ken2137のワイン記録(たまにワインじゃないのもあるけど)

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2010/07/22

スペイン　カスティーリョ・サンタ・バルバラ・レゼルヴァ2002　ボデガス・フェルナンド・カストロ

カテゴリ：スペイン

Castillo Santa Barbara Reserva2002 glass.jpg

　カスティーリョ・サンタ・バルバラ・レゼルヴァ2002　Castillo Santa Barbara Reserva
　ボデガス・フェルナンド・カストロ　 Bodegas Fernando Castro
　テンプラリニーリョ100％
アメリカンオーク樽とフレンチオーク樽で18ヶ月熟成し、さらに瓶詰め後18ヶ月以上熟成
　アルコール度13％
輸入：株式会社ドウシシャ　購入価格：1024円

色は透き通ったやや鮮やかな紫。
香りはカシス、ブラックベリー、ブルーベリー、プラム、インク、灰、砂糖？
味は酸味と薄い甘味。余韻に苦味を伴う酸味と軽い苦味。

薄ッ！軽ッ！水かよ！？
ベリー系果実にほぼ一本化された様な平坦な香り。
味もささやかな果実感を感じるだけで、深みも厚みも無い。

とりあえず、軽薄なりに飲み易さはそこそこ。
美味いとは言わないが、口通りは滑らかで突出要素も無く、不味くもない。
起伏は平坦だが酸味の出方には爽やかさも有り、苦味が水っぽい味に張りを与えて、何とか存在感を主張。

　水っぽさはやや解消の方向に動くが、味の起伏の平坦さはそのまま。

これは飲んでて何も面白くないワインだな。
大枠と外壁だけで中身が無い。
端的に言えば水っぽくて後味が苦い、カラメルで着色した薬草酒(ビターズ系)の水割りみたいな味。

スペイン的な“樽の感覚”だけが、このワインをかろうじて“ワイン”と呼べる領域に留めさせている。
推奨されている飲み頃温度(16～18℃)よりも高目にして、重さと強さを後押ししてやらないと個性が生まれない。
「スペイン」の「ちょい古ワイン」が「約1000円」というのがウリなだけ。
飲めない程ヒドい味ではないけど、“水代わり”以上の役割は期待できない。

値段以下。
まぁ、630円以下なら好意的に評価する。取って800円前後なら許せる。
多少は瓶差が悪く出たにしても、今回のボトルに1000円以上の価値は無い。