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~かくして秋は深まる~ 弟が帰った翌朝、和室の窓を開けて驚いた。突然この花が目に飛び込んで来たのだ。山茶花だ。今年の秋は暖かいと感じつつも、つい先だって山茶花が他所で咲いているのを見た。もうこんな時期になったか。それが正直な気持ち。良く探すと、赤い色の山茶花も一輪だけ花を咲かせていた。弟の来宅が気になって、庭の様子に注意する心の余裕がなかったのだろう。 まだ頑張っている雲南百薬の葉を40枚ほど摘み、春菊の茎を20本ほど手折り、ニラの葉を鎌で切った。その中に混じった堅い花の茎や、雑草などをより分けて捨てる。そしてたった1個だけ実った渋柿を枝からもいだ。その皮を剥き、金串に刺してベランダに干した。3年目にして初めて生った2代目の柿。むざむざ鳥に食われてたまるか。私はそんな気分だった。 郵便局へ行った。先日行った際に、進物用のパンフレットを見たからだ。あの中から何か選んで、弟のところに送ろうと思ったのだ。選んだのはリンゴとラフランスを混ぜた手ごろな値段の物。昨年は宮崎から高級な柑橘類を送ってくれた弟。このままでは兄の沽券にも関わるしね。それから生協へ写真の現像に。これも手紙を添えて弟に送ろうと思っている。 翌日歩いて買い物に行った。途中の公園で老婦人が落ち葉集め中。「堆肥にでもするんですか」と尋ねたら、「自分の運動のため」との答え。不調箇所があって整形外科へ行ったら、「薬だけに頼らず、痛くても運動した方が良い」とドクターに言われた由。私より1学年ほど上の感じ。そうか。そう言えばいつもは自転車の私も、この日は運動のためと思いリュックを背負っての買い物だった。 弟の来宅もあって、おかずがほとんどなくなった。牛乳、ヨーグルト、果物は必需品。他にも大量の食料品にリュックは膨れ、手提げ袋にも入れた。国道を渡る際、初雪の蔵王連峰が遠くに見えた。急遽、丘の上の墓地から、何枚か写真を撮った。蔵王に雪が降ったニュースを聞いたばかり。だが自分の目で確かめたのは初めてのこと。下界ではまだこんなにも暖かい秋日和だと言うのに。 バラの種 帰途、あるお宅の庭で珍しい実を発見。夢中になって写真を撮っていると、その家の婦人が出て来た。グミに似てても、これはバラの種とのこと。白い花が咲くが、自分では植えた覚えがないとも。多分鳥が種を運んで来たのかもね。我が家のハナズオウも全く同じ。ついでにヒメリンゴの実も撮らせていただいてから退散。さて、怪しい人物と間違えられなかったかな。 帰宅後畑から大根を抜くと、長さ40cmほどに育っていた。他の材料と合わせて、「おでん」を作ろうと思ったのだ。皮を剥き、輪切りにしてニンジンと共に圧力釜で煮た。その後鍋に移して「おでんの素」を入れ、グツグツ煮込む。具材は他にジャガイモ、ハンペン、竹輪、がんもどき、蒟蒻、豚肉など。いい加減弱火で煮たところで、IHテーブルのスイッチを切った。 これが「半完成品」。「半」と言うのは、今後も食べる前に煮込むため。そうすればさらに味がしみ込んで美味しくなるはず。さて、無くなったのは冷蔵庫の中のおかずだけじゃない。ブログ用の写真とネタも尽きていた。少しずつ写真を撮り集めているが、果たしてどんなブログが書けるかが問題だ。かくしてわが悩みと共に、少しずつ秋が深まって行くのでR(あ~る)。
2018.11.04
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~酒盛りで夜は更けて~ エシャロット 弟が来る5日ほど前から、客用の布団などを4度干していた。体調を維持したいとの願いが叶って、まあまあの状態でその当日を迎えた。その日は日本酒とビール、刺身などを買った。夕方の来宅なので、午後遅くから支度を始めた。これはエシャロット。言ってみれば西洋のラッキョウだが、臭みはなく、味噌を付けて食べたら美味しい。 ホヤ 珍しくホヤを売っていたので買った。ホヤの収穫時期は夏なので、これは冷凍していたのだと思う。ホヤ自体の液と酢を混ぜ、キュウリを和えた。酢が強過ぎたと感じ、暫くしてから液体を捨てるとさっぱりした味に。学生時代に魚屋でアルバイトをしていたこともあるくらいなので、弟は好物のはず。 戻りガツオ 先日買ったクジラの刺身を探したがない。そこで手ごろな値段の戻りガツオを購入。これも冷凍だが、夕方までにはほど良く溶けるはず。庭の南天の葉を切って皿に添えた。これは私の分で少ない方。彼にはもっと多めに盛った。腹の身が薄い部分は翌日の自分用にして残す。 ニシンの塩辛 別の魚コーナーに珍しいものを発見。こちらはニシンの塩辛。まあ酒のつまみには持って来い。そしてもう一品は白魚。茹でれば白くなるが、生食用だった。こちらも小鉢に盛り、庭の柚子を切って、果汁を垂らした。まだ青さが残っているためか、少し苦味があるようだが邪魔にはならず、生臭さも消えた。 白魚 弟は従兄弟の運転するタクシーに乗って、5時ごろ着いた。従兄弟にも上がってもらい、3人で昔話をひとしきり。30分も話すと、従兄弟は仕事に戻った。客を乗せて運転する身なので、アルコールは禁物。親戚の近況などを彼から聞いた。従兄弟は奥さんをガンで亡くした身。66歳だからまだまだ働けるはずだ。 手もみの漬物 早速夕食の支度。準備したものをテーブルに並べると、「まるで居酒屋だね」と弟。ご飯は食べないと言う。それは私も同じなので手っ取り早い。弟と酒を飲むのは彼が水戸勤務の時以来だから、多分20年ぶりくらいのはず。 大吟醸 一ノ蔵 私が買っていたのはこれ。弟は普段は日本酒は飲まず、焼酎だと言う。何せ宮崎なら美味しい焼酎も多い。私も普段は薄い焼酎のウーロン茶割り1杯で十分なのだが、特別な日なので大吟醸を奮発した次第。飲んだらかなりの甘口。だが昔話に夢中になり、気が付いたら10時を過ぎていた。弟は風呂にも入らずに就寝し、私はどうやら食器を洗って寝たようだ。 漬物 翌朝眼が覚めたらもう8時近く。慌てて布団を上げ、朝食の準備。その間に風呂を沸かし、弟を入れた。朝食はサンマの一夜干し。これは自分で作ったもの。ポテトサラダと野菜炒め。そしてワカメと豆腐のシンプルな味噌汁。漬物2種を添えた。体調がおかしいと感じて不安になったのだが、どうやら原因は二日酔い。日本酒の他に、焼酎も飲んだのだ。 ユズ 9時ころに兄嫁が車で迎えに来、皆で墓参りに行った。兄は折りたたみ用の車椅子に乗っての墓参。途中でにわか雨に遭ったものの無事に終了。兄弟そろっての墓参りは、多分これが最後になるはずだ。家まで送ってもらって、そこで別れた。弟は新幹線で長女のところに向かう由。 弟 勤務先の宮崎で妻を亡くし、偶然そこで出会った女性と結婚。2人の子供もそれぞれ独立し、悠々自適の毎日。今回は前妻の墓参りが口実だが、独り暮らしになった私を心配し、仙台まで足を延ばしてくれたのが真相とのこと。後何度彼と会えるかどうか。お土産を開けたら、浅草の牛肉の佃煮だった。弟よ、わざわざありがとうね。これからも元気で、奥さんと仲良く暮らしてね。ではまた。
2018.11.01
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~小菊咲く庭で~ わが家の渋柿 金曜日。朝から天気が良いので、客用の布団を押し入れから出した。翌週に来宅する弟用のもの。我が家に泊まるのは次男くらいなもの。彼は2階のベッドに寝るのが決まりごと。だから普段使ってない布団は湿っぽいのではと、ベランダに干した。敷布団、冬用の掛け布団、シーツ、枕2種、バスタオル、タオルケット。午後に取り込んだがフカフカ状態。後もう1回干せたら良いねえ。シュウメイギク 朝食後、庭に出た。ガレージの枯葉掃除と玄関の掃き掃除。そして花びらが散ったシュウメイギクの株をほとんど切った。庭中に咲き乱れて、茎がすっかり伸び切っていたのだ。次いで花壇とアプローチの雑草を始末。それだけでもスッキリした。その日も春菊と雲南百薬を収穫。雑草を裏庭に捨てに行った際、先日剪定したユズの枝に、実が1個付いているのを発見。少し干からびたその実を取った。 ユズ 1個しか実らなかったと思っていたのに、枝を剪定したら隠れていた実を発見。どうやら11個ほどはあるみたい。去年もそして今年も、間違って切ってしまった大事な枝。でも余分な枝を切ったせいか、少し実が大きくなった気がする。さて、1か月ほど楽しませてもらったシュウメイギクに代わって、今度は小菊の出番。華やかさはないが、小さいだけに可愛い。6種類ほどあるような感じ。 家の中に入ると、首の辺りが痒い。庭仕事をしているうち、蚊に刺されたみたい。今年は気温が高いせいか、まだいるんだねえ。キッチンに立って、料理の手順を考える。最初は雲南百薬のお浸し。これは鍋で茹でるだけ。次に野菜炒め。各種の野菜を適当に刻み、その間豚肉を解凍。味付けは適当。今回は酢や味醂など6種類ほどを使った。次にキュウリ、キャベツ、ニンジンの塩もみ。これにユズの汁を垂らした。 そうそう、ポテトサラダも作った。ジャガイモは先日玉ネギの苗を植えるため掘り返した畑から出て来たもの。芽が出ていたので土の中に隠れていたことが分かった。それを洗って干していたのだ。6月に収穫したものよりもシットリ感がするのは、土の中の水分を吸ったせいだろう。予めニンジンと共に圧力釜で煮るため、時間が少なくて済む。玉ネギの薄切り、刻んだキュウリやベーコンと共にマヨネーズで和えて完成。 それらが終わると、シンクの排水路の掃除。ぬめりがあって気持ち悪いが、専用のたわしでゴシゴシ。そして「パイプスルー」の液を流し込む。これで当分は行けるはず。それから塩と砂糖を補充。砂糖は滅多に使わず、塩も極力使用を控えているつもり。だが、割と良く一夜干しなどを作るためか、塩の減り方は砂糖に比べてかなり早いかもねえ。 最近は「おじや」ばかりを食べていた。ベースの汁は魚のすり身と野菜がたっぷり入ったもの。それに焦げ飯少々、卵1個、刻んだニラと春菊を入れて混ぜ、鍋でゆっくりと煮る。これが胃に優しく、冷蔵庫の整理とダイエットに役立ち、時間の節約につながる。煮えると量が増えて2回分になり、翌朝も食べられる。問題は他におかずを加えないと、カロリー不足になることくらいか。 土曜日の「ハイキング」は結局キャンセルした。不整脈は4日ほどで治まったものの、その後に続いた耳鳴りを心配したのだ。さらなる杞憂はお天気。その日は前線の通過で、仙台も歩く予定の山形も雨の予報になっていた。眼が悪い私は雨ならなおさら危険が増す。仲間に迷惑を掛けられないので、少し早めに不参加を表明したのだ。幹事役のKさん、ゴメンね。 弟来宅に備えて準備するものは何だろう。アルコールを何種類かと、夕食朝食のおかず数点は必要だろう。それは日曜日に買えば良い。月曜日は病院へ行く日で、火曜日の夕方に弟が来る。従兄弟が車で我が家まで送って来るので、6年ぶりに彼にも会えて話が出来るはず。後何回、そうして顔を合わせることが出来るのか。ともあれ少しでも健康で頑張りたいものだ。
2018.10.28
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~ああ、老い老い~ ネズミモチ 何日か前のこと、朝起きたら耳がおかしい。耳の奥からかなり大きな音が聞こえて来る。ああ、これは耳鳴り。不整脈の発生に次いで今度は耳鳴りとは、俺もとうとう最期が近づいたか。そんな思いに駆られるほど気分が悪い。海鳴りならまだ情緒があるが、耳鳴りなんて老化以外の何物でもない。ボーと響く音が、まるで地獄からのお迎えのように聞こえて来るこの苦しさよ。コムラサキ(白) TVの音が聞こえにくく、気が付けばいつもよりかなり音量を上げていた。それでも思い切って外へ。そろそろ畑仕事をすべき時期。先ずネギを抜く。12,3本ほどに減っていた。次に種取り用に残していたシソを抜く。シソの実は空いてる畝に適当に蒔いた。これで来年また自然に生えて来る。ニラ、ピーマン、雲南百薬、春菊などを収穫。ニラと春菊は今季の初物で嬉しい。幾らかは役立つはず。 サンザシ 次にネギとシソを抜いた畝を耕し、石灰、発酵鶏糞、化学肥料をすき込んで整地。抜いたネギは、その一角に植え直した。それから自転車で5km先の園芸店へ。名取川の橋の上から川の中を見たが、遡上する鮭の姿はまだない。園芸店で玉ネギの苗50本を470円で購入。完熟の柿は6個で50円。ナシが4個で250円。シシトウの見切り品が80円。帰りにスーパーで鯨の肉(刺身用)などを購入。 ユリの種 途中で雨がパラパラ降り出す。帰宅後にはそれも止み、荷物を片づけた後で早速玉ネギの苗を植えた。生憎今年は南の畑に隙間がなく、東の畝に植えた。ここは冬の間は朝しか光が当たらないが大丈夫だろうか。そしてタマネギネキリムシの被害はどうかと、それなりに心配。まあ、どうにかなるだろう。6月に収穫した玉ネギは今年一杯は持つはず。そしてジャガイモは来年まで持つと思う。 ベニシタン 早速昼食時に完熟の柿を食べた。6個で50円の見切り品。トロトロで皮は剥けず、スプーンで掬って食べる。これが実に美味い。なぜこんな完熟状態まで放っておいたのか知らないが、熟した柿が好きな私には良かった。夕食は鯨の刺身が中心。産地はアイスランド。多分国際捕鯨の団体には未加盟で、今も自由に捕鯨をしてるのだろう。こんな国があるからまだ鯨を食べられる。実に有難い。 ハツユキカズラ 肉を噛むと口から鮮血がしたたり落ちた。冷凍のクジラ肉が解けた血だが、生臭さはない。それにショウガが効いている。クジラは子供の時から親しんだ味。しょっぱい塩クジラの塊。コリコリした曝しクジラ。高級な霜降りの刺身。そして縁が赤く染まったクジラのベーコン。捕鯨基地が複数あった宮城では、どれもこれも懐かしい郷土の味。ああ、美味しい。私にとっては久しぶりの贅沢だった。 アカナス その夜は気合を入れ、風呂の残り湯で体を洗った。これくらいの温度なら、きっと耐えられると判断。独り暮らしなのに毎日大量の水を捨てて風呂を沸かすのは不経済。冬は止むを得ないが、今ならまだ大丈夫。そう思いつつぬるま湯を被った。浴後に血圧を測るとあら不思議。1週間ほど続いていた不整脈が消えていた。だが耳鳴りだけはまだ続いている。老後の日々は厳しく、体調も一進一退の状態だ。
2018.10.23
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~シオンの花も難しい~ アキノノゲシ アルミホイルが切れたので買いに行った。妻が家を出てから1年半。香料や調味料、石鹸、台所用の洗剤などなど、これまで手許にあった物が徐々になくなる。トイレットペーパーやティッシュペーパーはまだある。それだけの量を貯めていたのだ。新聞店の販促品で間に合って来た洗濯用洗剤は、そろそろ限界か。障子の破れも放置したまま。侘しいが男の一人暮らしはそんなものだ。 アザミ チェコのプラハであった世界オセロ大会で、横浜の小学5年生福地啓介君が優勝した。これまでの最年少優勝記録を大幅に更新した由。帰国便の全日空機を操縦したのは、それまでの最年少優勝記録を保持していた機長。そして操縦室から福地君の優勝を称える機内放送を自ら行った由。これは偶然ではなく、相当以前から担当出来るよう調整していたそうだ。全日空の粋な計らいに拍手を送る。 ハギ 福地少年の凄い所は、勝負の途中で相手に油断させることだそうだ。ところがそれは綿密に仕組んだ「わな」で、錯覚を利用し最後に逆転勝ちする戦法と言うから驚く。将棋の藤井7段が「新人戦」で優勝した。新人戦に出られるのは今回が最後。今年の勝率が物凄く、プロ入り通算100勝目を挙げるのももうじきらしい。2人に共通するのは勝負に対する拘りと、幼少時から勝負一筋に取り組んだことだ。 シオン 10月の俳句教室への提出句は紫苑(シオン)の花を詠んだ。試行錯誤の末に6句を仕上げ、最後に選んだ作品は以下のもの。 妻去りてシオンの花の真直ぐなる シオン(紫苑)はキク科の花で色は薄紫。秋の季語だ。花の名前は知っていた。花も見たことがあった。花と名前が一致しなかったのだが、先日ようやく判明。地味で素朴。そして直線的に天に向かう姿から、これは自分に良く似てると直感して詠んだのだった。 ススキ 講師曰く。「離婚などは秘すべきではないのか」と。「いや、良いんです」と私。次に「真直(ますぐ)」のような表現はいけないと。予測はしていたが、私は「愚直な姿」を詠みたかったのだ。「妻去りて」ではなく「妻去りぬ」にしたらどうかとも。「去りて」だとそれ以降の意味が繋がらないためだ。「ここで色々論議されるのは未完成だからで、完成形で出せ」と。もっともな意見にギャフンだ。 ビワの花 珍しく褒められた句があった。 秋冷の一湾は散骨を呼ぶ しゅうれいのいちわんはさんこつをよぶ 定型的な五七五ではなく破調。先生が嫌う現代俳句だが、今回は秀句として取り上げた。「今日はインフルエンザの注射をしたので体調がおかしい」と本人が言う通り、いつもより時間をオーバーするなど切れが悪かった。受講後、ある人と話して驚いた。私の離婚を知り、自分の体験を話してくれたのだ。年下の男性だが相当苦労されているようで、良い友達になれるかも知れない。 ガマの穂 教室の帰路、スーパーへ寄った。69円のサンマを3匹、100円のアジを2匹、138円のサバを1匹、それに鶏のモツなど。帰宅後、早速捌く。モツは切って茹で、サンマとアジは開いて塩を振り一夜干しに、サバはショウガを刻んで味噌煮にした。味付けは適当だが、なかなかの美味。夜は「プレバト」を観た後、その日の作品を以下の通り修正。これを来月再提出するかは決めていない。 不器用な男をりけり花紫苑 かくして秋の夜は更けて行く。 翌日の更新後も推敲を重ね、次の句を得た。俳句の道は実に遠い。 不器用な男シオンと住まひけり
2018.10.20
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~いつもながらのはなしですが・・~ 目まいを感じながらも自転車で買い物へ。1度で用事が済ませるよう、そして安全にも注意しながらのコース選択。生協では石鹸と台所の洗剤。ここは生活用品の種類が多くしかも安い。店でS先輩に会った。眼が悪い私を見つけてくれたのは先輩。「太ったね」と彼。確かに家に閉じ籠っていたため、1kg以上は太った。これで血糖値が上がってないと良いのだが。 B店では食料品。魚と肉は間に合うので、野菜、果物、海藻、牛乳などと新米10kg。新米の味が楽しみだが、食べるのはもうちょっと先。近所のドラッグストアが閉店したのにはビックリ。もう1軒が大手チェーンに買収され、きっと売れ行きが落ちたのだろう。老人が増え、店は減る。ますます増える「買い物弱者」は、これから一体どうなるのだろうね。 剪定した木の枝をゴミに出した。資源ゴミの日には、古新聞と古雑誌も。外へ出たのはそれくらいで、家の中で過ごすのが大半だった。最近はなぜか動くのが面倒。だが3食欠かさず食べるため当然太る。そこで思い切って庭へ出、剪定の続きをした。今回はユズ、夏椿、オオテマリ、椿、ユキヤナギ、紫陽花、ノボタンなど。残骸は束ねず裏庭に積んだ。葉が落ちてからで十分だし、第一量が減って助かる。 また野菜の値段が上がっているらしい。高温、大雨、台風に続いて、今度は塩害が原因の由。そこで畑でピーマンを確認。本当は肉厚のパプリカなのだが、色づくまでは待てない。案外立派なのが6個。そして雲南百薬も60枚ほど収穫。キャベツとキュウリで塩もみを作る。閃いてシソの実を入れた。きっと香ばしい漬物が出来るはず。こんな創意工夫も、私にとっては結構面白い。 故障した風呂の修理代がなかなか請求されないでいる。修理当日値段を聞いたのだが、「ちゃんと計算してから」と店主は答えて帰ったまま。ひょっとして請求しない積りかも。何せ設置後7年目での故障。本来故障などする年月ではない。それにまる1日漏水したことに責任を感じているのかも。それならそれで嬉しいが、彼も離婚の危機にあると聞いたことがあり気の毒にも思う。 急に寒さを感じ、何日か前の夜空調機を暖房に切り替えた。そして昨日は朝から暖房を入れた。寒気を感じるのは体の末端まで血液が良く循環しないためか。昨年の冬は暖房を節約して、人生初の「霜焼け」にかかった。栄養失調だった子供時代にも経験したことのない霜焼け。年老いた今は健康第一。お金には代えられないものもあると、思い直した次第。 一人暮らしの老人は、家族と同居している老人よりもボケない由。そんな番組を先日観た。もしそれが本当なら嬉しい。だがその一方、死別や離別の独居老人がそうでない老人に比べて7年ほど寿命が短いとの調査結果も知っている。だから油断は禁物。誰も注意してくれないので自分の健康は自分で守るしかない。そう思って部屋の暖房を切り、庭木の剪定作業を再開した私だった。 宮崎の弟から珍しく電話があった。月末に仙台に来るので、我が家に泊めてほしい由。埼玉に眠る前妻の墓に詣で、仙台では両親の墓に詣でる予定の由。弟と一緒に寝るのなんて、彼が高校生以来ではないか。その後は長く離れて暮らし、それぞれ色んな人生経験を積んだ。わが弟よ、この際2人でしみじみ語り合うのも良いかもね。おっと、その前にまずは客用布団を準備しないと。
2018.10.15
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~はっきりしない秋の天気同様に~ 年金関係の通知が来た。関係規則の改正に伴って、受給額が少し変わったようだ。国の予算が厳しいせいか始終そんな通知が来るが、通知するだけでも大変な経費がかかるだろうにと、つい老人は考えてしまう。組合からは扶養家族等の変更の確認の通知。これも変わりようなく、封筒に切手を張って返送した。先日は土地と家屋に関する調査依頼があり、こちらはネットを通じて回答。面倒な世になったものだ。 光回線の不具合を連絡しようと思い、固定電話の前に関係書類を置いてある。だが最近は案外簡単に接続する方法を「発見」した。年末のお節料理配達の資料も電話の前に置いてある。こちらもまだ未連絡のまま。次男が帰省するかどうかも、料理の中身も良く調べてはいない。「大人の休日倶楽部」のお徳用チケット発売関係資料も放置したまま。これは必ず使うのだが、エリア以外へ行く際はどうなるのかまだ確認はしていない。 先日はウンウンうなりながら植木を剪定していた。それを見ていたお向かいさんが、手伝ってくれた。先日私が町内の草刈りを休んだのを知って、気遣ってくれたのだ。茂り過ぎたハーブを抜き、ムクゲと梅の枝を切って縛った。3時間も働くと草臥れる。最近はとみに疲労を感じるようになった。雲南百薬の花穂を始末し、70枚ほど葉を摘んでその半分でお浸しを作る。剪定の続きは、暫く後にしよう。 中国の女優が政府機関に監禁されていた由。もう3か月ほど姿が見えず、人々の関心の的だった。結局は脱税の罪で100数十億円の加重税を納めることで決着した由。国際警察機構の中国人総裁が中国政府に監禁されて世界の注目の的になった。どちらも習政権の体制固めが背景にあるようだ。アメリカとの関税戦争も含めて厳しい立場にある中国。その反動で最近、我が国へ歩み寄りを見せている感がある。 一方、韓国の姿勢は相変わらずだ。済州島で行われる観艦式へ招待された自衛隊の艦船が、海上自衛隊の隊旗を掲げることを禁止する法案を国会に上程した。これは国際的な慣習に反するとして、結局参加を見合わせることになった。従軍慰安婦の問題、戦時中に駆り出されたとする韓国人労働者に対する補償請求問題など、先の両国の合意を無視する行為が続く韓国。反日を叫べば全てが許される変な国家だ。 前県知事の県民葬に列席した菅官房長官に対して、沖縄県民は怒りの声をぶつけた。国は沖縄の声に耳を傾けろとの罵声だ。だが国防はそんな単純なことではないし、辺野古移転が米軍基地の返還計画と密接に関連していることを、国民全体が理解する必要があるように思う。さらに言えば国は国防の必要性について、もっと本気になって沖縄県民へ訴えるべき。真摯な意見の交換こそが解決への道だ。 『古代アンデス文明展』シリーズの紹介が続いている。学術的かつ地味な展示なので、きっと観ている人も飽きるだろう。そんな風に感じて、時々別のシリーズを挿入しようと思う。NHKが8月にBSで放送した『ワイルドライフ 知られざる伊豆諸島 ~黒潮・世界最大級の海流が命をつなぐ~』がその番組で、たまたまカメラで写していた。無許可での紹介になるが、お許し願いたいと思う。
2018.10.11
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~秋の日の閑話休題~ 雲南百薬の花房 築地市場が閉鎖した。終戦後に今の場所に集約され、外国人観光客にも人気があった由。その一方で、施設の老朽化や狭隘化が進んでいた。そこで豊洲への移転が決まったのだが、小池都知事の誕生で大変な騒動に巻き込まれた。その後安全性が確認され移転への動きが加速化したが、一体あの騒動は何だったのだろう。お陰でオリンピック関連の道路が間に合わなかったし、大変な経費の浪費にもなったのだが。 パプリカ 東北楽天の新監督が決まった。平石監督代行の昇格だ。球団生え抜きの選手が監督になるのは初めて。三木谷会長と球団社長の覚えも目出度いらしく、星野元監督、梨田前監督のカラーは一掃される由。二軍はじめほとんどのコーチが一新され、早速オリックスを引退する小谷野選手をコーチに推す動きもあるとか。巨人は原さんが3度目の監督に。今後各チームではストーブリーグが活発化するはず。 コムラサキ 台風一過、また夏の暑さが戻った。気温が10度も違うと、老人の身には堪える。数日前の涼しい時期に、庭の草取りに励んだ。種の付いた雑草はポリ袋で50リットル分をゴミに出した。種の無い雑草も同様抜いたが、これは裏庭の隅っこに積んだ。3日間合計で7時間ほどかかり、すっかり疲れた。次いでインゲンの蔓を外し、最後の収穫。40本ほど獲れ、貴重な食料として保存してある。 カボチャの種 ナスの苗も抜いた。白菜、ブロッコリー、カリフラワー、キャベツには防虫剤を撒き、カボチャの種は10個ほどを来年用に残した。今後やるべき作業は雲南百薬の始末、ネギの移植、シソの始末、空いた畝を耕して玉ネギの苗を植える準備くらいか。その作業の中で、畑の草取りも行う予定。全てはもう少し涼しくならないとね。 ニラの種 誤ってテーブルにお茶をこぼした。PC作業用でもある小さなテーブル。場所が狭いのと、茶たく用の板に気づかずに茶碗を置いてしまったのが原因。先日は2週間分にも当たるブログ用の写真を間違って消していた。去年撮った動物の写真。でもその後雌ライオンが死んで、雌のアフリカ象が秋田の動物園に嫁入りしたので、撮り直す機会とも言える。最近はこんな失敗談が増えた。 シソの実 トイレの照明のスイッチが故障した。昨年前妻が家を出てから、そんなことばかり起きている。洗濯機、掃除機、浴室の照明のスイッチ、外壁の一部腐食など様々。築21年の我が家。こうして生きていればこその現象だ。先月の支出は4万円ほど。これも偏に節約のお陰。独り暮らしだが、自分では極力無駄が出ないよう心掛けている積り。 ブロッコリー そうそう。風呂の故障についても記しておこう。先日の夕方、台所から合成音が聞こえて来た。何だろうと思って装置に近づくと、「シャワー用のお湯が少なくなってる」とのサイン。慌てて風呂場に行っても、マニュアルを読んでも原因不明。業者が来たのは1日後。どうやら配管の一部が劣化していたようだ。その間水道を止めていた私は、お風呂の水を沸かしてお茶を飲んだ。これも良い経験だ。 春菊 最近作った料理はサンマの佃煮、野菜炒め、ナポリタン、親子丼、カボチャのミルク煮、炒飯、ポテトサラダ、野菜サラダなど。お浸しはインゲン、雲南百薬、ブロッコリーにワカメの茹でたものも。果物や牛乳、ヨーグルトも欠かさないせいか、胃腸の調子は極めて良好。睡眠もそれなりに取れているのが有難い。当分「がん」の心配もないように思うのだが、それはきっと願望に過ぎないのだろう。
2018.10.09
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~わが平凡なる日常~ 椿の葉 週末にはまた台風が来るらしい。何と言うことだろう。今回の25号は沖縄から朝鮮半島へ向かい、偏西風に乗って北海道へ上陸するコースを辿るとの予報だ。それにしても、もし上陸したら今年5回目となる。いくら日本が災害列島とは言え、あまりにも多過ぎる。もう災害の話はうんざり。予報が外れることはないのだろうが、被害がより少ないことを祈るしかない。 ツタの紅葉 前回の台風で、蔓性野菜の支柱が倒れた。インゲンの支柱の篠竹は古かったせいで、何本か折れた。その程度で済んだのは、葉がスカスカのため風が通り抜けたのだろう。昨日はそのインゲンを40本ほど摘んだ。もう新しい花が咲かないため、ほとんど最後の収穫になりそうだが、そのまま蔓を抜かずにいる。 紫陽花の仲間 雲南百薬の支柱は頑丈だったが、全体が壁際に倒れた。これは葉が茂り過ぎたため、風に抵抗する形になったのだろう。これもそのまま放置し、40枚ほど葉を摘んだ。今は全面が長い花穂に覆われている。インゲンは来季のために実(豆)を形成し、雲南百薬は地中に芋を作り、枝にはムカゴを生す。このまま花を咲かせたままだと、最後はどうなるのだろう。いつもは根を掘り上げ、越冬させているのだが。 ベニカナメモチ 先日観たTV番組で、ウォーキングと老化の関係についての解説があった。私はたまたま観ただけだが、ボケ防止、血圧、肥満、血糖値、骨粗鬆症の観点からも、適度のウォーキングが望ましい由。頭の中では分かっていながら、つい色々理由をつけて体を動かすのをさぼる昨今だった。早速家の中をグルグル歩いてみた。居間、廊下、台所、居間。逆回りも入れて20分ほど大きく手を振って歩く。 白萩 家に閉じ籠っていたのは天候のせいだけじゃなく、写真の整理をしていたため。9月の下旬に行った博物館。特別展『古代アンデス文明展』で撮った500枚近い写真。それを1枚1枚サイズを決め、名前を付け、利用時に便利なよう分類しながら整理するのはかなり神経を使う。珍しくこの特別展ではほとんどの展示品が撮影可能だった。それで許可された展示品の全てにカメラを向けたのだ。 普通の萩 ところがまだネットが不調と来ている。PC自体は大丈夫と、点検してくれた電気屋の息子が言っていた。コンセントじゃないかと彼は言ったが、そうではなく「テーブルタップ」が原因と、一旦は決着がついたはずだった。だがその後も接続が悪い。たまたま古いブロ友しぃさんのブログを読んでいて気づいた。彼女も回線を変更後不調とあった。これが真犯人と直ぐに確信。繋がり難い回線って一体何なのだろうねえ。 ヤブラン 今はテーブルタップを止め、直接コードをコンセントに繋ぐ方式。「忍」の一字の日々だ。昨日は心を入れ替えて、久しぶりの大掃除。結構綿埃が出るものだ。布団も干し、玄関とガレージも掃いた。ゴミ一掃の日だったが、それが唯一の運動。さて、次のブログのテーマは何で行こうか。詰まらないことだが、私にとっては案外重要な意味を持つ。それにしても庭の草が伸び過ぎだねえ。
2018.10.04
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~メカ音痴の悲劇~ PCの「不調」に気づいたのは1か月以上も前のことだった。立ち上がるタイミングが悪く、徐々にネットに繋がらなくなった。それでも一旦コンセントを抜いて再度起動させることを試み、上手く繋がることもあった。電気屋の息子に相談すると、ウインドウズ10になって以降、「長押し」が効かない現象が稀に起きる由。だがブロ友さんにそんな「怪現象」が起きた気配はないようなのが不思議だった。 騙し騙し使っていたものの、私の発見した方法でも接続が困難になった。そこで電気屋の息子に点検してもらうことになった。それでもダメな場合は修理に出す由。「しかしわが家のPCだけがこうも故障続きなのは変」。そう言い残して彼は去った。まあ良いや。とりあえず4日分だけは予約機能を使ってブログを書いていた。何とかその期間に原因究明が出来ないか。そして最悪の場合は新調するしかない。 PCの無い暮しはシンプルだ。一日が相当長く感じる。体調と相談しながら走り、いつもより丁寧に新聞を読み、じっくり落ち着いて何種類かの料理を作った。そうそう、この際観たTV番組のことを書いておこう。対馬のトレッキングの番組では、白嶽と金田城を観た。昨年の旅行の際、対馬の小高い公園からチラリと見えた白嶽が、あんな岩山だったとは。そして古代の山城である金田城の全貌がようやく分かった。 別な番組だが、九州で発見された弥生人の人骨が通常より骨太だった理由が、沖縄のゴホウラ(腕飾りの原料となる貝)輸送で舟を漕いだためとの推論には驚いた。まさか弥生人に輸送の「専門家」がいたとは。もっとも三内丸山遺跡からも、翡翠、黒曜石、アスファルト、琥珀などが発見されており、これらはすべて海上輸送でもたらされたと考えられ、縄文時代から既に輸送の専門家集団はいたのだろう。 樹木希林さんへの密着番組にも驚いた。2年ほど前から彼女の日常を追って映像を撮っていた由。ディレクターと女優の何気ない交流と会話が、今年に入って一変する。このままでは番組に盛り上がりがないと感じた彼女が、突然医者からの「余命宣告」を彼に教える。『万引き家族』やドイツの番組が、死と向き合う姿を追うのだが、彼女は例の調子で飄々と応じ続ける。 全身にがんが転移した状態でも、彼女はほとんど痛み止めは飲まない。化け物のようでもあり、鬼気迫る生き方とも言える。女優としての信念もさることながら、人生でもまた然り。「夫」とは40年以上も別居状態でありながら、お互いに大きく影響し合った夫婦だった。最後に抜擢した浅田美代子の演技を見届けてから死の床に就く彼女。それが私よりたった1歳年上の人間の生きざまだった。 2日後、電気屋の息子はPCを持って現れた。点検しても全く異状はなく、ウイルスにも侵された気配はない由。ただ原因があるとすれば、コンセントかも知れないと。それで私は気づいた。これはひょっとしてテーブルタップが原因かもと。カメラのバッテリー補充の際に、異常を感じたことがあった。電気が通じてない「差込口」があるのかも。20年使用の年代物が原因。何ともお粗末な騒動だった。 そんな訳で、今日は予め書いていたブログと差し替えてこの記事を書いた。PCがわが家から消えた2日間で、私が得たことや学んだことが何かあったろうか。PCが無い暮しが、静かなものであったことは間違いない。「書を捨てて街へ出よう」じゃないが、たまにはPCのない暮しも良いかも知れない。さて台風24号が心配だが、PCがサクサク動くのはやはり嬉しいものだ。
2018.09.28
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~秋晴れの日に~ 自家製のカボチャを煮た。今年の収穫は小さいのが5個。裏の空き地は地味が痩せているのに加えて、この夏の日照りで実が大きくなれなかったのだろう。これは3年目の種を蒔いたもの。一昨年は大きいのが獲れ、昨年もまあまあだった。3年目ともなると、もうこんなものか。少し若かったため、味はさほどでもないがまあまあ美味しい。残りは中玉2個。こちらはもっと肉厚のはず。 昨日は朝から晴れるとの予報で、前日から洗濯をしていた。朝一番でベランダに干す。その間に自転車のバッテリーを充電。10kmほど先の父母の墓参りに行こうとしていた。急な山道の下りに細心の注意。最初の職場付近から、いつもとは違った道を行った。卒業した高校があった地区。その裏道の花屋で花を買うと、線香をおまけしてくれた。きっと花屋同士の競争が激しいのだろう。 既に花が供えられていた。兄夫婦が来たようだ。私はどうやら2番目みたいで、姪たちはまだのよう。線香に火を点け、お菓子とお茶をお供え。この墓も、いずれは「墓仕舞い」することになる。ここに入る気でいた私だが、もしもダメとなれば散骨でも構わない。結婚しないまま東京暮らしの長男と次男。その方が彼らに面倒を掛けずに済む。土地と家の処分方法もそろそろ目途をつけないとね。 帰路も裏道を通った。この辺は伊達政宗が仙台城下を縄張りする際、お寺を集中させた地区。「北山」と称して、20から30ほど寺があるはず。卒業した高校の前を通り、子平町のお寺へと向かう。私達がまだ高校生だった頃、ここは「半子町」と言った。そして「土橋通り」の突き当りに、このお寺がある。町名を変更したのは、この寺に眠る一人の偉人のせいなのだ。 山門の扁額である。緑色の文字とは珍しい。あまりにも達筆で読み辛いが、右から「龍雲院」とあるようだ。受付で「林子平のお墓にお参りしたいのですが」と言うと、親切にその場所を教えてくれた。何と本堂の直ぐ左側の目立つ場所にあった。 「前哲 林子平墓域」の石標が中央にあり、その右手の覆堂の中に墓石がある。石標の左手に立つ大きな石碑は顕彰碑か。その左側に互角堂があるが、この写真では見えない。また覆堂の右側にももう一つ高い顕彰碑がある。 林子平(元文3年~寛政5年:1738~1793年)は江戸時代後期の経世論家で仙台藩士。海防(海岸部の警備)を説く『海国兵談』が幕府の禁に触れて兄宅に蟄居。悲憤のままに死んだ英才。時代を見る目が他人よりかなり早かったのだ。境内では他にも珍しい人物像に出会ったのだが、それはまた明日紹介することにしたい。 帰路、コンビニで野菜を購入。帰宅後、自転車で買い物へ。1匹69円のサンマを3匹、野菜、肉、乳製品などを購入。食品を仕分けした後、遅い昼食。その後洗濯物を取り込み、撮影した写真の整理と翌日のブログを予約機能で記入。夕食はサンマの塩焼きがメインの予定。勿論今年の初物だ。さて、大根おろしを添えてみようかな。
2018.09.24
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~わが日常~ 朝起きて直ぐインゲンを収穫。モロッコインゲンと違った普通のインゲンを、仙台では「ササゲ」と呼ぶ。台風で摺れたのか表面が汚いが、自分が食べる分には何も困らない。雲南百薬を茹でて「お浸し」を作り、ニンジン、セロリ、茹でたモロッコインゲン、トマト、キュウリを刻んでサラダを作る。自家製と見切り品の野菜、そして必ず食べる果物の食物繊維で便秘に悩むことはない。 先日行った歯科医では定期的な「歯石」の除去と歯のホワイトニング。そして部分入れ歯の2度目の調整も。これで咀嚼時の痛みが和らいだ。昨日は歩いて眼科に向かいながら、ブログ用の写真を撮る。目は霞み、耳は遠くなり、歯はガタガタ。もう感覚器官としての「使用期限」を超えたのだろうが、それでも何とか頑張って生きている昨今。こうしたウォーキングも、運動不足の身には持って来いだ。 眼科ではいつもの眼圧測定。これは眼に直接風を当てて眼圧を測定する。次に目薬で瞳孔を開いての眼底撮影。これは糖尿病の症状の有無を診る。眼圧は変わりなく、眼底にも異状はなかった。今は血糖値を抑える薬も飲んでいない。次回の「視野検査」を予約し、薬局で緑内障用の目薬2個受領。瞳孔が開きっ放しのため眩しく、霞んだ視界のまま家まで慎重に歩く。ポツリポツリの雨の中、往復3kmの運動。 前日の俳句教室は散々だった。提出した句 『月明やあくまで皓き釈迦の骨』の「あくまで」は俳句では使うべきではなく、「皓き(しろき)』も不要と講師。骨は大抵白いものだからとつれない。あれだけ懸命に考え抜いた句が、コテンコテンの木っ端みじん。恐らく言葉に対する自分の感覚と、「俳句の世界の常識」が違っているのだと思う。これは基礎から考え直し、学び直す必要がありそうだ。 この日ヌサマイさんの姿は最後までなかった。初めての欠席。ひょっとしてもう私の前に二度と出現しないかも。先月の喫茶店での会話が、彼女にとって大きな負担になった可能性も。もしそうであれば気の毒なことをしたと思う。あれだけ俳句を愛し、毎月素敵な句を披露していたのに、折角の勉強の機会を私が奪ったことになるのだから。そう考えると悲しい。人を愛することの罪深さ。 おまけに気まずいことも。何とある人の句が、「プレバト」そっくりだったのだ。私がそのことを指摘すると、講師は「似ることはある」と平然。だが帰宅後、全体が「プレバト」そのものだったことに気づいた。極めて珍しい季語も、他の人が同じ番組で使っていた。俳句好きなら誰でも観る番組の作品を、そのまま俳句教室に提出する神経に驚きを禁じ得ないし、信じることも出来ない。 さて、池上彰氏のニュース解説は面白い。だが彼に対する批判を先日聞いた。彼の話す内容は、専門家に聞いたものが多い由。著書なら引用資料を必ず掲載するが、会話でも「これは誰から聞いた」と「クレジット」を入れるべきと言う意見。俳句教室での出来事は私には悪夢。「俳句を作る人なら誰でも観てる」と、なぜ考えないのだろう。人間とは実に悲しい生き物。秋は物思いに耽る季節でもある。
2018.09.22
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~わが「敬老の日」~ 「敬老の日」の新聞に、ある数値が載っていた。我が国の65歳以上の人数が3557万人に達した由。人口比だと28.1%相当とのこと。日本が大変な比率での高齢化社会に達したことが一目瞭然だ。うち男性が1545人。女性は2012万人。圧倒的に女性が多いのは、長生きの証明だ。 そして70歳以上が2618万人で、人口比は20.7%だから、5人に1人が70歳以上と言う高密度。80歳以上が1104万人で、人口比は8.7%に相当。100歳以上も女性が圧倒的に多い。 女優の樹木希林さんが先日亡くなった。享年75歳。ご自身が明らかにされていた通り、死因は全身ガンだった。カンヌ映画祭で最高賞を獲得した『万引き家族』でも、入れ歯を外した迫真の演技が話題をさらった。そしてまだ封切前の映画もある由。ガンに冒されながらも、映画一筋にまい進された姿が目に浮かぶ。高卒後直ぐに「文学座」に合格したのも、審査員へ訴える「何か」を秘めていたのだろう。 有名なのが夫でロックミュージシャンの内田裕也との確執。結婚後1年ちょっとで別居に至り、夫が出した離婚届の無効を、裁判で争って勝った。だがその後もそのままで45年間の別居生活。豪邸を建てて娘家族と同居した後も、表札には夫の名を刻んでいた由。そして死の数日前には電話で、お互い相手に謝罪したと聞く。壮絶な生き方をした類まれなる女優の死に、謹んで哀悼の意を表したい。合掌。 掃き掃除を終え、落ち葉を裏庭の集積所へ運ぶ時、金木犀が咲き出したことに気づいた。花の色はまだ淡く、香りもごく弱い。そのうちしっかり咲くと、あの独特の香りが周囲に満ち溢れるはずだ。体調が思わしくなかった間にも、季節はどんどん移ろい行く。それが物言わぬ自然界の掟。人間の都合など待ってはくれない。 それならと、今度はユズの木を探してみた。薄暗い葉の奥に、たった一つだけ実が生っていた。今年は裏年なのに加えて、春先に誤って花が咲いている枝を剪定してしまった。それでも何個かは実ると踏んだのだが、一個だけでも見つかって嬉しい。これも暑い夏に、せっせと水やりしたお陰か。独り暮らしの私には、何よりの慰めとプレゼントだ。 そしてこちらは3年目の渋柿。「桃栗三年柿八年」と言うのが通常の文句。裏庭に植えてからまだ2年目。苗を接ぎ木で育てるのに1年かかったとして合計3年と計算。春先に10個ほどの花をつけたのを奇跡のように感じたのだが、小さな木には負担だったのか、次々に落花。そして1個だけ残ったのがこれ。細い枝が柿の重さでたわんでいる。果たして色づくまで持ってくれるかどうか。 今日は午後から俳句教室。提出作品は予め人数分コピー済み。出来ればヌサマイさんともお話したいのだが、彼女が受け入れてくれるかどうか。それでも幾つかの準備はした。1か月間待つのは長い。それでも教室で会え、隣に座れるだけでも嬉しい。さて、今月の彼女の俳句はどんな作品だろうね。全ては謎めいていても、生きていればこその喜び。もう季節は本物の秋だ。
2018.09.20
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~6月の旅行先で出会った花々を背景に~ いやはや参った。腰や背中が痛んで苦しかった数日間。あまり我慢していたせいか、頭痛と熱も出た。痛みの原因は、ソファーで昼寝した際、姿勢が歪んだせいだろう。歳を取って腹筋や背筋の筋力が落ちると、正しい姿勢を保つのが難しくなる。それにソファーの形態が人間工学的に欠陥のある構造。前妻が独断で購入した際これは良くないと直感したのだが、まさか21年後にそれがわが身で証明されるとは。 就寝時の姿勢に悩んだ。どうすれば痛みが和らぐのか。寝返り一つにも苦労。せめて頭痛を抑えようと痛み止めを服用。歯科医で抜糸した際に処方されたもの。私は極力薬を飲まないようにしているため、薬がまるまる残っていたのだ。1錠飲んで寝ると、翌朝には頭痛はおろか、腰と背中の痛みがほとんど消え、体も動かせる状態になっていた。これは嬉しい誤算かも。 洗濯、ブログへの返信、朝食などを済ませ、自転車で買い物へ。軽いめまいがし、視力がぼんやりと感じる。気力を振り絞って2軒のスーパーで買い物を済ませて帰宅。「買い物メモ」を見直すと、全て抜かりなく購入していた。この日はしっかり頭に入っていたようだ。A店では豚肉。これは100g単位の単価で購入。「敬老の日」のご褒美として、珍しく饅頭も4個。 ケチャップとマヨネーズは一番安価な物を選び、野菜は値段の安いエノキダケのみ購入。定番の「南瓜コロッケ」を4個。そしておやつのバタピー。B店では卵、リンゴとオレンジ。それはA店より最低でも2割は安い。見切り品のコーナーで買ったのは、セロリ2本、巨大なモロッコインゲン5本、シシトウ2パック、オクラ2パック。それぞれが50円と言う超お得品だ。 B店の野菜の見切り品は、悪い物が僅かに混じっているか、少し萎れて来た程度。悪い部分だけを除けば、十分使用可能な優良品だ。鮮魚では巨大なカツオの半身が598円。これは自宅で皮を剥ぎ、骨のある部分を切り取る必要がある。結局2回分を刺身にし、2回分を冷凍した。1回当たり150円で新鮮な刺身を存分に食べられるのが嬉しい。他に切り昆布も購入。 若鶏のレバーを2割引きで購入。これは熱湯に潜らせ、茹でたモヤシや刻んだキュウリと和え、胡麻油、出汁醤油をかけるだけ。木綿豆腐1丁48円、納豆3個55円、モヤシ1袋29円、卵10個138円、ヨーグルト118円、牛乳(乳製品)128円、うどん3玉79円、焼きそば3食95円、シウマイ6個入り79円、肉餃子12個入り79円など、ここはトンデモナイ安さの店なのだ。 月曜日だとパン類は3割引き。2割引きのシールが張られたものもさらに3割引きだから、半額近くになるバカ安さ。だから店内はいつもごった返している次第。ただし、鮮魚や肉のコーナーでは、たまに「外れ」があるので要注意。外れが何かは、これまでの経験で知っている。帰宅後は直ちに食品ごとに収納。どこに何がどれくらい残っているかは、ある程度頭の中にある。 急ぐのは肉類、魚類の処理と調理。肉類はビニール袋に小分けし、必要分は保冷庫、不必要分は冷凍庫へ。魚類は捌いた後必要分を保冷庫へ、不必要分は冷凍庫へ。若鶏のレバーも熱湯で茹で、冷蔵庫で保管。処理手順を予め計算し、トレーは洗浄後トレー用の袋に保管。全てが終了した頃には、体調もかなり戻っていた。家事はエネルギーも、頭を使う仕事だと実感する。まさしく主夫業だ。
2018.09.19
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~わが暮しの記~ 先日の夜、庭から仔猫の鳴き声が聞こえた。滅多にないことで「一体どうしたのだろう」と思いつつ眠った。翌朝も同じ声、恐らく物置の下で夜を過ごしたのではないか。戸を開けた音に驚き、裏庭に逃げた黒と灰色の混じった仔猫。どうやら飼い猫みたい。そのうち塀を飛び越えどこかへ姿を消した。大人の猫が庭にウンチをして行くことはあったが、仔猫の訪問は初めて。一体どうしたのだろうね。 大根を間引いた。1か所に3粒の種を蒔いた中で、一番成長の良さそうな物だけを残す。全体でも僅かな量だが、刻んで味噌汁の実に。自分の育てた野菜は可愛い。そして出来るだけその命を大事にしたいと考えるのが、長年家庭菜園を手掛けて来た者の心情だ。頼りなくも、かつ瑞々しい大根の香り。新鮮な葉をいただくと、なんだか生き返った気になる。 秋ナス1個とパプリカ2個を収穫。ナスは弱っていた苗を8月末に剪定。あれから1か月経って、こんな立派な実をつけた。パプリカは売れ残りの苗を1本7月末に買って、畝の空いてる所に植えたもの。ヒョロヒョロの痩せ苗が、ようやく大きな実を結ぶまでに成長。どちらも「遊び」で期待してなかったもの。それでも野菜は正直で、世話をすればこんな楽しみが得られる。最後の頑張りに感謝だ。 彼岸花 9月に入っても天気が不安定なまま。きっと体調不良の要因でもあるのだろう。ある朝これなら走れると感じていつものコースに飛び出した。心なしか調子が良いと感じたのは、朝の気温が低くなったからか。家の近所まで帰って来てビックリ。小さな畑の隅に何本かの彼岸花。今年ももうこんな季節になった。植物は自らのリズムで出番を知るのだろうね、きっと。 春菊の芽 その後、女子ウエイトリフティングや日体大駅伝部でもパワハラがあった由。前者は三宅会長が謝罪に追い込まれ、後者は監督が解任された。大相撲から始まった「負の連鎖」は、一体どこまで続くのだろう。権力の座に着いた者の恐るべき横暴。何と言う悲しい現実なのだろう。昨日は女子ホッケーでも似たようなニュース。こんなことばかり続く日本のスポーツ界が、何だか心配だ。 シュウメイギク 先月まで所属していた会に領収書を送った。私が突然退会したことを知って驚き、再考を促そうとした方が何人かおられた感じ。だが、予め「領収書」が準備され、会則も改正した由。全てはある人の権力志向から始まったことだ。この世には「天網恢恢疎にして漏らさず」や「策士策に溺れる」の言もある。第一権力の座に就いても、感動を呼ばない作品ではねえ。会が瓦解しないことを、切に祈りたい。 バラ 北海道で起きた地震に関して、次のようなニュースを聞いた。ある焼き肉店では、冷蔵庫の肉が停電で腐るくらいならと、無料で振舞った由。カラオケ店では、臨時避難所として部屋を提供し、炊き出しなどを行った由。ある風俗店は臨時に浴場を開き、低価格でお風呂に入れるようにした由。殺伐した世の中にあって、このような行為が見られる日本はまだ捨てたもんじゃない。そんな風にも思えた。 雲南百薬 先日新しい保険証が届いた。関係法令の改正に基づき、名称が変った由。そして使用期限が来年の誕生日前日までに変更されていた。いよいよ「平成」も終焉に近づきつつある。目薬が切れかけて来た。そろそろ眼科へ行かなくちゃね。そして走った翌日、腰が痛み出した。あれまあ。わが身の終焉も一歩近づいたんじゃろか。それでも頑張り、「見切り品」がたっぷり入った野菜炒めを作った爺であった。
2018.09.16
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~鬱陶しい天気~ ニラの花 例の人から手紙が来た。私が送った最後の作品に寸評があり、「また体調が戻ったら復帰してほしい」などと白々しいコメント。退会の理由を「健康上の理由にしたら」と言ったのは私。実際は元気そのものなのだが、彼の立場を考慮しての提案だった。それなのに、絶対戻って来ないと踏んだ上での行為が笑える。見え見えの猿芝居に反論したい気もあるが、今はじっと静観。 雲南百薬の花 陰では私の悪口を言っていた由。そんなことをおくびにも出さないのは、きっと私の手紙の内容に驚いたせいだろう。自分には想像も出来ないコースを歩み、敵に回したら怖い存在。そして絶対真似の出来ない感覚の作品を発表する新人。だが会員にはそんな気持ちを悟られたくないし、弱い姿も見せたくない。そこで逆に強がって見せる。普通に接したら良いのに、小人はそこでついボロを出す。 虫に食われた葉 雨ばかり降って、博物館に行く気が起きなかった。週末の「ストリート・ジャズフェスティバル」の取材も止めた。ネットの件では不愉快なことがあり、PCも不調。運動も全く出来なかったが、体調はさほどでもなく、食欲も良好。たまにはPCから離れるのも良いのだ。離婚直後に比べたら、ずっと眠れるようになった。家事もやれているし、まだ頭も動く。災害にも遭わず、比較的平安な日々ではないのか。 青トマト 苗を処分するため、まだ青いまま枝からもいだトマト。バケツに約半分50個ほどあったのが7個となり、今朝はもう1個も残っていない。赤くなった順に食べ、傷んでいたのも悪い部分を切り取って完食。実に2か月以上、トマトやミニトマトを一切買わずに済んだ。ごく小さな畑だが、自家製野菜の活用は何だか自給自足に一歩近づけたみたいで、私にとっては嬉しい日常なのだ。 インゲンの花 小雨降る中、ブログ用写真撮影のため外へ。インゲンの花が咲き出した。台風21号では支柱の一部が折れて補強した。雲南百薬に花。今年もそろそろ終わりに近づいたようだ。葉を50枚ほど収穫。ブロッコリーなどに早くも青虫が数匹。かなり葉を食われた苗があり、見つけ次第処分。カボチャがさらに1個増えて5個になった。そろそろ収穫の時が近そうだ。ニラやシソに花。種を結ぶ準備が始まっている。 ノボタン 全米オープンテニス。男子シングルスの錦織選手はベスト4まで勝ち上がり、賞金額は約1億円。一方女子の大坂なおみ選手は初優勝。男女を通じて日本人選手初の快挙達成だ。いつもは「天然キャラ」の明るい彼女も今回は大ブーイングを受けて戸惑ったみたい。でも試合後の謙虚なコメントが世界の好感を呼んだ。賞金額は約4億円で、ランキングは一挙に7位へと上昇した由。大相撲秋場所が開幕。
2018.09.11
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~平凡な話で恐縮ですが・・~ このブログの大部分は、予約機能を使って公開の2日前に書いた。それを1日前、つまり昨日の朝に修正したものだ。このため、台風21号の進路も影響もまだ不明であることをお許しいただくとともに、大きな被害が出ないことを心からお祈りしたい。 第1日曜日は町内会の草刈り。前夜から忘れぬよう玄関先に軍手を置いていた。ところが集会所の周囲は水溜りで、次の日曜日に延期になった由。それにその日のわが班は集会所内の清掃で女性の出番。安心して帰宅し、庭の雑草を取る。それを裏庭に捨てに行った時、4個のカボチャ発見。前回より1個増えたのは、葉が枯れ隠れていたのが見えやすくなったため。 それならと、洗濯を開始。8月下旬から天気が悪く、ずっと雨続き。今日の天気なら案外いけると思ったのだ。洗濯機を回している間、台所で料理。先ずは雲南百薬のお浸し。次いで野菜炒めと具沢山の味噌汁。その時居間から、まるで脳を破壊するような不快な音が聞こえて来た。点けていたTVはBSだが、近づくと不快さが増す。これは怪電波かと思ったのだが、ちょうどわが家の上空を飛行機が飛んでいた。 キューバのアメリカ大使館では、多くの館員が怪電波で脳に障害を負う事件があった。まあ私は秘密を保有してないので襲撃される恐れはないが、PCの不調に関しては疑問が残る。それは特定のサイトの閲覧中、突然「メッセージ」が出現することが時々あるからだ。近隣の複数国が目下サイバー攻撃組織を強化中なのは、良く知られた事実。私が見ているサイトなど、ごく常識的な内容なんだけどねえ。 不快なことと言えば県外からの電話。どうやらネット関係の勧誘のようだ。どうも「カモ」のリストが出回っているらしく、方々から怪しげな電話が掛かって来る。用心はしているのだが、先日また同じ手に引っかかってブロバイダーを変えた。いやブロバイダーは不変で、ケーブル会社の方。それに味を占めたのか、今度は別な話。即座に電話を切り、呼び出し音が鳴っても出なかったら諦めたようだ。 脱水が終わった洗濯物を干した。3時間もしないうちに雨が降り出し、慌てて室内に取り込んだ。何と言う不安定な空模様なのだろう。結局8月の下旬から仙台は8日連続の雨。この後も台風21号の影響で雨が続く予報。体調の悪さはこの天候不順と気圧の変化、そして運動不足から来るのだろう。家の周囲の雑草が、凄い勢いでまた伸び出している。 別な日、最後のゴーヤ2本を使ってゴーヤチャンプルーを作った。寒過ぎて食べなかった豆腐が、すっかり傷んでいた。東の畑でミョウガを1本収穫。恐らくはこれが最後になるはず。体調は今一だが、まだ食欲があるだけ助かっている。それにしても晴れ渡った青空の懐かしいこと。このブログは予約で書いたが台風で関空などに大きな被害が出たことを知り、当日の早朝に修正。一日も早い復興を祈りたい。
2018.09.05
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~よう降りまんなあ、雨~ カリフラワー 8月下旬の仙台はずっと雨続きだった。そのお陰で、植えた秋冬野菜の苗が枯れる心配はなくなった。その代わり、折角の肥料分が雨のために畝の外へ流れ出たかも知れない。あれだけの量が降ったのだから、それも致し方ないこと。物ごとは出来るだけ良い様に解釈しておこう。雲南百薬の葉が小さいまま。今年もそろそろ穂が出て花が咲き、来年へ備える時が近づいたのだろう。 トマト 苗で完熟したトマトは全部食べた。その苗を始末した際にもいだ青いトマトがバケツに半分ほど。数は50個近かったはず。赤みが差したものから順次食卓へ。土が肥えているせいか実がしっかりしていて、味もなかなか。これまでにもう半分以上食べた。天候不順で再び野菜が高くなった折、畑の野菜はずいぶん家計を助けてくれた。インゲンは花が咲き始め、種を蒔いた大根と春菊が、この長雨で発芽した。 日本体操協会でまたぞろ暴力・パワハラ問題が噴出。大相撲、アメフト、ボクシングなど続々と。問題を起こし、インドネシアでのアジア大会から急遽帰国した男子バスケットの選手もいた。東京オリンピックを目前に控えて、なぜこうもゴタゴタが続くのか。権力を握ると人は変わるのだろうし、組織的にも問題が潜んでいるように感じる。笠原夫妻のここ数日の変貌ぶりには驚いた。これは長引くね、きっと。 短歌の会代表から手紙を受け取った。私の質問には答えず、都合の良い部分の弁明だけ。ああ、これでは気持ちが通じないよなあ。改めてそう感じた。責任ある立場の人は、たとえ自分に不都合な部分があっても、きちんと応えるべき。雨の中郵便局まで歩き、これまで戴いた歌集などを全て返送した。その方が資料、資源として活かせると思ってのこと。これで以前の無の状態に戻った。私はそれで十分。 ブロッコリー 「人に恋ふるの記」シリーズ掲載中、様々な書き込みがあった。作者の心中を斟酌せず、ただ自分の知識をひけらかすだけの人。ああ、この書き方は以前別な名前で書き込んだ人だなと直感。そんなに書きたいのなら自分のブログに書けと言いたい。第一自分の人生を真剣に語ろうとする作者に対して失礼ではないか。長い付き合いの友ならいざ知らず、このようなテーマは静観するのも礼儀だと思う。 野次馬根性丸出しで、個人的なことを根掘り葉掘り聞く人もいた。テーマがテーマとは言え、これもどうかと思う。心配した複数の女性から、女性心理に関する真摯な助言を受けた。感謝はするが、きっと絶対ではないはず。それが全てであるなら、人生とは何と淋しいものなのだろう。人はいつか終末を迎える。その時自分は死とどう向き合うのかを、考えておいた方が良いように思う。 テッポウユリ 長雨の間、私はサラ・オレインの歌を聞いて多くの時を過ごした。魂を揺さぶる彼女の声に癒されつつ、浮世の憂さを忘れた。それにしても『坂の上の雲』(司馬遼太郎)や『花へんろ』(早坂暁)のようなドラマが、とても懐かしく感じられるのはなぜ。それだけ私が歳を取った証拠なのだろうが。アジア大会の幾つかの競技にも熱中。私の心を静めた音楽、私の心を熱くしてくれたスポーツに感謝だ。
2018.09.02
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~「作並遠足ラン」以後~ 8月20日(月)。朝から疲労感が強い。前日は風呂にも入らずに寝た。作並で温泉に入ったため良しとしたのだ。疲労と戦いながら「作並遠足(とおあし)ラン」の写真整理を開始。完走記を書くためにも必要な作業だ。この日、甲子園では夏の大会の決勝。1対5で大阪桐蔭の勝ちと踏んでいたが、思わぬ大差となった。だが、金足農業の健闘と準優勝を讃えたい。完走記の第1回を予約機能で書く。 8月21日(火)。朝起きて鏡を見ると、目の下に「隈」。いかにも疲れた表情だ。わずか16km余のランが、強い疲労感を残すほど年老いたことを再認識。庭に出て水やりした際に、シュウメイギクが1輪咲いているのに気づいた。確実に秋は近づきつつある。朝食後畑を耕し、Kさんの車に便乗して発酵鶏糞を購入に。疲れていてもやるべき時に準備するのが農業の基本だ。 8月22日(水)。自転車で山の上の循環器内科へ。薬がこの朝で切れ、その日を逃したら飲むべき薬に困るためだ。いつもなら運動がてら歩くのだが、この暑さでは到底無理。採血の結果、血糖値が落ち着いたため薬を中止し、胃腸の薬を追加することに。降圧剤と不整脈抑止剤は不変。日曜日に16km余を走ったと告げると、ドクターが驚いて私の足に触れた。わずか16km余なんだけどね。 帰宅途中に買い物。自宅に荷物を置き、今度は5km先の園芸店へ。そこで果物と野菜の苗を物色。買ったのは、白菜10本、ブロッコリー7本、カリフラワー4本、キャベツ2本。勿論畝の空きスペースを考慮の上だ。涼しくなる夕方まで待って定植し、水やり。前日には大根と春菊の種を蒔いた。ところが早速蝶々が卵を産み付けに飛んで来た。これからはよほど注意しないとなあ。 8月23日(木)。起床後、ランパン、ランシャツに着替えて朝ランへ。走ったのはいつものコース。途中の何か所かで、テッポウユリとタカサゴユリが咲いているのを確認。ヒンヤリした山道が心地良い。この朝も野菜の苗に水やりしたのに、午後にはもうカラカラに干からびていた。室温が34度だから無理もない。居間のクーラーを点け、のんびりと過ごした一日。夕方、この日2度目の水やり。 8月24日(金)。珍らしく朝まで熟睡。洗濯物を干したが雨が降り出し、慌てて取り込む。畑の野菜と庭木には恵みの雨。昼寝中に雨は止んでいた。夕方の散歩でE名さんと遭遇。来月走友会の仲間と共に、長野で走る由。夜手紙を書く。幾つかの疑問点をつぶさに記し、その団体に訣別を告げた。ようやく懸案事項に決着をつけてさっぱりした気分。これからは自らの意思での自学自習となる。 訣別三首 弁明は無用真理は歌にあり 言霊こそがわれの先達 *ことだま *せんだつ 一切の虚飾を捨てて旅に出ず 葉月の蒼穹はわが前に青し *そら 沈黙はもっとも鋭利な言葉なり 弱りし鼓動いま蘇る 岡山のHさんから「筑波悪友会」の通知。開催日時は11月30日と翌日の12月1日にかけて。場所は愛知県蒲郡市。当初参加予定だった三重のF氏が不参加とのこと。一体どうしたのだろう。山形市での「みちのくウォーク」と期日がダブらなくて良かった。両方参加出来そうで一安心。来年のため自宅から作並温泉までの距離を計測したら32km。これじゃ走るのはちょっと無理みたいだねえ。 本日の写真は、7月14日に訪れた鵜の巣断崖(岩手県陸中海岸)付近の野草など。ただし、タカサゴユリはわが家の庭で撮影したものです。
2018.08.26
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~急にヒンヤリし出した仙台~ このブログは2日前の土曜日に書いている。日曜日は早朝から出かけ、16.5kmを走る予定。最近走っている(と言っても歩くようなスピードだが)距離の約2倍なので、かなり苦しむことは覚悟の上。自分では最悪の場合歩いても、何とかたどり着けると踏んでいる。だが帰宅後、疲れで翌日分のブログが書けないことも想定し、準備したのがこれ。 日本ボクシング連盟の山根前会長が、関西連盟及び奈良県での役職からも全て辞任する意向を示した。ヤレヤレだ。893紛いの人物が奈良県内でのもめ事を治めたことをきっかけに、日本のアマチュアボクシング界の最高位にまで昇りつめ、アジア地区の役職を務めていた事実に驚く。絶対的な存在でほとんど異論を差し挟む余地もなかった体制が、333名の告発から始まってついにその牙城が崩れた。 そんなドロドロした話に比べ、大分県のベテランボランティアさんの活躍には心を打たれた。魚屋を辞めた65歳からボランティア活動に打ち込み、東日本大震災などの支援活動をされて来た由。そして今回、周防大島で2歳の幼児の命を救った。お礼を一切受けず、入浴や食事も拒む78歳。その翌日には早速広島県坂町の水害現場で、ボランティア活動を開始したと言うから頭が下がる。実に立派な男だ。 強い西風が吹いて、急速に秋の気配が深まった仙台。金曜日、洗濯物を干した後は、ひたすら料理に打ち込んだ。4度目のゴーヤの佃煮と3度目のゴーヤチャンプルー。キュウリの酢の物。炒飯と焼き魚などだ。台所の裏でテッポウユリ(上の写真)が咲いているのを見つけたのもそんな時。今、庭のそこここで、テッポウユリとタカサゴユリの美しい蕾が膨らんでいる。 土曜日は未明に目覚め、友のブログにコメントした後庭へ出た。草取りをする積りが、急遽予定変更し、ゴーヤとトマトを全て処分。ゴーヤは前日収穫したのが最後で、冷蔵庫に4本ほどある。トマトはまだ青いのも含めて、今回全部獲った。50個近くあるが、いずれは赤くなって食べられるようになる。ネットと支柱と苗を外す作業に、2時間以上かかった。これから畝を耕し、秋冬野菜の種蒔きの予定。 裏の畑でカボチャ3個発見。1個は気づいていたが、今回新たに2個見つけた。渇水で実はどれも小さいがわが家にとっては貴重品。このまま蔓に残しておくと完熟し、美味しい実になる。ミョウガは15個を全部刻んでゴーヤの佃煮に混入。目下畑に残った苗は、ナス、パプリカ、インゲン、ネギ、雲南百薬のみで、急に広々と感じられるようになった。 木曜日の俳句教室では、先生がヌサマイさんの作品をべた褒めし、彼女の代表作になると断言。一方、私が提出したのは、沖縄勤務当時の「事件」を詠んだ下記の作品。 熱帯夜ガジュマルの根の向かふ先 密かに心配した通り、盆栽程度でしかガジュマルを知らない人には、樹高が20mを超え、二重三重に気根や支柱根が取り囲む偉容は想像出来ないのだろう。残念だが自分で選んだ句なので、仕方がない。 先生もどうにか直そうとするのだが、結局は手に負えなかった感じ。ただし文法に関する意見を先生から求められることがしばしばあり、私にはとても嬉しく、かつ励みになっている。講習後、これからも沖縄風俳句を提出しますと宣言すると、「文法が正確」と改めて褒められた。「毎日ブログを書いてますから」と返す。喫茶店でのヌサマイさんとの話については、別な機会に書きたい。 土曜日の未明に目覚めたのは、冷えを感じたせい。前夜は久しぶりに暖かい風呂を沸かし、タオルケット、毛布、夏蒲団を掛けて寝た。翌朝は冷え込むと予報で聞いたためだ。寒く感じてトイレに起きたきり、眠れなくなった。しきりに虫の音が聞こえる。さて、「作並ラン」は無事完走したことだけを記しておこう。甲子園の試合は、いよいよ今日が準決勝。やはり秋が近いのだろう。
2018.08.20
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~距離は16.5km~ 先々週の土曜日の朝、打ち上げ花火が鳴った。「あれまあ。今日は一体何があるんだろう」。私はそんな風に思いながら一日を過ごした。夕方にも打ち上げ花火。それでようやく気が付いた。そうか、あれは隣町の夏祭りの合図。それで朝から花火を上げていたんだ。そして夜の8時、ドカドカと花火が上がり始めた。ああ、フィナーレだな。取材には行けなかったけど、頭の中で花火を思い浮かべた私だった。 翌朝、早朝から庭に出て片付けを始めた。枯れたキュウリの苗を切り、ネットを外す。ミニトマトの苗も切り、2本とも引っこ抜いた。あれほど勢いがあったのに、今ではほとんど実がない。少々青い実も採って集めた。これでも暫く置けば色づいて食べられる。自分が作った野菜を粗末には出来ないのが私の性分。シソも一番立派な苗を残し、後はほとんどを抜いた。種を採るのは1本で十分なのだ。 庭と畑の草取りを開始。朝の涼しいうちに1時間から2時間の作業。それを3回続けたが、まだ半分は残っている。キンミズヒキに続き、今回はワレモコウも抜いた。背が伸びてみっともないためだ。増え過ぎたミントもかなり切ったら、小ざっぱりと。トマトはバッサリと剪定。今年もいよいよ、秋冬野菜の種蒔きの時が近づいた。そろそろ畝を耕さなくちゃ。 枕カバーを買った。消費税込みで410円。これまでのは20年使った。色は褪せ、布地が破れて来た。臭いも沁みついていたはずだ。前妻は私の寝具になど関心も持たず、一番安いのを買って与えただけ。その「呪縛」から逃れ、今回初めて自分で買った。こんな値段で夢と安眠が得られるのなら、何と安いことか。年老いた私のささやかで嬉しい買い物。 お盆に入り、自転車で兄宅へ行った。その途中で雨が降り始め、着いた頃には本降り状態。生憎兄は介護施設へ出かけていて留守。まあ居ても口が利けないため変わりはないのだが。兄嫁とは何でも本音で話す。自分の体調や趣味、現在の生活ぶり、将来への不安なども。親戚の現状も兄嫁を通じて聴ける。彼女はもう50年以上も一家を代表して、親戚付き合いをして来たのだ。両親と姉に線香を上げて帰宅。 赤ちゃんが誕生したかつての部下夫妻に、礼状代わりの残暑見舞いを出した。富士山頂から今年も葉書を投函してくれた、かつての走友にも残暑見舞い。以前から探していた封筒や便箋、絵ハガキなどが今回ようやく見つかった。引き出しの定位置にきちんと置かれていたのに、気づかなかっただけ。第一の懸案事項はまだお預け状態だが、体調の回復を見ながら決着をつける積り。 さて今日は早朝に家を出る。自転車で最寄り駅に向かい、電車を乗り継いで愛子駅へ。そこからゴールの作並温泉を目指して走る。ジョギングシュミレータで測定した結果、距離は16.5km。今の私なら4時間はかかる。幸い気温は30度以下なので何とか走り切り、かつてのウルトラマラソン仲間と久しぶりに再会、乾杯する予定。帰宅は遅くなりますがよろしくね。では、行って来ます。
2018.08.19
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~命との競争、時間との競争~ PCの調子が悪い。いや、悪いなんてものじゃなく、これはいよいよ末期症状かと思えるほどの状態だ。先日などはプラグを全部で6回ほど引き抜いた。そうしてセットし直し、何とか立て直しを図る。本当にこれはウインドウズ10の影響か。何らかのウイルスに汚染されたのか。それともPC自体の寿命が近づいたのか。メカに弱い老人に、何が出来るのだろう。せめて何日分かを予約で書くくらいしか出来ない。 体調も悪い。先日来の熱中症の後遺症もあるが、あることで良く眠れてないのだろう。そんな中でもやるべきことが幾つかある。何日かぶりの洗濯。1週間ぶりの買い物。そして2週間ぶりの掃除。1か月ぶりの資源ゴミ搬出。お盆休みが近いせいか、鮮魚も青果も値段が上がっていた。これが社会の実相で、年金暮らしの爺もその影響は避けられない。 限りある時間。限りある生命。その中で優先すべき事項は何か。そしてPCがダウンする前に、書くべきことは何か。考え出したら収拾がつかなくなりそうだ。喩えてみれば、大海に漕ぎ出すカヌーみたいなものか。自分ではしっかりとオールを握り、しっかりと目的地へ向かっていると思っていても、実際は大きなうねりに流されて、どこか知らない島へと流されてはいないか。いや、島があるならまだマシ。 眠れない原因は分かっている。暑さもあるが、そればかりじゃない。「あること」に決着をつける必要性を、自分の心が求めているのだ。それで長い手紙を書いたのだが、その返事を読んでますます複雑な気分になった。世の中には何と心が通じないものがあることよ。こんな歳になっても、不可解と言う魔物と対峙しなくちゃいけないとはねえ。私の価値観とはずいぶん違うもの。それがあることだけは分かった。 寝たきりの兄は元気だろうか。そろそろお盆なので、訪問しなくちゃね。その前に先ずは墓参りかな。月に1度の俳句教室の準備もしなくちゃ。1週間後に迫った「作並ラン」。今の体調で、果たしてゴール出来るかどうか。東京の息子2人からは音沙汰がない。まして前妻と暮し、私とは親子の縁を切ったと電話で告げた長女からは、その後何の連絡もない。おお、自由と言う名の不自由な世界よ。 かつてのネット仲間でウルトラマラソン仲間が、今年も富士山頂から出した暑中見舞いが届いた。ご丁寧に残暑見舞いとなっている。今年前半に訪ねた土地の小さな写真が12枚。うち1枚は、埼玉の「吉見百穴」みたいだが、後は不明。それにしても、もう会わなくなって20年と言うのに、相変わらず葉書を出し続けてくれるのはなぜ。ひょっとしたら、今でも私のブログを読んでくれているのかもねえ。 また手紙を書かなくちゃいけないね。きっとそれが最終通告になるはず。そして残暑見舞いの返事も書きたいな。長年の友情に対するお礼の気持ちを込めてね。後は体と心の回復次第。ゆっくり、ゆっくりとでも前へ進めれば良いさ。ササゲの葉が風に戦(そよ)いでいる。ムクゲの花が小刻みに揺れている。そしてレースのカーテンがはためく、静かな日曜日の午前中。 たとえどんな結末が待っていたとしても、それを受け入れるのが人生なのかもね。だって、自分が選んだ道であり、自分で描いたストーリーなんだから。誇りは胸に刻んでおけば良い。自分が分かっているだけで十分。やがて夕暮れが近づき、ゴールが近づく。それはね、人生もまたきっと同じなんだろうな。人生にも夕暮れやゴールはあるんだよ。自分1人の、そしてたった1回だけの。
2018.08.14
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~台風が去っても~ ここ数日、結構大きな報道が続いていた。台風13号のことだ。このまま予報に沿って進めば、仙台が直撃されるのではないか。そう考えて雨戸を下ろした時も。念のため、物干し竿だけは外してベランダに置いた。あくる朝は晴れ。これは良いぞと、早速洗濯を始めた。それを干し、屋外の掃除を始めて、ようやく気づいた。しまった。外へ出していた玉ネギがびしょ濡れだ~っ。 じゃが芋は掘り上げてから2,3日干せば、物置へ入れても大丈夫。だが、玉ネギは長期間陰干しする必要がある。それで台所の後に干していたのだが、軒が浅いため雨が吹き込んだのだ。1個ずつ取り上げ、タオルで拭いて干し直した。それが2籠分。たちまちタオルが泥で汚れた。ついでにモッコウバラを剪定し、落ち葉を掃除し、風で倒れないよう動かしていた植木鉢を元に戻した。 元気が無かったシンビジウムとランも外へ出し、日陰に置いた。室内で頻繁に水やりしたのでは成長に良くないと判断。シャコバサボテンなどの植木鉢に生えた雑草を抜く。次に畑を見回ると、ミニトマトはここ数日の雨でほとんどの実が割れ、もうお終いの状態に。剪定したナスと、パプリカは雨で元気回復。トマト4個ほどと雲南百薬の葉30枚ほどを収穫。これはお浸しにした。 ゴーヤも4本を収穫。大きさはさほどでもないが、既に成長を終えている。これは3回目の佃煮か、2回目のゴーヤチャンプルーにする予定。塩で軽くもんで、サラダにしても美味しい。なおキュウリは先日最後の収穫をしたが、3本中2本を使って酢の物を作った。7月に種を蒔いた分はついに発芽しなかった。多分気温が高過ぎたのだと思う。 思いがけない発見もあった。ミョウガだ。我が家では、毎年お盆の頃に出るのだが、今年は異常なほど気温が高く乾燥が進んだため、ホースで水まきするのが夕方の日課だった。きっとそれが良かったのだと思う。定番は麺類の薬味だが、にととらさんのブログによれば、「卵とじ」に最適とか。なるほどねえ。それはさっぱりして美味しそう。一度試して見る必要があるね。今回は15本の収穫だった。 他にも発見があった。ノボタンが初めて咲いたのだ。わずか3輪ほどだが可愛い。冬は大きな鉢を室内に運ぶのが大変。そんな苦労を重ねての開花だけに、とても嬉しい。シソ数枚も収穫。午後からはゆっくりと高校野球を観戦して、幸せな気分に浸っていた。だが、どうも外の様子がおかしい。良く見るとにわか雨が降り出したようだ。慌てて洗濯物を取り込む。やれやれと思ったのも束の間・・・。 大切なことを忘れていたことに気づいた。あっ、玉ネギ。大雨でズブ濡れの玉ネギを拭き、干したままにしていたのを忘れていたのだ。慌てて物置へ運んだ。間一髪セーフ。開けていた窓も全部閉めた。その直後、物凄い勢いで雨が降り出した。一瞬稲妻も。これはもう豪雨と言うべきレベル。予報でも降るとは言っていたが、まさかこんな土砂降りとはねえ。たまたま家にいて良かったね。 Kさんからメールが来た。10月27日(土)の「みちのくウォーク」の案内だ。今年は仙台から山形へ移動し、山道など10kmを歩く由。参加希望と懇親会へは出ない旨返信した。ただ、同じ頃に筑波勤務時代の恒例行事があるため、重なった場合は再度連絡することも。山形は4年間勤務した土地柄。仙台から通勤していたのだが、懐かしさは変わらない。先ずは8月19日のランをクリヤーしないとね。
2018.08.11
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~台風13号の行方は?> この日記は予約機能を使って書いている。だからこの時点では台風13号の行方がどうなるかは不確定。他の記事にもあいまいな点はあるが、それも面白いんじゃないかな。「人生は実験の場」と思う私にとってはブログも同様。バカボンの父ではないが、「それで良いのだ」。雨に祟られた仙台七夕(8月6~8日)。取材する気が全く起きなかったのが不思議。台風に備えて、物干し竿を片づけた 熱中症に罹った日以来、体調が良くなかった。きっとそれまでの酷暑で疲労困憊状態だったのだろう。確実に睡眠不足もあった。体を休める口実が出来たものの、その後も頭痛は続いた。その代わり連日の雨で、庭木や畑の野菜が元気になってくれた。そして7日は立秋。暦の上だけだが、降り続く雨で気温が下がり、少し体が楽になって来たのが嬉しい。 家にいる間、台所に立つことが増えた。生きるためには食べる必要があるし、何か料理を作る必要がある。それに我が家では、自分が行動しないと食べ物は出ない。作ったばかりの梅干しを試食した。これが実に上出来。ゴーヤの佃煮も食欲をそそり、直ぐにそのほとんどを食べ尽くした。豚肉の味噌漬けも美味かった。どんな安い材料でも、それを最大限生かして使うのが自分流。 トマトとミニトマトはほぼ終わったが、収穫物はしっかり冷蔵庫で保管中。そのジュースも貴重品だったが無くなった。好調なゴーヤを使って、2度目の佃煮作り。今回は刻んだ竹輪、切り昆布、挽肉と一緒に煮た。梅酒の梅の実も擦って入れた。味付けは前回よりテキトーだったが、コクのある美味しい佃煮が完成。自家製の梅干しとゴーヤの佃煮が食欲増進を促し、夏バテ防止に繋がっている。 大量にある梅酒の梅と梅ジュースの梅を使い、ジャムを作ることをふと思いついた。おろし金で擦り、バナナと桃を刻み、牛乳、ヨーグルト、少しの砂糖を入れ、弱火でグツグツと煮込む。ふんふん。ほとんどお金のかからないジャムの完成。だがソーセージみたいなので、改めてスモモを入れた。今度は薄紅色のジャム完成。我ながら上々の出来で、何だか嬉しい。 8月19日(日)の「作並ラン」に備えて、時刻表を調べて驚いた。日曜日のせいで、ちょうど良い電車がないのだ。6時過ぎので最寄り駅を発つと、愛子駅に着くのが7時過ぎ。当初の予定では熊ヶ根駅から走る予定でいた。それなら9km弱。いつもと同じ距離なので多分大丈夫のはず。ところが愛子からだと13.5kmから14km。最近そんな距離を走ってない自分には、果たしてどんな結果が待っているのだろう。 正確な距離測定のため「ジョギング・シュミレーター」を使おうとしてビックリ。何とウイルスに汚染され、別なファイルへ誘導されるのだ。仕方なく諦め、地図から目分量で距離を割り出した結果が先の距離。当日の体調と天候。道路の状況と自販機の有無が決め手。ゴールの集合時間に合わせ、リュックを背負って走るのは何年ぶりだろう。そしてその体力が、果たして今の自分に備わっているのかどうか。 さて日本ボクシング連盟の山根会長が、昨日辞任表明した。連盟会員333名の告発、スポーツ庁長官の辞任勧告、JOCからの第三者委員会設置要請、連盟理事の辞任と会長の辞任要求などから、彼に逃げ道はなかった。なぜ怪しげな人物が「終身会長」に祭り上げられ、不正審判や不正経理が横行したのか解明はされていない。またこれで解決ではなく、同連盟の改革への道はかなり厳しいのが現実だ。
2018.08.09
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~気息奄々の夏~ 近所のHさん宅のキウイの葉が枯れ始めた。しばらく雨が降らず、実もかなり小さめとのこと。我が家の畑の野菜も同じように影響を受けている。トマトは5段目付近まで、ほとんど収穫を終えた。猛暑の今年は一気に完熟状態になったのだ。あれほど獲れたミニトマトも、かなり実が減った。葉が枯れて中の様子が丸見え状態。雲南百薬の葉は小さく、次の葉がなかなか生えなくなった。 成長が止まったナスは枝と葉を剪定。新たに芽生えたら嬉しい。キュウリは完全に枯れ、パプリカは水やりした翌朝は元気なのに、夕方には完全に萎れた状態。きっと根が浅いのだろう。裏庭のカボチャはたった1個だけ大きくなった。それで十分。あまり実が付いても痩せ畑の苗には負担だ。ゴーヤはまだ収穫が期待出来そう。そのゴーヤの佃煮と手製の梅干しとが、今私の命を救っている。 短歌の会の先生が散歩がてら作品への添削を届けてくれた。一緒に、先日彼が議長をしたある会議の写真と記事が同封されていた。私は長い手紙を書いた。添削は私の作品の趣旨に沿わないと思うこと。議長の思い出は私とは全く無関係であること。先生を含め会員の歌に感動を覚える作品が少ないこと。その他、日頃から感じている疑問点などを正直に記した。 さらにブログが自分の表現の場であること。毎日700名以上の読者が観ており、そのことに責任を感じていること。独り暮らしの自分が、毎日精一杯生きていることなども記した。最後に「先生が怒るなら大いに怒って結構」とも。男は常に男の人物を推し量る。相手にどれだけの器量があり、何を言わんとしているのか。地位や名誉は関係なし。歌詠みならどんな風に生き、どんな歌を詠むのかを。 これで破門されることはあるまいが、今後何が起きても驚かない。それだけの覚悟を持って私は生きている積りだ。以下に心情を詠んだ。 一切の虚飾を捨てて旅に出づ 八月の空はわが前に青し 弁明は無用真理は歌にあり 言霊こそがわれの先達 *ことだま *せんだつ 沈黙はもっとも鋭利な言葉なり 弱りし鼓動今蘇る 先日の朝、起床直後に体調の異常を感じた。「これは熱中症だな」。前夜はアイスコーヒーとアイスココアを立て続けに飲んだ。結果はてきめんで、夜中に何度かトイレへ。だが私は「鼻呼吸テープ」を口に張っているため、水が飲めなかった。PCも不調で、立ち上がらない。その日は、良く冷えたビルで合唱を聞いた。その寒さのせいか、夜中まで激しい頭痛に襲われた。2週間後の「作並ラン」が、ちょっぴり心配だ。 その合唱だが、結局待ち人が現れることはなかった。99.9%可能性はないと思っていたが、残りの0.1%に期待したのも確か。だが、名の知らぬ誰かがブログに優しい言葉を書き込んでくれたことは事実だし、大事に思っている人が私にいる事実は変わらない。いつまでも現れない人を待つ間、私は風景を撮り、建物を撮った。洒落た写真を撮れたことが、その日のご褒美になった。 熱中症の症状に苦しんだ朝。待ち人も来ず、体が冷え切った昼。深夜まで頭痛が消えなかった一日。それでも私は満足だった。美しい音楽が聞けたこと。50数年ぶりに合唱団の指揮者やかつての仲間の姿を遠くから眺められたこと。そして大事に思う人が心の中に住んでいること。それだけで十分ではないか。翌日の日曜日は朝から散歩し、1週間ぶりに買い物へ。午後は久しぶりの雷雨。それらの全ての事象に感謝だ。
2018.08.06
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~わが家の野菜をカット代わりにして~ ナス 早朝に散歩していたら、犬がワンと吼えた。ニャンなら珍しいがワンは普通。だが犬のしぐさに見覚えがあった。「奥さんは認知症?」。男の人に私は尋ねた。失礼この上もない言葉なのに、彼は「そうです」と。奥様の歳を尋ねたら、68歳とのこと。彼は2つ年下の由。あれは7年も前のこと。チャイニーズ何とかと言う種類の犬を連れた女性と、朝の散歩で良く出会ったものだ。 インゲン 優しそうな女性で、毎回同じことを話しかけて来た彼女。それがいつの間にか姿を消し、代わりに同じ犬を連れた男の人が現れた。思い切って尋ねたら、奥様は認知症との答え。あれから何年経ったのだろう。私よりかなり若い夫婦が、認知症の妻を支えて生きる姿。「また声をかけてくださいね」。そう言って、彼は静かに立ち去って行った。それにしても離婚調停に訴えた妻は、一体何を考えていたのだろう。 愛犬の死して早くも七年目 七十半ばのわれは独りに カボチャ その他にもかつての「犬友」がいる。プードルの「シンノスケ」の奥様はガンで亡くなられ、その後ご主人が散歩に連れ出している。ゴールデンレトリバーを連れた小父さんとは、いつの間にか会わなくなった。ワンちゃんが高齢で死んだのだ。愛犬マックスの死とほぼ同時期だった。そして今朝は2匹のブルドッグ連れの若い人。「いつもは奥様が散歩させてますよね」と言ったら、893風の男が頷いた。 凡庸の齢重ねて生くるとも かけがえのなき命なりけり *よわい ミニトマト 台風12号は通常とは逆のルートを通った。まさに迷走台風だ。先の水害で大きな被害を出した地域は、大変だったのではないか。仙台は雨も風も弱かった。いつもよりヒンヤリした大気の中を走り、そして散歩。最近は自分の健康を優先し、出来るだけ体を動かしている。そうでもしないと、独り暮らしの老人の命など簡単に縮まってしまうからだ。 庭の草取り終え一息つきしころ 次なる草のまた萌え出でぬ キュウリ 次の日曜は町内会の定例草刈り日。当然参加するが、その後に今回は川の掃除もするらしい。この春、それを執行部が提案したら、反対意見が出たそうだ。理由は高齢な町民が行うのは危険過ぎるとの意見。もっともだと思う。川底へ降りるには長い梯子を使うしかないし、急こう配の箇所が多い。そして川底がヌルヌルして滑り易い。保険加入もないそうで、目の悪い私には到底無理と判断せざるを得ない。 妻は去り子は離れゆく定めとて わが人生に疑念はあらじ 梅干し 天気の回復と同時に梅干しを干した。今年収穫した庭の梅で、私が作った物。梅酢も良く上がり、赤シソの色がちょっぴり染まっていた。数えたら全部で71個。苦心して密封したせいか、カビも無し。今年は完熟に近い梅なので、きっと柔らかくて美味しい梅干しになってくれるだろう。3日間干したら、シソや梅酢と共に梅を瓶に戻す。うんときれいな梅干しにな~れ!! 梅干しに仄かな紅の色移り 真夏日再び台風の後 赤シソ どうにもPCの調子が悪い。「これはウインドウズ10が原因」。電気屋の息子はそう言うのだが、特段何もしてくれなかった。そこで最近「荒療治」を始めた。不調の際はネットの電源を引き抜いてしまうのだ。インスタントラーメンではないが、抜いた後3分間じっと待つ。それで復旧しない場合はもう一度繰り返す。すると、ちゃんと動くことが多いんだよなあ。『不思議な国のアリス』我が家版。 ゴーヤ 先日大きなゴーヤを5本見つけ、うち2本を収穫。これなら十分料理に使えるし、残りはまだ成長する余地ありと判断。私の家庭菜園歴はランニングの次に長く、40年近くの経験がある。今回は余分な蔓を切ったこと、追肥したこと、台風の余波で適度の雨が降ったこと、高温が続いていることが急成長の要因だと思う。野菜急騰の昨今、私にはとても嬉しいプレゼントだ。 ゴーヤチャンプルー 早速ゴーヤチャンプルーを作った。材料はゴーヤ1本半。中の苦い綿をスプーンで取り除いて刻む。キュウリとパプリカと刻みシソ少々。木綿豆腐3分の1。溶き卵2個分。豚の3枚肉適宜。味付けは塩コショウ。コンソメ2個。削り鰹と出汁の素。見た目は今一だが、味も栄養も抜群ですぞ~。 苦瓜を刻み豚肉豆腐などと 炒めて旬のチャンプルー作る トマト トマトとミニトマトで、今季2度目のジュースを製造。味付けは塩と砂糖、レモンのしぼり汁、ミントの葉を少々。最後に雲南百薬、小松菜、ホウレンソウのお浸しも。溜まった洗濯物などもあり、充実した台風明けの朝となった。 老いて生くる夏は厳しき季なれど 今朝もトマトを十個もぎたり *とき ネギ 7月のランニングは、9kmコースを10回走った。このほかウォーキング換算の運動が45km分。合計で135km相当となった。酷暑の中、現在の健康状態としては、良く頑張った方。きっと生き甲斐が見つかったせいだろう。有難いことと、心から感謝している。東北楽天にも強さが戻りつつあり、幸せな気分だ。 蝉しぐれ鳥の声聴き走る朝 山百合の香の漂う小径
2018.08.01
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~少し涼しい仙台から~ 旅行から帰った翌朝、庭木の様子がおかしいことに気づいた。黄金ヒバの葉の色が半分変色してる感じ。そこでせっせとホースで水まきをしたんだ。次の日も次の日もね。でも元の色が蘇ることはついになかったんだ。名前の通り、毎年春先にはきれいな色の新芽が萌え出して、まさに黄金のようだったのさ。試しに一枝伐ってみたら、もうダメ。完全に枯れていた。思い出の植木がまた一つ庭から消えた。 家の周囲、庭、そして畑。この暑さで繁りに繁った雑草を、5日ほどかけて抜いた。作業は専ら朝の涼しいうち。それでも1時間以上体を動かせば、汗だくになる。そしてお決まりの水シャワー。これが実に気持ちが良いんだよね。ふふふ。庭がきれいになったことも嬉しいし、体が動くことも嬉しい。去年の夏は本当に体調が悪かったからなあ。だからこそ健康であることの有難さを痛感するんだよね。 ゴーヤの蔓がいつの間にか、ネットをはみ出して擁壁の向こう側へ伸びていたことにようやく気付いた。そこはお向かいさんの駐車場。慌ててお詫びを言った。Kさんは言う。余計な蔓は切った方が良いんだよ。大きな実を獲るためにはね。そうか。考えてみたらそうだよね。トマトの脇芽を摘むのと一緒だもの。そしてネットを良く見たら、小さなゴーヤが4つほど実っていたんだ。 そこで裏庭のカボチャも見てみた。そしたら小さな実が幾つか出来ていた。ただしそのままでは大きくならない。雄花の花粉が雌花の雌蕊に着かないとダメ。人工的に受粉させる方法もあるが、あえてそのまま放置することにした。本当は無駄な蔓も切った方が良いんだけど。狭い裏庭の通路一杯に広がったカボチャの蔓。実は3個も出来たら上出来じゃないか。何事も欲張らないのが肝心。経験上、そんな風に思う。 先日の早朝、ランニングに行った。いつもの裏道だ。最近は少し涼しい仙台。早朝はなおさら爽やか。そして驚いた。何と数日前には見えなかったヤマユリが、5か所ほどで咲いていた。ああ、消えてはなかったんだねえ。ちょっと咲く時期が違っていたんだね。嬉しいな嬉しいな。そしてその数日後には、ウバユリも2か所で咲いていた。ええっ、こんなところで?意外な発見ほど嬉しいことはないねえ。 部分入れ歯を装着して噛んだ後の痛みに、ずっと耐えていたのだがそれも限界だった。週明けに歯医者に行くと、ドクターはもう来院の理由を察知したようだ。診察してもらうと、相当腫れが酷かったようだ。彼が言うには「歯茎の柔らかい部分が薄かったせい」と。そして入れ歯を削って調整した。2週間は食事以外の時に外せば、痛みと腫れは取れる由。だが私は2週間ずっと外す。これも自己防衛だ。 別な日、自転車に乗って新しい街を観に行った。そこは今では走らない11kmコースの広大な田圃の跡地。国が予算をかけて大規模圃場を整備した地区。それが何十年後には稲作を止め、マンモス団地に生まれ変わる。何と言う農業政策の崩壊。いや、これが時代の流れなのかも。畑の野菜の話、ランニングコースの花の話は別途書きたい。今朝は獲ったトマトでジュースを試作。我ながら実に美味い。 急カーブで襲って来る今度の台風。どうぞ大きな被害が出ませんように。
2018.07.28
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~真夏日・猛暑日~ 兜 仙台は30度越えの真夏日が1週間以上続き、昨日はとうとう36.7度、つまり猛暑日になった。この暑さは全くの異常で、各地で熱中症で亡くなる事故が起きている。私も朝から空調機を点けたり、扇風機をフル回転させている。命には代えられないものね。夜も極力扇風機を回して眠る。朝の室温は28度で熱帯夜。睡眠不足は熱中症の引き金になるが、昼寝でも解決しないと言われている由。 今は涼しい朝のうちに、庭仕事や畑仕事を済ませている。インゲンには支柱を施し、いただいたネギの苗40本ほどを東の畑に植え付けた。トマトの剪定とミニトマトの茎の捕捉。草取りと水やりなどなど。剪定した樹はレンギョウ、バラ、ムラサキシキブなど。ノコンギク、キンミズヒキはほとんど抜き、増え過ぎたハーブもバッサリ。鬱陶しい山芋やヘクソカズラの蔓は引っこ抜いた。作業はまだ続く予定。 何度も書いた通り、この暑さでトマトやミニトマトの成長が著しい。と言うか、一斉に完熟し始めた。だからせっせと収穫した野菜をご近所に配って歩くのが朝の仕事になった。昨日は暑中見舞いを下さった短歌の先輩宅まで届けた。「私が作った野菜です」と手渡すと、先ず仏壇に上げてからいただく由。恐縮ではあるが、作り手にとっては粗末にされるよりずっと嬉しい。 先日の旅行のお土産を届けたら、その日の夕方Kさんがぶらりと我が家へやって来た。奥様の手料理を届けてくれたのだ。焼き豚、煮物、山形名物の「おみ漬け」、そしてサンチェの葉。これでメニューのバリエーションが増えたが、自分でもおかずを何点か作り置きした。栄養や経費の点から、極力自家製野菜を使うのはもちろんだ。 ポテトサラダのうちジャガイモ、玉ネギ、キュウリは自家製。海藻とさつま揚げなどの煮物。これは乾燥ヒジキや切り昆布など全てあるものの再利用。ナスとキュウリの塩もみにはキュウリとシソの葉を使用。ホヤの酢の物にはキュウリを使用。具だくさんの味噌汁も4回分を纏めて作り、冷蔵庫に保管している。使う食材と作る順番、味付け、自分の食欲をそそる物などを考えるのも、全てが訓練になるはず。 お子さんが誕生したかつての部下からは、お礼の品として「一口釜飯」と「お吸い物」が届いた。もう1点届くと書いて来たが、一向に届かない。まあ忘れていても良いのだ。何せ私は現役の家政夫みたいなもの。極力自分で作るのをモットーとしているが、釜飯とお吸い物には、各1回ずつお世話になった。確かに急ぎの時や、食料品が乏しくなった時は有難い。感謝感激雨あられ。 「〇子さんはご在宅ですか」と電話から声。かけて来たのは地域の生協。お中元の季節なのか、今年はまだ注文がないための督促なのだろう」。「〇子とは離婚したので家におりません」。電話の向こうで「あっ!」と言う小さな叫び声。こんなことが昨年から4度目。「早急にデータを修正してください」。私が静かに話すと、恐縮したような先方の声が、受話器の向こうから聞こえた。全く失礼な話。 岡山のHさんからメールが届いた。筑波勤務時代のOB会の日程調整だ。10月から11月にかけての金曜日と土曜日が予定日。まだ何の予定も入ってない私は全て参加可能と返信。三重の後輩Fさんが、今回は参加出来るかも知れないとある。もし会えたら8年ぶりくらいだろうか。いや10年になるかも。皆歳を取り風貌も変化したが、あの激務を凌ぎ合った筑波の麻雀仲間との再会は格別だ。 大相撲夏場所は関脇御嶽海が幕の内優勝。今場所は3横綱、1大関が休場して話題性に欠けた。それが若手の幸運に繋がったはず。彼は前場所が9勝6敗、今場所が13勝2敗の優勝だから、来場所はいわゆる「大関獲り」がかかる。初土俵から3年半での優勝は、猛スピードでの出世と言えよう。全国各地では高校野球の県予選が進行中。熱中症には十分に注意し、ぜひとも甲子園目指して頑張って欲しい。
2018.07.23
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~真夏の暮し~ 南天 庭の花を撮ってはいたが、旅の話が続いて久しく出番がなかった。そこで日常のことを書きながら、カット代わりに庭の花を生かしたらどうだろうと考えた。仙台は梅雨明け宣言の前から猛暑が続いているが、少しは涼しさを感じてもらえたら嬉しい。 バラ 6月下旬に紀伊半島へ旅した。その2週間後、7月中旬には岩手の陸中海岸へ旅した。片方は歴史の勉強が目的で、もう一方は観光の積りだった。その目的は一応果たした。いや思惑以上の収穫だったと言える。そして新たな自信も生じた。それは自分の体力がまだまだ捨てたもんじゃないと言う実感を得られたことだ。どちらも急な石段や階段を上り下りしたのだが、徐々に体が慣れて行ったのには驚いたものだ。 クチナシ 紀伊半島の旅から帰って1週間後のこと、「これは走れそうだ」と閃いた。膝の嫌な痛みも消え、体調の不調も感じなかった。それでいつもの9kmのコースに出かけた。5月下旬以来のランニング。6月は全く走れなかった。ノロノロでも気分は爽快。その日を入れて4回走れた。いずれもまだ涼しい早朝のうち。実は8月中旬に、かつてのウルトラマラソン仲間と走る集いがあるのだが、そのための訓練でもあった。 ユリ 走れたのは嬉しいのだが、淋しいこともあった。なんと昨年までコースのあちこちで見かけたヤマユリの姿が全く見当たらないのだ。開発が進んだために消えたのか。それとも誰かが盗掘したのか。案外私の記憶が杜撰で、咲く時期を間違えて記憶していたのだろうか。出来ればそれを願っている。ある家の塀に咲いていたユリの香りを嗅いでみたが、ヤマユリの強い芳香はない。写真のユリはわが家の庭の主。 バラ 短歌の先生に20ほどの作品を書いて送った。来年発行される合同歌集に載せる候補を選んでもらうためだった。だが返されたものには丁寧な添削があった。意に添うものもあれば、添わないものもある。私は素人だが、自分の直感を大切にしたいと思う部分もある。そこで手紙を書いた。歌の背景にある実際の暮らしぶりと、私の生きざまをそのままに。また先生から葉書が届いた。今度は暑中見舞いだった。 ヘメロカリス 歯医者で「部分入れ歯」を作ってもらった。歯を抜いてからもう3か月以上は経ったはず。歯茎の安定具合を見ていたようだ。早速はめて食事もした。違和感があり、軽い痛みも感じる。これまで歯が少なかった時は、良く噛んで食べた。ところが部分入れ歯に慣れないせいか、痛みを感じて噛む回数が減ってしまった。これでは入れた甲斐がない。違和感に耐えて、慣れるしかないのか。そして贅沢な悩みなのか。 グラジオラス 先だって歩いて買い物へ行った日のこと。途中で小雨が降り出した。しまったと思ったが、そのまま予定通り買い物を続行。慌てて家に帰った頃、本降りになった。玄関に荷物を置いて2階のベランダへ急行。手すりに布団を干したままだったのだ。ほどなく電話が鳴った。大学時代の学友だった。近くまで来た時、布団が干されたままなのを見た由。玄関のチャイムが鳴った形跡もあった。これは近所の人か。 ハイビスカス 去年は全く咲かなかった鉢植えのハイビスカスが、たった1輪だけ咲いた。外に出し、せっせと水やりはしていたし、雑草も時々は抜いた。今年は猛暑のせいか、熱帯原産のハイビスカスにとっては好条件だったのだろう。可愛い貴重なこの花も、たった1日で萎んで落ちた。ハイビスカスは一日花。沖縄では墓地の近くに植える。和名も仏桑花(ぶっそうげ)で桑の仲間。沖縄では単にアカバナーと呼ぶ。 ムクゲ 先だっての夜。シンビジウムの鉢に小さな芽が出ているのを発見した。これは今年の春に初めて株分けしたもの。中には枯れてしまった株もあったが、大小5本の株が2つの植木鉢に別れて育っている。その双方から可愛い芽が芽吹いている。これは嬉しい。水苔を増やし、水と時々は液体肥料を与えて観察していたのだが、しっかりと定着してくれたようだ。かくなる上は、この冬きれいな花を観たいものだ。 カサブランカ この暑さでトマトやミニトマトが一気に完熟状態に。食べ切れないため近所の方に上げたら、代わりに高級果物をいただいた。そして合唱コンサートのチケットもくれる由。その合唱団は私が50年以上も前に所属したところ。その家のご主人は、私のずっと後輩らしい。私はその後夜学に行ったため合唱団は辞め、転勤もしたのだ。久しぶりにあの懐かしい歌声を聞きに行こうか。楽しみが一つ増えた。
2018.07.20
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~庭のドクダミに思う~ 青シソ 玉ネギとジャガイモを全て収穫した後、庭と畑の草取りをした。今の時期、雑草の勢いは凄いものがある。1日がかりで終えた後、ナスやゴーヤの苗に追肥を施した。生い茂るジャガイモに栄養を吸い取られていたと判断。ナスが1個隠れていた。シソが露わになった。裏庭のカボチャが大きくなり、花をつけ始めた。青梅はまだ様子を見ている。極力熟した実で、今年は梅干しを作る予定だ。 ドクダミ 苦労して草取りをしたものの、ドクダミは取り切れない。これはとても根が深い植物なのだ。家を建てた頃は、ドクダミ茶でも作ろうかなどと呑気なことを考えていたのだが、あれよあれよと言う間に庭や花壇を席巻し出した。今でも相当な厄介者なのだが、これからさらに歳を取ったら困ったことになりそうだ。 ドクダミの我が物顔となりし家 年経るや十薬はびこるままにして *じゅうやくはドクダミの別名 歯医者へ行った。部分入れ歯を作るための型取り。歯を抜いた跡が落ち着くまでと言うドクターの話だったが、今回はようやくここまで来た。取った型を見たら、左右上下で位置がずれている。普段物を噛む時にそんな意識はなかったのだが、これでは噛み合わせが悪かったはず。胃の調子にも影響するはずだ。「でもAさんはちゃんと使うかどうか」とドクター。面倒がって外すのではと言うのが彼の見立てだ。 別な日に循環器内科へ行った。いつもは歩くところ、自転車で。あまり体調は良くなかったのだろう。だが血糖値は前回同様下がったままで、薬は50日分の処方となった。実は心配事もあったのだが、ドクターには話さなかった。次回の診察はお盆の頃になる。休診日のメモを受け取ったが、薬局でも薬剤師からそのことの注意喚起があった。その帰り道、このカボチャを買った。1個150円で完熟なのだとか。 徳島のじゅんじゅんさんのブログに、たくさんの紫陽花の花が載っていた。いつものように見易く編集してあった。梅雨の合間を見て、散策しながら紫陽花を訪ねたとのこと。常日頃から忙しく活動されている彼女が、あまり訪問出来ないでいるブロ友さんへのお礼なのかも知れない。思わず一句浮かんだ。 あじさゐを訪ねし友のブログかな 先日の俳句教室では、紫陽花と七変化を一緒に入れ込んだ句があったが、どちらもアジサイのこと。別に「四葩」(よひら)と言う呼び方もあるが、これはアジサイの葉が4枚付いていることからの命名とか。私はイメージが浮かばないので、個人的には使いたくない言葉だが。 新潟の案山子さんのブログを拝見して驚いた。山の中の棚田のあまりの美しさに仰天したのが上の写真。青田に樹影がくっきりと写っている見事な光景だ。そして2枚目の写真は、その棚田を覆い尽くす雲海。つい俳句を詠みたくなる光景だ。案山子さんにお願いして写真をお借りすることにしたが、許可が出る前に載せてしまったことをお詫びしたい。 日は高し青田に落つる樹影かな 梅雨なかば限界集落五里霧中 朝霧は秋の季語で、雲海は夏の季語。重ねて使うことは出来ないためあえて「五里霧中」とした。山村の苦難を思わせる言葉。限界集落をここで使わせていただいたが、ご容赦あれ。 キンシバイ さて、明日から旅に出る。行き先は伊勢神宮(初日)、熊野大社(2日目)、高野山(3日目)と、いずれも日本を代表する聖地だ。気になっていた天候だが、当初の雨の予報から現在は曇りに変わっている。だが、山がちな箇所では雨もあるだろう。まだ準備はしておらず、デジカメを充電しただけ。ブログは予約機能で書いているが、W杯の対セネガル戦は、観ずに寝る予定。さて、結果はどうなるか。 黒南風を打ち払ふごと金枝梅 *くろはえ *キンシバイ
2018.06.25
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~梅雨晴れの日~ トマト 区役所から通知が来た。1通は健康保険料の決定通知で、もう1通は介護保険料の決定通知。この手の通知は正直良く分からない。法律改正によって、しょっちゅう改訂があるからだ。介護保険など使ってもいないのに結構高額を引かれるのはどうも、とも思うのだが、高齢化社会では仕方がないことか。年金は昨年の途中から支給額が変わっていたが、これも正しいと思うしかないのだろうね。 収穫した雲南の葉 高校時代の恩師から葉書が届いた。先日開催した米寿祝を兼ねたクラス会の礼状だ。いつものことだが、万年筆で丁寧に書かれた恩師の字。88歳にもなるのに、整然として全く変わらない。おまけに離婚した私のことまで案じてくれていた。私など年賀状すら書く気力が無くなったのに、恩師の教え子は私達だけではないのだ、何百枚、ひょっとして千枚を超えているかも知れない。師とは有り難いものだ。 梅雨の晴れ間を選び、玉ネギを収穫。茎が倒れて、十分実った状態だった。少し青くなっていて、そのまま放置したら辛みが増すだけ。そう判断して全部抜いた。プラスチックの籠に入れ、家の裏側で丸1日陰干し。ただし雨が降ったら直ちに物置に入れる。数えたら全部で56個。駄目な苗は6本だけだった。結果は上等。今年一杯は楽に持つだろう。 その2日後、今度はジャガイモを掘り上げた。種イモは2kgの男爵。1個を2等分して土に埋めたのが3月中旬。玉ネギの収穫時に、土の表面に出ていた青いジャガイモを発見。本来は土寄せすべきなのだが、混み合って無理。そこで掘ることに決定。南の畑だけでなく、東の畑も全部掘った。3箱分の収穫と小芋がザルで2杯分。小さな物もいただくのが私の主義だが、青いのや小芋の皮には毒素が含まれているので要注意。 安物の方 労働のご褒美にサクランボを買った。1パック298円の見切り品。粒が小さい上に、少し日が経った物だが、私にはこれで十分。やはり初物は美味しい。味は薄いが贅沢は言えない。夕方PCに向かっていると、Kさんが来訪。手にはサクランボのパック。こちらはれっきとした「佐藤錦」。粒も大きくて立派だった。4本のキュウリがこんなものに大変身。エビで鯛を釣るとは、まさにこのことか。 ある日の収穫 モスクワW杯の緒戦。対コロンビア戦には驚いた。何と予想を覆して日本が勝利してしまったのだから。大会の2か月前に突然監督の解任劇があった。その前監督が裁判を起こすという事態もあり、チームも親善試合で負け続けで、全く期待はしていなかった。ランキングも61位対16位と歴然。アジアのチームが南アメリカの国に勝ったのは初めてと言う。ラッキーな面はあったが勝ちは勝ちだ。 ミニトマト 運動不足の割には、体重がまあまあ安定している。湿度が高い時期は、どうしても体調の維持に苦しむ。和歌山のドンファン爺の飼い犬からは、覚せい剤成分は出なかった由。すると週刊誌の記事はガセネタだったことになる。さて火曜日からは2泊3日の旅に出る。天気はいずれも雨の予報。暇を見つけて3日分のブログを予約しておこうと思うが、テーマは一体何が良いか。
2018.06.23
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~笑わば笑え~ 桑の実 今月の初めにブログの搭載件数が4千件に達した。搭載率は98%。楽天ブログに厄介になって11年と少々。よくも連日下らないことを書き続けたものだ。他社のも含めると14年。それだけ恥の垂れ流しをやって来た訳だが、公開はしても後悔はない。初めは1日100件未満のアクセス数。まあ字だけで1万字も書いていたのだから、読者も付き合うのが大変だったと思う。やはり写真の力は偉大だ。 柿の花と実 先日あるスーパーの前で、バッタリS先輩と会った。3月以来の出来事だ。その時彼は「会えるのはこれが最後かも」と言っていた。入院して手術を受ける由。それから2か月以上会わなかったので、あれは先輩の遺言だったのかと思っていたくらい。それまでは食道がんとすい臓がんの手術を受け、今回は胃のポリープを内視鏡で取った由。「次は本当に危ないよ」とS先輩。果たして本気なのか冗談なのか、その表情からは窺い知れない。 青梅 Kさんから「作並とお足」の案内が来た。これまでは「薬莱山とお足」と呼んでいた宮城UMCの恒例行事。これだと伴走車が複数台必要で、運転手役の仲間は走ることも飲むことも出来ないでいた。そのために新しいコースを設定した由。私も薬莱山へはここ数年参加出来ずにいた。8月に片道55kmは元気な時でないと無理。走れなくなってからは自転車で行ったが、往復110kmは目の悪い爺さんには危険だった。 ユズの赤ちゃん 今回のコースは仙台駅から30km。30kmは無理だが、JR熊ヶ根駅からだとゴールまで8km。多分走れるし、ダメでもウォークは可能。体調が良ければもう一つ手前の陸前白沢駅からも可か。その場合は約11km。真夏にリュックを背負って走るのは辛いが、ゴール後の達成感と仲間との再会は何物にも代え難い。参加の意思をメールで伝えたが、このまま体調を維持出来たら嬉しい。 ハナズオウ 11か国による新TPP関連法案が国会で通過したようだ。アメリカが離脱して以降、日本の奮戦が続いていた。自由貿易を守り、かつ自国の経済発展のためには不可欠の協定と考えての推進。今では中国や韓国も食指を伸ばしていると聞くが、何の苦労もしなかった国がただ自国の国益のために「後出しじゃんけん」とはおこがましい。野党もその労を取らず、ただ反対表明だけではねえ。 椿の実 シンガポールでの米朝首脳会談の評判が芳しくない。共同声明の内容があまりにも漠然としてるのではないか。核廃棄への方法や期限が明確でない等々。あれほど強気だったトランプさんが、なぜあそこまで譲歩したのかは不明。しかも「瀬取り方式」で、韓国側が北の船へ給油したとか、中国は既に制裁を解除し、北と通じる橋の工事を再開したとの情報もある。拉致問題も果たしてどう進展するのか。 だが決して結論は急ぐまい。何せトランプさんは政治の素人。そして北の刈上げ将軍は、国際政治に登場したばかり。言って見れば2人ともまだ「半分青い」んだよ。しかも追い込まれた同士が必死で交渉したのが今回の会談。ここは商人トランプさんの直感と経験に賭けるしかない。だって他の誰も、その立場に立っていないんだから。 今は半分青くても、そのうち全体が美しい色に染まることを祈る。そして北の将軍は、日本との直接交渉を受けると表明した模様。ほ~らね、天岩戸の扉は、今徐々に開かれようとしている。
2018.06.15
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~マックス爺の日常~ 誰かが敷地に入って来て、畑を見ていた。やがて玄関のチャイムが鳴る。出て見るとお向かいさんだった。そして私にずしりと重たい物を手渡した。袋を開けるとキャベツ。それもバックリと割れたヤツ。「雨が降って急に成長したんだね」。私が言うとKさんは頷いた。お礼を言ってありがたくいただく。ちょうどキャベツが無くなりかけていたのだ。 翌朝畑を見ると、ほど良いキュウリが2本獲れた。一旦は台所へ持ち運んだものの、お向かいさんへ届けた。Kさんの奥さんが驚いて「もう獲れたの?」と聞く。我が家は4月下旬に5本の苗を植えた。きっと彼の畑では種を蒔いたはず。「初物だね」と喜ぶ奥さん。家に帰った私は古いキュウリで酢の物を作り、さらにキャベツとキュウリの塩もみを作った。これでまた少しは食欲が出るはずだ。 久しぶりに晴上がった朝。早朝から洗濯機を回し、大掃除を始めた。2階はモップでフローリングと階段を掃除し、階段の手すりを化学雑巾で拭いた。1階の和室はこけしなどを移動して、はたきと掃除機をかける。脱衣所、トイレ、台所はモップ。その後トイレと台所を雑巾で水拭き。居間は植木などを移動して掃除機をかけ、モップで拭く。その後玄関、ガレージを掃き、掃除機と洗濯機のゴミを除去。 郵便局で電話会社から借用していた通信機器を郵送。回線変更によるものだ。先方からゆうパックのキッドが送られ、しかも送料は先方負担の着払い。これでソファーの背後がスッキリしたため、大掃除を始めた次第。ついでにATMで現金を下ろし記帳。これで引き落としの状況も確認出来る。布団と洗濯物を干し終えて、ようやくPC用のデスクへと向かった。 郵便物が届いた。1つ目は高校時代の恩師の米寿祝賀会の写真。幹事のAが丁寧な文章を書いていた。次回は2年後との由。2つ目は大学時代の学友との飲み会の写真。携帯で撮った照度の乏しい写真と共に、Iの手紙が入っていた。3つ目は山形勤務時代に仲人を頼まれた部下からのもの。あれから17年も経ったのだが、最近ようやく女児が誕生した由。奥さんと彼、そして赤ちゃんの写真も同封されていた。 仲人役を頼まれた上司がいずれも逃げ、仕方なく私が承知した経緯があった。その時私は密かに「仲人役が離婚したのではなあ」と心配していたのだ。それが現実になったのを、彼らは知らない。気が重い話だが、いずれは知らせる時が来る。郵便局で下ろしたお金で、デパートの商品券でも買って贈るつもり。もちろん驚きの手紙を添えてだが。それにしても妊活は大変な苦労の道のりだっただろうに。 組合の事務局から郵便が届いた。開封すると思いがけない通知。何と年金が増額してるではないか。昨年前妻と別れ、年金も分割支給となった。自宅なので暮らせないことはないが、厳しさに変わりはない。それが何故今回増額となったのか。きっと計算違いか、例の入力ミスだ。これを朗報と言えるかは微妙だが、私には有り難い話。そう言えば10kgで半年持った米が、そろそろ無くなるなあ。
2018.06.14
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~梅雨寒の頃~ 寒い。これをきっと梅雨寒とでも言うのだろう。太平洋の沖を台風の崩れたヤツが通り抜けるというので、夜はシャッターを閉めて寝た。それは良かったのだが、あまりにも寒かったので珈琲を飲んだ。その効果はてきめん。いや、これは被害と言った方が適切だったかも知れない。夜中に何度かトイレに起きる始末。そして肝心の雨と風の方は、案外大したことはなかった。 またまた映画を観た。阿部寛主演の『のみとり侍』。ある時代小説家が書いた原作を映画化した由。私が興味を持ったのは、奇抜なタイトルの映画が、歴史にどう関係するのかとの疑問から。だが本質的に歴史とは異なるものだった。おまけに仙台藩や長岡藩の悪口まで出て来る。奇抜で面白い映画だったが、奥羽越列藩同盟の地元として不満が残るのも事実。豊川悦司のニヒルな演技が何とも秀逸だ。 さて、注目の米朝会談がシンガポールで行われた。この文章は当日の朝に予約機能を使って書いている。だから実際のことはまだ何も分かってない。アメリカのトランプさんは大統領専用機で開催地に向かった。泊まったホテルは1泊70万円ほどらしい。強硬派の国務長官や補佐官を引き連れ、北朝鮮へは一歩も譲らない構えのようだ。安倍総理とは何度も作戦会議を行った。さて、拉致問題の首尾はどうだろうね。 一方の北朝鮮は3機で乗り込んだ由。1機は貨物用で、専用の警護車などを運んだ。2機目はロシア製で随行者用。3機目は何と中国機。刈上げ将軍らしく中国から借り上げたようだ。しかも3機は平壌からシンガポールへ直行したのではなく、中国の領空を飛行。これは撃墜でも恐れた結果だろうか。妹の金与正も同行し、早速シンガポールの夜の街を観光したと聞いた。 北朝鮮が宿泊費を払えないためノーベル平和賞を受賞した国際団体ICANが立て替えると言うのは、どうやらフェイクニュースだったみたいで、泊まるのは1泊100万円の超高級ホテル。アメリカ側のホテルとは直線で550mの至近距離。「ゴルゴ13」なら狙撃出来ると言う。悪い冗談はともかく、トランプさんは朝鮮戦争の終戦にまで踏み込むとも言われている。この予約原稿が果たして当たるかどうか。 暇に任せて『歳時記』から夏の季語を拾った。これはと思うものをざっと20ほどメモ。出来れば練習のためそれらの季語を用いて句を詠みたいと思う。そして今日は歯医者の日。歯周ポケットの測定、歯石の除去、部分入れ歯作成のための準備をした。このブログが公開された頃には、米朝首脳会談の結果は明らかになってるだろうが。 夏の海荒磯(ありそ)の波の静かなる 夏の潮子蟹の夢をさらひけり
2018.06.13
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☆写真と文章は無関係です。念のために。 久しぶりに朝の散歩をした。一番上の山にぶつかって戻って来る。坂の下の新道。中央分離帯の植木に芽が出ていた。今年の2月、そこを掘り返して植えた樹は、枝を伐られたみすぼらしい姿。この寒空で果たして生きるのだろうかと、私は本気で心配していた。しかし生命とは不思議なもので、今は短く切られた枝から精一杯の葉を出し、自分が生きていることを証明しているではないか。 前夜は飲んだ。大学の級友6人が街中の居酒屋に集まっての飲み会。1人は48年ぶりくらいの再会で、卒業後初めて会ったはず。この日も体調に不安があった。それでも級友と飲み、話しているうちに元気が戻った。私達の大学は二部。夜学ぶ勤労学生で、6人とも公務員だった。それでもそれぞれに道は違い、中には紆余曲折の人生を歩んだ友もいる。私は30年以上の転勤暮らしだった。 私はGさんの太い腕に触れた。彼は一時民間にもいた苦労人で、前妻との調停離婚でもお世話になった。調停員の経験があり、客観的に判断出来る相談相手と判断してのこと。間もなく80歳になる彼は、大学へも9年遅れで入学。私は4年遅れだったし、ストレート入学は6人の中には誰もいない。卒業から50年近く経ち風貌はかなり変わったが、私以外は今でも社会的な立場にある。 料理はどれも美味しかった。特にアユの塩焼きが最高。お造りも新鮮だったが、天ぷらと共に少し残し、野菜の煮物は全部食べた。生ビールは中ジョッキ1杯で、後は芋焼酎の水割りを5杯。それでも意外に最後までしゃんとしていた。年賀状を出さなかったことは最初に謝った。離婚以降、どうしても年賀状を書く気になれなかったのだ。皆は黙って許してくれた。 次回は少しメンバーを増やすことに。当時の住所録をコピーして来た人もいた。私などは古い物を少しずつ処理し始めているのに、几帳面な友もいるものだ。お開き後、私はTとコーヒーを飲みに行った。お互いの結婚式の司会をし合った同士で、前妻も良く知った仲。彼に離婚の真相を話すと驚いていた。人生には色んなことが起きる。たとえ一人でも真実を話せて、胸の支(つか)えが下りた。 帰宅して体重を測るととんでもない数字。料理はさほどボリュームがないとしても、ビール、焼酎、コーヒーが効いたか。PCを開けたらプログラムの更新で、驚くほど時間が取られた。そんなことで翌朝は体重減を目指して散歩し、朝食は野菜サラダ、果物、納豆、ヨーグルトだけ。PCは順調に動いてくれ、いつも通りブロ友にコメントを入れることが出来た。 それに気を良くし、続いてブロバイダーに電話。回線の変更による手続きだ。ブロバイダーは変わらなかったものの、メカに弱い私には悩み深い内容。8点ほどの事項全てを確認し、急に暗雲が晴れた感じ。もう金輪際回線やブロバイダーの変更はしないでおこう。頭が回転しなくなるこれからは、極力宿題を減らしておかないとねえ。こうしてヤモメの爺は、ホッと溜息をついたのだ。
2018.06.09
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~生の形~ 和歌山の大富豪が不審な死に方をした。胃と肝臓から大量の覚せい剤の成分が検出された由。年齢は77歳で資産は50億円とか。これまで4千人の美女に費やしたお金は30億円に上るという。そしてつい最近、55歳年下の女性と結婚したばかり。ほとんど親戚付き合いもなく、他の兄弟とも行き来がなかった彼。それだけお金を貯めても、強欲な人間に殺されてしまったんじゃねえ。 東京で5歳の女児が死に、その若い両親が逮捕された。あんなに可愛い自分たちの子供を、なぜ虐待して殺してしまうのか、その理由が全く分からない。朝の5時から女児にひらがなの練習をさせていたそうだ。ノートには必死に許しを請う女児の言葉が、びっしりと書かれていた由。何という残虐性。何という哀れさ。親に虐待されて死に行く子供は、どれだけ怖く、どれだけ不安だったことか。 ウルイとキュウリ 高校のクラス会に行く朝、畑でキュウリを1本収穫した。そして雲南百薬の葉を30枚ほど採った。どちらも初物だ。早速雲南百薬を茹でて、お浸しにして食べた。玉ネギは玉が太り、茎が倒れ出した。収穫は間近だ。トマトとミニトマトの茎の伸び方が早い。ナスも花が咲き出した。ゴーヤの成長も順調。関東地方まで梅雨入りをしたそうだが、東北はまだ。傘も持たずに郊外の温泉ホテルへと向かった。 恩師の祝賀会を終え、翌日自宅へ向かうバスの中で私は感慨にふけっていた。級友の老化をよそに、認知気味の老妻と共に暮らしている恩師の日常だ。まあ、息子さんも市内に住んでいるし、妹さんは直ぐ傍に住んでいるから、いざと言う時には頼りになるはず。それにしても「老々介護」がこんな身近にあったとはなあ。独り暮らしで不安な私だが、にこやかに語ってくれた恩師の心情は、果たしてどんなだろうか。 所属の短歌の会の例会には、悠々間に合った。今月は私の歌が最初に載っていた。自分では十分納得していたのに、作歌の作法にそぐわない点があるとして修正されたのが不満。先生からは歌風を変えようとしたのは無理があるのではなどとも。私も先生の歌に忌憚のない意見を述べた。会員同士の評価は楽しく、あっと言う間に2時間が経過した。前夜の酔いの影響は皆無。やれやれと胸を撫で下ろして家路に就いた。 翌日PCに向かっている時に、突然歌が浮かんだ。恩師のことだ。それを紙に書き、ノートに写し、ハガキに書いた。7月の歌会の詠草用だ。 にこやかに米寿の恩師語り出す 「老々介護」生きるとは何 歌の良し悪しや技術は問わない。年老いた恩師が私に本音を語ってくれたその心情が、ただ表現出来たらそれで嬉しい。師はいつまでも師。幾つになっても、人生の確かなる指針だと感じている。
2018.06.08
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~温泉1泊でのお祝い~ 仙台市郊外の秋保温泉にて、高校時代の恩師の米寿祝賀会を兼ねた同級会が開かれた。同級会は私達の古希祝以来で5年ぶりの開催。前回の会場は松島だった。この5年間がどれだけ長い期間であるかは、幹事が作成した名簿で一目瞭然だった。55名のクラスメイト中物故者は1名増えて9名になり、不明者が9名となり、老健施設入所者が1名。連絡が付いたのが36名で、うち18名が今回の参加者だった。 恩師への記念品目録贈呈式 連絡先が不明となったのは、きっと老化で転居したか、亡くなったかしたに違いない。幹事役のA君は続々返送されて来た転居先不明の封筒を見て、茫然とした由。それにしても恩師の元気なこと。私達が高校を卒業してから56年。その間、恩師からの年賀状は欠いたことがないのだ。それが教え子の方が早くから亡くなり始め、もう次は誰が欠席しても不思議ではない状態になった。 恩師 サンドイッチマンの父D 住職のM 幹事によれば、欠席者からの返事の中には、体調不良を理由にするものが多かった由。私も無事この日に出席出来るかどうかは予断を許さないものがあった。だから会には参加しても酒は飲まないという級友も中にはいた。ともあれ物故者の冥福を祈って黙とうするのが、私達のクラス会の恒例行事になった。そして懇親会へ突入。自重していたアルコールも、飲むほどに酔うほどに気分は高揚して行くのだった。 恩師と級友A 恩師には密かに前妻と離婚したことを告げた。恩師が仲人だったからだ。すると驚くべきことに、恩師も私に話してくれた。奥様が認知症気味になり、買い物から洗濯、炊事まですべて2人分行っている由。88歳目前の高齢者が語る「老々介護」の実態だ。今日は東京から娘さんに来てもらって、祝賀会に臨んだのだと言う。凄いねえ、この高齢化社会の現状は。私も自分の日常をありのままに話した。 幹事役のA 大阪から参加したTが一番遠い。彼は高校時代に兄を頼って鹿児島の屋久島から仙台へ来て、高校に入学した。それが入学後に兄が急死し、恩師には大変お世話になった由。次に遠い山形県鶴岡市在住のSは、今日も車で月山越えをして来た由。そして今や鶴岡市は合併に次ぐ合併で、日本一市域の広い都市になったのだとか。そこは奥さんの地元でもあるようだ。 クラスメイトの苦労話もたくさん聞いた。金儲けをしなくて済んだ私と異なり、企業戦士となった級友たちは、バブル期や不況期を命がけで乗り切り、その結果ヘトヘトになって老後を迎えた。皆の武勇伝も失敗談も聞いた。私も手短に離婚の内情を話した。9時でお開きとなったが、各部屋で懇談は続き、同じ部屋の級友が帰って来たのは12時過ぎだった。 記念撮影 私は後列の一番右側。 次の開催は私達の喜寿と恩師の卒寿祝いを兼ねたクラス会。後2年後ではあるが、首尾よく参加出来るかどうか。そして「東京オリンピック」を眺めることが出来るかどうか。翌朝は同室のIと歴史談義を早朝から始めた。彼は12年かけて調査した結果を、研究成果としてまとめた由。私も何とか頑張りたいものだ。朝食後は路線バスに乗って早めに帰宅し、短歌の会の会場へと向かった私だった。 温泉も良かったし、ご馳走も食べた。他人が作った料理を食べたのは久しぶりの出来事だった。命の洗濯が出来て良かった。そして今夜は大学時代の級友有志での飲み会。泥酔せずに無事帰宅出来ることを祈っている。
2018.06.07
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~マックス爺の食生活~ ハハコグサ 南九州に続いて北部九州と四国が梅雨入りした。今年の梅雨入りは早そうだが、東北はまだ先のはず。曇天でも気温が高いため十分乾くとみて、朝から洗濯機を回す。台所に立つと、裏庭で何かが飛び立つ気配がした。そしてどこか暗い鳴き声も。どうやら山鳩が庭で餌を探していたようだ。そこで一句。 水無月や山鳩の声くぐもりて 水無月(みなづき)は6月の別名で夏の季語。もう5月の下旬で、旧暦ならとっくに6月に入っている。「くぐもる」は低く沈んだ、くらいの意味か。 悲しいかな、最近あまり食欲がわかない。原因は生活不活発病。つまり体を動かさないでいると、エネルギーも使わないために食欲も進まないという理屈。そこで1個68円のホヤを2個買った。漢字では海鞘と書き、三陸海岸の特産品。尾索動物と言う珍しい生き物で、別名「海のパイナップル」。独特の味がし、今が旬だ。これを捌いて酢の物にし、キュウリと和える。さっぱりした味が食欲をそそる。 その夜は刺身と冷奴もお伴に。刺身はマグロとカツオの土佐作り。冷奴には刻んだ青ネギとおかかをたっぷりと。ご飯は不要。炭水化物は摂らなくても十分と判断。 目下古い梅酒を飲んでいる。結構砂糖が入っているが、梅の実のエキスは体に良いと信じてのこと。同時に漬かった梅の実も1個いただく。焼酎がしみ込んで味はきついが、捨てるのは勿体ない。きっと何らかの効用はあるだろう。 巨大な米ナスで焼きナスを作った。先ずナスを半分に切り、さらにそれを半分にしてスライス。その両面に包丁で軽く切れ目を入れ、レンジで焼いた。これとは別に味噌、味醂などで味付けした挽肉をフライパンで炒め、焼いたナスに和える。翌朝食べたが熱が十分入っていて、しかもジューシー。適当な男料理だが、案外上手く行った。モヤシは茹でてお浸しに。これからは食品が傷み易い季節で要注意だ。 カボチャの種をこの春空き地に6粒ほど蒔いた。これは裏庭に蒔いたものの一つ。立派に発芽して成長中。その元になったカボチャも、前年に食べたカボチャの種。つまりこの苗は野菜屑の3代目なのだ。何という物持ちの良さ。だが実をそのままの状態で完熟させると、ホクホクした食感でとても甘い南瓜になる。一時は葉が生い茂って大変な様だが、独り暮らしの我が家には誰も来ないしね。 またまた奇蹟が起きた。何と植えてからまだ2年目の渋柿に花が咲いたのだ。「桃栗三年柿八年」と言うから、てっきり柿は8年目にしか実がならないとばかり思っていたのだが、意外や意外。ただしこのまま秋まで落果しない保証はない。それでも予想外の事態に喜んでいる私だ。冬の間に肥料を施し、春になってからは時々水やりをしていたのが、少しは役立ったかも知れないねえ。 20個ほど咲いているユズと共に、私のささやかな希望になった。「桃栗三年、柿八年。柚子の大馬鹿十八年」。我が家の柚子は21年目。昨年に続いて実が生るのが、とても待ち遠しい。
2018.05.29
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<結婚式と映画 ~わが家のバラを背景に~> 少し前、英国王室の結婚式をテレビで観た。結婚されたのはハリー王子(33歳)とメーガン・マークルさん(36歳)。英国王室の結婚式が日本のテレビで生中継されるなんて初めてではないのか。私の関心は、メーガンさんの母親が黒人と言う点。彼女にはその面影がないためネットで調べた。人類の祖先はアフリカ出身。私達現代人ホモサピエンスの祖も、イブと言う一人の女性に行き当たる。 さらに彼女はアメリカ人で、バツイチ。歳も3歳上だ。それなのにハリー王子は彼女を選んだ。そこで王子の義母カミラ夫人がわざわざカナダまで出かけ、彼女の母親に対し結婚を辞退するように迫ったのだとか。カミラ夫人は王子の母ダイアナ妃がいながら、チャールズ王太子と不倫関係にあった人。そのためか父母は離婚し、ダイアナさんはパパラッチに追われて自動車事故で亡くなった悲しい過去がある。 当時12歳だったハリー王子は心を傷め、人間不信に陥ったようだ。それを救ったのが兄のウイリアム王子。兄の勧めでドクターにかかり、心のケアを受けたと言う。両親が離婚し、私自身も離婚を経験したせいか、王子の苦しみがとても良く理解出来る。だからこそ王子は親が勧める相手ではなく、自分が愛し信じる女性を結婚相手として選んだのだろう。2人はその愛を貫いたのだ。 結婚式は異例中の異例。アメリカから呼ばれた牧師が、派手なゼスチャー入りの説教をしたし、軽いのりのゴスペルソングがウインザー城内に響き渡った。本来なら英国国教会の厳かな式になったはずだが、メーガンさんの祖国であるアメリカの様式を一部取り入れたのだ。出会って以降、一緒にアフリカを訪ねたりした2人に相応しい結婚式。宣誓中も、互いの目を見つめ合っていたのがとても印象的だった。 ハリー王子は英国王室の定めに従い、サセックス公爵と呼ばれる。王位継承順位は6位だが、彼が王になる可能性はほとんどないだろう。メーガンさんは今後サセックス公爵夫人と呼ばれ、その左の薬指にはエリザベス女王から下されたウエールズ産の金の指輪がはめられている。なお、姑に当たるカミラ夫人は、自分の方に注目を集めようと画策してると言うのが専らの噂。ともあれ開かれた英王室の誕生を祝いたい。 さて先日、『ピーターラビット』と言う映画を観た。ピーターラビットは英国の絵本作家で児童文学者のビアトリクス・ポターが生み出した架空のウサギ。彼女はビクトリア時代の上位中産階級に生まれ、成人後は湖北地方に大きな農場と畑を購入してそこに住まった。ピーターラビットの名前は知っていたが、ポターのことを知ったのは、ブログ友ローズコーンさんのブログでだった。 彼女のブログでは目下ポターの半生を綴った伝記が紹介されている。そんなこともあってこの映画を観に行ったのだが、私の予想はまるきり外れた。原作の面影はどこにもなく、実写とCGによって全く新たな物語へと生まれ変わっていたのだ。その技術力には目を見張るばかり。イギリス湖北地方の風光明媚な風景を楽しみにしていたのだが、空想に遊んだ2時間。それもまた素晴らしい経験だった。
2018.05.26
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~レース以降のことども~ ハナズオウの莢 仙台鉄人会レースの翌日、目が覚めると足が痛い。こんなのは久しぶりの出来事だ。まだランニングを始めて日が浅かった頃、フルマラソンの翌日には体のあちこちが痛んだ。実際に筋肉が破壊され、日が経つにつれて修復される。それが睡眠中と言うから人体は不思議。頑張ったご褒美に整骨院へ。施術師の手荒いマッサージが痛く感じるが、それも疲労回復のための序章なのだろう。 庭のドクダミ ご褒美の第2弾は千円床屋。ゴール時の頭髪がかなり伸びていたのを観て、行く気になった。バリカンで刈り上げ、スポーツ刈りに。これですっきり。本当はレース前に短く切った方が走り易かったのだろうが。夜風呂でシャンプー。千円床屋ではただ刈るだけなので、私の場合髭剃りも入浴時の作業になる。これで良い男に生まれ変わる。ただしその前に「どうでも」が付くのだが。つまり「どうでも良い男」って訳。 椿の若葉 火曜日の朝は割と早めに起きたため、そのまま散歩へ行った。近所の坂道を往復する3kmのコース。もう足腰の痛みは消えていた。軽く走って見ると走れないことはないが、無理はしない。残された人生、歩くためにも大事な足なのだ。木曜日の朝も早めの起床で、同じコースを歩いた。やはり動けるのは良いこと。夜は自己流の体操とストレッチ、青竹踏みなど。 台原駅前のケヤキ 完走記を書き始めた日、福島のみつるさんがコメントしてくれた。鉄人会レースで10時間走の部に出た選手。昨年書いた完走記を読んで参加する気になったようで、レース当日も挨拶してくれた。私の場合は顔写真も載せているため、著者が特定出来る訳だ。それにしても良く顔を覚えているものだと感心する。去年は天女さんも挨拶してくれたしね。早速彼のブログを訪ね、足跡を残した。みつるさん、ありがとうね。 キュウリの赤ちゃん 疲労が回復したところで、庭と畑の草取りを実施。適度の気温と降雨とで、野菜の苗と共に雑草もドンドン伸びるのだ。ジャガイモはかなり茎が大きくなって花が咲いた。カボチャも発芽を確認。これは食べた後の種を蒔いたもの。ゴーヤとナスもジャガイモの陰で頑張っており、キュウリは一番下の花に、小さな実がついていた。これが自然の恵み。有難いことだ。トマトの脇芽を摘み、ミニトマトを紐で縛る。 つい先日咲き出したとばかり思っていたバラが、早くもハラハラと散り始めた。時の移ろいは早いもの。剪定したせいでモッコウバラの残骸は少ない。ご褒美の3つ目は映画『ピーターラビット』を観たこと。朝一番の上映にして忙しかったが、ローズコーンさん同様、CGの技術力に驚くばかりだった。感想は改めて述べることにしよう。 参加賞の銘菓 ご褒美の4つ目は、鉄人会レースでもらった参加賞。袋を開けたら、地元仙台のお菓子が入っていた。ささやかだが、参加者に喜んでもらえたと思う。私も3日後には全部食べた。普段は経済的な袋菓子がほとんどで、こんな高級品を買うことはないため、美味しくいただいた。糖分の摂り過ぎは認知症のリスクを高めると聞いたが、さてどれくらいなら許されるのだろうね。 柚子の蕾 台所のシンクの水が逆流した。これはおかしいと感じ、ブラシでパイプを掃除。すると脂分やヘドロの塊が引っ付いて来た。次に台所裏の汚水桝を開けて中を掃除。脂の塊が出るわ出るわ。前妻が家を出る前から、もう2年半も掃除してなかったもんなあ。お陰で水の流れは改善。ブラシを洗い、台所用の束子やスポンジを新規購入。男の独り暮らしは手抜きになりがちだけど、もっと頑張らないとね。
2018.05.25
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~マックス爺の平凡なる日常~ 結局「仙台国際ハーフ」の応援には行かず、市民まつりの撤収作業へ出向いた。このイベントは所属する短歌会でも出品しており、会員となった私にも手伝いの出番があったのだ。結果は撮影した写真をベースに、5回シリーズで紹介出来たので良かったように思う。 その数日後、半袖ランパン姿で9kmを走った。次の日曜には3時間走に出る予定。全く練習してないと、この暑さにやられてしまう。そんな訳で2時間近くノロノロと走ったのだ。まあ汗をかく練習にはなった。実は暑さに体を慣らすことも、危険を避けるために不可欠なのだ。 ビフォー 数日前、庭木の剪定をした。モッコウバラが散り始めていたからだ。咲いてる時はきれいなのだが、散ると実に汚くて厄介者。おまけに雨などが降ろうものなら、濡れて引っ付き、掃除もし難くなる。それで思い切って剪定することに。 アフター 上の写真は裏側でこちらは表側。剪定の前と後ではかなり様子が異なる。今は散髪後の頭のようにさっぱりとした。ついでに南天、バラ、梅、ユズなどの枝も伐った。それが大失敗で、何と花の咲いているユズの枝まで伐ってしまったのだ。我ながら何という不覚。20個ほどの実を損した勘定だ。シジュウカラ(四十雀)の囀る声が近くで聞こえた。 シジュウカラ耳のみで追い手と目とは 棘ある柚子の枝を伐りおり バラが咲き始めた。かなり茂った一部の枝を切った。梅の若葉にアブラムシが付いたようだ。それで枝の先だけちょん切った。その時、2つ3つ青梅が落ちた。梅干しを漬ける予定なので、少々勿体なかった。トマトの脇芽を摘み、紐で伸びた茎を縛る。ゴーヤや雲南百薬の蔓も伸び出した。時折雨が降り、順調な生育だ。玉ネギの玉が太り出して、目ではっきりと確認出来る。ジャガイモ、ミニトマトの花が咲き出した。 市民まつりの帰途、フキを採った。帰宅後に茹で、保存していた筍と一緒に水に漬けた。かまぼこ、ニンジン、油揚げ、鶏肉、糸こんにゃく、いただいたワラビなどと一緒に煮ものに。最後にゴマ油を数滴加えて完成。堅いタケノコに自然のフキ。かなり噛み応えはあるものの、やはり旬の味は格別だ。久しぶりの家庭料理だが、私が作ったのは初めて。それにしてはなかなかの味だった。 近所の生協でゴム紐を買った。売り場は、レジの人に尋ねた。これはパンツやステテコなどのゴムが緩んだ際の予備。ついでにゴム通しも購入。今後何度使うかは知らないが、やもめの爺さんには必需品。備えあれば憂いなし。些細なことでも、案外嬉しい。 先だってのこと、ローズコーンさんがブログで蝶々の数え方を「頭」としていたのに驚いて、ネットで調べた。外国の博物館では蝶々も動物と一緒に扱われたせいで「匹」や「羽」ではなく「頭」と数える由。その考え方を明治以降日本でも受け入れたようだ。なるほどねえ。古い時代は違った数え方もしたのだろうが、蝶々などは数のうちに入らなかったのだろうか。 ヒョウモン蝶十頭ばかりが黄の花に 紛れておりし初夏(はつなつ)の空 昨夜来の雨が上がった。今日は午後から俳句教室だ。<注;ブログは予約機能で前日に記載>
2018.05.18
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~わが日常の記~ 映画を観た。『ロンドン・人生はじめます』と言う洋画。これは全くの偶然だった。映画館の案内で『ピーターラビット』の封切日を調べていた時にたまたま見つけた作品。その他にもたくさん並んでいたのだが、どれも今時の若者向きなアニメなど。そんな幻想にうつつを抜かす歳ではない。だがこの作品には惹かれるものがあった。上映は1日1回。そろそろお終いなのかと感じ、観る気になった。 小雨降る寒い日だったため、少しだけバスに乗った。それで朝一の開幕に何とか間に合った。ロンドンの住宅街に住む夫と死別した老女が、偶然古い屋敷に小屋を作って住むホームレスと知り合う。立ち退きを食らう彼を老女は救う。退去運動を進めていたのは彼女の友人だったが、彼女は男の自然な生き方に次第に惹かれて行く。だが、彼女は借金の「かた」に家を売り払って郊外へ移転。 結末は書かないことにする。年老いた時、人は残された人生をどう生きるのか。家族とは何か。愛とは何か。そして欲望とどう折り合いをつけるのか。老後の限られた暮しにも、人類としての普遍的なテーマがある。私が心を動かされたのは、きっとそれだったのだろう。偶然の出会いと運命。後はどれだけ自分に正直に生きられるか。それが多分一番大きな課題のように思えてならない。 映画の帰り道「業務センター」で野菜を購入。その中に100円のタケノコがあった。根元の堅いタケノコ。今季はと言うより、ここ数年ずっと食べてなかったタケノコ。家に帰って早速圧力鍋で煮、その後煮物を作った。柔らかい皮も一緒に煮たが、まだいがらっぽい。たまたま見つけたぬかを入れ、再び残ったタケノコを煮て、水に浸した。これは目下冷蔵庫に保管中で、いずれ第2弾の料理に使う予定。 夕刻、お向かいのKさんから「麦切り」と茹でたワラビの差し入れがあった。麦切りは山形県鶴岡市の名産で、上等な生うどん。ワラビは早速出汁醤油をかけて食べた。懐かしい旬の味だがちょっと待てよ。残りはタケノコ、油揚げ、ニンジンなどと一緒に煮たらどうか。まさに春の山菜料理になるのではないか。滅多には食べられない山菜料理。想像しただけで、何だか嬉しくなった。 翌日、仙台は4日ぶりに晴れた。気温も上がるとの予報で、久しぶりに布団を干した。前日から干したままの洗濯物も、きっと良く乾くはず。畑の苗も適度の雨と気温で、順調に生育中。庭にツルヒメソバが咲いてるのを見つけた。ネットで調べたら「ヒメツルソバ」が正解。どうやら語順を間違えて記憶していたようだ。美しい青梅の実を見て、その日も一句。 青梅の玉にも優るいのちかな 玉はギョク。中国の歴代皇帝が愛して止まない宝石で、権力の象徴でもある。この時期の青梅は貴重な玉にも負けないほどの美しさ。それはきっと瑞々しい生命力から来るものだろう。私は今年も梅干しを作る予定でいる。 例の米朝首脳会談は、6月12日にシンガポールで開催されることが決定。トランプさんは金委員長に、自由主義国家の繁栄ぶりを確かめさせるために、わざわざシンガポールを選んだと聞く。さてロケットマンの現地での反応がどうか、興味津々の私だ。 布団を運んだ際、2階の窓が3か所開いていることに気づいた。天気が良かったころ通風のために開けたままだったのを、すっかり忘れていたのだ。道理で家の中がスースーしていたわけだ。
2018.05.12
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~身辺些事と世の中~ 関山 中日の松坂が勝った。日本球界で勝利を挙げたのは12年ぶりとか。ソフトバンクの内川が2千本安打を達成した。51人目のことで、野球殿堂入りの目安になる。シアトルマリナースのイチローが球団と新たな契約をした由。今季選手としては出場しないが、他の選手や球団の運営にアドバイスとする立場になったようだ。44歳のイチローの現役続行の夢が、果たして叶うのかどうか。 チューリップ 日ハムの清宮が1軍に上がり7試合連続でヒットを打った。これは新人の新記録らしい。おまけに7試合目で初ホームラン。これも世界の王を破る新記録。オープン戦では散々な出来だった彼が、ようやく大物ぶりを発揮したのだ。 エンゼルスの大谷も凄い。投手として3勝を挙げ、ホームランは4本。4月の月間MVPにも選出された。日ハム時代より2億円も安い年俸でメジャーに移り、疑問を抱かれながら良くぞ夢を実現したもの。アッパレ以外の何物でもない。2人の若者に心から拍手を送りたい。 山藤 走友会の掲示板を見た。連休中の「川の道」518kmで、O川会長が3度目の完走、女性のDKさんが初めての完走、DSさんが250km以上走ってのリタイヤだった由。全員60歳を過ぎての健闘に拍手。宮城UMC仲間のK藤さんは70歳を過ぎた女性ランナーだが、ハーフ258kmを走破した由。彼女は206kmの佐渡島一周を10回以上連続完走した猛者。かつての仲間の元気さが眩しい。 アケビ 4月下旬の南北会談の後、北の将軍様が再び中国を訪問。ジェット燃料すら乏しい中、専用機で大連へ飛び、習総書記と会談したのだからよほど慌てていたのだろう。その後、日中韓の3か国首脳会談が2年半ぶりに東京で開催された。全ては米朝首脳による会談を前提としたもの。この間、安倍総理はパリに飛び、トランプ氏は「イラン核合意」からの離脱を宣言した。 ムベ 国会の審議が再開した。世界の情勢は激しく動いているのに、野党は安倍総理の独裁を叫び、「森カケ問題」の追求に必死で、国会を18日連続でサボタージュした。総理のどこが独裁者なのか。正規の手続きで選ばれたのは無論、世界情勢を見極め、日本の国益を守ろうとして必死に働いているではないか。トランプ氏が真剣に北と対峙出来たのも、安倍総理の助言があればこそだ。 カポック 政府の追求に血眼の野党だが、結局「森カケ」でも進展はなかった。おまけに希望と民進などは、集散離合の繰り返し。自分たちの都合であっちに行ったり、こっちに行ったりと選挙対策に余念がない。そんな彼らに高尚な政治理念などない。また、万が一政権に就いたとしても、真っ当な外交や経済政策など出来るとは思えない。私は総理の不断の努力と獅子奮迅の活躍を多とする。 柿 ここ数日、仙台では寒い日が続いた。中には最高気温が11度という日もあって、3月下旬に逆戻り。そんな折、歳時記で「若葉寒(わかばざむ)」と言う季語を見つけた。また庭の梅の木に小さな実を発見。「青梅」もまたこの時期の季語。そこで練習を兼ねて一句詠んだ。季節は絶えず移ろい行く。 若葉寒玉ネギの茎伸びしころ 青梅の葉陰にそっと二つ三つ 寒い中、『ロンドン・人生はじめます』と言う映画を観て来たが、そのことは改めて書きたい。
2018.05.11
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~仙台は初夏の兆し~ ステテコのゴムを入れ替えた。古びて緩んだからだ。そのままだとずり下がって歩き難い。そこで最後のゴムを使った。次はもう買わないとダメだ。布団を夏蒲団にしたが1日で元に戻した。まだスースーしていささか心もとないのだ。久しぶりに掃除機をかけ、フローリングはモップで拭いた。たまにはすっきりするようなことをしないとねえ。登山用のズボンを普段着に下した。それでも惜しくはない。 野菜の苗に小さな支柱を施した。トマト、ミニトマト、キュウリ、雲南百薬は全体をガッチリした支柱で保護している。だが苗がまだ小さいうちは、身の丈に合った小さめの支柱を施す必要がある。それを全体の支柱に固定すればなお良い。ナスは苗ごとで十分。成長に合わせ大きめの支柱を追加すれば済む。三つ葉を摘んでお浸しに。茹でたワカメと混ぜれば、味も食感も素晴らしい組み合わせになる。 大鍋でカレーを作った。時々カレーの味が恋しくなる。味が濃いせいか、冷蔵庫で結構長く保存出来るのが嬉しい。失敗だったのがワサビ菜。元々2束54円で買った見切り品で、1束を腐らせた。2袋54円のモヤシも2袋目が怪しくなったため急いで茹で、2日間で食い切った。パソコン用の椅子が壊れたためゴミに出し、最後の1脚を使用中。 先日思い切って9kmのコースを走った。ランニングは10か月ぶりくらいか。整骨院で腰や足などを施術中だが、何とかいけそうな気がしたのだ。半袖Tシャツにランニング用のパンツ。帽子を着用し、手にはペットボトル。ヨタヨタだがまあまあ走れた。と言っても相変わらず歩くのと同じくらいの速度しか出ない。それでも手を振って足を踏み出すと、ランナーに戻ったような気分になる。 整骨院の先生にその話をすると、「またスピードが出るようになりますよ」とのたまう。私がランナーだった当時のことしか彼は知らない。「同年齢の人に比べて筋肉量は多い方」と言うが、以前に比べて足腰の筋肉が痩せたことはマッサージしていて分かったようだ。2日後、再び9kmを決行。時間はかつての倍ほどかかるが、走れば脳内ホルモンが分泌し、すこぶる気分は良い。 連休に図書館と博物館へ行った。図書館で観たのは「トリックアート展」。これは子供騙しで、家族連れが多かった。絵の一部になり切った人をカメラで撮ると言う趣向。内容に比べて料金が高過ぎだろう。 博物館では柳宗悦の民芸の世界が開催中。当然のことながらこちらは撮影禁止。美術館へも行ったが無料の催しがなく、建物外の彫刻だけ撮って帰宅。自転車で往復15kmの山越えだった。 冷やし中華を買った。急に気温が上がったためだ。いつもとは違う味が恋しかったせいもある。ツルツルしたのど越しと酸っぱみのある冷やし中華は、初夏ごろからなぜか食べたくなる。ここでも茹でたワカメと三つ葉を載せた。月一の短歌の会へも参加したが、その話は改めて記すことにしよう。
2018.05.03
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~マックス爺の日常とニュースの断片~ いてて。椅子に座ってブログを書いてるだけで腰が痛む。先日腰が痛んだ時、たまたまTVで腰痛を予防するストレッチなるものをやっていた。これは良いと思って、早速やったのだ。ところが翌日の朝起きたら、痛んで仕方がない。そこで11か月ぶりに整骨院に行った。マッサージと電気治療を受け、足取り軽く帰宅した。腰の張りが半端じゃないと施術師。痛みがある時は、先ず湿布だそうだ。 羽生結弦選手のパレードの際は、11万人近くの人で賑わった仙台の中心街。ところがパレード終了後、道路は全くきれいだった由。第1にファン自身がゴミを持ち去ったこと。第2にボランティアの人たちが急いでゴミを拾い集めたこと。ゴミの量は袋6個分だけだった由。礼儀正しい結弦君にして、そのファンもまた紳士淑女が多かったわけだ。それをニュースで聞いて、とても爽やかな気分になった爺だった。 それに反して気分を害したのがNHKの仙台支局。先日『西郷どん・巡回展』を観に行ったのだが、ネットに場所が明示されてない。そのため以前の場所へ行ったが、警備員の態度が全然なってない。新局でも然り。珍しがって階段、天井、椅子などを撮っていたら、職員がすっ飛んで来て「撮影禁止」とのたまう。展示内容は薄っぺらいし、職員の対応は通り一遍。まさに「半分青い」だ。怒って直ぐに帰った。 鉄人衣笠が死んだ。享年71歳。死因は上行結腸ガンで、3年前から闘病中だった由。デッドボールで骨折しても、翌日は代打で出場した不屈の鉄人。連続出場記録の日本記録を持ち、国民栄誉賞をもらった人。出身は確か平安商業だったはず。独特の人懐っこい風貌で、力一杯スィングした彼の雄姿が忘れられない。 父上が米国軍人だったことを、彼の死後知った。若い頃はきっと色んなことに耐えていたのだろう。長い間お疲れ様でした。どうぞ安らかに眠ってくださいね。合掌。 今日、板門店で南北両国の協議が開催される。北は核兵器の不使用と、核実験などの中止を宣言した。さらに、休戦中の朝鮮戦争を終結する意向もある由。韓国の文大統領は拉致被害者についても言及すると明言したが、協議事項ではないようだ。これまで散々約束を反故にし、騙し続けて来た北朝鮮が相手だから、にわかには信じられないが、経済制裁が効いているのも確か。今後の進展に注目したい。 仙台は4日ぶりに晴れ、気温が上がった。これで庭の植物や畑の作物が成長を早めるだろう。ようやく部屋干ししていた洗濯物をしまった。これからは外に干せ、きれいに乾くはず。さて、M公園の八重桜がどうなったか、午後から観に行く積り。まさか長雨で散ったなんてことはないと思うのだが。それにしても腰が痛い。ああ。
2018.04.27
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~ 日常些事 ~ 羽生結弦選手のパレードには10万8千人の観客が繰り出した。私はテレビでちらっと観ただけだった。地元のニュースでは、前夜から道路際で陣取っていたファンも多かった由。それもかなり遠方から来られた方だ。あの辺りはコンビニがほとんどないので、トイレにも困ったことだろう。果たしてどんな風に夜を過ごしたのか。パレード当日は30度近い猛暑。体調を崩したりしなかったかどうか。 同じ日、町内会の総会は委任状を出した。ここへ家を建ててから21年。初めての欠席だった。形式的で長い時間を要する会議に嫌気が差していた。会長の報告だけでも30分。そのうち膝が痛み出し、やがてそれが腰に来る。今回は自宅で楽をさせてもらった。そのサボリが悪かったか、わが東北楽天はまたも敗北。今季、同一カードの勝ち越しはまだ一度もない。 月曜の朝、買い物に行こうとして家を出た途端に小雨。慌てて引き返し、洗濯物を入れた。予報では雨が降り出すのは夜と言っていたのに、かなり早まった感じ。そして前日の30度から、気温は一気に17度も下がった。買い物に出かけようと思ったのは、冷蔵庫が空っぽだったため。野菜室もガラガラ。冷凍庫の肉も魚も、きれいさっぱり片付いていたのだ。 そう言えば出来るだけ冷蔵庫のものを使い、買い物も少なくて済んだ前週。もうそんなことすら忘れていた。今ある材料で食べたい物を作る。そんなことにチャレンジする気持ちがあった。ミートソース、里芋の煮っ転がし、ヒジキの煮物、お得意の野菜炒めや、各種のお浸しなど、頭は結構使った積り。むろん血糖値を抑える工夫も。買い物後は、魚のあらを醤油漬けにし、切り身の味噌漬けも試みた。 病院へ行った。大型連休に入る前に行く必要があった。整形外科の治療はひとまず昨日で終了。肩はほぼ完治した模様。ただし足の治療は、5か月もの間一度も手を着けないまま。理学療法士が1人欠員となり、一旦休むとドクター。初診時と全く異なる言い分に納得が行かず、今後は整骨院の先生に相談する予定。二度と走れないことも覚悟。もう9万kmも走れば十分。ここらが潮時だろう。 内科ではいつもの診療の他、肺炎ワクチンの注射をした。仙台市の場合、8千円のうち3千円が市の補助で、残りが本人負担。5歳刻みで受けられる措置なので、今回を逃したら次は80歳。果たして存命しているかどうかも不明。接種後、稀に発熱がある由。風呂はOK。幸いにして、血糖値も血圧も順調に下がっている。後は眼科か。次回は視野検査の予定だが、その前に目薬が切れそうなので。 そうそう。1つ気がかりなことが出来た。ブロバイダーの変更だ。電話でしつこく勧誘され、つい承諾をしてしまった。解約金が発生しても負担すると言うが、面倒なことにならないか。歳を取ると、些細なことでも心配。その弱みに付け込む商売があり、これまで何度か騙された苦い経験が。もう変更は今回で最後だ。独り暮らしはこんな時に相談する相手がいないんだよねえ。 北の将軍様が、核を放棄するとか言い出した。拘束した米国人3名も解放する由。だが、拉致被害者への言及はなく、これまでの行動から私は全く信用していない。核実験場も放棄すると言うが、あそこは実験のやり過ぎで、山の内部が崩壊したとも聞く。間もなく韓国と、そしてその後アメリカと北は相次いで協議の予定。さて、一体どんな展開になるのか。 今日は4月初旬に撮った風景を使用した。この風景すら観られないほど、季節は急速に変化中。作句の際に季語で苦労しそうだ。
2018.04.24
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~新たなる挑戦~ 貴乃花親方が協会に「貴乃花一門」の名を返上した。その上で一門からも離脱し、今後は無所属として活動する由。思い切った決断だ。理事時代はナンバー2やナンバー3の要職に在った親方が、今では平の年寄り。しかも無所属では弟子の稽古相手にも事欠くだろうに。やはりどこかに無理があったのだろう。この最底辺からの再出発が、今後どうなるのかを見守りたいと思う。 公務員ランナーの川内優輝選手がボストンマラソンで優勝した。タイムは2時間15分台と悪いが、当日の気温が4度で止むを得ないだろう。最後はアフリカの選手を追い抜き、逆に2分以上の差をつけた由。優勝賞金は1600万円。日本選手の優勝は瀬古さん以来と言う。31歳の彼が生まれた年だ。川内選手は来年埼玉県を辞職し、プロに転向する意向のようだ。遅い決断だが、いかにも彼らしく潔い。 新潟県知事が女性問題で辞任を表明した。複数の女子大生との援助交際が雑誌にすっぱ抜かれたせい。東大の大学院を2つ(経済学、医学)出て、医師と弁護士資格を持つ秀才がどこで間違ったのか。独身ではあるようだが、脇の甘さが目立つ。 財務省の事務次官は、女性記者に対するセクハラ発言で辞任を表明。こちらも東大卒の高級官僚で、順風満帆だったはず。しかしTV局も女性記者を深夜バーに向かわせ、しかも音声を雑誌社に渡すなんて、一体どんな取材なんだろう。今や何でもありの時代、エリートもマスコミも地に落ちた。 トランプさんと安倍総理の協議は順調だったようで、米朝首脳会談の際は拉致問題も議題にしてもらえることになった。トランプさんには是非とも強い態度で、北と対峙してほしい。心配された貿易摩擦に関しては、今後両国で新たな取り組みを協議するようだ。両者の信頼関係はまだ揺らいでおらず、野党がいかに攻め立てても総理の外交術は盤石。やれやれの結果だが、まだ油断は禁物だ。 冬の間室内に取り込んでいた植木鉢を外へ出した。遅霜の心配もないとの判断。出したのはクジャクサボテン、アロエ、ハイビスカス、クンシラン、ノボタンなど8鉢ほど。寒さに弱いゴムノキ、カポックなど数点はまだそのままで、無理をしないでいる。春野菜、夏野菜の苗も未購入と言うか、まだHCへ行ってない。今日辺り苗が出荷されたか確認したい。 第1回の「俳句教室」へ行った。市の主催で無料。定員は25名で、初回は2名が所用で欠席。7名が初めての参加で、残りは昨年からの継続。講師は元雑誌編集者で、居合道、囲碁もされる方。俳句は地元紙に1年で51週作品が採択されたと言う猛者。と言うか古典的で形式を重んじる人。指導に異論がある場合は直ちに辞めて良いとのこと。各人が毎月提出する作品を、その場で評価添削する方式だ。 私はノートに記した作品を見てもらったが、たちまち手厳しい評価が下った。これは面白そう。講座終了後書店に向かい、俳句歳時記を購入した。帰宅後は5月に提出する作品に挑んだ。とりあえず詠んだのが以下の二句。いずれも空想の為せる業だが。 山鳩やジャガ芋芽欠き終えし時 薫風や一期一会の句友かな
2018.04.20
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~わが日常の記~ 頭上からパラパラと滴。あれっ、雨かな。だがそれは勘違いだと気づいた。風が竹を揺すって滴が落ちたのだ。暫くして今度は軽いめまい。でもめまいなど私にとってはごく日常的な風景だ。緑内障による視野狭窄や二重視から感じるのもあれば、高血圧や不整脈によるのもある。だがこれは血糖値の低下による影響かも知れない。ドクターがそんなことも起こると言っていたのを思い出したのだ。 アイスプラント 園芸店で野菜、果物と併せてネギの苗を買った。第一の目的だった夏野菜の苗はまだ売ってなかった。「気候が安定してませんからねえ」。レジの女の子がそう言った。他の店の広告には確かに載っていたのだが、売ってないものは仕方ない。帰宅し、セリと三つ葉をお浸しにした。結構ボリュームがあると思えた野菜が、茹でるとぺシャンと潰れる。これでは2回分にしかならないなあ。 下仁田ネギ 買って来たネギの苗を裏庭に植えた。そこは日当たりが良くないため空いていた場所。軽く耕して鶏糞と石灰を撒き、適当な穴を掘って植えた。本数は8本ほど。袋から取り出すと、他の種類も混じっている感じだが、あまり拘ってはいない。ネギは必要と思った時に直ぐ掘れれば、種類など何でも良いのだ。アイスプラントは生でサラダにする積り。 三つ葉 次男からようやく手紙が届いた。私に似て字は下手。下手でも味があれば良いのだが、それも感じられない。手紙が遅れた理由は保証人の職業を記す場所があり、無職の場合はどうなのか確かめていたからと言う。可愛いものだ。当然無職で良いのだが、彼なりに悩んだのかも知れない。それにしてもまた引っ越して住所が変わっている。3つ目の区だが、最寄り駅は全部同じ。さて、どんな心境なんだろう。 セリ そのうち尋ねてみたいが、メモを添えとりあえず返送した。身元保証書と、印鑑証明と領収書を同封。これで親の責任は果たせたと思うが、後は本人が真面目に勤務することを願うのみ。そう言えば、今回の転居の際、保証人の依頼はなかった。これも何か変化があったのだろうか。 朝食 さて、私は1週間単位で生きている。と言うか、生きていることを前提にして1週間分の食料を買い、それでおかずを作り、それを食べて生き永らえている。太り過ぎないように注意しつつ、しかも食欲を維持するのは結構大変な作業だ。材料、味付け、栄養のバランスに留意し、料理の手順を考え、極力それらが傷まないためのほど良い量を作り、かつ保存することを心がけている。ヒイラギナンテン 東北楽天が勝てない。オープン戦ではまあまあの調子だったのに、公式戦に入った途端、打てなくなった。試合運びが最悪だ。野村監督なら何としても勝とうとする執念があった。だが紳士の梨田監督は鷹揚に構え、あまり覇気が感じられず、とうとう最下位に定着。短気な私などはイライラを通り越し、今や達観の境地に達した。それにしても悲しい。勝負事はやはり「勝ってなんぼ」の世界なのだが。 気分が落ち込んだ時は、youtubeで音楽を聴くに限る。島津亜矢の「会いたくていま」なんて最高。彼女が歌手になりたての頃は、まるで田舎から出て来たばかりの娘で、良く民謡を歌っていた。それが20年近く(?)経つと、歌も上手になり、さらに聞かせるようになった。BIGINの沖縄風の曲も良い。あの泥臭さがたまらない魅力だ。歌から沖縄の風景が見えて来る感じで、とても懐かしい。 つい最近、新約聖書を忠実に再現した動画も観た。「ルカ伝」と「ヨハネ伝」。それぞれ3時間もの長編だが、紀元前後のユダヤ世界が丸見え。まるで当時そのもののように良く出来ている。イエスの言葉も当時のイスラエルが置かれた立場も非常に良く理解出来る。何せ教会に通っていたのは今から50年以上も前の青年期。あれから自分も歳を取り、少しは世界が見えて来たのかも知れない。
2018.04.16
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~人生の一齣~ 三つ葉 タンスにしまい込んだ手袋を引っ張り出した。この冬一度も使わなかったマフラーを首に巻いた。そうして自転車に乗り、区役所へ行った。何だか底冷えがするほど寒い。桜が満開になった後、急速に冷え込んだ仙台。だがこれが仙台の4月初旬の本来の気候なのだ。先ず1階の印鑑証明は代金が300円。次に3階で「老人パス」2千円のチャージ。これが10倍の2万円分になるのだから有り難い話。 カルガモ 先日の夜、東京の次男から電話があった。新年度から正社員になるので、大至急印鑑証明を取り、保証書にサインして送り返して欲しい由。よほど慌てていたのか補足のため再度電話があり、その後も引っ越したため住所が変わったと3度目の電話もあった。あれは10年以上も前、息子に良く似た声で電話がかかって来たことがあった。私は騙されたが、どうやらオレオレ詐欺の前段階だったようだ。 ツクシ 少し風邪気味のようだが、今度は紛れもなく次男の声。12月に帰省して以来の彼の声が懐かしい。早めに書類を返送してほしいこと、かかった経費は会社から出ることなども話してくれた。私は「おめでとう」と告げ、経費は不要と伝えた。これまでは契約社員だった息子が、正社員とは嬉しい。給料も少しは上がるようだ。親としての心配が一つ減り、肩の荷が下りた思いがした。 山鳩 自転車で帰宅途中に気になるものを見つけて戻った。その家のピンポンを押すと、老婦人が出て来た。そこで家の前にあった石の彫刻を写真に撮らせて欲しい旨申し出る。彼女は喜んで説明してくれた。それで撮影後、暫く話し込んでいた。ここへ嫁いで50年になる由。その頃、周囲は田圃だったそうだ。夫の気質や結婚後の苦労話、最近の怪我の話など、よくもどこの馬の骨ともわからぬ男に話したものだ。 タンポポ その前に私が独り暮らしをしてることや、自分の病気のことを話したせいもあるだろう。それで信用出来る人間と思ったのかも知れない。美人のお婆さんは私より4歳年下。私の眼がきれいと言うので、緑内障なんですよと笑ったら、彼女は白内障らしい。こんな風に初対面の年寄り2人が立ち話で、30分ほど人生を語り合ったのだった。 これも山鳩? 帰宅後、窓際のパソコンコーナーに座って驚いた。何と足元が暖かいのだ。ビックリして目を凝らすと、電気ストーブが点いた状態。これには慌てた。朝の作業中には点けていたが、そのままの状態で出かけていたのだ。しかもお婆さんと30分も立ち話。家の前でもお向かいさんと立ち話。もしその間に地震があってストーブが倒れていたら、きっと家はまる焼けだったことだろう。 アジサイの新芽 歳を取ると注意散漫になるのは意識していたが、自分の身にも最近はこんな出来事が増えた。危ない危ない。もっと注意しないといけないねえ。暫しの間ベランダに干していた布団を取り込んだ。また雲が出だしたようだ。塩を振って一夜干しにしていたヤナギガレイはちょうど良い塩梅に干し上がった。身が薄いので、これくらいの干し加減が美味しいはず。さて次男からの郵便が届くのはいつだろうね。
2018.04.10
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~人生のとある日2~ 花曇りと言うよりは花冷えと言った方が適切かも知れない。何せ暖房が欲しいくらいなのだ。それにこの冬から急に血行障害になった私は、手足がやけに冷える。さて、このブログは予約機能を使って2日前に書いている。だから本当は4月7日の土曜日で、更新は9日の月曜日の予定。 仙台は3月30日がソメイヨシノの開花日だった。満開が4月5日。だがその後の冷え込みで、まだ散らずに残っている。写真は近所の桜。あまりにも急速なさくら前線の通過で、まだお花見へは行っていない。花見ツアーを申し込んだものの1度旅行日を変更し、それでも早過ぎて結局キャンセルした。 つい先日まで枯れたように見えた柿の木に芽が出た。生きていてくれたのが嬉しい。古い葉っぱが次々と落ちて掃除に苦労したモッコウバラに若葉が萌え、小さな蕾も出て来た。いつもの年なら咲き出すのが5月の初めころ。それが今年は4月初めに蕾とはビックリ。地植えした雲南百薬は冷え込みで元気がないが、それでもきっと大丈夫なはず。 葉がまとまらなかった失敗作の白菜が4株冬を過ごした。それが今、蕾菜の茎を伸ばしている。1株に10本として、合計40本。食べ切れないため、近所の方に6本ほど切っておすそ分けした。ところが翌日、その方が揚げ立ての「から揚げ」を持ってわが家へ来られた。先日のお礼とか。「エビで鯛を釣る」とはまさにこのこと。有難く頂いたが、柔らかくて実に美味しかった。 4月の歌会に行くと、詠草の最初に私の歌があった。届いたのが1番のためとか。仲間の反応が心配だったが、存外良かった。抽象的なものを詠む是非が今回の課題だったが、逆にそれが難しいと先生。ああ良かった。帰宅した夜、翌月分のを葉書に書いて投函。作品は北極海の光景を詠んだもの。まあまあ自信作なので、来月の論評が楽しみだ。 新年度の健康診断の案内が市役所から届いた。原則無料だが、始終病院に行ってる私は大抵パスして来た。だが今回は区役所の担当課に電話。65歳から5歳ごとに行われる肺炎予防のワクチン接種。今回を逃せば次は80歳。実質上最後の機会と考えたのだ。その結果だが、掛かり付けの内科で5千円で受けられ、ドクターと接種の時期を相談すべしとのこと。これで不安の一つが消えそうだ。
2018.04.09
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