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2024.05.05
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​オタール・イオセリアーニ「蝶採り」シネ・リーブル神戸​ ​ ​舞台はフランスの田舎で、なんだかすごいお城で暮らしている2人の老婦人が登場します。お二人は森でピストルを撃つとか、オーケストラに楽器を持って出かけるとか、 ​​
ヨーロッパって階級社会だったんだなあ!?!?
と、その歴史を、生活感で残していることにポカーンとしながらも、 彼女たち の人生の余裕というか、広さというかを、なんとなく羨ましく思って見ていると、バブル景気の 日本 から、 彼女たち が暮らしているお城を買いたいとビジネスマンがやって来るんですよね。
 金を持った日本人が、無思想、無節操に服を着せるとこうなるというかの、異様なリアリティを漲らせながら登場します。
​​ なんというか、いろいろあったらしい ジョージア とかいう国から、フランスの パリ に来て、自前で映画を作っている人の脳裏に浮かぶ ​​
​​​ 「これが日本人!」 ​​
というのが、このシーンの人たちなのだと思うと、ちょっと笑えないですね。
​​​  アジア の、だから 韓国 とか 中国 とかの、チョット 歴史がらみの映画 に出てくる 日本人 というのが、見ていて ​​​
​​ ​ああ、いやだ!​ ​​
​  ​という存在として演出されていることが多いのは、まあ、仕方がないなと思うのですが、こういう、ヨーロッパでも、どっちかというと田舎風のノンビリしたの映画に、いかにも金の亡者の姿で登場するのが
​「日本人!」 ​​
なのだということを、ご当人であるボクたちは、もう少し自覚した方がいいのでしょうね。
 映画は解説にある通り 「滅びゆく古き良き時代へのノスタルジーをにじませながら」 、現代社会が捨てていきつつある何かを、一抹の寂しさを漂わせながら 「シニカルに描いた」 作品でした。
 経費が掛かって、世話が焼けることばかりが 「老人問題」 とか 「高齢化社会」 とかレッテルを張って話題になるご時世です。この映画がつくられたのが2004年だそうです。当時、50代だったわけですが、それから20年経った2023年の今、立派な老人になってしまって見ながらだからこそ、余計にそう感じるのでしょうが、年をとった人が、その人生において、受け取って来たものが、こうして消えてゆくことに対して
​イオセリアーニという人のナイーブな視線​ ​​
にホッとさせられる映画でした。
監督イオセリアーニ 二人のオバーちゃん 拍手! でした(笑)。
監督 オタール・イオセリアーニ
製作 マルティーヌ・マリニャック
脚本 オタール・イオセリアーニ
撮影 ウィリアム・ルプチャンスキー
美術 エマニュエル・ド・ショビニ
音楽 ニコラ・ズラビシュビリ
キャスト
ナルダ・ブランシェマリ(アニエスのいとこの老婦人)
アレクサンドル・チェルカソフ(公証人アンリ・ド・ランパデール)
アレクサンドラ・リーベルマンマリ(アニエスの妹エレーヌ)
エマニュエル・ド・ショビニ(神父)
ピエレット・ポンポン・ベラッシュ(家政婦ヴァレリー)
タマーラ・タラサシビリマリ(アニエス・ド・バイオネット)

1992年・118分・フランス・ドイツ・イタリア合作
原題「La chasse aux papillons」
日本初公開 2004年6月19日
2023・03・14-no040・シネ・リーブル神戸no187​​​​​​​​​​​​​​​​​​​



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最終更新日  2024.05.06 02:09:05
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