結果はまた、連絡するよ。 半年以内に解約するとカネをとられるらしいがね。
2009.04.30
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私:ADSLのモデムにADSLという縦線の点灯表示があるんだが、これが点滅することがあるだね。 そうするとインターネットがつながらない。A氏:いつからなったの?私:引越し以前からのような気がするが、いずれにせよ引越し後は不安定だった。 プロバイダーのカストマー・サービスセンターに連絡したら、電話線で何か電波をひろっていないかという質問があった。 例えば、近くを高圧の送電線が走っているといったら、その電磁波障害が考えられるという。 そう言えば、今度の家の近くを送電線が走っている。 対策として、通信する周波数を変えることができるという。 モデムは買取なんで、簡単に交換できないしね。A氏:通信スピードが落ちるのではないの?私:そうらしいが、不安定よりもいいだろうね。 一昨日、あたりから、その不安定症状がなくなったよ。 安定がいつまで続くかね。 そう言えば、この家を買うときに、不動産業者が送電線の電磁波よりもテレビ、電子レンジ、IH調理器のほうがはるかに高い電磁波を出していると測定器をもってきて示していたね。 それを持って、送電線の近くに行くと確かに電磁波は高くなるね。 しかし、ちょっと外れると急速にダウンする。 俺のところは、ほとんどゼロだね。 でもADSLには影響するのかね。 真の原因は不明だね。A氏:携帯電話もそうだが、われわれは電磁波の嵐の中に生活しているのかもしれないね。私:ドイツあたりでは送電線の周囲は規制が厳しいようだね。 とにかく、これでインターネット問題は一段落だよ。
2009.04.29
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私:昨日、古本の出張買取業者に来てもらって、本を引き取ってもらったよ。 業者は引越し用と同じ背の高い2トン車で来た。 ダンボールは16個だったが、中には大きなダンボールもあったから、標準的なみかん箱サイズだと20箱くらいあったかね。 一人の若い人が、運転手がてら来て、本棚から、どんどん、本をダンボールにつめる。 俺もつめるのは手伝ったが、車に持っていくのは、彼がやった。 ダンボール一杯の本は重くてちょっと持ち運びを手伝うわけにはいかないからね。A氏:その場で値段を決めるの?私:いや、とりあえず、持ち帰って、専門の人がジックリ、1冊1冊見て値をつけるのだろうね。 そして後で銀行口座に振込みだね。A氏:途中で値段の交渉はないの?私:なしだね。A氏:値がつかない本はどうするの?私:返してもらうか、業者側で処理するかは選択できるんだが、俺は業者処理を選択したよ。 ガランと本が1冊もない空の本棚を見て、感傷的になるとともに、肩の重荷がとれたような気もしたよ。A氏:司馬遼太郎などは膨大な書庫を残しているね。私:作家や研究者は過去の資料が重要だからそうなるね。 俺の場合は、そういう人の書いた本を読むほうだから、その元資料は要らないね。 後は、残した本をよく読むことだね。 こないだのブログで有馬稲子がある女性の「夏羽織1枚残してなくなった」という死に感動したと言ったという話があるね。 俺も死ぬときは「本一冊」を持って死にたいね。 その本はどういう本になるのかね。
2009.04.25
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私:それにしても、約30年来のこのガラクタの蓄積は何だっただろうね。 荷物を整理しながら、つくづくそう思ったね。 経済成長とは、このガラクタを生産し、消費することだったのかね。A氏:定額交付金など、消費を増加して、景気対策にしたいという。 しかし、後でガラクタで捨てるものをせっせと買って消費するのは、人生にとって意味があるのだろうかね。 鳩山総務相は、定額交付金をもらったら、旨い料理を食べるそうだが、あの人はメタボではないかね。 食事も浪費すると、メタボになり、いいことはないね。 体内に、ガラクタを蓄えることになるだけだね。 一方で、世界では飢えに苦しむ多くの人がいるというのにね。私:マザー・テレサの「貧しさ」には次のように記されているという。 「お金が欲しい、お金で買えるすべて、要するに余分なもの、贅沢な食物とか余計な衣服、ガラクタ一般が欲しいという欲望が、ある時、生まれます。 要る物はますます増えます。 ひとつが手に入ると次のものとなって、結局は際限なく不満を生ずるということになってしまいます。 もし、何か買わなければならない時は、最も粗末なものにしなさい。 貧しくあることを誇るべきです。 私たちの背後にそっと忍びよる小さいキツネに気をつけなさい。」A氏:浪費家計からの脱却かね。私:キツネは小さくなく、巨大なのかもしれないね。 世界的な経済不況は、その巨大なキツネの崩壊かもしれないね。A氏:そう言えば、読売新聞の一面で「長寿革命」という連載シリーズが一昨日からはじまったね。 昨日は、2回目だけれども、70歳代の転居が多いとデータを示していた。 長寿国日本になり、人の寿命が家の寿命を追い抜いていくという事態が生じていると報じているね。 昨日は、かっての大女優の有馬稲子のインタビューがあったが、彼女は今年77才。 女友達の多いケアマンションに移住したという。 処分するものが大量にあり、引越しにはその処分で1年がかかりだったという。 彼女は、ある女性の「夏羽織1枚残してなくなった」という死に感動していたね。 彼女には、子どもがいないから、70歳台を機に「物頼り」でなく、「女友達頼り」の人生に心機一転だね。私:俺の場合は、孫の将来を考えた転居だが、転居に伴なって大量に発生したガラクタ処分は、おれ自身の転機になるだろうかね。
2009.04.17
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私:まだ、引っ越しのゴタゴタが終わっていないが、多少、日常生活が動き出したので、ブログも再開しようと思う。 引っ越して1週間以上経つが、背中が痛いね。 30年位前に引越しをしているが、そのときは、そんな負担に感じなかったが、やはり歳だね。 残っている最大の問題は、旧宅の倉庫に置いて来たかなりの本を売却することだね。 引越し当日は、晴天に恵まれた。 大物の家具やふとんなどは、引越し業者に頼み、2トン車1台、2往復で運んだよ。 基本的に3人の若いクルーで、午前中に、別の家の引越しを終り、午後2時頃に俺の家に来た。 途中で、1名の応援が来た。 重労働だが、手際よくこなしていたね。 応援の1名は、中年の人だが、なれないのか、体力がないのか、軽いものを中心に扱っていたね。 家人はあの人は最近リストラされた人ではないかと言っていたがね。A氏:何時までかかった?私:7時は過ぎていたかね。 もう、外は暗かったからね。A氏:ダンボール箱がたくさんだろう?私:引越し業者が100箱無償提供してくれたが、これは全部、使ったね。 その夜は、寝るスペースを作り、後は、夜、遅くまでダンボールを開け、中身の整理をはじめたよ。 なれない体の使い方をしたせいか、この1ヶ月くらいで体重が2kgぐらい減ったよ。 腰周りが細くなり、ズボンがゆるゆるになったよ。A氏:メタボ対策になったね。 もっとも君はメタボではないがね。私:こないだ、かかりつけの医者に言って、「引っ越しました」と言ったら、「引越しは以外にストレスがかかり、健康な人が急に病気になることがある。 要注意だよ」と言われたよ。 実際に、最近、近所でも引っ越した人がいるが、健康だった旦那が引越し後、1週間くらいで入院したと俺の女房が言っていたね。 まぁ、ノンビリ片づけをする予定だよ。 5月の連休までかかりそうだね。 家庭を持ってからの引越しは、人生の大きなイベントだね。 つくづくそう思ったね。
2009.04.16
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私:昨日の新聞の「風」欄で、朝日新聞記者の大野博人氏がイギリスでの外国語学習の実状を報じていたね。 イギリスの名門ケンブリッジ大学に入るのに、外国語の勉強は不要だという。 これで、イギリスのすべての大学では、外国語の勉強は不要だという。A氏:俺もこの記事を読んだが、英語を母国語とするイギリスでは外国語学習にエネルギーをとられるなら、外国語学習は不要というわけだね。 英語を母国語とする国は強いね。 英語で充分だというわけだね。私:ところが、物事はそう単純でないところが、世の中の面白いところだね。 欧州連合では、外国語をきちんと学んだ英国人が少なすぎて、他の外国語の通訳の不足が深刻だという。 企業側も英語しか話さない学生を採用したがらないという。 グローバル化時代に外国語を学ばないで、相手の文化との違いを理解できないというのは致命的だね。A氏:英語が世界共通語ということは、実は自分たちだけの言葉がないということを意味するとロンドン大学のバーン所長が言っているという。 英語が外国語でない国でもそれなりの悩みがあるのだね。私:言語を効率だけで考えると、市場原理主義のような大きな間違いをしそうだね。 大野氏は英語を母国語としないで育つことは、それほど不運ではないのかもしれないと結んでいるね。 休筆宣言 ところで、引越し騒ぎで疲れてきた。 歳だね。 まだ、続いている。 俺の人生の一生の整理となったね。 そこで、この知的街道も2週間くらい休筆したい。 今日は、これから、パソコンを外して移動するので、通信も終わる。 整理が終わった4月半ば頃から、また、新たな人生の知的街道を歩きたいと思う。
2009.03.30
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私:転居先で都市ガスを使うので、栓をあけることになったが、これはガス会社が立ち会うんだね。 ガス漏れがないかチェックしていた。 ガス会社から、2人来た。 一人はベテランらしい。 一人は若い人で、入社間際らしい。A氏:見習いを兼ねて来るのかね。私:若い方は、アタッシュケースから書類を取り出し、使用方法とか、注意事項をパンフレットで俺に説明する。 そして、書類を出して、説明を受けたという俺のサインを要請する。A氏:まぁ、マニュアル通りだね。私:そのとき、近くでガスを調べていたベテランらの人が、いきなり、その若者をどなった。 「アタッシュケースを床に置くな! 板の床を傷つけるだろう! 何べん注意したら分かるんだ!」A氏:君の目の前でかね?私:そうだよ。 まぁ、当たり前のことを注意しているんだが、言い方がきつすぎた。 「おぃ、そのアタッシュケースを玄関の土間に置いて来いよ。床を傷つけるからな」くらいでいいのにね。 若い方は、慌てて、アタッシュケースを玄関に持っていて土間に置いて来たよ。A氏:そうやって、怒鳴られて、毎日、仕事をしていると、今の若い者は学校でほめられて学ぶので、職場で逆の教育を受けると嫌になるのではないの。私:最近の若者が就職しても3年もたないというのも、若者にも辛抱しないという問題もあるだろうが、教えるベテランのほうにも大きな問題があると思ったね。A氏:「やって見せ、言って聞かせて、やらせてみて、ほめてやらねば人は動かじ (山本五十六大将の言)」だがね。私:あの若者は、すこしたったら辞める確率が高いね。
2009.03.30
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私:近くに引っ越すのだが、引っ越す先が中古なので、住んでいた人がいた。 事業をしていたようだが、土地と家屋を担保にしていたのが、昨年秋からの不景気の影響から返せなくなって、競売にかかり、不動産屋が買い取ったものだね。 今、困っているのは、通信関係だね。A氏:近くなら、電話番号は変わらないのではないの?私:同じだが、一応、NTTがチェックに来るらしい。 テレビのアンテナ工事も必要だね。A氏:いっそのこと、光フレッツにしてテレビアンテナなしにしてはどうだね。私:「刺すテレビ」かね。 最初、そう思って申し込んだだが、何か複雑になってきたんで、やめてしまったね。 NTTと業者が関係するらしい。 電気屋は、屋外配線を見て、前の人は光フレッツを使っていたという。 NTTに聞いたら、普通の電話線の工事と光フレッツの担当が違うので分からないという。 マンションなら、部屋まで配線状態が分かるが、一戸建ての場合は、個人的な契約なので現場に行かないと分からないという。 なんだか、分からない理由だがね。A氏:ADSLは継続するのだろう?私:それも業者がやるらしく、プロバイダーがNTTに連絡してやるので、3週間くらいかかるという。 一応、連絡したが、NTTの電話工事が先に予約してあるので、ADSLの接続変更が間に合わない。 2週間くらい、ダイヤル接続になるね。 君との会話もちょっと途絶えるかもね。 ITは便利なようで使いにくいね。 では、また。
2009.03.28
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A氏:先週、新聞の本の広告を見ていたら、「越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文」という本が大きく出ていた。 「1000万部を超えるベストセラー『ダ・ヴィンチ・コード』の名翻訳家による超人気講座『誤訳をなくす文法特訓』と書籍化!」とあったね。 「ダ・ヴィンチ・コード」が1000万部売れたのは、英語圏を含めた世界的なベストセラーなんで、和訳の良否とは無関係なのにね。 いかにも、ハウツーものを出版している会社の宣伝文らしいね。 「ダ・ヴィンチ・コード」の日本訳と言えば、たしか、君は3年ほど前に、この「ダ・ヴィンチ・コード」の日本語の誤訳をとりあげていたね。 「ダ・ヴィンチ・コード」と日本語訳・その1、「ダ・ヴィンチ・コード」と日本語訳・その2、「ダ・ヴィンチ・コード」と日本語訳:その3、「ダ・ヴィンチ・コード」と日本訳・その4、と3回続いたね。私:翻訳を読んでいて、日本文で論理的に引っ掛かる点があると原文を見る。 そうすると誤訳が原因のことが多いね。 この「ダ・ヴィンチ・コード」の訳では、致命的だったのは、2ヶ所あったね。 20章の「PI」を「私立探偵」と訳していたところだね。A氏:訳者は原文のPIをprivateのPと探偵のinvestigatorのIの略ととったのではないかね。私:これは、正しくは「パイ」と訳し、「円周率」のことなんだね。 また、この場面では、「後方の席にいる脚の長い数学専門の学生が手をあげた。『PHI。黄金比です。』」と訳している。 ところが、次に続く、原文のHe pronounced it fee.の訳をとばしているね。 ウィキペディアによるとPHIは、英語読みでファイだが、ギリシャ読みはフィーだとある。 だから、ここの本来の訳は、「数学専門の学生は英語読みでなく、ギリシャ語読みでPHIを発音した」が正しいね。A氏:2つ目の誤訳は、42章の「sidearm」かね。私:「上腕」と訳していた。 名詞でそういう意味はないね。 副詞や形容詞で野球で使う「サイドスローで」の意味もあるがね。 この場面は、ガードマンのところだから、携帯ピストルのことだね。 後、訳をしないでとばしているところも2、3ヶ所あったね。 なんだか、日本文の論理があわないので、すぐにわかるね。A氏:たしかに、The blind see what they want to see. を訳して「盲人はおのれの見たいものを見る」では、何の意味か分からないね。 禅問答みたいだね。 意訳すると「先が読めない人ほど、無理をしてほしいものを手に入れようとする」となるかね。私:英語、特に小説の誤訳をなくすのには、文法よりも、人としての論理力と知識経験が必要だろうね。 もっとも、小学校で英文法を習うのと、中学校で英文法を習うのでは、脳を使う部位が違うらしいがね。 とにかく、今度の引越しで英語のハウツー本をかなり買ったが、ほとんど売却だね。 あまり役に立たなかったね。 通常の日本国内での仕事で使うような英語の文法は、中学文法で十分だね。 あちこち、迷わないことだね。
2009.03.24
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私:アメリカら30歳代の独身者が来た。 彼はアメリカ人的でなく、謙虚なタイプだった。 俺たちに溶け込もうとする姿勢があったね。 最初、重役が対応していたが、すぐに工場全体を実務的に把握しているのは俺だと気づき、毎日、俺が呼ばれるようになった。 彼は、日本語は全くできないから、会話は全部英語だね。A氏:英会話は大丈夫だったのかね?私:不思議なんだね。 英語がスラスラ出るんだね。 原因は、毎日1年ほど、せっせと書いていたテレックス英語だね。A氏:毎日、書くということが結構、会話に役立つんだね。 そう言えば、民間の英会話教室で最初から書くことを重視するところがあったね。私:問題は、ヒアリングだが、彼の英語だと不思議によく理解できるんだね。 ときたま、出張してくる別のアメリカ人だとよく理解できない。 ヒアリングは慣れだと思ったね。 彼は、3ヶ月の滞在を終わって帰るとき、今度は、俺にアメリカのシカゴの会社に3ヶ月くらい来いという。 俺は「話すのは大丈夫だが、ヒアリングに自信がない」というと、彼は「大丈夫だ。もし、理解できなかったなら、俺が通訳する」と言っていたよ。A氏:英語で英語を通訳するのかね。私:彼は、イギリス人の英語はよく理解できないとも言っていたね。A氏:結局、シカゴの会社に行ったの?私:俺は別な分野に進みたかったので、彼がアメリカに帰ってから、俺は退職したね。 そして、毎日、英会話をしていた環境はこれで終わりとなったね。 その後、沖縄にある会社に用事で行ったとき、そこの部長の英語が旨く、日本人離れしていた。 ハワイ大学を出たという。 その会社の社長も、前に外資の会社にいたとかで英語が旨い。 部長との会話では英語で話していたね。 日本の環境にいると、日本語だけの社会だから、常に英語を使うチャンスを生かさないと、やはり会話能力が落ちるんだね。 あるとき、会社が、デベートの松本道弘氏に同時通訳をお願いした。 松本氏は、ほとんど、アメリカに行っていないのに、同時通訳ができるのは、FENというアメリカ駐留軍向けのラジオ放送に熱中してヒアリングを鍛えたという。A氏:ところで、俺は、数年前に、インターネットでホームページを作ったね。 そのとき、英語のコーナーがないとホームページは失格だと言われて作ったよ。 そしてせっせと、毎週、英語で意見を書いて更新したよ。 しかし、外国からのアクセスは少なかったね。 とんでもない国からメールがくるようになったが、意味のないものばかりだったね。 2年ほどやってやめたよ。 英語ができないと、インターネット時代に対抗できないというが、俺たち庶民レベルでは本当だろうかね。私:文学作品ならともかく、ニュースレベルの英語なら、読む力は中学、高校の英語で充分だね。 書くのも、中学英語で充分対応できるね。 書ければ、俺の経験のようにある程度はしゃべれる。 問題はヒアリングだね。 英語のヒアリングマラソンの通信教育をとったが、やはり、仕事や日常生活があると時間がないね。 仕事や日常生活は日本語だからね。 英語が得意な麻生首相もこないだのオバマ大統領との1時間20分の首脳会談でも、通訳がついたというから、ヒアリングで誤解しないようにという配慮だろうね。 それより怖いのは、パソコンの影響で漢字やその筆順を忘れるようになってきたことだね。 このほうは完全に能力が劣化しているね。 日本人としては、英語よりもこの日本語能力の低下を防がないと、存在意味がないと思うね。 麻生首相も、重要な会談に通訳を使うなら、漢字の読み違いを改善してほしいね。
2009.03.08
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私:サラリーマンになって、工場の生産管理を担当するようになったね。 もちろん、英語とは無縁の仕事だね。 そうして、10年くらいたったとき、会社がアメリカの大手企業と技術提携して、合弁会社を作り、工場敷地内に別建屋を作り1ラインを作った。 当時は、日本はアメリカから学ぶ時代だね。 最初は、アメリカから部品が来て、これを組んで、アメリカに送り返す。A氏:ノックダウン生産だね。私:俺がこの合弁に出向のような形で配属されたのは、英語の力でなく、生産管理の腕を買われたからだね。 アメリカとの合弁ということで、英語を知っておかなければと、会社は残業で駐留軍の若い米人兵士を呼んで、英会話の勉強を週2回位することになった。 最初、ペーパーテストがあり、上位のAクラスと下位のBクラスに分かれた。 俺はAクラスだが、ほとんどのメンバーは設計技術者だったね。 ところが、設計は多忙で、夜遅くまで仕事をしている。 残業時間で余裕があるのは管理部門の俺だけになった。 講習は、実際にはアメリカ人講師と俺の2人だけになった。A氏:理想的な家庭教師スタイルではないの?私:Aクラスの基本はフリートーキングだということだが、何を英語でしゃべっていいかわからない。 相手も日本語ができないから沈黙。 しゃべることがないと、今日、日中の仕事のことを英語でしゃべれと言われた。 ところがこれが難しい。 結局、沈黙が多いレッスンとなったね。 会社は欠席が多いので、英語の勉強は3ヶ月くらいでやめたね。 俺の英会話能力は、全く上達せずに終わったね。A氏:合弁会社にいた効果はなかったのかね。私:ところが、変なことから、英会話をすることになった。 それは、アメリカの会社の本社がシカゴにあり、これと毎日、テレックスでやり取りをするんだね。 常駐のアメリカ人は工場にはいない。 そのため、会社が、役員待遇である商社の海外経験のあるベテランを採用していた。 もちろん、英語はペラペラだね。 この人が、最初、シカゴに送るテレックス英語を書いていた。 しかし、この人は工場経験がないから、シカゴの問い合わせに対する返事が遅かったり、正確でなかったりした。A氏:英語がペラペラでも中身がないと意味がない好例だね。私:それに不在のときが多かった。 そこで、工場全体を把握している俺が、自然に返事を書くようになった。 書くのは高校英語で充分だからね。 会社は、そこまで俺が、英語ができるとは思っていなかったようだね。 俺は、誰の指導も受けす、自己流でテレックスの英文を書いたね。 シカゴ側は、正確な返事がすぐに来るので好評だったね。A氏:当時は、メールでなく、テレックスだったんだね。私:俺が英語の原稿を書き、タイピストがパンチしたテープを作る。 これを夕方、テレックスでシカゴに伝送する。 シカゴと時差が半日くらいあるから、シカゴでは朝、こちらの返事を見ることになる。 そして、返事や問い合わせを夕方送ってくる。 こちらには早朝到着する。 俺は、誰よりも早く、工場に来て、テレックスを読む。 それから、皆と協議したり、情報を集めたりして、午前中に返事や質問の英語を書く。 英語の電報は単語数でカネをとられるが、テレックスは語数で料金をとられる。 だから、平易な英語で簡潔さが要求される。 自然に英語が会話調になるね。 A氏:しかし、テレックスのやりとりだけでは、会話練習にならないね。私:その通りだね。 ところが、俺たち世代は、アメリカに負けたというトラウマがあるから、仇討ちのつもりで相手の返事がおかしいと徹底的に追求する。 そういう厳しいテレックスのやり取りを見て、シカゴ側が不安になり、アメリカ人一人を3ヶ月くらいの常駐者として派遣することになった。 彼が、日本に来て、毎日、英会話をせざるようになったね。 この結末は明日の話題にしよう。
2009.03.07
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私:「日本語が亡びるとき」1.2.3に刺激されて、俺の英語遍歴を思い出したね。 俺たちは、軍国少年だった。 英語は「敵性語」だったね。 だから、俺は敗戦後、中学で英語にふれたときはショックだったね。 同時に、別な世界が開け、すごく好奇心に駆られたね。 古代の日本人が中国の漢文を見たときと同じくらいのショックかもね。 古代は一部のインテリがショックを受けたのだろうが、敗戦後は、普通の日本人もショックだったね。 A氏:当時、「日米会話手帖」が驚異的なベストセラー(360万部)になるほど、日本人は英語に興味を持ったね。私:俺の家は商人の家で貧乏だったが、中学時代に親父に頼んで英文毎日をとってもらった。 毎日、辞書を片手に読んだね。A氏:新聞英語は、単語がきまっているらしいね。私:そうだね。 文章もニュースだから、簡潔だし、日本の新聞も読むから、大体内容を理解してから英語も読めるからね。A氏:しかし、中学で英字新聞を読むとは、早熟だね。私:中学生3年生くらいになったら、辞書なしで大体、新聞は読めるようになったね。 それから、敗戦後、NHKのラジオで英語会話講座やっているのをよく聞いたね。 講師はアメリカ滞在20年という平河唯一氏で、この人はアメリカで暮らしていたから、英語はもちろんペラペラだが、発音も明るく、アメリカ的なユーモアのある教え方で、旨かったね。A氏:放送のテーマ曲が「カム・カム・エブリボディ」で始まったので、「カムカム英語」と言われたね。私:薄っぺらなテキストが毎月発行されるのだが、その後に読者の投稿欄があるんだね。 この放送の同好会を「カムカム・クラブ」と言ったと思うね。 俺はそのクラブに入ったね。 俺は中学・高校と、親が住んでいた地方都市で過ごしたから、その都市でクラブを開いたね。 1回だけだけれどね。 この読書欄で、知ったある人に英語で「はがき」を書いた。 当時はメールなんかないからね。 その人から英語で返事が来た。 会話調で、実に平易で旨い英語だったね。 俺のほうは新聞英語だから、あまり旨くない英語だが、なんとか書いて返事を出したね。 2年くらい文通が続いたが、その後、相手は観光地のガイド通訳になったということでそれから文通をしなくなったね。A氏:高校時代はどうだったの?私:もう、受験英語の時代だね。 しかし、俺の英語は独学で習得したようなものなんで、授業はあまり面白くなかったね。 当時、アメリカの占領軍に、CIE(民間情報教育局)があって、占領政策の一環としてアメリカ文化を日本人に教えるために、主要都市に英文の図書館を置いたね。 俺は、よく借り出して読んだね。 あるとき、「風と共に去りぬ」の原書を図書館から借りて読んだね。A氏:大長編ではないの?私:厚い本で、貸し出し期限の3週間たっても、読み終わらない。 図書館に頼みこんで、1週間延ばしてもらって読了した。 あるとき、英語の授業に、進駐軍の将校の奥さんが来て英語で話した。 敗戦時、通訳だったという英語の教師が俺を指して「彼は『風と共に去りぬ』を原書で読破した」と言った。 その奥さんは喜んで「映画も見るといいですよ」と言ってくれたね。 俺の英語力は、高校でピークのような気がするね。 大学は工科系だし、次第に英語とは離れていくね。 しかし、その後の経験からすると、公立の中学、高校の英語で英語の読み書きは充分だし、たいした費用をかけなくても、俺のように一人で学ぶことが可能だね。 今は、やる気さえあれば、俺たちの学生時代より、はるかに英語の学習チャンスは多いね。 俺たちの学生時代の英語は、読み書き中心のため、会話、特にヒアリングに弱いね。 ところが、、不思議な縁で、俺は、また、サラリーマン時代に英語会話に再会することになる。 これは明日の話題にしよう。
2009.03.06
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A氏:今朝の朝日新聞の6面の下のほうで小さく、「派遣労働者数381万人に訂正・07年度」という見出し記事があったね。私:俺も気になって見たよ。 厚労省が先月末に384万人と発表したのが、集計ミスがあり、訂正したという。 しかし、前年度比で19パーセント増であり、過去最多を更新したことには変わりないという。A氏:細切れ雇用の「登録型」が280万人。 比較的長期に雇用される「常用型」が101万人。 製造業派遣は、前年度の1.9倍の46万6千人になっていたという。私:俺がこの数字が気になったのは、こないだのテレ朝のサンディープロジェクトで田原総一郎氏が、問題になっている派遣労働は非正規社員の1割くらいだと、何か派遣労働問題を過小評価するようなことを言っていたからだね。 もう、録画を消してしまったので分からないが、そのとき田原氏が示したグラフでは、派遣労働は200万人ぐらいではなかったかと思うが、思い違いかね。A氏:そして、非正社員のかなりを占めるパート労働が問題になるが、伊藤忠の丹羽会長は、パート自身が、あまり労働時間を増やすことを望まないということを言い出すね。 配偶者控除の問題なのにね。 派遣労働の問題と関係ない話題で焦点をずらそうとしていたね。私:ようやく、レギュラーコメンテーターの財部氏が、見かねて、「それにしても派遣労働のひどさは、問題である」と発言して、丹羽氏は「そういう行き過ぎた点もあった」と認める始末だね。A氏:俺は、君の「論争 若者論」のブログで、富士の裾野の「人派村」の話を聞いて唖然としたね。 裾野市の工場近くに人材派遣会社がまるごと借り上げたマンションやアパート群があり、朝夕の通勤ラッシュには、バスが工場から何十台も連なってくるので列車のようだ。 このため道路は、通常、30分で行くところが、朝夕のラッシュ時は1時間半かかるから、派遣労働者は、往復3時間をバスで過ごす。 例のアキハバラ無差別殺傷事件の加藤被告は、最後に、派遣会社のこの静岡県裾野市のマンションに住んでいた。 しかし、これは奴隷制度だね。 奴隷と違って、一応の文化的な生活をしているが、労働から得られるのは、「人権無視」だ。 人が「モノ」になっている。 「貧困問題」でなく「人権問題」だね。私:この派遣労働の問題はそういう視点が乏しいね。 07年に製造業の派遣労働は前年度に比較してほぼ倍増しているね。 同時に製造業の大企業は利益を上げだすね。 しかし、その利益体質は弱いね。 昨年秋からの不況で一挙にその体質が露呈する。 日本が好況のときに、すでに、野口悠紀雄氏は「日本経済は本当に復活したのか・根拠なき楽観論を斬る」その体質のもろさを指摘していたね。A氏:野口氏は、新しいビジネスモデルによる好況でなく、輸出依存、そして、賃金低下の犠牲で大企業は黒字を出したことを指摘しているね。 だから、その依存体質が崩壊すると、一斉に赤字に転落し、同時に、労働者の大量リストラになったね。私:しかし、未だに新しい雇用を作り出す、ビジネスモデルが具体的でないね。 以前、自民党の中川秀直氏がサンディプロジェクトで新しい雇用の場が創出される具体例として、IT、医療、介護、福祉などをあげていたが、農業が抜けていた。 大きなミスだね。A氏:最近、農業もとりあげられるようになったようだがね。私:1週間ほど前の新聞で農水省の若手が、後継者がなくて放置されている休耕地を、休日を使って、農産物の栽培に挑戦しているという記事があったね。 リストラされた人々がこの分野に参入することを期待して、まず、自ら体験しようというものだね。 こういう官僚がどんどん出てほしいね。
2009.01.24
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昨年8月8日に、このブログの「近人の死」で取り上げた旦那の奥さんが 昨日病院でなくなった。 昨年末に、肺炎で入院。 一時退院したが、今月になって悪化してまた、入院。 入院後も体調は次第に悪化していたとはいえ、急な死であった。 子どもは娘さん2人で、結婚して、外に出ているので、家は無人となった。 そのうちに、長女の家族がマンションから引き越してくるだろう。 40年ほどの近所付き合いだから、奥さんとは親戚同様のつき合いだった。 旦那と同じ75歳の生涯だった。 旦那が昨年8月に亡くなっているから、半年後に後を追ったことになる。 昭和をメインに生きた同世代の「近くにいる人」がまた亡くなった。 ご夫婦の冥福を祈り、今日はここで筆を擱く。
2009.01.23
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私:こないだ自動車部品の孫請けみたいな仕事をしている若い社長と話していたんだが、仕事は11月頃から次第に減ってきて、12月には加速度的になってきて、年を超したら仕事はほとんどないのではと言っていたね。A氏:自動車業界は先が見えないしね。私:すでに、その若い社長は、今年初めくらいから、自動車業界から業種転換を図り、準備をしていたんだが、これほど、急速に不況が来るとは思っていなかったと言っていた。 業種転換を急ぎだしたといっていた。 ところで、この若い社長の話しを出したのは、スポーツと人種の話しをしたいためなんだよ。A氏:自動車不況とスポーツとどういう関係があるの?私:いや、そうではないんだ。 その社長はスキューバかなんかの水のスポーツを好んでいて、よく海外にも行くらしい。 あるとき、カリブ海のほうに行ったとき、ホテルのプールに飛び込んだら、プールで泳いでいた白人が一斉に、プールからあがったという。 その社長は、ちょっと肌の色は黒いが、黒人ほどではない。 しかし、人種差別を感じたというわけだ。A氏:なるほど、そこで水泳というスポーツと人種差別がつながるわけか。 ユダヤ人を迫害したヒットラーは、ベルリンオリンピック1.2.3.4.5でユダヤ人選手をできるだけドイツ代表にしないように陰で動いていたね。 このオリンピックでは百メートルのヒーローの黒人オーエンスの活躍が有名だね。私:スポーツと人種差別の関係はアメリカでは黒人と白人の差別の歴史でもあるね。 まず、ボクシング、陸上、プロ野球と黒人が次第に活躍し出すね。 ゴルフは、戦後のタイガー・ウッズが初めてだね。 女子プロテニスも最近、黒人女性がチャンピオンになるようになる。 ところが、いまだに黒人の活躍が見られないスポーツがあるね。A氏:そういえば、こないだ女子のフィギャースケートがあったが、黒人選手がいないね。 スキー、スケートもいないね。 水泳もオリンピックでは黒人選手をみないね。私:俺は20年くらい前に、業界のアメリカ視察団に加わってアメリカに行ったとき、帰りに観光でカリブ海の船の旅に参加したことがあるんだ。 この船にはカリブの海で遊ぶ若い人も多かったが、大きな船の船客に黒人がゼロだったのには驚いたね。A氏:水泳は、同じ水の中で、黒人が泳ぐのを白人は嫌うのだろうかね。私:オリンピック出場をねらうようなスポーツは今、職業化しているので、子どものときから専門のスクールに通うことが多いね。 水泳もスイミングクラブでコーチに教わって、成長していく。 だから、スイミングクラブに黒人はあまり入らないのだろうかね。 同じ水に入るのを嫌うという感覚的な差別があるのかね。 これだけ、スポーツに人種差別がなくなっているのに、不思議だと思うがね。
2008.12.26
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私:昨夜、逗子マリーナ近くにある「シーサイドウエディング・リベエラ」の夜景を見てきたよ。 この結婚式場は変わっていて、結婚式場がガラス張りで、逗子の海を一望できる。 新郎新婦は海を背にして、指輪を交わす。A氏:逗子マリーナと言えば、ヨットなどの停泊しているところではないの? そこに結婚式場があるとはね。私:そのリベエラが今年は、イルミネーションに凝って、美しい夜景を作り出したね。 東京のイルミネーションスポットのような大規模なものではないが、独特の海辺の風景を生かして美しい夜景を作り出しているね。 高い椰子の木の並木があるが、この椰子の木がイルミネーションで聳え立っている。 壮大だね。A氏:あそこの椰子の木は、5階建てのマンションくらいの高さがあるのではないの?私:広い芝生の庭も青いイルミネーションで、輝いていたね。 鎌倉駅から直行バスが出ているから、アクセスもいいね。 雑沓もないしクリスマスイブのイルミネーションを楽しむには穴場だね。
2008.12.24
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