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徳島県の中央部を東西に伸びる、別名「四国三郎」と言われる吉野川。
この川のすごいことは洪水時のピークの水量が日本一であるということです。
可動堰「第10堰」の話題で盛り上がっているようですが、洪水対策の知恵として、次の木の利用があります。
洪水の水の勢いを弱めるために屋敷のまわりにタケやヤナギを植栽する。
同じように水の勢いを弱めるため堤防にも植栽。
洪水後の土地の境界のトラブルを未然に防ぐための境界木「地境木)」。
洪水時の緊急避難用としての「避難木」を屋敷のまわりに植栽。
洪水時の家屋の流出を防ぐため「水防林」。
場所によっては、石垣で家を囲んだり、高く築いた地盤に家を建てたりしていました。
最大の対策は、秋の洪水を避ける農作物ということで藍を導入したことです。
藩も後押ししたそうです。
藍は、9月までに収穫できるということで。
また、氾濫によって土地に養分が供給されるという水防林が岩や石を押しとどめ、泥だけを流すふるいの役目をしたようです。
それ以上に連作できない藍の栽培が、洪水が起きるたびに新しい土が運ばれるので産業的にも成り立ったのです。
だから、洪水は農家にとって歓迎されたという話もあったそうです。
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