わたしのこだわりブログ(仮)

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2011年04月12日
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​タイトル変更しました。
ここはどこクイズ2011年度 春クイズ1 の解答​
です。

​慈照寺(じしょうじ)観音殿・銀閣​

場所は京都市左京区
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本堂、東求堂から白砂の銀沙灘(ぎんしゃだん)と砂盛りした向月台(こうげつだい)越しに見える観音殿。
この観音堂が英語でThe Silver Pavilion 俗に言われる銀閣です。

前回も紹介しましたが造営されたのは1488年の室町時代。
八代将軍、 足利義政の東山殿だった屋敷が公の没後、臨済禅宗の寺院となり、その時に公の法号「慈照院」から寺の名は慈照寺となったそうです

銀閣と呼ばれるようになったのは江戸時代に入ってからで、 北山にある三代将軍、足利義満の造営した鹿苑寺の金閣に対してそう呼ばれるようになった ようです。

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慈照寺の象徴と言えるのが、この観音堂(銀閣)で、国宝となっています。

観音堂と錦鏡池
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義政公は、自らの宗教観である浄禅二宗に基づき1層を心空殿(しんくうでん)、二層を潮音閣(ちょうおんかく)と命名

重層、宝形造、?葺(こけらぶき)
正面8.2m、奥行7.0m
1層の心空殿(しんくうでん)は住宅風、二層の潮音閣(ちょうおんかく)は禅宗様式(唐様)の仏堂があり観音が安置

東山殿は足利義政が隠居生活に入り、8年の歳月をかけ、己の美意識を全て投影して完成させたと言われる簡素枯淡の美を映す御殿 となっていますが、 鹿苑寺(金閣)、西芳寺の瑠璃殿を意識して造られたようです

もちろんその作庭にも力が入っていて禅僧、夢窓国師の西芳寺(苔寺)がモデルになっていると言われています。

昨年(2010年5月)「侘びの禅寺、天龍寺 2 (禅の庭) 」の中で「夢窓国師(夢窓疎石)と庭」などふれていますのでよかったら見てね。

慈照寺見取り図
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左下の総門から見学ルートを赤いラインで書いてみましたが月待山(写真上)を背景に広がる庭園は池泉回遊式庭園の発祥とされ、四方を囲む庭のどの角度からも観賞できるように設計されているのです。
絵図の下の草の部分が現在お土産コーナーになっています。

月待山下のコースから
観音堂と写真右が宝処関の門
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下は観光客や木々がじゃまなので、写真をとるには一番良い場所かも・・スマイル
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?葺(こけらぶき)・・最も薄い板(?板)を重ねた屋根
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中門から宝処関の砂州
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左に見えるのが本堂観音堂は写真右方面

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東求堂と錦鏡池と松の木のところが白鶴島
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東求堂(とうぐどう)は1486年建立。こちらも国宝です。
もとは義政公の持仏堂で阿弥陀如来を祀っていた所。
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義政の書斎である四畳半書院(同仁斎)は、書院造や草庵茶室の源流として、日本建築史上貴重な遺構なのだそうです。

本堂と東求堂と錦鏡池
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カメラを左に向けると下の写真
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正解は銀閣でした・・では次回は金閣寺です。
リンク ​ 鹿苑寺 舎利殿・金閣

リンク ​ ここはどこクイズ2011年度 春クイズ
ここはどこクイズ2011年度 春クイズ1 の解答 慈照寺(じしょうじ)観音殿・銀閣



​慈照寺(じしょうじ)観音殿・銀閣​
​リンク ​ 鹿苑寺 舎利殿・金閣

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Last updated  2021年10月31日 04時09分21秒
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