全16件 (16件中 1-16件目)
1
学生諸君は誰の稼ぎで学生をしているかといえば、保護者の皆さんですね。...これを言うと「自分はバイトしてる」という人がたま~にいますが、それならそのお金で水道光熱費・各種税金・食費・学費・家賃その他諸々を全額自分で支払ってからモノを言えよ!と誰かさんにボロクソ言われますよ!話を戻します。学生諸君は保護者のみなさんの稼ぎで学生をしています。言い換えれば勉強をしているわけです。ポルコは自分の稼ぎで飛んでいます。ではフェラーリンは?彼の言葉を借りるなら、国家や民族の稼ぎで飛んでいるんですね。つまりここで話題にしたいのは《スポンサー》についてなんです。スポンサーとはざっくり説明すると『資金的後援者』といえます。スポンサーについて考えると、経済がいかに様々な分野に影響を与えているのかが分かると思います。学生諸君は保護者のみなさんがスポンサー。ポルコは自分自身がスポンサー。フェラーリンは国家や民族がスポンサー。これが意味するものはなにだと思います?
2015.04.20
コメント(0)
最後に取り上げたいのは映画館でのシーンです。戦友であったフェラーリンとの会話です。彼はポルコの身に迫っている危機を知らせますが、本人はとっくに承知していてなおかつ眼中にないような様子...そこでフェラーリンは切り出します。「空軍に戻ってこい。今なら俺たちの力でなんとかする。」それに対してポルコは「ファシストになるくらいなら豚のほうがましだ。」と言い放ちます。そしてフェラーリンが言います。「冒険飛行家の時代は終わったんだ。民族とか国家とか、くだらないものを背負って飛ぶしかないんだよ!」と。ここで考えたいのは「民族や国家を背負って飛ぶ」とはどういうことか!...なんです。そのヒントになるのがその後にポルコの言った台詞なんですね。「俺は俺の稼ぎでしか飛ばねぇよ。」「俺の稼ぎで飛ぶ」ってことは「俺が稼いだ金で飛ぶ」という意味なんです。さらにヒントを出すとすれば...学生諸君! あなたたちは「だれの稼ぎで」「だれの稼いだお金」で学生生活をしているんですか?...ですわ。
2015.04.16
コメント(0)
そしてマンマユート団と空賊連合は、かなりの利益を得るのです。これもたった一言の台詞で表現しています。「毎月これをやってくれないかな!」と空賊連合のボスが言っているのがそれです。もしかしたらあの島に上陸するための料金(入場料)を取っていたことも考えられるでしょう。また人が集まるので、食べ物や飲み物の販売もしていたでしょう。実際にアイスクリームは販売されていましたからね。さらにダメ押しで、2人の決闘が飛行艇による空戦から海辺でのボクシング(劇中ではカーチスが「拳骨」と表現していました)に移行しとき「また賭けができる!」と空賊連合のボスは言います。これでまた儲けることができるってわけです。ここでもう一度確かめておきますが、賭け事は主催者が儲かる仕組みになっているんですよ!だから賭け事にのめり込んだりしないように!!では、そろそろ最後の話に入ります。劇中では「スポンサー」の話にも触れています。学生諸君!スポンサーって何ですかね?
2015.04.15
コメント(0)
その結果、2人の決闘は一大イベントとなってしまいました。ポルコは「バカ野郎どもが!お祭り騒ぎにしちまいやがって!」と表現しています。ではなぜマンマユート団と空賊連合はお祭り騒ぎにしたのか?みんなに2人の空戦をみてもらいたかった...フィヨの心意気をみんなに知ってもらいたかった...いつも皆さんに迷惑をかけているのでせめてもの恩返しをしたかった...違うんですね!2人の決闘をダシにしてお金儲けをしたかったんですよ。『お金儲け』が『経済』なんですね。決闘が行われた島では賭けがおこなわれていたでしょ?まあ西洋人は賭け事が好きなんです。洋画を見ていて[bet(ベット)/賭ける]という語がない映画は無いんではないかと思うほどです。本当にお金を賭けるかどうかは別として!ですが、ちょっとした慣用句としてよく出てきます。劇中の賭けはもちろんポルコが勝つかカーチスが勝つかで行われると考えられます。で!賭け事というのは、主催者が絶対に儲かる仕組みになってるんです。だからマンマユート団と空賊連合は主催者側になろうとしたわけですよ。
2015.04.14
コメント(0)
日本の公的機関が民間企業に何か品物やサービスを発注する場合の値段設定は2種類あると言いました!1つは原価ぎりぎりの価格で発注する場合。と紹介しましたが、2つ目はまだ述べていませんよ!学生諸君、気づいていましたか?現代文の文中で「2つある」「3つある」と言われれば、その内容をいつも注意しておかなければなりませんよ。結構、ここが出題されているにも関わらず正解率が低いのが今の高校生の特徴です。私がいつも言っている「文章に流されずに文章の流れを掴め!」というのがこれでもあるのです。...でも2つめは今回は述べません...『紅の豚』には出てきませんから!では、劇中の話に戻ります。飛行艇の修理を終えてアジトに戻ったポルコはカーチスとのリターンマッチをすることになります。あそこにも経済が存在しますよ。マンマユート団ボスは、カーチスとの再戦のきっかけを作ったフィヨの言葉に感動したのを理由に「この決闘はマンマユート団が取り仕切るぞ」と言います。すると間髪を入れずに空賊連合のリーダーが「空賊連合にもかませろ!」と言いますよね。その結果どうなりました?
2015.04.13
コメント(0)
劇中で国民は政府がポルコに支払う賞金の額を知ることができます!ポルコがジーナの店に行ったシーンで、ネプチューン社の特派員を名乗る記者が「今年の賞金総額は...」という話をポルコに持ち掛けます。あの記者はおそらく新聞社の記者だと考えられます。結構ポルコの動向が新聞に載っているシーンがあるんですよね。しかも一面にです。マンマユート団に奪われたお金や人質を取り戻した記事とカーチスとの空戦に敗れて行方不明だとかの記事が載っているんです。そろらくジーナも新聞でポルコの敗戦を知ったはずなんです。また話がそれましたが...(-_-;ともかく新聞で賞金額を知ることができるんですね。だから思ったんです。ポルコの確定申告はどうなるのかなって...ポルコにとって賞金はそのまま収入なので、収入額が公表されている限りはそれにかかる税金の額も公表しているのと同じなんですね。だから、確定申告をしっかりしないと少しでも納税額を少なく見積もって申告してしまった日にゃ、不足分と追徴課税分を支払わないとあきませんからね。でもやっぱり賞金なんで非課税の可能性は高いと思います。それなら税金は支払わないでいいですから!ちなみに我々の身近で非課税の賞金といえば・・・宝くじです!宝くじといえば...中3の年末にお年玉を前借して年末ジャンボ宝くじを購入し、お母さんに死ぬほど叱られたF君は元気にしとるんやろか?
2015.04.12
コメント(0)
日本でも公官庁の発注する品物や仕事は、いかに低コストかが決め手となります。だって税金で支払うのですからね!湯水のごとくお金を使ったり、高い買い物をしては、有権者からの信用を無くします。「公務員が有権者にどう思われても影響ないやん!公務員は選挙で選ばれるわけとちゃうのに...」なんて思っている学生諸君はいねぇが~。公務員のトップは首長ですよ!首長は選挙で選出されますからね。また税金が有効に正しく使われているかどうかを監視する【市民オンブズマン制度】があって、結構【地方公共団体】を相手に裁判起こしたりしてますよ。では、劇中ではどうでしょう?国がポルコに賞金として支払うお金の総額を、国民が知ることができたのでしょうか?これも劇中にヒントがあるんです。ほんまに『紅の豚』はよくできた映画ですよ。おそらくすべての台詞にまったく無駄がないんじゃないかとさえ思ってしまいます。
2015.04.11
コメント(0)
「持ちつ持たれつ」の関係でお互いの生活を支えて経済を活性化させる!そんな生活をしている1人であるポルコだからこその「安い仕事はやらねぇぜ」という台詞だったとすれば納得できるわけです。そしてポルコにそう言わせたことからも、あの劇中最初の仕事を依頼した電話の主が公的機関ではないかと推測できるのです。私の知る限り、日本の公的機関が民間企業に何か品物やサービスを発注する場合の値段設定は2種類に分かれます。1つは原価ぎりぎりの価格で発注する場合。この場合ははじめから『うちに納入する場合は定価の3割引きで!』等の規定が存在していますよ。このときは民間企業には利益はほとんど入らない状況になってしまいます。...私、この件に関して色々な納入業者に直接聞きましたから確かですよ!・・・でもなぜその企業はその公的機関と取引するのか?その理由としては、ボランティア精神であったり、公的機関と取引があることで社会的信頼が得られたり、あるいは美味しい裏取引があったりすることが考えられるです。「え~、なんじゃそりゃ!」なんて思わないで下さいよ、学生諸君!たとえば高校入学時に「学校で電子辞書の販売があれば学校で購入しなさいよ。」と私は必ず卒業生に言うのです。なぜか?一番安く購入できるからですよ。皆さんだってこの恩恵を受けていることが多いですからね。
2015.04.10
コメント(0)
『海も丘もすっからかん』つまり、資源が無いってことです。海では魚が取れず海底資源もないんでしょう。丘(陸地)では農作物が取れず資源もないのでしょう。でも人々は生活をしなければならない。そこで!自分の生活だけではなく、他人の生活もことも考えて、高い価格であったとしてもしっかりお金を使い経済を活性化させる...これを「持ちつ持たれつ」という言葉で表現していると考えられます。まさに『冷コー』の話と共通してますよね。なので、物価が上昇する【インフレ】状態はある程度なら経済を活性化させる良い要因となるのです。なのに今の日本はどうでしょう。皆が安いものに走り、安いものだけが売れてそうでない物は売れない。売るためには無理にでも値段を下げる。その分、材料費や人件費あるいは管理費を安くして採算を合わせようとするあまり、様々な事件や事故が起こったりします。こういうのを【デフレスパイラル】っていうんでしたよね!では、安いものに走る人たちだけが本当に悪いのか!そうではありません。収入があがらないから、自己生活防衛のために安いものを購入せざるを得ないんですね。なぜ収入が増えないか!人件費を削られるから...ってわけです。これも【デフレスパイラル】の影響です。
2015.04.09
コメント(0)
さて、1930年のクロアチアの経済状況を調べればちゃんとした答えが見つかるかもしれませんが、ここはあくまで劇中のシーンや台詞等から推測してみましょう。何度も言いますが、こういう推測というか遊びが学力をあげてくれる大切な要素なんです。はじめて見たとき私は「ガソリン価格だけが高騰したんかいな?」と思いました。5~6年前に日本でもあったんですよ!ガソリン価格がみるみる上昇したことが!!!厳密にいうと、ガソリン価格だけが急上昇してのです。しかし劇中ではそうではなかったみたいです。そのピントはポルコの台詞にあります。ガソリン価格がイタリアの3倍と聞き、納得できないフィヨに言うのです。「ぼってるんじゃねぇ。持ちつ持たれるなんだ。この辺は見てくれはいいが海も丘もすっからかんなのさ。」学生諸君分かりますか?「ぼってるんじゃねぇ」は、「ぼったくっているわけではない」という意味です。つまり「自分の利益だけを考えた上で高い値段をつけているのではない!」とでも解釈してください。ちょっと上品に意訳し過ぎている感もありますが、まあこんなもんでしょう。学生諸君、その後は自分で考えてみましょう。なぜガソリン代が高くても文句を言わずにお金を払うのかを!「持ちつ持たれつ...」「海も丘もすっからかん...」がヒントとなります。
2015.04.08
コメント(0)
本年1月の時点での日本のガソリン1リットルの平均価格は約140円だったらしいです。ちなみに国内でも地域によって価格差がありますので約140円というのは、ざっくり提示させていただきました。で!本年1月の時点でガソリン1リットルの価格が一番安かった国はベネズェラです。なんと日本円にして1.5円らしいです。ホンマかいな?と思いますが事実みたいですよ。つまりもしベネズェラから日本に来た人が、ガソリンを給油しようと価格を調べたときにフィヨの台詞を借りるとすれば「ガソリンがベネゼェラの93倍なんて!」となるわけです。また同じ品物でも価格が変わるのは【需要】と【供給】のバランスも大きく影響しますよ。これは中学の公民で学習していますから「何のこっちゃ?」と思う高校生諸君は要復習です。【需要曲線】と【供給曲線】のグラフの意味をよく考えてみてください。
2015.04.07
コメント(0)
まずは日本がどこの国から原油を主に輸入しているか調べてみてください。あるいは調べないでもわかるでしょう!現役学生諸君であれば...結構近場の国ではありませんよ!ということは、輸送費がかかるんです。またこの輸送費というのが少々厄介で、輸送距離はもちろんのこと、輸送の状況によっては価格がかなり変化するそうです。これはカナダでヨットクルーのアルバイトをしていた頃に、船長のラリー・ペックが教えてくれたのですが、治安的に安全でない海域や自然状況の過酷な海域や時期に海路輸送しなければならないときにはコストがかなり高くなるらしいのです。だから安倍総理がシーレーンの安全の確保を重視しているのも納得できるのです。さて、原油価格の上昇につながる原因はまだあります!原油を精製してガソリンを作るにもコストがかかりますよ。まだまだあります!!その上にガソリン税がかかります。さ~ら~に!!!消費税なんかが上乗せされます。「これは必需品だけど、考えようによっては贅沢品」と思われるものにはガンガン課税するのがこの国のやり方です。まあ日本の税金の悪どい取り方についてはまた別の機会に述べるとして...劇中当時のイタリアとクロアチアでは、ガソリン価格が3倍も開きがあったわけです。ちなみにみなさん!今年1月現在で、世界で一番ガソリン価格が安い国と、日本のガソリン価格はどれくらい差があると思いますか?
2015.04.06
コメント(0)
給油のシーンでフィヨがポルコに言います。「ガソリンがイタリアの3倍」だって!ガソリンはイタリアから戻ってから入れました。国によってそんなにガソリンの価格って変わるんでしょうか?これが変わるんですね!これは経済や政治、あるいは地理の要素も含んでいますよ。たとえば日本で考えてみましょう。日本はガソリンなんかの元になる原油が出ません。つまり外国(原油の出る国)から買わなければならないのです。そうなるとまず原油に対する支払以外に費用がかかってしまうのです。学生諸君、何の費用だと思います?これはもちろん経済的問題であると同時に地理的問題でもあります。
2015.04.05
コメント(0)
第二次大戦後に起きたベトナム戦争や朝鮮戦争のときに、米軍から日本に様々な物資の製造要請があり、日本の経済は結構潤ったんです。それは高度経済成長を加速させた大きな要因でもありました。ある戦争経験者の作家がその作品でこう言いました。『戦争を始めようとする者は、勝ったときのこと、勝ったあとに得ることのできる名誉や財のことだけを考える。負けたときのことは考えない。なぜなら正義は我にありとの思いに何の疑いもないからだ。そうではなく人の命の重さを考えるべきなのに...』話を戻します。劇中ではまだ経済を考えさせられる場面がありますよ。ポルコが飛行艇の修理を終えて、アドリア海に戻ってきたときの場面です。給油する場面がありましたよね。給油の時間待ちの間にポルコが店主たちと話している内容にも触れたいのですが、ここではやめておきます。また話題が《『紅の豚』と経済》ではなく《『紅の豚』と政治》になってますやん!とのツッコミがきそうですから...でも言い訳させてもらえば、『経済』と『政治』はリンクしとるんやっちゅうことなんですけどね。
2015.04.04
コメント(0)
【ファシズム】とは、一党独裁でその政権に絶対服従を求めて排他的な政治を行い自由主義社会を敵視する・・・ざっくりいえばそんな内容です。当時のイタリアはそのような政党が一党独裁で戦争の準備に入っていたのです。で!不謹慎な言い方かもしれませんが、戦争って儲かるんです。経済が活性化する一面がある、といったほうがいいかもしれません。おそらく劇中当時のイタリアもそうだったと推測されます。政府から発注を受けた軍需産業に豊富な資金が流れるのがその理由の一つです。ちなみに当時のイタリアは海軍の兵力はかなり充実していましたが、空軍は世界的にもかなり遅れをとっていたらしいです。だからこそ力を入れていたと考えられると思います。しかし現実問題として、イタリアは航空兵力が充実する前に戦争に突入してしまったみたいですが...ちなみについでに...もちろん日本だって軍需景気に沸いた時期がありましたよ。一番最近でいえば第二次大戦後です。
2015.04.03
コメント(0)
しかし『世界恐慌』のあおりを受けているとはいえ、景気のよさそうな場面も多々あるのです。大きな工場がガンガン稼働していて、飛行機がバンバン飛んでいる...どこが不景気なんや!と思わずツッコんでしまいたいくらいです。これを紐解くには『経済』とは切っても切れない関係のモノの一つである『政治』を考えなければなりません。ピッコロ社があるのはイタリアのミラノです。時代は1930年です。だいたい分かりますよね!学生諸君よ。ヒントとしては、劇中でポルコがミラノに着いてから頻繁に出てくる『ファシスト』という言葉が挙げられるでしょう。「ファシストになるぐれぇだったら豚の方がましだ。」とか、「フィヨをつけていたのはファシストの秘密警察だ。」とか。
2015.04.02
コメント(0)
全16件 (16件中 1-16件目)
1