PR
カレンダー
カテゴリ
コメント新着
キーワードサーチ
小林秀雄、中原中也、長谷川泰子
、この三人の格闘が映画になっていたのを知りませんでしたが、なんと、あの 長谷川泰子
を 広瀬すず
がやっていると知って、久々の パルシネマ
でした。
まあ、70歳の老人には、ずっこけるしかない作品でしたね(笑)。まあ、 老人の繰り言 なんですけどね。 なんというか、映像の中にボクが知っている 中原中也 も 小林秀雄 も、もちろん、 長谷川泰子 もいない作品で、見終えて座り込む元気もない感じで、ホント、なんと言ったらいいのか分からない作品でした。
映像という媒体は内面というかも映しちゃうんですよね(笑)。申し訳ないのですが、たとえば、 小林秀雄 なら、映画の中で
「一等になるのはボクだ」と豪語していましたが、その時の 改造 という雑誌の懸賞論文で 次席 になった 「様々なる意匠」 の出だしにある
「世に一つとして簡単に片付く問題はない。」なんていう言葉とか、 中原中也 なら
「汚れつちまつた悲しみに今日も小雪の降りかかる」なんていう、 歴史に残る名文句 は、映像に映し出される お二人 の内側からは、とても出てきそうもありませんね。
まあ、 演技
の問題なのか、脚本段階における 解釈
、あるいは 演出
の問題なのか、見分ける力があるわけではありませんが、こういうヘンテコな三角関係が成立するには、まず、 当事者の個性
、それから彼らの自意識というのでしょうか、個性的ではあるのですが、その感覚を支える 時代
があったことが如何に描写されるのかという興味には答えてくれませんでした。すごい時代になって来たなあ・・・という感想でしたね。
ロバート・レッドフォード「リバー・ラン… 2025.11.20
土井裕泰「片思い世界」パルシネマ新公園n… 2025.11.05 コメント(1)
極私的アーカイブ パルシネマ新公園 202… 2025.09.22 コメント(1)