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開幕試合で、三輪のハーレーダビッドソンにまたがりグラウンドに登場した新庄選手

開幕セレモニーの一幕で、映画「ターミネーター２」にヒントを得た。新庄選手が最初に右翼席フェンスから自らバイクを操って場内を１周。ほかの選手はそれぞれサイドカーの横に乗って定位置についた。
「残りの野球人生でやりたかったこと」と前日話していた新庄。楽天・野村監督は、阪神時代の教え子の振る舞いに「盛り上げるのは良いこと」とぼやきなし。

★石川県能登地方で地震発生!!
２６日午前９時４４分ごろ、石川県能登地方を震源とする地震があり、七尾市で震度３を観測した。
気象庁によると、震源の深さは約２０キロ、地震の規模はマグニチュード３．７と推定される。この地震による津波の心配はないという。

★高校野球結果。
日本文理、４―３で高崎商下す　選抜高校野球第１試合
第７８回選抜高校野球大会（日本高校野球連盟、毎日新聞社主催）４日目の２６日、１回戦第１試合は日本文理（新潟）が４―３で高崎商（群馬）を下し、新潟県勢として春の甲子園初勝利を挙げた。
３―３の同点で迎えた７回、日本文理は先頭の頓所大が左翼線二塁打、次打者田沢が送って１死三塁として、３番長谷川が右前に適時打を放ち、勝ち越した。
が安打で出塁、犠打で２塁に進んだが、後続を断たれた。
新潟代表か゜初戦突破は史上初めて、プレッシャーに負けず見事な勝利でした。

★イチローが２安打、城島は無安打
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は２５日、米アリゾナ州ピオリアでのアスレチックスとのオープン戦に「１番・右翼」で先発、３打数２安打１四球だった。１回に左前打。その後は遊ゴロ併殺打、右中間二塁打、四球で、５回で退いた。

城島健司捕手は７番で先発し、２打数無安打。内容は投ゴロ野選、見逃し三振、投前犠打で、５回で交代。

★松井秀は３打数１安打　
米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は２５日、米フロリダ州セントピーターズバーグでのデビルレイズとのオープン戦に「６番・左翼」で先発し、３打数１安打１四球だった。
１回２死二塁で中前打したが、走者が本塁でアウトになった。その後は四球、左飛、空振り三振。

★ＶＷが新型「パサート」発表　
フォルクスワーゲンの日本法人が発表した新型「パサート」＝東京都内で

日本の輸入車市場で６年続けて販売台数トップのフォルクスワーゲン（ＶＷ）が、小型車中心の戦略を見直し始めた。メルセデス・ベンツなどの追い上げが激しいためで、ＶＷ日本法人は中型車の新型「パサート」を発表。輸入車の売れ筋が高級モデルに移っており、ＶＷもより上級の車種に力を入れて、新しい顧客層の開拓に挑む。

新型パサートの発売は４月１１日。排気量２．０～３．２リットルで、セダンとワゴンがある。約９年ぶりの全面改良で車体を一回り拡大し、室内や荷室を広げた。希望小売価格は税込み３１９万～４３９万円。ベンツ「Ｃクラス」、ＢＭＷ「３シリーズ」など売れ筋の輸入中型車と比べて数十万円安く、「戦略的な価格」（ＶＷ日本法人）という。年６千台超の販売が目標だ。

★ＪＲ東京駅で「歴史展」始まる
東京駅が所蔵している横山大観作「富士に雲」

１９１４（大正３）年に開業したＪＲ東京駅の歩みを振り返る「東京駅の歴史展」が、駅構内の東京ステーションギャラリーで始まった。４月９日まで。無料。
丸の内駅舎の復元事業の記念行事。戦災に心を痛めた横山大観が駅長に贈った「富士に雲」や彫刻、昔の駅員の制服など１００点以上が展示されている。

大観作品の公開は１１年ぶり。「駅長室用に、と贈って頂いたものだから」とＪＲ東日本は言うが、訪れた人からは「もっと頻繁に見せてくれてもいいのに」との声も。

★ＰＳＥなし中古家電、実質販売ＯＫに
電気用品安全法の本格施行で４月１日から安全性を示す「ＰＳＥマーク」の付いていない電気製品の販売が規制される問題で、経済産業省は２４日、マークのない中古品でも、後日に漏電検査をすることを前提に、「レンタル」の形で事実上の販売を認めるなどの対策を発表した。マーク付与に必要な漏電検査の機器が不足しているための措置というが、検査の期限は示していない。リサイクル業者などの反発を受け、事実上の本格施行先送りに追い込まれた形だ。

消費者がＰＳＥマークのない中古品を買う場合、販売業者による検査を受けてマークが付くまでの間は、販売業者側が引き続き商品の所有権を持つ形になる。所有権が業者側にある間は、修理などの費用は業者が負担するほか、廃棄する場合の処理費用なども業者側が負担する。

同法は、レンタルや無償譲渡にはＰＳＥマークを義務づけていない。経産省は「販売容認ではなく、あくまでレンタル。検査機器が普及した段階で、検査してＰＳＥマークを付けてほしい」と呼びかけている。だが、電気製品の安全確保という法律の目的が骨抜きになる可能性がある。

★「世界遺産」敦煌の壁画、劣化進む
「千仏」が描かれた壁画。上半分には残っているが、湿気の影響で下半分は消えかかっている＝敦煌・莫高窟第３５窟で

仏教美術の宝庫として知られる中国の世界遺産、敦煌・莫高窟（ばっこうくつ）の石窟内に描かれた多数の壁画の劣化が急速に進んでいる。剥落（はくらく）や亀裂、かびの繁殖による傷みのほかに、壁画の広い範囲が下地ごとはがれ落ちるなど瀕死（ひんし）の状態のものも少なくない。地元の敦煌研究院は、日本や欧米などの研究機関と共同で保護対策や修復作業を急いでいる。

　莫高窟の壁画は４世紀から約１０００年の間、幾世代にもわたって描かれてきた。敦煌の文化は、シルクロードの乾燥した自然環境の中で生まれたが、最近の研究では、石窟内の地中にある湿気が塩分を溶かして化学変化をおこす塩害が壁画劣化の主な原因との見方が強まっている。敦煌研究院は今春から、すべての壁画の傷みの状態を把握できるカルテづくりに乗り出す方針だ。

★あのお方のマイカー
前回お伝えしたパリの古典車イベント『レトロモビル』では、２日め夜にクリスティーズの自動車オークションが開催されるのが慣わしである。

クリスティーズといえば、泣く子も黙る歴史的オークションハウスだ。とっさに『あの名画が○億円で落札』といったニュースを思い出す。

そしてビッダー、つまり入札するお客さんの中には、ジーンズ＆ジャンパー姿の人もいる。寝ている子供をたお父さんもいる。どうでもいいが、親の趣味に付き合わされた、少々不幸な子供であろう。

クリスティーズのスタッフに取材を申し込むと、「ビッダーのお客様のお顔を除いて、どうぞご自由に撮影してください」と快く応じてくれた。

ところでオークションには、呼び物になる品が用意されるのが慣わしである。
去年のそれは、ジウジアーロが１９７２年にデザインした、世界に１台のショーカー『ブーメラン』だった。７０万ユーロ(約９８００万円)の値がついた。
いっぽう今年はというと、ちょっと変化球ともいえる代物だった。
昨年逝去した前ローマ法王・ヨハネ・パウロ２世のクルマである。
といっても、法王になってからのクルマではない。

故郷ポーランドで所有していた１９５８年型『ＦＳＯワルシャワ　Ｍ２０』だ。
キャロル・ジョゼフ・ウォイティワ（ヨハネ・パウロ２世の本名）は、１９４０年代末に聖職者としての道を歩み始め、やがてクラスコーの聖フロリアン教会を任されるようになるが、このクルマはその頃注文されたものらしい。
そして、１９５８年に同じクラスコーでより高い位に就く。
資料によると、「それを機に、納車が早められたと思われる」とある。事実、納車日は、就任の約ひと月後だったという。
クルマが普及していない時代、ましてやクルマは数年待ちが当たり前といわれた社会主義体制下である。当然そのような計らいは行なわれたことだろう。

“法王の車”の競りは、１万ユーロ（約１４０万円)から始まった。
そして、僅か約２分で６倍の６万ユーロ(約８４０万円)まで競り上がった。
しかし、出品者が設定した最低価格２０万ユーロ(約２８００万円)に達せず、売買は不成立に終わった。

現法王ベネディクト１６世が所有していたクルマが、ネットオークションで高値をつけた。単なる（と敢えて言わせていただこう）ＶＷゴルフがである。
たとえ法王といえども、現役でないと人気がないのか。
これでは、監督をしていない時代でも人気のあった長嶋茂雄のほうが、よほど幸せである。

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