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以前 「案内」
した 千葉一郎
の 「ちばあきおを憶えていますか」
(集英社)
という本で、こういう本があるということを知りました。
上田トシコ ハルビン 「フイチンさん 」(虫コミックス ; 42) 虫プロ商事 昭和44 (1917年8月14日~2008年3月7日)赤塚不二夫 奉天・現瀋陽 『おそ松くん』『ひみつのアッコちゃん』(1935年9月14日~2008年8月2日)古谷三敏 奉天・北戴河 『ダメおやじ』(小学館) (1936年8月11日~2021年12月8日)ちばてつや 奉天 『あしたのジョー』(原作高森朝雄・週刊少年マガジン)、『ハリスの旋風』(週刊少年マガジン)、『あした天気になあれ』(週刊少年マガジン)、『のたり松太郎』(ビッグコミック)、「ひねもすのたり日記」(小学館)(1939年1月11日 86歳)森田拳次 奉天 「丸出だめ夫」(週刊少年マガジン)(1939年5月11日~2024年12月23日)北見けんいち 新京・現長春 「釣りバカ日誌(原作やまさき十三、ビッグコミックオリジナル)(1940年12月11日85歳)
山内ジョージ 大連 「猫のための漢字絵本」(愛育社)・「トキワ荘最後の住人の記録・若きマンガ家たちの青春物語」(東京書籍)(1940年11月24日~ 2025年2月27日)横山孝雄 南京・北京 『コミックアイヌの歴史 イ シカリ 神うねる河』全2巻(汐文社(1937年2月15日~ 2019年8月31日)高井研一郎 上海 「総務部総務課山口六平太」(作林律雄、ビッグコミック)(1937年7月18日~2016年11月14日)
石子順 新京 『漫画は戦争を忘れない』(新日本出版社)(1935年1月10日90歳)
「おーっ!」の連発でしょうね。
森田
ぼくも、 ちばさん と同じ 昭和14年生まれ です。あっちにいったのは数え年の三歳で、帰ってきたのが、数えだと七つくらいで、一年生す。
弟が四つ違いでした。終戦の時奉天で中国人が弟を買いにきたんですが、売らなかった。たしか五円くらいだった。残留孤児がいっぱいいたでしょう。下手をすると弟はその一人だったんです。
ぼくの親父は、現地で召集されてやっぱりシベリア送りで、途中から脱走して便所のベン壺なんかに隠れたりして逃げてきた。帰る寸前に合流しましてね、それで家族いっしょに舞鶴に着いたんです。(P219)
古谷 と 子どもの目 で見て覚えている 関東軍(日本軍)やソビエトロシア軍の振る舞い、残留孤児、栄養失調、知り合いの中国人の親切。 最近 「黒川の女たち」 という映画で 「女たちの満州」、 「 帰国した日本での差別」 が明らかにされていましたが、この本では 「子供たちの満州」 が語られています。
一番ドラマチックなのは、玉音放送があったあとです。
そのとき親父が手榴弾を持ってきて、ぼくは、親父から安全ピンの抜き方を教わったんですね。そのときには北戴河にいまして、すぐ前は海でした。そこに塹壕を掘っていました。日本軍がそこに機関銃を据えつけていて、敵が上陸してきたらそれに抵抗するという感じだったらしいです。完全な有事状態になっていました。
そのときが必ず来るから、安全ピンを抜いてポケットに入れて、米兵が上がってきたら、おまえ抱きつけ、と。そしたら一人殺せる、と言うんです。それは小学校の二年生の時に父親から教えられました。
実際に上がってきたんですけども、なんにもなかった。みんな万歳でした。みんな「ハーイ」という感じでした。(P224)
今だからこそ読み返すべき本!ではないでしょうか。
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