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ヤスミン・アフマド没後15年記念アンコール上映
という企画が目にとまってやって来ました。
で、上に貼ったのが
没後10年
、だから
5年前のポスター
です。
写っているのが
「細い目」
の
ジェイキッドくん
と
オーキッドちゃん
です。下
に貼ったのは
没後15年
、
今年のポスター
です。で、
下
のポスターに写っているのが
「タレンタイム」
の主人公の二人です
全く知らなかった ヤスミン・アフマド
という マレーシアの女性監督
の作品ですが、なんと、 50代の若さ
で亡くなった 彼女
の、 7月25日
の今日が 命日
だそうで、入場カウンターで絵葉書が配られていました。
「彼らは、そういう顔をしている」 というような、もうそれだけで差別的なニュアンスが込められている呼び名のようなのでしたが、そのあたりがピンとこないボクにはなんだかよくわからない 題名 でした。
「禁じられた恋」のバリエーション ともいえる 悲恋物語 で、確かに 若い二人 には、ちょっとかわいそうすぎる結末ですが、とりあえず見終えたボクにとっては、言ってみれば パターン でした。
実は、この映画の舞台であるマレーシアという社会 に対する批判こそが、この 監督の狙いだったんじゃないか。 まあ、そんなふうなことですが、 マレーシア 言語、宗教、人種的アイデンティティ の重層化している、所謂、 多文化混交社会 だということは、ボクでもなんとなく知っていましたが、そこには、おそらく歴史的に作り出されてきて常識化している、 言語、宗教、人種 相互の 階層秩序 あって、その常識の中で、新らしく育ってきた若い人たちは、あたかも逃れられない運命のように 疎外 されているということに対する批判が、この監督が描こうとしているドラマの根底にはあったんじゃないかということですね。
実は、パターン通りのメロドラマなんかじゃない、社会派ドラマだったんやないか! まあ、そういうわけで、電車の窓から 須磨の海 とかを眺めながら、
とりあえず、もう1本の「タレンタイム」を見てみましょう。 という結論に落ち着いて家路についたのでした。明日は 「タレンタイム」 最終日です。
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