メーターモジュールと尺モジュールのサイズ
メーターモジュールは尺ジュールと比較し、1辺の長さが「プラス90mm」となるのです。
尺モジュールが、柱の中心から柱の中心の幅が91?p、人が通れる幅は約780mm、78cmになります。
これに対しメーターモジュールの場合、柱の中心から柱の中心の幅が1m、壁の厚さを引くと、人が通れる幅は約870mm、87cmです。
図面上同じ8帖の間取りのように正方形の部屋を作る場合は、尺モジュールが、一辺3,640ミリに対して、メーターモジュールが4,000ミリあります。あたりまえですよね。
この長さの違いにより、同じ8畳の部屋の大きさはメーターモジュール場合、約20%ほど、畳1枚分ほど大きくなります。
メーターモジュールの4.5畳が、尺モジュール6畳より広いのが事実。
メーターモジュールのメリット・デメリット
メーターモジュールのメリット
?@廊下・トイレ・お風呂・階段が大きくなる。
?A外観が大柄シンプルになる。
?B車いす等も通りやすい幅になる。
メーターモジュールのデメリット
?@廊下・トイレ・お風呂・階段が大きくなる。
?A色々な安価な部材が無い。
?A狭い土地に建てられない。
メーターモジュールは廊下・トイレ・お風呂・階段、押し入れが広くなることが、メリットでありデメリットでもあります。
部屋は、尺モジュールであれば、455mm広げたり狭くしたり、メーターモジュールでも500mm広げたり狭くしたりすればいいだけです。
ただ、メーターモジュールの材料が割高になる場合もある思います。
メーターモジュールのハウスメーカーからの視点
何故住宅メーカーがメーターモジュールをハウスメーカーをPRしていたにも関わらず、今でもあまり耳にしません。
住宅メーカーとしては、メーターモジュールが、購入者、住む人にとって多くのメリットがあるのではなく、住宅メーカーに多くのメリットがあったためです。
?@構造が大きくなり見かけの坪単価が下がり。
?A材料や部品点数が少なくなりコストが下がる。
?B・・・・・・
と、最もらしく書きましたかが。あまり変わりがないのてせはと思います。
施主(自分)からみたメーターモジュールの考察
色々書きましたが、大事なのは、未来を考えつつどんな家を建てたいのかをまとめ、「メーターモジュール」も検討の1つにしたほうがいいのかなと思います。
廊下や階段がトイレなどを広く、スペース的にも多く、親との同居など、「メーターモジュール」もいいのかもしれません。
ただ、部分的に広げることは、尺モジュールなどでもできるので、一概には決められないかもしれません。
トータル的に、廊下や階段がトイレ、バスルームなどが広いほうが良く、土地の大きさや、金銭的に余裕があるのであれば、「メーターモジュール」でもいいのかもしれません。
構造材的には、高さが変わるわけでもないので、何ら変わり有りませんが、部分的に混在すればするるほどパネルや内装材などはどうしても無駄がおおくなると思います。
大手ハウスメーカーでは、メーターモジュールも実績があれば、プランや材料の仕入れも心配ないと思います。
ただ、過去に実績が無い中小工務店への依頼はどうかなと思ってしまいます。
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