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三島大社
を東の裏口から出て 金木犀
が匂う住宅地を、ほんの数分歩くとなんだか立派なお屋敷があって、玄関にはカンカンと叩く 板木(ばんぎ)
が置いてあります。
ちょうど、庭あたりで掃除をしていらっしゃったオジサンがお声をかけてくださいました。
「その、板、叩いてごらんなさい。」
で、 4人組 の二人が交互にカンカンと叩くと、中から
センセー! という雰囲気のおじいさん
が出ていらっしゃって、お屋敷の案内が始まりました。
三嶋暦師の館の主(ぬし)
のようです。

イヤアー、ベンキョーになります(笑)。 で、これがパンフレットです。 「三嶋暦師の館」 というのは三島市が管理運営している公共の場のようです。

「いやあ、来年の暦の時期になってましてね。新しいのが来週届くのですが、これでいいですか?」 お年は、平均年齢70歳越えの 4人組 の一回り上という雰囲気で、頑固なオジーさんの雰囲気でしたが、とても御親切で丁寧な方でした。
「もちろん!です。」
「じゃあ、ポケットサイズはサービスです。持ってってください。」
これが、 三嶋暦
です。大きい方は見開きで吊り下げられるカレンダーです。一年間の 月の形の変化
が印刷されているのが、まあ、あたり前ですが特徴です。
お伺いした日の 2024年10月20日
を調べて見ると、縦向きに
「九月十八日・月は十八夜・ひのとみ・日・友引・秋の土用の入り・19:07~09:16」 月の出、月の入りの時刻 でしょうね。
庭には小さなお社があります。お祀りしてあるのは 加茂神社
の神さんらしいです。
で、その前の庭に何気ないのですが 日時計
です。 暦
は 月齢の旧暦
ですが、 一日の暮らし
は 日時計
という感じでしょうね。なんか、いい雰囲気でしたね。
これが、建物の看板です。 三島市
の 歴史的風致形成建造物
だそうです。
もしもですが、 三島の町
とか徘徊なさることがおありでしたらおススメですね。もっとも、シマクマ君は、たとえば 二十四節季
とかが、結局、 「太陽暦」
なのか 「陰暦」
なのか、まあ、よくわからないままなので、必ずしも、かしこくなれるとは限りませんけど(笑)。
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