蘇芳色(SUOUIRO)~耽美な時間~

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2005/07/04
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カテゴリ: 韓流ドラマ&映画
葉子はその光景を見て、愕然とした。

夫・昭彦はカッターシャツの前をはだけ、寝室から出てきた。
目を見合す悦子と昭彦。
葉子が弁当作りのパートに行っている間、何が寝室で行われたかは一目瞭然だ。

みるみるうちに目に涙をためる葉子。
そんな彼女を見て、昭彦は言い放った。

「お前と同じことをしたまでだ。これで俺の気持ちがわかったか」

今でもソンジェのことを愛していると、葉子は思った。

ソンジェはもう葉子には会わない、佳織と結婚すると宣言し、守ってきたはずの家族、昭彦は葉子の古傷に塩をすりこむような言動をする。

葉子の中で何かが壊れていった。
外に飛び出していく葉子。
追いかけもせず、ただ立ち尽くす昭彦。

駆け出した途端、足がもつれ倒れた葉子は、堰を切ったように泣き崩れる。
『私の5年間は何だったの?今も心の中で熱く燃えるソンジェへの愛はどこへ行けばいいの?』
誰も答えてくれない問いを、葉子は心の中で虚しく繰り返すばかりであった。

さて同じ頃、ソンジェの働くホストクラブ「ゴールド・デビル」では、先日店を借り切ってから上客になった女が友人を連れて来ていた。
その友人とは芹沢由紀であった。
ソンジェは由紀の顔を見て、会釈をした。
「あ、ここで働いていたんだ」

ソンジェは由紀のいる席にやってきて、接待を始める。
そのとき由紀の携帯電話が鳴った。
「あ、はい。・・・・・」話し込む由紀。
と大声を出した。
「え?葉子が?」

電話を切り、由紀が呟く。
「きっとなんかあったのよ。こんな時間に昭彦さんが電話をかけてくることなんてないもん」
ソンジェの表情が曇る。
「ちょっとごめんなさい」
そう言うが早いか、店から飛び出していった。
夜の町を疾走するソンジェ。
心の中は葉子への想いで一杯だった。
『葉子、こんな時間までどこで何をしている?いったい何があった?』


財布もカバンも持っていなかった葉子は、行く当てもなく、ただベンチで座るしかなかった。
ソンジェとの思い出の公園。
このベンチでソンジェと語らったことなどを、ぼんやりと反すうしながら、葉子はなす術もなく、ただ座っていた。
心の中を乾いた風が吹きすさんでいる。
ソンジェを失った痛みの上に、昭彦の無遠慮な言葉が突き刺さる。

ふと人の気配がした。
無気力に顔をあげる葉子。
彼女の瞳に映ったのは、まぎれもなくソンジェ、その人であった。

息を切らせながら「葉子さん」と呟くソンジェ。
狂おしいほど切ない瞳をして、葉子を見つめる。
葉子は思わず立ち上がった。
「・・・ソンジェ・・・」

葉子は、熱い想いが湧き上がってくるのを感じた。




はぁ~、今日もため息モノの怒涛の展開。
あの~昼ドラって、いっつもこんな展開なんですかぁ?
あーもー視聴者は身が持たないわ。

「葉子が?」の由紀の言葉に、さっと反応するソンジェ。
いいわね、いいわね。まるで出会った頃のソンジェのよう。
あの頃は、葉子目がけてまっしぐらだったもんね。

店を跳び出て、夜の町を走り抜けるソンジェの姿は、5年前の彼を彷彿させる。

ねぇソンジェ、今葉子はボロボロになってんだよ。
優しく抱きしめてあげてよ~。
そして「愛してる」って囁いて・・・。

あ、でも、そうなったらもう一気にお話が終わっちゃうか。
まだ19話残っているんだ。
はぁ~まだまだ道のりは長い。





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最終更新日  2005/07/05 01:06:51 AM
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