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アリエクとはAliExpress(アリエクスプレス)のことで、簡単に言えば中国版AMAZON、または中国版楽天みたいなものである。相当前から買い物をしてみようかなと思っていたんだけれども、かっては日本語が通じなくて怖いので、眺めるだけにしていた。でも最近はだいぶ様子が変わって日本語に対応したし、ネットを見ても結構ウワサになっているので、チャレンジしてみることにした。アリエクの良い所はとにかく安いことである。悪い所は内容がよく分からず、危険な所である。また品物が届くまでに10日から1か月かかる。中国から送ってくるので通関手続きがあるからである。危ないと言うのは、例えば写真を見ると複数の商品が載っていたりする。これを買おうと思って申し込んだら、別の安物が届く。たとえ別の物でも何か届いた時点で相手が悪いと言えなくなる。申し込んだ人間の勘違いだと言われれば、もう水かけ論になってしまう。だから気をつけた方が良い。なので僕は最初は練習だと考えて安い物からスタートした。で、色々と見ているうちに愛天堂の商品の秘密が分かってきた。愛天堂の商品は秋葉原の他のお店同様に倉庫に眠っていた在庫を安く売っている?のだと思っていたら、実はアリエクに同じ商品が1/3くらいの値段で売っている。つまり愛天堂オリジナルも有るけれど、実は中国で安く買ってまとめて日本に送り、3倍の値段で売っているのが結構あるのかも?例えば6石スーパーラジオなんかがそうである。実は愛天堂オリジナルではない。えー!1/3だよと思った。つまり中国では1/3で売っているのである。でも送料が加わると愛天堂の方が安い。だから僕らが買うにはアリエクも愛天堂も変わらない。でも愛天堂は「みんなに売りさばけば1個辺りの送料は行くなる」。50個くらいまとめて段ボールで送れば多少高くても1個辺りの送料は安い。その差額が儲けになるのである。愛天堂はこうして儲けているのだと思う。面白いので他のラジオも見てみた。8石スーパーである。7石スーパーも有って、7石スーパーは愛天堂で売っているのと同じである。6石スーパーと7石スーパーの違いは中間周波数トランスが1個増えて、AGC回路が日本の6石スーパーと同じ安定した回路になり、低周波増幅部がトランジスターが1個と出力トランスが1個増えて、スピーカーがトランス出力になり、多分歪が出ない回路になっていることである。8石スーパーは低周波増幅段のトランジスターがさらに1個増えているので、多分、6石スーパーのようにギリギリではなく安定した実用レベルの物なんだろうと思う。ただ、電池が1.5Vが1個で単三ではなく多分単二ででっかいのだと思うので、まだ買う決心がついていない。他にも面白いのが有る。DSPラジオなんだけれどもケース付きでスピーカーが本格的。そしてリチウム電池を使っている。単三電池に比べて長持ちする気がする。いつか買ってみようかなと思っている。それらを検討しているうちに試しに1個買ってみることにした。そしたらなんと違うのが届いた。ただ、僕が間違えて「ポチ」っとボタンを押し間違えたのかもしれず、泣いた。仕方ないので、もう一回正しい方を買うことにした。送料込みで1400円強の損失。値段が安いので、半田付けして遊んだと思えばあきらめはつくのだが、周波数受信範囲が87.0~108MHzなのが腹が立つ。まぁでも2回目に買った方は送料込みで1449円だった。周波数の表示用LED付きで受信周波数は50.0~108.0MHz。組立説明書は英語だけれども丁寧に書かれているので、じっくり読めば良い。ただ一つだけ分からない部品が有った。黒いスポンジが有って電池ケースに使うらしいのだけれども、最初は分からなかった。で、組み立て終わって電池を入れたら分かった。電池が熱い!そう基板と電池が接触するので、その間に入れて絶縁する為のスポンジだったのである。あやうく電池が溶ける所だった。このラジオの良い所は、他のAMAZONなんかのFMラジオが87.0~108.0MHzなのに、ちゃんと50.0~108.0MHzで使えることと、高周波増幅が1段ついているので感度が良いことである。僕の部屋はマンションの電波が入らない部屋なのでダメだけれど、奥さんの部屋では15局もFM放送が聞こえる。Nack5を聞いてみた。79.5MHzである。1400円くらい損したけれど、遊べたからまぁ良いか。<後日追記>後から気がついたけれども、一つ大事な欠陥?が有る。回路上はUSB入力が使えるはずなんだけれども、実際は使えない。回路図に書いてある3.3Vの三端子レギュレーターが入って無かったから。じゃぁ仕方ないので愛天堂で買おうかなと思って回路図を見ていたら気がついた。USB入力をできるようにしたら電源OFFできないじゃん。そう、今電源スイッチとしているスイッチS5は実は電池4.5VとUSB入力の切替用で、電源スイッチが無い。また回路図上3.7Vと書いてあるラインの電源が無いので、これはUSB入力から三端子レギュレーターを介した3.3Vのことなんだと思うのだけれども、そうすると上に書いたように電源をOFFにするスイッチが無くなるのである。なので、諦めて電池専用にするしか無いと思うし、多分設計者もそのことに気がついて、それで三端子レギュレーターを部品として入れていない。つまり電池専用にして、切替スイッチのUSB入力側をOFFとして使っているのである。ところが電池を交換するには分解しなければ交換できないので、ものすごく不便なのである。どうしよう。電池をあきらめてUSB入力専用にして三端子レギュレーターを愛天堂から買って、切替スイッチの電池側をOFFとして使うしかないのかな。これってけっこうひどい欠陥だと思う。3.7Vと言う数値から考えると、今、電池BOXになっている箱部分は本来はリチウム電池の入る場所で、USB入力は三端子レギュレーターでなくリチウム電池の充電回路の予定だったんだろうと思う。そして今電池への切替はになっているスイッチはON/OFF用だったのだ。ただ何らかの理由でリチウム電池が採用されず、仕方ないので電池を採用したせいで、回路が滅茶滅茶になり、電池の交換は分解しなければいけなくなったのだと思う。リチウム電池ならば、交換の必要は無いので分解の必要も無いのだから。つまり設計者が迷走してグジャグジャになった結果こうなったんだろうと思う。可哀そうにグジャグジャになっている。いつか電池1.5VX3をリチウム電池と充電回路に取り換えてあげよう。<後日追記>最終的に欲しいのはこれ。でも高いので考え中。キットではなく完成品だけれども、中学生の頃にやって見たかった「ワッチ(アマチュア無線を聞く事)」ができるかもしれない。当時はアマチュア無線なんてお金持ちの子供しかできなかった。それが今は3千円台で(聞く事だけは)できるのだから、時代は変わったと思う。このラジオはアマチュア無線でよく使われるSSBを復調できる。僕は自分でBFOを作って聞こうとずーっと思ってきたんだけれども、なかなか実行できなかった。なのでそれがDSPラジオでできるならばやってみたい。奥さんに土下座してお願いするしかないかな?
May 29, 2025
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2025年5月12日に愛天堂の6石スーパーラジオAKIT164を作ったのだけれども、久しぶりにまた愛天堂の6石スーパーラジオAKIT164を作りました。せっかくなのでカウンターを付けてみることにした。実は前にもカウンターを付けたことはあるのだけれども、今までは大きなカウンターしか無くて、スピーカーにかぶさったりしてうまくいかなかった。ところが最近愛天堂から小さいタイプのカウンターが出たので付けてみようと思ったのである。これである。説明の都合上、愛天堂のホームページの中にあれこれ写真を追加している。使われているICのCD3610Dは市販のデジタル周波数表示のついたラジオに使われるICで、局部発振回路の出力を入力すると、それから中間周波数を差し引いて受信周波数を表示する(液晶への出力付き)優れものである。たとえば、ニッポン放送の場合、局部発振回路の出力1707kHzから中間周波数465kHzを引いた1242kHzが表示される。スーパーヘテロダインのラジオではストレートラジオとは違い、受信周波数は局部発振回路の出力周波数で決まる。そのおかげで、ストレートラジオよりもはるかに選択度が高い。ストレートラジオの場合はバーアンテナのQを相当に高くしても、2つの放送局の周波数が50kHz程度は離れていないと混信するが、スーパーはその半分以下でも混信しない。世の中のMW(AM)放送局の周波数がNHKと民放で大きく離れているのはストレートラジオのせいである。まぁそれはそれとして、受信周波数を直接入力せずに局部発振回路出力を利用するのは、ただでさえ弱い受信周波数からカウンターの為に分岐すると受信電波が弱くなり、主にSN比が大きく低下するからである。SN比はS(信号)/S(信号)+N(ノイズ)なので仕方ない。対して局部発振回路出力は元々大きな電圧に設定可能なのでちょっとくらい取っても大丈夫。なので、カウンターを付ける場合はたいてい局部発振回路出力を取って455kHzを引いて、受信周波数として表示する。ちなみにこのICが中間周波数を465kHzとしているのは中国製だからである。中間周波数を日本では455kHzとしたのは単なる決め事でいくらにしても技術的には問題ない。ちなみに日本でも昔は463kHzだった時代があるらしい。日本のラジオの中間周波数が455KHzになったのは、例えば船舶用の周波数が510kHzであり、(490kHz~510kHzは遭難通信用周波数)410kHz±3.5kHzは、船舶の航行用方向探査用信号の周波数なので、避けたかららしい。家庭用のラジオから出る電波は小さいから大丈夫なんだと思うけれど決まったら仕方ない。カウンターの入力をどこから取るかと言う問題なんだけれども、僕はいつも発振回路のトランジスターVT1のエミッターから取っている。十分に大きい出力なので、ちょっとくらいここから取っても影響ないし、何よりも同調回路そのものから取ると、カウンターの持つ静電容量が影響するから。その為に僕はいつもエミッターにつながる抵抗R2のエミッターにつながる側を立てて半田付けする。そこに半田付けするのである。器用な人ならばそんなことはしなくても基板部分に半田付けすれば良いのだけれども、実はこの付近はバリコンのダイアルが有るので作業が大変なんである。だからここにしている。うん?カウンターの数字が変???実はこのカウンターは1.8V~3.3Vで使えると書いてあるのに、実際は2.6Vくらいの低い電圧だと字がかすれる。あと半田付けが上手くいっていない場合も表示が変になる。僕の場合は電池が古いせいだった。そりゃぁ本来1.5Vの電池が1.3Vなら文句は言えない。電池を替えると直った。ラジオそのものは前回作った際に調整済みなので、ニッポン放送を受信して調整する。最初はこの1242KHzと言う表示が1290kHzくらいだった。カウンターの表示が1290kHzと言うことは局部発振周波数は1290+465=1755kHzその時に1242kHzを受信できているので、実際の中間周波数は465kHzではなく1755-1242=513kHzつまり中間周波数が513kHzだったのらしい。このように中間周波数は別に455kHzじゃなくても使えるのである。ただ、せっかくカウンターを付けるのに表示が変なのはいやだから調整する。調整の仕方はニッポン放送を受信した状態でIFT(中間周波数トランス)のコアの位置を暗記、バリコンのダイアルを少し低い方へ10kHzくらいずらしてカウンターの表示を1980kHzにする。慎重な人ならば1985kHzと5kHzきざみでもOK.周波数のずれたニッポン放送の音は当然小さくなっているはずなので、IFTのコアを音が大きくなるように回す。この時に暗記したIFTのコアの位置が大事。間違えて聞こえなくなっても元に戻せるからである。ここでまたこの時点でのコアの位置を暗記して次のステップに備える。これを1242kHzになるまで10kHzごとに繰り返すのである。(その度毎にコアの位置を暗記するのは大事)バリコンのダイアルを1242kHzに近づけながらIFTのコアを調整して行くと、最後にはカウンターの表示が1242kHzで音量が最大になる。この時の中間周波数が465kHzなのである。つまり別に465kHzと言うのを特別に意識する必要はない。調整した結果ニッポン放送が1242kHzと表示された状態で最大に聞こえたら、それで良いのである。まぁそんな感じでできたのがこちら。うーん、でもこうしてみると、AMラジオの場合はカウンターよりも数値(あるいは放送局名)を記入した方が便利なのかも?そして色々といじくりまわしていたら受信周波数が466~1709kHzになっちゃった。まぁ520~1620kHzよりも広い分には良いか。そして製作の過程でふと気がついたことが。やまさんが、インターネット上で「低周波部で発振しており低周波部をIC化したら直った」と言うのを教えてくれたけれども、低周波発振ならば、バリコンの位置に関係なく発信するはずで、そもそも全周波数帯にわたって発振するはずだと思うと書いたんだけれども、このラジオをいじくっていて、もしかして、音声出力が大きすぎて歪むのを発振したと書いているのでは?と思った。このラジオは低周波増幅部に3本のトランジスターを使っているのだけれども、最終段はものすごいオーバードライブになっている。まぁたったこれだけの部品でスピーカーを鳴らそうと言うのが無理な話で、イヤホン程度ならばボリュームを工夫して出力を減らせば歪まないのだけれども、出力トランスは1個で負荷を制限する抵抗が貧弱なので歪む。この歪むのを「発振した」と言っているのではないだろうか?確かに僕のもニッポン放送を受信した場合ボリュームを100%にすると、聞くに堪えないほど歪む。なのでボリュームは20%以下にしないといけない。なので、もし発振しているのではなく歪んでいると言うのならば、IC化は正解だと思う。このラジオのようにコスト優先で無茶をするのではなく、余裕でスピーカーを鳴らせるから。ちなみに同じ愛天堂のラジオでも7石スーパーの方は、出力トランスを1個増やして無茶をせずに増幅しているので、比較的歪が少ない。8石くらいにして電流負帰還をかければ市販のラジオと同じになると思うけれども、値段が高くなるなぁ。まぁだから値段相応なんだと思う。そうそう、中国のアリエクスプレスなんかを見ると8石スーパーが売っている。今度買ってみようかな?
May 22, 2025
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ネットでラジオの製作記事を見ていると、日本で設計された6石スーパーと中国で設計された6石スーパーラジオはちょっと回路が違う。そして愛天堂で売っている中国製の6石スーパーラジオはどうも発振しやすいらしい。やまさんも「ギャー」と言う音がして使えないと言っていた。うん?「ギャー」と言う音?感じからするとブロッキング発振のような気がする。そこで色々と原因を考えてみて、以前は回路図の検討中に発見した、AGC回路が中間周波数増幅段の最終トランジスターのコレクターから電圧を取り、それを2つのトランジスターのベースに返している(帰還している)のが原因ではないかと考えた。愛天堂の初売りに行きました。この時の記事を読むと分かるように、AGC回路の信号を受ける2つのトランジスターのベースは、直流が戻されるのならば、両方とも負帰還なのでちゃんとAGCとして働くが、信号を取り出しているトランジスターは中間周波数増幅段の最終段なので、もしかすると455kHzの周波数成分が少し残っているかもしれず、その場合、AGC回路の信号を受ける2つのトランジスターのベースは、位相が逆位相なので、片方には負帰還、もう片方には正帰還がかかり、その割合によっては(正帰還が強ければ)発振するのが当たり前じゃないかと思ったのである。でも、思うだけで確認しないのは技術者として適当ではないので、今回確かめることにした。まずはいつも通り組み立てて、各部正常かどうかを調べた。まったく調整もしない、組み立てたそのままの状態の局部発振回路バリコンMax=低い周波数側。結構きれいな波形で電圧もちょうどいい。局部発振周波数が1077kHzと言うことは455kHzを引くと622kHzか少し高めだな。バリコンをminつまり周波数の高い方にしてみる。局部発振周波数が2217kHz。これから455kHzを引くと1762kHz。ちょっと高い。低い方が622kHzで高い方が1762kHzだから、発振コイルを押し込んで100kHz周波数を下げてやればちょうど522~1662Khzになって、ごく普通のラジオの受信周波数範囲になるな。と言うことで発振コイルを調整したら、ラジオとして調整はOK.ちなみにIFT(中間周波数トランス)はほぼいじる必要がありませんでした。この状態で僕の疑念=AGC回路に455kHzの周波数成分が乗っているのではないか?見てみました。ちなみに局部発振回路の波形(上の写真)ではオシロスコープの影響は心配しなかったので、オシロスコープのプローブはX1でしたが、ここから先は影響が出ないようにX10にしています(波形は小さくなっています。)実験は放送波では難しいので、ディップメーターに変調をかけて電波として飛ばしてやり、それを受信して耳で聞きながら、最大感度の所で各部の波形を観測しました。実験の様子を写真に撮っています。通常ディップメーターは短波用のコイルしかないのですが、僕は百均のボビンなどを使ってMW(AM)用のコイルを自作しています。その時の中間周波数増幅段の最終段のトランジスターのコレクター部、つまりAGC用の信号の取り出し部分の波形はこんな感じ。恐ろしく汚い波形ですが、607Hzと言う周波数から分かるようにこれはディップメーターの変調波です。ディップメーターの変調波はネオン管で発生しているので「ヴィー」と言う感じで綺麗ではなく、恐らくこの波形通りなんだと思います。念の為にスピーカー部分での波形。ちょっと鈍っていますがこんな感じ。そして、ならば本当にAGC回路には455kHzは乗っていないのかともう一回試してみました。オシロのレンジを455kHzに合わせて見れば、変調波は低周波なのでグーンと伸びて、オシロの中心部付近では「0」に近いはずです。455kHzは乗っていませんね。変調波はグーンと伸びてしまって「0」に近くなっています。愛天堂のお姉さんごめんなさい。AGC回路は直流しか帰還していないです。発振の原因ではありませんでした。じゃぁ何で発振しているんだろう???色々といじくってみました。すると偶然に発見しました。どうしたら発振したか?なんとバーアンテナのコイルを端っこに寄せると発振しました。この波形はブロッキング発振した場合の波形なので、やまさんの言う「ギャー」そのものです。但し、僕のラジオではこのブロッキング発振の周波数は約46kHzでした。つまり「ギャー」ではなく「シーン」です。46kHzは人間には聞こえませんから。ただ、局部発振が46kHzになってはラジオとしては使えません。そうかぁ。これがやまさん達の言う発振状態か。やまさんが怒るのも無理は無いなぁ。じゃぁどうすれば良いか?そもそも何でバーアンテナをいじくると局部発振回路に影響が出るのか?普通は関係無いと思うんだけれど。色々と考えましたが分かりません。でも偶然ですが、コイルをフェライトコアから外して逆向きに差し込むと発振が止まりました。えー!何で???なんとなくですが、何らかの原因で、局部発振コイルから漏れた電波がアンテナコイルの2次側コイルに悪さをしているのかも?恐らくは僕のラジオだけで起こる現象で他の人のラジオでは再現しないかもしれませんが、僕のラジオ限定ですが、アンテナコイルの1次側と2次側の位置を入れ替えると(配線を入れ替えてもダメです。位置関係を入れ替えないと)発振が止まりました。すべてのAKIT-164で通用するかどうかは分かりませんが、簡単にできるので試す価値は有るかも?ダメだったらごめんなさい。<後日追記>やっぱり偶然と言うのでは(アマチュアでも)技術者としてダメなので、無い頭をしぼって考えました。多分以下のようなストーリー(原因)だと思います。局部発振コイルそのものは金属ケースに覆われているので簡単には発振した電波は漏れません。でも下の基板図を見ると分かるように、発振用のトランジスターVT1の周囲はむき出しです。もしこの付近から局部発振電波が漏れたなら、アンテナコイルはすぐそばに有るので、それを受信してしまいます。ただ、1次コイルはバリコンに接続されて同調回路となっているので、同調周波数以外の周波数ではインピーダンスが低くなっており、漏れた電波を受信しません。また1次コイルで拾った漏れ電波は、1次コイルと2次コイルの巻き数比で1/10位に小さくなるので発振の原因にはなりません。ところが2次コイルはそうではない(同調回路ではない)ので漏れた電波を拾うのだと思います。それで、2次コイルが拾った漏れ電波が、局部発振回路→2次コイル→VT1(つまり局部発振回路の一部)→2次コイルの順で正帰還して異常発振するのです。その場合、発振はのべつくまなく全周波数範囲で異常発振するのではなく、同調周波数付近以外では低かった1次コイルのインピーダンスが、同調周波数付近では高くなり、それを受けて2次コイルのインピーダンスも上がるので、バリコンの位置に応じて異常発振しやすくなるのだと思います。下の基板図を見るとその意味が分かると思います。こんな感じじゃないかなと思います。多分単純な低周波の発振ではなく、バリコンの位置によって異常発振したりしなかったりするのはこういう原理だからだと思います。単純な低周波部分の発振ならばアンテナコイルやバリコンの影響は無いはずだからです。
May 12, 2025
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5月1日のわの会は紙幣の肖像になった新渡戸稲造や津田梅子の鎌倉の別荘跡と、「西田哲学」で有名な西田幾多郎の別荘であった現在は学習院の記念館の寸心荘を見に行った。ルートはこんな感じで、極楽寺に集合した。極楽寺駅でガイドさんが、続・続・最後から二番目の恋の舞台はこの辺なんですよと、色々と現地のエピソードを教えてくれた。小泉今日子演ずる吉野千明の家と中井貴一演ずる長倉和明の家は坂ノ下なんだけれど、そのせいで坂ノ下の御霊神社が良く出てくる。御霊神社は、もとは坂東平氏鎌倉党の五家、鎌倉氏・梶原氏・村岡氏・長尾氏・大庭氏の五氏の霊を祀った神社で平安時代から有るらしい。五氏の霊を祀ることから御霊(五霊)神社と言われるようになったのだが、後に鎌倉権五郎景政の一柱のみに祭神は集約され、祭神の名から権五郎神社と呼ばれた。面白いのは鳥居のすぐ前を江ノ電が走っており、参道を歩く人は鳥居をくぐる前に踏切を渡る。右上を見ると踏切の警報機が見える。そう言えば北鎌倉の円覚寺も境内の中を横須賀線が走っていたなぁ。神様や仏様も鉄道には勝てないのかなぁ?極楽寺駅は関東の駅百選の一つに選ばれている。雰囲気の有る駅だと思う。わの会では時間の都合で行かなかったが付近には伝上杉憲方墓が有る。ネットからお借りして載せる。極楽寺から由比ガ浜に向かう道の桜橋付近に西方寺跡があり、そこに有るらしい。西方寺は極楽寺の塔頭で、ここに有ったらしい。国指定遺跡で、右奥の七重塔基壇部には四面に金剛界四界仏が彫られている。13世紀前半に造られたもので、昭和2年に国指定遺跡になっている。えー!ちょっと待ってよ。上杉憲方(1335-94)は室町時代の武将では?何で13世紀前半なの?彼の墓が極楽寺にあると伝えられているため、この七重層塔がその墓と言われるようになったのだろう。なので「伝」であり、実は鎌倉時代の別人のお墓かもしれない。国指定遺跡で良いの?極楽寺駅を出て最初は針磨橋に行った。針磨橋は鎌倉十橋の一つで、我入道橋とも呼ばれる。この付近に針を磨く老婆が住んで居たとか、極楽寺の塔頭に住んで居た我入道と言う僧侶が針を磨いていたからだと言われているらしい。後から詳しく書くけれど、近くの稲村ケ崎では砂鉄が採れ、この付近でも鉄製品の原料を産出していたせいなのかもしれない。次は相馬黒光別荘跡地へ行く。相馬黒光は新宿中村屋の創業者である相馬愛蔵の奥さんで、「黒光」は明治女学院時代に教師から授けられた号である。彼女は日本に亡命していたインドのボースを保護したり、若き芸術家を物心両面で支え、そのうちの一人である萩原碌山は彼女をモデルに「女」と言う彫刻作品を作っている。ネットから写真をお借りして載せる。うーん、旦那さんが怒らないかなぁ。また、この左手には別荘の跡地が有るのだけれども写真は載せない。次は持法日實法師碑。日付は読めたけれども、由来の部分は薄くて読めなかったのでネットで調べた。日實法師の由来の部分に書かれた日蓮上人袈裟懸松の跡地が傍に有る。南無阿弥陀仏と書かれた碑の字が(全国どこにでもあるのだけれども)達筆。次新渡戸稲造の別荘の跡地である。現在は聖路加国際大学鎌倉セミナーハウス「アリスの家」になっている。新渡戸稲造は教育者及び農学者として有名な人らしいが、何で紙幣(5千円札)の肖像になれたのかよく分からない。聖徳太子などと肩を並べるほど、立派な業績が有ったのだろうか?次は津田梅子別荘跡地。数年前までは海菜寺と言うレストランが有ったらしいが、今は無い。津田梅子は紙幣の肖像にはふさわしい人だと思う。彼女無くしては今の女性の社会的地位と教育は無いと思うから。彼女はなんと6歳にして岩倉具視使節団の一員として、大久保利通や伊藤博文などと共にアメリカに渡り、17歳までアメリカに居たらしい。彼女は女子高等教育の実現を目指し、後に女子英学塾(現津田塾大)を創立している。昭和4年にこの地で亡くなったらしい。次は有島生馬別荘跡地。現在は碧邸と言う老人ホームになっている。有島生馬と聞いてもピンと来なかったんだけれども、有島武郎の弟で里見弴のお兄さんだと聞いて、おぉーと思った。有島武郎って武者小路実篤なんかと白樺に参加していた作家で、「カインの末裔」、「或る女」や評論「惜しみなく愛は奪ふ」を書いた人じゃん。里見弴も白樺に参加していた作家で、志賀直哉の「暗夜行路」の中の阪口のモデルじゃん。次は「西田哲学」で有名な西田幾多郎博士の旧艇で、今は学習院に寄贈され、学習院西田幾多郎博士記念館になっている寸心荘に行く。主の女性の希望で玄関以降の写真は載せないようにとのことなので、入口の坂下の写真だけを載せる。記念館は寂びたきれいなお家である。寸心とは自分の気持ちをへりくだって言う言葉だが、西田が金沢の第四高等学校の教授時代に師事していた、禅の師匠・雪門玄松労使から与えられた居士号である。西田はこの言葉を好み、自らの雅号として用いている。西田は「善の研究」を書いているが、僕は読んでも未だに「純粋経験」の持つ意味が分からない。哲学は難しいと思う。最後は稲村ガ崎公園なんだけれども、行く途中の音無川で面白いものを見つけた。川砂の色が黒い。そう砂鉄を多く含んでいるからである。今日のわの会の成果はこれだと思う。僕は前から鎌倉は「鎌のような地形」が地名の由来ではなく、この地で砂鉄が採れ、古代から鉄の産地だったのが地名の由来だと思っている。ヤマトタケルの伝説では彼は草薙の剣を携えて関東と東北へ来ている。彼は武人なので剣を持っているのが当たり前だから、わざわざ「剣を持って行った」ことを書く必要はない。また、草薙の剣は三種の神器の一つである。本来は天皇が身近に置くべきものである。彼がそれをもって東征したと書かれたのは大きな意味を秘めていると思う。古代日本では鉄は貴重な資源で、ある時期までは日本では手に入らず、朝鮮半島の伽耶から輸入していた。そのせいで長い間朝鮮半島に近い北部九州が日本(倭)の中心で、(神話ではあるが)神武天皇が大和に東征するまでは近畿以北は野蛮人の国だった。そのうちに日本でも出雲等で採れるようになったのだけれども、古代日本の勢力争いの中心にはいつも鉄の存在が有った。なので鎌倉や金沢区に鉄に関わる字が入っているのは大きな意味が有ると思う。古事記や日本書紀を見ると、神武東征や大国主の国譲りに出てくる武御雷と言う神は、何故か近畿ではなく千葉(と言うか茨城)の鹿島神宮に祀られている。同様に経津主神も近畿ではなく茨城の香取神宮に祀られている。特に経津主神の「ふつ」と言う音は刀を振り降ろした際の「切り裂き音」が由来と言われている。常陸国風土記を見ると鹿島神宮付近では古来鉄が採れ、製鉄が盛んだったと書かれており、鹿島神宮には巨大な刀が祀られている。恐らく大和朝廷の発展には鉄(特に刀)の入手が大きな意味を持っていたんだろうと思う。須佐之男命の八岐大蛇伝説も実は鉄の刀(草薙剣)を手に入れるエピソードなのではないか?彼の地に居た豪族達を滅ぼして鉄の刀を手に入れて、強力な力を手に入れたエピソードでは?そう考えると、鎌倉や金沢区の名前の中に鉄に関わる字が入っているのは意味が有ると思う。ヤマトタケルノミコトはここに刀の材料と刀を手に入れに来たのである。観光に来たわけではない。ちなみにちょっと地学的な考察もしてみた。日本で鉄(砂鉄)の採れるところって直線状に並んでいると思う。googleMapで日本地図を見ると、日本には九州の大分から関東の千葉まで、横に一直線に筋が入っている。特に四国部分と和歌山県あたりには明らかな「割れ目」が認められる。これは日本付近では地球表面のマントルの上に浮かんだ地殻が3つぶつかり合っており、ぶつかった部分でマントルは地球内部に沈み込んでおり、その圧力によって生じた屈曲部だからである。(上の写真を右クリックして出るメニューから「新しいタブで画像を開く」を選ぶと、 別のタブで大きな画像を見ることが可能で、四国や和歌山の割れ目を見られます。)またこの沈み込みはちょっと前に発生した東北の大地震や南海トラフ大地震の原因として知られ、上の写真を見るとマントルのぶつかり合う沈み込み部分がはっきりと分かる。屈曲部は何でもそうだけれども、折れて中身が露出しやすいので、地球を構成する主要な元素である鉄を含んだ岩石が地表に現れやすいのだと思う。なので、ここ鎌倉や金沢区では鉄が採れやすいのである。なお、この直線状に連なる屈曲部はこれだけではなく、日本中あちこちに有るのだと思う。すぐに思いつくのは岩見(出雲)、能登、佐渡から秋田(花岡他)のラインである。歌手の因幡晃の父親は秋田花岡鉱山の鉱山技師だったそうだ。ガイドさんに聞いてみると、この付近では「砂が黒い」のは当たり前で、たたら製鉄が古くからおこなわれていたらしい。やっぱり鎌倉の地名は鉄を産するのが由来じゃんと思った。ちなみに金沢区の金沢の地名の由来は、鎌倉時代に畠山重忠が秩父から金沢に製鉄の技士を連れて来たのが由来と言われているが、金沢北条氏が「金沢」を名前に付けているのを考えると誤りである。自分達が滅ぼした畠山一族のエピソードを自分達の領地の名前にするほど北条氏はバカではない。それに鎌倉時代以前から金沢の地名が有ったように思われる書誌(未確認)も有るようである。金沢の鉄は円海山から流れ出たものであるが、円海山の西側の栄区には平安時代の製鉄遺跡が発見されている。栄区上郷深田遺跡である。この遺跡は市民のボランティアにより何とか保たれているが、横浜市は貴重な遺跡なのでちゃんと保護して欲しいと思う。だから、鎌倉も金沢区も鉄が採れたからその名前が残っているのだと思う。<後日追記>石井昌国先生の「古代刀と鉄の科学」及び赤沼英男氏の「東北地方北部における古代。中世の鉄・鉄器生産と流通」を読んだ。その結果、上記はいくつかは間違いでいくつかは正しく、またいくつかは考え方を変えたら正解だと思われることが分かった。正しいのは砂鉄は上に書いたように結構あちこちで見つかり、古来から利用されていたこと。間違いは砂鉄は刀の製造には適さないこと。(僕も「品質が悪い」と書いてますが)そのせいで古代の日本人は上に書いたように朝鮮半島に鉄素材を求め、それが相当に後の時代まで続いていたらしいことが分かった。そして砂鉄の利用は何故か奈良時代まで続いていたのが、その後ばったりと消えたらしいことが分かった。上の本には直接的には書いていなかったが、どうも東北や北海道で磁鉄鉱が見つかったのが原因ではないかと僕は想像している。例えば青森県西津軽郡鰺ヶ沢町大の大館森山遺跡がそうで、ここからは縄文時代の遺跡と平安時代の遺跡が見つかっており、平安時代の遺跡は製鉄遺跡で鉄滓に埋まった二基の(製鉄)炉跡が、土製ふいご羽口、土器片とともに検出されている。つまり青森の山奥にまで鉄の加工技術が及んでいたのである。また鉄の素材が砂鉄であるか鉄鉱石であるかはリンの含有量やチタンの存在から分かるが、同じ東北の岩手県浄法寺飛鳥台地Ⅰ遺跡から見つかった鉄製品は鉄鉱石由来であり、東北北部が日本書紀や古事記に書かれたような野蛮人の土地では無かったことが分かる。もしかすると鎌倉時代の前九年・後三年の役は本当は、現在まで残っている本に書かれているような東北を日本の一部にするのが目的の戦いではなく、東北地区の鉄生産能力を手に入れる為の戦いだったのではないだろうか?最後の考え方を変えたら正解だったかもしれないと言うのは、ヤマトタケルが関東に来た目的が草薙の剣を持って行った事実と合わせると、鉄製の剣の製造を依頼しに行ったと言う話で有り、間違いは草薙の剣は鉄剣じゃなかったと言うこと。僕は古事記を読むと、ヤマタノオロチの尾から草薙剣を見つけた時に、「尾を斬る時に至りて、剣の刃少しき欠けたり」と書かれているので、素戔嗚尊の持っていた十握剣(銅剣)よりも固いのなら鉄剣だと思っていたら、記録に残る草薙剣は「白銅製の剣」らしい。えー!誰も見たことは無いんじゃ?と思ったら、「玉箋集」に載っているそうです。「御神体は長さ二尺七、八寸許り、刃先は菖蒲の葉なりにして、中程はむくりと厚みあり。 本の方六寸許りは節立ちて、魚等の背骨の如し。色は全体白し」と書かれているそうで、「色は全体白し」なら鉄ではなく白銅剣です。なので、草薙剣ではない以上、関東に持って行っても同じ物は作れないのですが、考え方を変えたらと言うのは、ヤマトタケルの時代には銅剣はそろそろ時代遅れになっていたかもしれないと言うことです。つまりヤマトタケルは草薙剣と同形状の鉄剣を作って欲しいと求めて言ったのかもしれない。そう思うのです。戦闘時に銅剣と鉄剣を打ちかけたら銅剣は「欠け」ますから。なので、考え方を変えれば正解かもと思います。以上、後日追記終わり。まぁそれはそれとして稲村ガ崎公園に着いてみると西田幾多郎博士の歌碑を作ろうと言うプロジェクトの看板が有った。まぁ殺風景だからクラウドファンディングなら頑張って歌碑を作ってもいいんじゃないかな。稲村ガ崎公園では階段を登るとコッホ博士の碑が有る。「古弗」と書いて「コッホ」と読ませるのが面白い。野口英世先生含め、日本は細菌学には力が入っていたんだなと思う。それにしてはコロナ騒ぎの際の、最初の船にカンヅメ事件はお粗末だったかなと思うけれど。稲村ガ崎公園から江の島方面を見ると富士山がきれいなことで有名。当日は曇りだったので写真が撮れなかったので、ネットからお借りして載せる。やっぱり富士は日本一の山だな。稲村ガ崎公園で解散した後に、一人で十一人塚に行った。太平記によると、元弘3年(1333年)新田義貞の鎌倉攻めに際し、新田の一族の大館宗氏らは極楽寺切通から鎌倉に攻め込んだ。しかし北条氏の攻撃にあい、宗氏以下11人は稲瀬川付近で討ち死にした。この十一人塚は彼らを埋葬し祀った所だと言われている。そして昭和34年に極楽寺付近の造成地から鎌倉時代末期の武士の骨が多数見つかり、多くは東大人類学教室に送られたが、一部は右下の丸い石の下に葬られたそうである。うーんもしかすると宗氏の骨かも?
May 1, 2025
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