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2025.11.17
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土井裕泰「平場の月」109シネマズ・ハット
 先日 パルシネマ で見た 「片思いの世界」 という作品で、​
「オヤ?」
​って思ったんです。 「花恋」 とかで有名らしい 土井裕泰 という監督ですね。で、彼の新作らしいので見に行きました。 「平場の月」 です。
朝倉かすみ という方の 2019年 山本周五郎賞 受賞作の映画化のようです。泣いても、起こっても、笑い顔にしかならない印象の 堺雅人くん が、 バツイチの50男 青砥くん を、ここのところ 「アフター・ザ・クエイク」、「見はらし世代」 と、オバサン姿をスクリーンで見掛けしていた 井川遥さん が、これまた夫と死に別れて病院の売店デパートをしながら 一人暮らしをしているオバサン 須藤葉子さん を演じていらっしゃるという、​
超ド級のメロドラマ!(笑)
​でした。
青砥君 須藤さん は、実は中学校時代の同級生で、​
「青砥!」、「須藤!」
​呼び合う関係です。初恋相手と50を過ぎた二人の男女が 尾羽打ち枯らしての再会 ですね。まあ、ある意味ベタ過ぎてドン引きですが、なんと、​
これが、よかった(笑)。
​  映画は、自転車に乗っている 青砥君 が鼻歌を歌いながら登場して、ふと見上げた安アパートの二階の窓から月を見ている 須藤さん に気付くところから始まります。
 始まりがこのシーンだったことについて見終えて感心したことがいくつかありますが、説明すると、全部ネタバレということになるので一つだけ言うと、このシーンでの 青砥君の鼻歌 は、ハズレ過ぎていていて​、見ているこっちは
なに歌っているの?
​だったのですが、実は、あの 薬師丸ひろ子 の、まあ、ボクでも知っている 「メインテーマ」 という曲だったのですね。​
時は忍び足で 心を横切るの
もう話す言葉も浮かばない
あっけないKissのあとヘッド・ライト点して
蝶のように跳ねる波を見た
好きと言わないあなたのことを
息を殺しながら考えてた♪

愛ってよくわからないけど
傷つく感じが 素敵
笑っちゃう 涙の止め方も知らない♪
​ これですね。見終えて帰って来て原曲を聴きなおしながら、もう一度、涙の止め方がわからなくなりそうで、困りました。​
いい歌ですねえ・・・😢
​ この歌が、そのまんま映画になっていて、​ただ一言です。
うまいもんだ!
70歳を過ぎたジジイ を、メロドラマで泣かせてくれた 土井裕泰 という監督はただものじゃないですね。 拍手!
 で、この歌詞の最後の きめ文句 ってご存じでしょうか。
20年も生きて来たのにね♪
 ですよね。
 主人公の二人 にとっては 50年も生きて来たのにね♪ で、見ているボクにとっては 70年も生きて来たのにね♪ でしたね。

主演のお二人 もよかったですね。笑い顔にしかならない 青砥君のボー然自失の哀しみ。 キリッと孤独に耐えながら、部屋のカレンダーには 再開の日の赤丸 を残して逝ってしまった 葉子さんの切ない夢 。それぞれを見事に演じきった 堺雅人君と井川遥さん 拍手!
 若い人たちがどうご覧になるかは、ちょっとわかりませんが、 人生のある時期 をお越えになっている方には、 薬師丸ひろ子 のあの声で、 メインテーマ が響くラストは、いろんな思いを掻き立ててくれるんじゃないでしょうか。 土井裕泰監督 1964年生まれ だそうで、 還暦 をお越えになっていらっしゃからいいようなものですけど、 40代 だったりしたらちょっとむかつきますね(笑)。
監督 土井裕泰
原作 朝倉かすみ
脚本 向井康介
撮影 花村也寸志
編集 穗垣順之助
音楽 出羽良彰 
主題歌 星野源
キャスト
堺雅人(青砥健将)
井川遥(須藤葉子)
坂元愛登(青砥少年)
一色香澄(須藤少女)
中村ゆり(前田道子 葉子の妹)
でんでん(八十島庄助)
安藤玉恵(うみちゃん)
椿鬼奴(安西知恵)
栁俊太郎(リリー)
倉悠貴(青砥健介 息子)
吉瀬美智子(青砥の元妻)
宇野祥平
吉岡睦雄
黒田大輔
松岡依都美
前野朋哉
成田凌(鎌田雄一)
塩見三省(児玉太一 焼き鳥屋のじーさん)
大森南朋(江口剛)
2025年・117分・G・日本・東宝
2025・11・14・no160・109シネマズ・ハットno69


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最終更新日  2025.11.19 11:23:32
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Re:土井裕泰「平場の月」109シネマズ・ハットno69(11/17)  
ミリオン さん
おはようございます。
映画は面白いですね。見るのが大好きです。頑張って下さい。 (2025.12.16 09:31:02)

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