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昨日、TOHOシネマズ熊本サクラマチで「ウェストサイドストーリー」を観賞。連日の映画観賞となりました。 いつ頃だったか忘れましたが過去観たのは「ウェストサイド物語」だったと思います。その時、ミュージカルとしての歌と踊りの凄さについては記憶していますがストーリーについては全く記憶がありませんでした。 今回、こんなに悲しい内容だったのかと深く刻ませてもらいました。マリア役のレイチェル・ゼグラーさんの歌唱力は素晴らしいものでした。あと一回観に行こうかなと思っています。
2022.02.20
昨日、電気館熊本で観賞した映画は「水俣曼荼羅」でした。11時に始まった映画は3回の休憩を挟んで終わったのが17時40分頃でした。 超長編、上映時間6時間(372分)のドキュメンタリー映画の大作でした。劇場を出たのは原一男監督の舞台挨拶(トークショー)が終わった18時半過ぎ、それでも、映画に引き込まれたせいか長い時間座っていたにも関わらず、長いとは感じませんでした。 映画は3部に分かれていました。水俣病のことは高校1年生のとき、宇井純さんの「公害の政治学」を読んだくらいで、病像、訴訟、患者さんのことなど何も知らない、自身の無知さを、昨日、再認識した次第です。 20年もかけて作られたという映画は、原監督の思いが随所に感じられました。圧倒された内容、メディアの報道でしか知らなかった裁判、その過程、このようなことがあったのだと少し知ることができました。 水俣病の病像は今でもわからないところがある。なぜ拡大することを防げなかったのか、いろいろな事を考えさせてもらった「水俣曼荼羅」でした。
2022.02.19
昨年の年末から昨日まで観た映画は【電気館熊本】 スウィートシング 悪くなき殺人 グロリア ドライブ・マイ・カー【TOHOシネマズ熊本サクラマチ】 あなたの番です クライマッチョ 【ピカデリー熊本】 刑事専門弁護士 noise 昨日、ピカデリー熊本(アミュプラザ熊本)へnoiseを観に行きました。一番広いと思われるスクリーン1で上映されましたが、土曜日の真昼というのに客数はたったの6名でした。飲食店もお客さんは疎らでした。 ここのところのコロナ感染者数が激増しているため外出を自粛している方が増えたからだろうと思っています。 今年に入って実家へ農作業などで帰らない日の過ごし方を変えることにしました。今までは映画を観に行く、街ブラなどが主でしたが、コロナ禍の下、晴耕雨読ならぬ暖耕寒読の日々にしようと思い、図書館から本を借りて読むことにしました。 年間購読50冊を目標としています。市立図書館も県立図書館も車で10分かからず、借りる・返却も便利です。今、5冊目を読んでいます。
2022.01.30
昨日、電気館熊本を「ドライブ・マイ・カー」観賞のため訪れました。 舞台俳優兼演出家の家福(西島秀俊)が、ある日、自宅へ帰ると妻(霧島れいか)が倒れていて亡くなる。妻を心から愛していたが、妻の不可解(秘密)な部分に向き合わず、真実を知ろうとせず見過ごした自身を悔やむ家福。 のちに演劇祭で演出を任されることになり広島へと向かう。そこで紹介されたのは専属ドライバーのみさき(三浦透子)。 この映画は、身近な人を亡くした人への何年経っても忘れ去ることができない切なさや悔やみ思う姿がよく描かれていました。 大切な人に対する生前中の接すべき態度、そして悔やんだ思いを返そうとしても、どうすることもできないもどかしさが表現されていました。 原作は読んでいませんが、この映画を観て思ったことは身近な大切な人が亡くなってから見えるもの、気付かされるものがあるということでした。 8年前に妻を亡くした私は「そうだよなあ」と思い当たるところが多々ありました。三浦透子さんの演技も素晴らしいものでした。 昨日の電気館熊本は、平日にも関わらず、私がこれまで観賞に行った中では最も多いお客さんでした。この映画の人気の凄さを感じました。
2022.01.26
ここのところの新型コロナウィルスの感染急拡大で外出を自粛しなければと思っていますが、どうしても行きたいところがあります、それはシネコンです。 今年に入っての映画観賞は、グロリア、あなたの番です、刑事専門弁護士、クライマッチョと既に4回。5回目として観たい映画は、ドライブ・マイ・カーです。 映画館は換気も良く、平日は多くても10数名と観に来る人も少ないので映画館で感染することは無いだろうと思っています。
2022.01.23
昨日、電気館熊本で観たかった映画は「ローラと二人の兄」のつもりだったのですが、残念、本日からの上映でした。ということで、「グロリア」観賞へ変更。 離婚した女性(グロリア)が、同じく離婚経験を持つ男性(アーノルド)と付き合い始めたのはよかったが、私にはどちらも、心の中はスッキリとした離婚ではなく、離婚前の家族が心の片隅にあり(当然のことかも知れませんが)、引きずっていた。だから、いろいろな事が起きてしまう、私はそう捉えました。また、そのような二人の心の動きが巧みに描かれていました。 グロリアが車を運転中に歌う曲、エンディングに流れた曲、そちらにも魅了されました。
2022.01.07
昨日、電気館熊本へ「悪なき殺人」を観に行きました。「偶然」が織り成す展開に「そうか、そういう偶然の積み重ねで起きたのか」と知ることができる、今まで出合ったことがない作りの映画でした。 映画の最後の「えっ、なぜ?」と思わさせられるシーン、エンドロールを観ながら、どう考えても推理できませんでした。この映画はもう一度、観に行こうと思っています。 この映画の続き「悪なき殺人Ⅱ」を是非製作して頂きたいと思います。
2021.12.28
昨日は午後から出かけようと決めていました。出かけ先、それはDenkikan熊本で映画を観る、そして夜間開園中の熊本城見学でした。 ストーリーは 酒浸り大酒飲みの父アダムは普段は優しいが飲酒のたびにトラブルを起こす。酒浸りの父親は強制入院となり子供二人、ビリー15歳とニコ11歳の姉弟は身寄りをなくし、二人は昔出て行った母親イヴに会いに行く。 両親がしっかりしていないと残された子供たちはどうなるか、どう生きるかという逞しさが描かれていました。どうしようもない父親だけど、そこを受け入れる二人の思い。また、子供たちの置かれた環境での大人への視点、思いがしっかり描写されていたなと思いました。いろいろと深く考えさせられた余韻が残るいい映画でした。
2021.12.05
佐木隆三さんの長編小説「身分帳」を原案としたこの映画を、昨日、観賞させて頂きました。 三上(役所広司)は殺人犯として13年間服役して再出発。新たな世界でやり直そうと努力するが、見て見ぬふりができない三上は13年という長い月日の流れも手伝って社会との折り合いがなかなか上手く行きません。 人というのは幼い頃、どのような環境下で育つかと、そして、誰でもが持っているであろう、人への優しさ、もろさ、孤独感を深く感じさせてもらいました。 誰でも周囲の人と上手く付き合い、安定した平和な日々を過ごし、生きて行くための努力をしている。普段、そんなことは考えたこともありませんが、そこのところが上手く出来なければどうなって行くか、そこについても教えてもらったような気がしました。 何気ない日常の暮らし方を考えさせる、余韻に浸ることができたいい作品でした。
2021.02.19
今日はどこへも外出せず、農作業で疲れた身体を癒した日でした。家事は料理と食器片付けと洗濯と掃除機をかけただけでした。 あとはGYAO!で無料映画3本を楽しみました。観た映画は、ターゲット・イン・NYとシューター、そしてザ・ガールズでした。無料で観れる映画がたくさんあるのでどれを観ようかといつも迷っています。 ザ・ガールズは女二人による復讐劇でしたが恐ろしい映画でした。コロナ禍となり、GYAO!に夢中になっていた時もありましたが、ここ数ヶ月ご無沙汰していました。 観る映画は偏っていますが、また、楽しませてもらおうと思っています。
2020.10.28
昨日午後、複合施設サクラマチ熊本にある劇場TOHOシネマズサクラマチへ映画観賞へ出かけました。 今回は「鬼滅の刃」ではなく「みをつくし料理帖」でした。劇場入り口前のホールはいつもと比べると多くの人が開場を待っていました。そのお客さん達は殆どが「鬼滅の刃」のお客さんと思われました。そう思ったのは「みをつくし料理帖」のお客さんは7名と少なかったからです。 「みをつくし料理帖」は、周囲の人から愛情をいっぱい受けての幼馴染愛を育む、しっとりとして落ち着いて観ることができたいい映画でした。 映画の中で出てきた数々の料理、作ってみたいなと思う料理(牡蠣の宝船、焼き鮎のご飯もの)もありました。 映画というものは2時間くらいという短い時間ではありますが、変わり映えのしない日常生活に刺激を与えてくれます。 「晴耕雨読」という四字熟語がありますが「晴耕雨観」も楽しみたいと思っています。
2020.10.22
今月10日、TOHOシネマズサクラマチへ堤真一さん、石田ゆり子さんが演じる「望み」という映画を観に出かけました。あるテレビ番組の予告を観て是非観たいと思ったのです。 「愛する息子は、殺人犯人か、被害者か。それとも」というキャッチコピーのこの映画は、揺れ動く家族の心理がよく描かれていました。もし、自分たちの子供が行方不明となり、殺人犯人として疑われ、あるいは被害者かも知れないと思ったらいたたまれないでしょう。もし、身近でこんなことがあったら、私自身はどういう行動をとるだろうと自問した映画となりました。 この映画を観に行ったもう一つの理由は石田ゆり子さんの大ファンなので彼女が演じる映画を楽しみたかったのです。 映画のあと複合施設サクラマチクマモト内の行きつけのお店で飲み始めました。それ以来(10日)、昨日までアルコールは一口も飲んでいません。現役時代10日連続で飲まなかった日は病気で入院した時以外はありませんでした。飲まない日が続くと体調が良くなります。 ということは「飲むのを控えろ」ということなのでしょうか。
2020.10.21
今日は電気館熊本で映画2本を観賞し楽しませてもらいました。1本目は「プラド美術館」、2本目は「パブリック 図書館の奇跡」でした。 2018年4月、東京にある国立西洋美術館でプラド美術館展を観賞して感動したことを記憶しています。私の友人はプラド美術館へ行ったことがあるそうです。生きている時に一度は行ってみたい美術館です。 ホームレスたち約70人に公共図書館が占拠される。占拠した理由は記録的な大寒波により市の緊急シェルターが満杯となり行き場を失くしたから。そこから繰り広げられるヒューマンドラマ。一人の図書館員のホームレスたちへの思い、自身の信念、胸に刺さるものがありました。名作でした。必見の映画かも知れません。 観終ったあとエレベーターで一緒になったご婦人二人から「いい、映画でしたね」と、話しかけられました。
2020.09.16
先日、上映中の作品の中から「ナイチンゲール」を観賞したのは看護婦のナイチンゲールについてなのかと思って選んだのでしたが、内容は看護婦ナイチンゲールとの関連性をどこにも見つけることができませんでした。(私にはわからなかった) 予告編を見て出かければ果たして観賞していたかどうか・・・。ということで、ナイチンゲールというタイトルはどこから来たものなのかと調べてみたところ諸説ありましたが決定的なものは見つけることができませんでした。 この映画は残虐なシーンが何度かあり、一度の上映で途中退出した人が30名もあったこともあるとのことでした。 ナイチンゲールという映画は夫、子供(赤ちゃん)を殺された妻、母である心の裡を描いた復讐劇ばかりでなく、人権、人種問題、そして、あの時代の背景など深く考えさせられる部分が多々ありました。観賞できてよかったという余韻が今も残っています。 それでも、もう一度観たいという気持ちにはなれません。
2020.06.14
実に何ヶ月ぶりの映画観賞だったでしょうか記憶がないくらい久しぶりでした。友人からチケットを頂いて、その有効期限が昨日だったのです。 昨日観た映画はこちらでした。 ナイチンゲールは2018年のオーストラリア映画とのこと。目を伏せたくなるシーンもあるという衝撃的な映画でした。 劇場はコロナ対策のため着席禁止が飛び飛びに表示してありました。上映開始前に一人のご婦人が私から二つ離れた席(間は着席禁止)に座られて、私の方を見て、「あれっ、旦那じゃない」と言ってご主人の元へ。暗かったのでご主人と間違えられたのでしょう。見ず知らずのご婦人が私の方へ近づいて来られたのでおかしいとは思ったのですが・・・
2020.06.12
昨日、どうしても観たいと思っていた映画「犬鳴村」を観賞するため劇場TOHOシネマズ熊本サクラマチを訪ねました。土曜日の午後とあって新型コロナウィルスも関係ないくらい若いお客さんで座席は結構埋まりました。私のような高齢者は見当たりませんでした。 映画は不気味、恐怖が次々に襲って来て、どのように展開して行くのか日常の世界からは想像しかねる内容でした。あそこで警察が徹底的に調べるところがなぜ出てこないのか、ストーリー的にやや矛盾を感じるところあり、それを言っちゃお終いよ、映画にならないじゃないのと心の中で自問自答。 ところで、旧犬鳴トンネルは福岡県若宮市と粕屋郡久山町・篠栗町との境をまたぐ峠に実在し、日本屈指の心霊スポットとして知られているとのことでした。 この映画で主役を演じた役者さんが三吉彩花さんであることをエンドロールで知りました。私は三吉彩花さんという女優がいることを知りませんでした。背が高くて美人の三吉さん、この映画でファンとなってしまいました。
2020.03.15
昨日はTOHOシネマズ熊本サクラマチへ「パラサイト 半地下の家族」観賞のため訪れました。パラサイト、半地下と映画のタイトルとしては一体何?と思いながらスクリーン4へ。九つあるスクリーンのうち一番広いのではないかと思われましたが人気がある映画だったのかお客さんで埋まっていきました。 この映画のキーワードは、半地下、地下、匂いではなかったでしょうか。どんどん吸い込まれていくうちに結末はどのようになるのだろう、ハッピーエンドかと思いきや、想像できない結果でした。 終盤の展開の速さとこんなことになるとは思いもつかないすごさに圧倒された映画でした。
2020.02.08
昨日は午後から複合施設SAKURAMACHI KUMAMOTO内にあるTOHOシネマズ熊本サクラマチへ映画鑑賞に出かけました。観た映画は、松たか子、福山雅治、広瀬すずさんが演じるラストレターでした。 葬儀から始まるこの映画はこの時代にあって手紙のやり取りで繰り広げられていくもので落ち着いたしっとりしたなかなかの内容でした。私的にはもう少し丁寧に描写して欲しいところ(姉・未咲の生前の暮らしぶり)もありました。 さて、TOHOシネマズ熊本サクラマチを訪れたのは昨日が初めてでした。スクリーン数は9で熊本市内中心街にある劇場は電気館熊本だけでしたから交通の便がいい所への劇場進出を有難く思っています。 それから、私が行った劇場の中では座席の傾斜が急でひじょうに見やすい作りとなっているなと思いました。 ところで、昨日のランチはSAKURAMACHI KUMAMOTO内にある牛タンの利休さんで牛タン定食を頂きました。とても美味しかったのですがもう少し安ければ嬉しいなと思ったところです。
2020.01.25
昨日、映画でも観に行こうかと電気館熊本のHPを訪れたところ「東京裁判」が上映されていることを知りました。過去に観たような記憶がありましたが内容についての記憶は全く残っていませんでした。 昨日が上映最終日とのことで見逃してはならないと慌てて出かけました。1983年に制作された長編ドキュメンタリー映画で上映時間は4時間37分で途中休憩が10分ありました。今回、公開されたのは4Kデジタルリマスター版で8月3日からとのことでした。 ナレーターは佐藤慶さん。裁判中の判事、検察官、弁護人の発言で忘れられない、もう一度聞き返したい心に残った場面がたくさんありました。 また、そうだったのか、そういうことだったのかと知らない事ばかりで多くのことを学ばせてもらいました。できれば、もう一度じっくりと観たいと思っています。
2019.08.16
昨日の熊本地方は15時から16時までの1時間、降った雨は46.5ミリと激しい雨となりました。夕方、ひと風呂浴びて街中へ出かけようと思いましたがあまりもの悪天候のために断念。 こういうときはパソコンで映画でも観るかと覗いたのはGyao。新垣結衣主演の「くちびるに歌を」鑑賞。観ているうちに一度観たことがあるなと気づきました。その時の思いはこちらに記事としてUPしていました。 夜7時、何気なくBS放送を覗いたところ、寅さんの顔がありました。「男はつらいよ第38作、知床旅情編」でした。 「男はつらいよ」シリーズは殆ど観たという思いがありましたが三船敏郎、淡路恵子、竹下景子出演のこの映画は観たという記憶がありませんでした。 「男はつらいよ」はどの映画もほのぼのとさせてくれ、生きている現実とかけ離れた違う世界へ連れて行ってくれます。 昨日は近くのスーパーへ買い物にちょっと外出しただけであとは室内。映画三昧の一日となりました。
2019.07.14
今日、NHK-BSで「幸せの黄色いハンカチ」が放送され久しぶりに観させてもらいました。過去に2、3度観た記憶がありますが随分経ったのか細部についての記憶は定かではなく、忘れていました。 1977年の映画ということですからもう42年が経とうとしています。何度観ても最後の黄色いハンカチが風に揺れているところは感動するシーンです。 武田鉄也の飄々とした演技、桃井かおりの独特なしゃべり方が醸し出す演技、高倉健の重厚な趣き、倍賞千恵子の奥ゆかしさがミックスされたこの映画は第1回日本アカデミー賞の各賞を総ナメにしたほどの見ごたえのある作品です。 昔の映画を再び鑑賞するのもいいものだなと思わせてもらった今日でした。
2019.06.30
今日午後、黒木華さん主演、樹木希林さん、多部未華子さん共演の映画「日日是好日」を観に行ってきました。劇場は電気館熊本。 黒木華さん演じる典子が武田先生(樹木希林)にお茶を習いながらいろいろな事を学び気づいて行く。典子の20数年間の心の揺れ動きを描写した映画だなと思いました。 この映画の撮影時期は2017年11月から12月とか。樹木希林さんの遺作になったとのことでした。 あと、是非観に行きたい映画が二つあります。その一つはアンナ・カレーニナです。上映が21日までのため果たして行けるかわかりません。 もう一つはこちら「私は、マリア・カラス」。この映画は予告編で観たくなりました。 ところで、黒木華さんと蒼井優さんはよく似ていて同じ人だ(黒木華さんも蒼井優さんに見えていた)と思っていました。ネットにも私と同じように思う方がいるみたいで、二人は似ているとUPされています。
2018.12.17
先ほど映画『かぞくいろ -RAILWAYS わたしたちの出発ー 』を観に行って来ました。 夫を突然亡くしてしまった奥園晶は夫の連れ子・駿也とともに義父を頼って鹿児島県を訪ねる。義父は肥薩おれんじ鉄道の運転士で晶もおれんじ鉄道の運転士見習いとして働き始める。義父、祖父と暮らし始めた二人だが、慣れぬ土地、夫・父を亡くした寂しさの中で順調には行かない・・・ この映画は必ず観に行こうと決めていました。それは故郷を走る肥薩おれんじ鉄道が舞台であることから馴染み深い景色が随所に出てくるだろうとの期待からでした。 冒頭の肥薩おれんじ鉄道のディーゼル車が走るところは芦北町田の浦の海岸だったかなと思いました。 一つ気になったのは末尾で協力団体が出てきましたがその中に津奈木町倉谷地区とありましたがどの場面で協力されたのかわかりませんでした。 ところで、私が肥薩おれんじ鉄道を利用するときは毎年3月に行われている津奈木町にある亀萬酒造さんの新酒まつりに出かけるときくらいです。 映画は過去の出来事のシーンもあり、また、義父の優しさ、息子の再婚相手である晶への思い、孫・駿也への愛情が随所から伝わってくるもので家族のありかたについて深く考えさせられるものでした。 最後にこの映画を起爆剤にして肥薩おれんじ鉄道の利用者が更に増えることを期待しています。
2018.12.06
昨日は電気館熊本と東宝シネマズ光の森の二つの劇場をハシゴして私にとっては「映画の日」となりました。電気館熊本では「赤毛のアン」を東宝シネマズ光の森では「MARIYA TAKEUCHI Theater Live」を観賞。1日のうちに二つの劇場をハシゴしたのは初めてでした。 私は竹内まりやの大ファンです。この映画が上映されていることを知り、この映画は観たい、必ず劇場へ出かけるぞと決めていました。 竹内まりやの曲の中で一番好きな曲は「人生の扉」でカラオケでよく歌っています。本当のところはコンサート会場へ行き、生の演奏を聴きたいところですがLiveはしょっちゅうされていませんので実現は困難かなと思っています。 料金は2,800円。三つのコンサートから抜粋したという内容、そして迫力ある音響には大いに満足しました。
2018.12.01
映画「ミッションインポッシブル フォールアウト」は必ず観に行こうと決めていました。昨日、出かけると夏休みだから子供たちが多いだろうと思っていたところ、中高年の皆さんで結構なお客さんの数でしたた。 私はホラー映画は観たいと思いませんが手に汗を握るハラハラドキドキのアクション映画は大好きです。 それにしても、このような映画がよく撮れたものだと感心したところです。アクションの方に気が取られて登場人物やストーリーに対する理解がイマイチ不足し、そっちのけとなってしまう私のアクション映画観賞です。
2018.08.08
カンヌ映画祭でパルムドール賞という最高の栄誉に輝いた是枝監督の「万引き家族」は必ず観に行こうと決めていました。 家計の一部を補うために万引きを繰り返しながら暮らす家族。ある日、リリーフランキーさん演じる柴田治が近所の団地の廊下で震えていた幼い女の子を見かねて連れて帰る。 安藤サクラさん演じる柴田信代が娘として育てることになった。 ある事件をきっかけに仲が良かった家族関係が崩れていく。大人の演技はもちろんでしたが、子供二人の演技がとても巧かった。子供二人(息子の祥太と連れ帰った女の子)は万引きを繰り返すという暮らしの中での気持ちを言葉では巧く表現できない、そこのところが是枝作品では二人の名演技で心の裡が伝わって来るようでした。 信代の子供二人への大きな深い愛情(特に幼い女の子の両親と比べたら)が伝わってきました。 自宅への帰り道、最後のシーンや観終わったあとの余韻を引きずりながらハンドルを握っていました。
2018.06.30
一昨日、玉名市の花しょうぶ祭りから自宅へ戻ったのは12時半を過ぎていました。昼食を食べて久しぶりに映画を観ようと熊本市内繁華街の電気館へ。 観たかったのは「妻よ薔薇のように~家族はつらいよ」でした。 一見平和そうな暮らしの中にある家族、その日常の暮らしを一つのカプセルの錠剤に例えるなら、ある事件が起きたことによりカプセルの被膜が破れて中の粉末が飛び出してしまう、そんなことを想像してしまいました。 家族のあり方、深部に横たわっているものを考えさせられる中に何かホッとする、そんなところを楽しませてもらっています。 この日の朝、「サワコの朝」に出演された山田洋次監督、その番組も見ての「家族はつらいよ」でしたので今回は一層親近感を感じながら観させてもらいました。「家族はつらいよ」シリーズは一作目から楽しんでいます。
2018.06.04
今日はこの冬一番の寒さではと思うくらい冷え込んで日中も気温が上がらない一日でした。そんな中、徒歩でユナイテッドシネマ熊本へ「DESTINY鎌倉ものがたり」を観に行ってきました。 鎌倉に住むミステリー作家の一色正和のもとに、年の離れた亜紀子が嫁いでくる。ここで起きる様々な怪奇現象。全体的にはラブストーリーかも知れませんが観ていて到底理解できない、頭の中がオカシクなるんじゃないかと思った不思議な映画でした。 現実社会からかけ離れた普通には考えられない映画でしたが、観終わったあと言葉では表現し難い妙な余韻を感じた映画でした。
2017.12.12
数日前、DENKIKAN熊本で映画「おじいちゃん、死んじゃったって」を鑑賞しました。 おじいちゃんが死んだという電話がかかってきたところから始まるこの映画、祖父の子供たちは兄弟妹。兄が喪主でお通夜、葬儀と進んでいき、その中で繰り広げられるそれぞれの家庭が抱えていることが浮かび上がる・・・・ 葬儀の準備に追われる中でさらけ出される本音。普通に起きそうなどこの家庭にも有り得るなと思わされたこの映画。父が亡くなり、母は認知症、兄弟姉妹、孫たちの今後、そして、どのような未来がこの一族を待ち受けているのかと想像。 主演は初主演の岸井ゆきのさん、独身の叔母(水野美紀)との落ち着いたやりとりが印象的でした。そして祖母役の大方斐沙子さんのボケ老人役は名演技でした。 長閑な風景、ロケ地はどこだろうと思っていたところなんと熊本県内の人吉市でした。この映画でもう一つ気になったのは後援は日本たばこ産業ではないかと思われるくらいタバコを吸うシーンがやたらと多かったことでした。
2017.12.04
1954年から62年にかけてフランスの支配下にあったアルジェリアで起こった独立戦争を描いた「アルジェの戦い」を一昨日、電気館熊本で観賞。 独立戦争が行われたのは私が2歳から10歳にかけての頃、遠い国アルジェリアのことは全く知らず。支配下の中の暮らしの中での不満や思いが奮い立たせたものなのかと、いろいろと調べさせてもらいました。また、独立するため数多くのアルジェリアのような戦いが繰り広げられてきたであろうと想像、いろいろと考えさせられました。 自然発生的に起きたデモ、発端となったものは何だったのか、小さな出来事だったかも知れません。そこがひじょうに気になりました。 「アルジェの戦い」は私にとって★★★★★の映画でした。
2017.02.27
電気館熊本の映画の招待券を友人から頂きました。招待券の有効期間は1月27日までと迫っていました。そこで観に行ったのは『手紙は憶えている』でした。 ある1通の手紙をきっかけに、家族を殺したナチスへの復讐の旅に出る男ゼブ。その手紙はゼブの妻が亡くなった時、妻がのちに決行するように迫った事を友人のマックスが書き留めたというもの。ゼブは90歳、最愛の妻の死も覚えていられないほど、もの忘れがひどくなっていた。ナチスの兵士に関する情報が記された手紙を受け取った90歳のゼブが復習のためナチスの兵士を捜す旅に出るという内容で、兵士の名はルティ・コランダー。 映画が終わって近くの人から囁く声が聴こえてきました、「衝撃的だったね」と。結末はホントに衝撃的でした。映画は一人で出かけましたが、このような映画は二人で行って、その人と珈琲でも飲みながら鑑賞後感を述べ合うにはピッタリの映画だなと思いました。それは自分が感じたことは間違いがないのか、また、私と違うどのような想いを持ったのか知りたくなるような映画だったからです。 電気館は熊本市内の繁華街にあって、いつもいい映画を上映してもらっている有難い映画館だと感謝しています。 『手紙は憶えている』は2017年の私の心に残る衝撃的な第一作となりました。
2017.01.26
昨日午後、電気館熊本で上映されているイングリット・バーグマンの生涯についてのドキュメンタリー映画を観に行きました。彼女の映画と言えば「ガス燈」だけは観たような記憶がある、ほかには有名な女優さんというくらいしか知りませんでした。 三度の結婚、子供をこよなく愛し自分らしく生きる。女優と私生活をきっちりとこなし、やりたい出たい映画があれば居ても立っても居られなくなる、そのような女性だったのかなと思いました。 イングリット・バーグマンという名女優が誕生したのは幼くして母を亡くし、13歳で父を亡くし、その後、親戚に身を寄せて暮らす。そのような生い立ち、環境も彼女を名女優にした礎となったのではないかと勝手に想像したところです。 名女優イングリット・バーグマンについて浮かんで来たのは「枝葉は揺れても幹は揺るがない」でした。親戚にお世話になっていた頃についての本人の思い、回想シーンも欲しかったなとも思いました。
2016.11.06
今日午後から電気館熊本で映画「団地」を鑑賞。お客様の9割ほどはご婦人の皆様でした。漢方薬のお店を売り払い団地に引っ越して来たヒナ子夫妻(ヒナ子→藤山直美・夫→岸部一徳)宅を訪れる謎の男(齋藤工)。そして夫を見かけなくなったと団地の奥様たちの中で噂が立つ。 その噂が起こす騒動は有り得ることかなと思うが、謎の男、宅配人と現実の世界との間に起こるものは余りにもかけ離れた過ぎた不思議な世界・・・・「団地」というタイトルから想像したものとは全くの別モノでした。
2016.08.07
昨日、熊本城の桜見物の前に行ったところは電気館で上映されている山田洋次監督の映画「家族はつらいよ」と、花畑広場で開かれているラーメンフェスタでした。「家族はつらいよ」は退職した平田一家の主人・周造(橋爪功)が妻・富子(吉行和子)から突然、離婚届を突き付けられ署名捺印を求められるという発端から始まった離婚騒動を描いたファミリーコメディ。 この映画を観て夫たるもの現役時代に仕事がどんなに忙しくても、妻への思いやり、優しさなどを持って接してきたかを振り返させられ、そして、そこの貴男は大丈夫と問いかけられる深く考えさせられるものでした。私も現役の頃はお酒を週に2~3日、いやそれ以上外で飲んでいました。長男曰く「中学、高校時代の頃、お父さんは家に居なかったもんね」と言われるぐらい外で飲んでいました。妻は2年前に癌で亡くなりましたが元気で生きていれば「家族はつらいよ」と同じ場面を迎えていたのではないかと思っています。驚いたのは「健康だったら・・・・・」、そのあとの言葉は離婚をほのめかす言葉をお母さんが言っていたよと長男が妻が亡くなったあと教えてくれたのです。昨日、この映画を観に来ていた人たちは私よりややご年配のご婦人が殆どでした。「貴男の妻に対する態度や言動、心配りはそれでいいの」と問いかけるこの映画は世の中の既婚男性諸氏に「あなたも将来迎えるかもしれませんよ」と、警鐘を鳴らすものでないかと思ったところです。妻を亡くした今、離婚騒動が持ち上がる心配はありませんが、妻が生きている中での映画の平田家のような幸せさに浸ることができなくなったのを寂しく思っています。最後に「妻を亡くしてつらいよ」という映画 もあっていいのではないかと思っています。(私が知らないだけでもう既に作られているかも知れません)
2016.03.27
今日はお昼からDENKIKAN熊本へ久しぶりに映画鑑賞に出かけました。映画のタイトルは「消えた声が、その名を呼ぶ」という、何だこのタイトルはと思わさせられた映画でしたが、 1915年、第一次世界大戦中のオスマン・トルコ、マルディン。アルメニア人の鍛冶職人 ナザレットが夜更けに突然現れた憲兵によって、妻と娘から引き離され強制連行され、 仲間を次々に失い、激しい暴行で声も奪われてしまうナザレットだったが、奇跡的に 助かり生き別れた家族に会うため、灼熱の砂漠を歩き、海を越え、4か国を9年に亘り さすらい続ける。 タイトルの意味が終盤ではっきりと理解できました。引き裂かれて別れてしまった娘に会いたいという父の執念、過酷な環境の中、その一途な心の裡が丁寧に描写された父の深い愛情が伝わってまいりました。今朝の一品「タアサイと玉葱とアゲの卵とじ」
2016.02.26
先日、久しぶりにDENKIKAN熊本へ映画鑑賞へ出かけました。観た映画は「ヒトラー暗殺・13分の誤算」。 田舎の家具職人、ゲオルク・エルザーはミュンヘンのビアホールで、毎年、ヒトラーの演説が 行われることを知り、ホールに時限爆弾を仕掛ける。ヒトラーは天気の都合で演説を予定より早く切り上げて会場を後にした。それからわずか13分後、ホールに仕掛けられていた時限爆弾が爆発する・・・・ 映画はゲオルク・エルザーが捕まったが、単独での犯行はできないだろう、背後組織があるのではないかと拷問・尋問を受ける。拷問・尋問とゲオルク・エルザーの過去の暮らしなどが交互に映し出されるが、なぜ彼が単独犯行に及んだのかの動機が描かれ、尋問を受けても「一人でやった」という揺るがない一貫した主張、これは十分に伝わってきました。 ヒトラー暗殺は少なくとも42回企てられたとのこと。この映画作成にあたって、どれくらいの資料が残っていたのか、そして逮捕されてからなぜすぐに処刑されなかったのかそこのところが気になりました。それは彼について徹底的に調べる必要があったからなのかと・・・・
2015.12.11
今日、熊本市内繁華街で唯一残っている映画館、電気館さんへ出かけました。観た映画は「しあわせはどこにある」という映画でした。この映画の上映期間は何と1週間とのこと、その短さには驚かされました。ストーリーは美人でしっかりもののクララとの何不自由ない生活の中で精神科医のヘクターが幸せって何だろうと諸外国を旅をする。その中でヘクターが思ったこと感じたことが精緻に描写されていました。60余年に生きてきた(漫然と・・・)私には自身にこんなところは持ち合わせていなかったなぁと気付かされた箇所は複数個所、深く考えさせられるところがありました。 映画が終わって興奮(感動)を少し鎮めようと行きつけお店へ。刺身とビールを楽しんでいたところに関東が本来のお住まいだったのに熊本が気に入ったとのことで熊本にもマンションを購入されたKさんと数週間ぶりの再会。Kさんは私と同じく数年前に奥様を亡くされた方、お互い妻を亡くした同士の会話の割には暗く沈んだ会話ではなく「お互いの趣味」「熊本の良さ」、「子供たちとの関係」など、いろいろな話題で盛り上がりました。仕事で熊本に来ている間に熊本というところが気に入ってしまい住むことにしたという方がいらっしゃるというのは熊本県人として嬉しく思っています。
2015.08.18
12日は熊本市立図書館ホールで毎週日曜日に開かれている日曜映画会へ行き、そして、13日は熊本市現代美術館の月曜ロードショーへと連日の無料映画鑑賞でした。一昨日の日曜映画会は8割くらいの席(全席は273席)が埋まるという観客数でした。開場直後の熊本市立図書館ホール12日に上映されたのは2009年の草なぎ剛、新垣結衣主演の「名もなき恋のうた」でした。一方、13日の熊本市現代美術館はパイプ椅子席90席の小さなスクリーン。午後2時からと6時からの2回、上映があります。開場直後の熊本市現代美術館ホール上映されたのは1987年のイギリス映画「ひと月の夏」でした。月曜日の午後の上映とあって自由に使える時間をお持ちのご高齢の方がほとんどで若い人は見かけませんでした。ここの月曜ロードショーは現役時代に夕方6時からの上映を2度ほど利用したことがあります。こちらは街の真ん中にあって図書館ホールと比べたらアクセスがとても便利です。二つの無料映画を毎週楽しむとしたら月に8本も鑑賞できることになり、とても有難いことだなと思っています。(草なぎ剛の「なぎ」は機種依存文字とのことで漢字が使用できませんでしたのでひらがなとしています)
2015.07.13
昨日、DENKIKAN熊本で映画「アリスのままで」を観ました。大学教授であるジュリアン・ムーア演じるアリス、講演中にある言葉が出て来ない、そしてジョギング中に居場所がわからなくなるなど様々な異変が起きてきます。病名はアルツハイマー病という誰にでも襲いかかってくる可能性がある病。日常生活に及ぼす影響、自身の心理状態、家族の愛情と絆など深く考えさせられる映画でした。私の場合、お酒を飲んでいなくても、車のカギはスマホはと置き場所を忘れて探すことがあり、アルツハイマー病の予兆ではないかと不安になるときがあります。アルツハイマー病を予防することはできるか、調べてみると詳しく書いてあるこちらのサイトを見つけました。頭を使う、運動をするなどこと細かに書いてあってひじょうに参考になりました。また、糖尿病患者は罹患するリスクが高まるというのが目に止まり、さらに「料理を作っている人が作る品数が減ってくる」というのも気になりました。心身とも健康で長生きの健康寿命生活を伸ばしたいところですが何が襲ってくるかわかりません。未来日を不安ばかりで塗りつぶすのもいかがなものかとも思いますが・・・
2015.07.11
映画「愛を積むひと」、とてもいい映画でした。東京の下町の工場を閉じて熟年夫婦(篤史と良子)は北海道で新たな暮らしを始める。良子は野菜づくりなどを楽しみ幸せな日々を過ごしていた。良子は暇を持て余していた篤史に家の周りの石塀作りを頼んだ。石塀完成間近なところで良子は以前から病んでいた心臓病でこの世から去ってしまう。良子が亡くなったあと篤史宛に書いた手紙が次々と見つかる。手紙に心動かされる篤史、そしていろいろなことに気付かされる。原作は「石を積むひと」だそうだが、石を一つずつ積んでいくこと、それは日々の暮らしは石を一つずつ積み重ねていくようなことなのかも知れないと思った。私も1年半前に妻を亡くして重なるものがあった。言葉で表すことができない寂しさと悲しみ、そして申し訳ないと思った数々の出来事。この映画をカミさんが元気な頃に一緒に観れたらよかった、もっと早く映画化してもらえていればと思った。私が今年観てきた映画の中では必見の感動の名作、そして忘れられない1本となった。
2015.06.30
今日は映画「海街diary」を観に行こうと決めていた。腹違いの姉たちと住むことになった妹すず。姉たち三人はそれぞれ新しい妹に優しく接する。四姉妹で暮らし始めて何か一揉め、二揉めあるのかと思ったがストリーは淡々と進み激しく取り乱すような場面はなくややインパクトに欠けた感じがした。でも個性あふれるそれぞれの演技力は素晴らしかった。すずの心の中の深堀りがもっとあってもよかったのではと思った。すず役を演じた広瀬すずさんの今後の活躍も楽しみなものとなった。
2015.06.25
文化大革命が終結。拘束されていた陸焉識は20年ぶりに解放され妻の馮婉玉と再会するが、待ちすぎた妻は心労のあまり、夫の記憶だけを失うという心因性記憶喪失症に罹患。陸焉識は妻の記憶を呼び起こそうと娘の丹丹の助けを借りながら様々な努力をするが思い出してもらえない。どうしても思い出してもらおうと奮闘する。 妻が夫が、あるいは身近な家族が記憶喪失となり自分のことを「あなたは誰?」と訊ねられ記憶されていない。記憶されていないことはもちろん辛いが、その状況に置かれることになったその症状を恨む。どの家族にもいつ降りかかるかも知れない。 このような状況に置かれたら、どうすれば記憶を呼び起こしてもらえるか、どうしたらいいかと考えるだろう。 現代の医術をもってしても、家族が全知全能を振り絞ってもどうにもできないこともあるかも知れない。どのように付き合い寄り添っていけばいいのか、そんなことを考えさせてもらった。 「陸焉識」を書いた看板を持ち、夫の帰りを駅に立ち待つ馮婉玉、その心の裡を思うとたまらなく辛く切なくなった。
2015.04.20
今日、映画「くちびるに歌を」を3時半から鑑賞。柏木ユリ(新垣結衣)は長崎県五島列島のある中学校の音楽顧問として産休の教師に代わって郷里の学校に赴任。音楽顧問でありながら、ピアノを弾こうとしない。部活の合唱部は合唱コンクールの県大会を控えているが、具体的な指導をせず、見守るという態度に生徒たちにも苛立ちが広がる。 だが、生徒たちや周囲からいろいろと気付かされて行く。これでいいのかと。前半はなかなか進まない展開に少々じれったいところがあるが後半では深い早い展開となっていく。生まれてきた環境、大人たちの都合でそれぞれの立場に置かれた生徒の心中も丁寧に描かれていた。着任して、ぶっきらぼうで心を開こうとしない柏木ユリ、それには理由があり、深い悲しみの中にいた。それでも、これでいいのかと自身に問いかけ、徐々に心を開いて行く。その心の変化の過程のきめ細やかな演技は私の心の中に深く染み入って来た。後半での凄い展開は感動で涙が止まらなかった。 そして、最後のフェリーが島々と入江の真っ青な海の間を縫って行く風景は数時間経った今でも目に焼き付いている。必見の映画かも知れない。
2015.03.03
2015.02.14
今朝、10時5分上映開始の「バンクーバーの朝日」、これを観ようとシネコンのフロントでチケットを買い、席を決めようとすると「今日、初めてのお客様ですから、席はどこでもどうぞ」と言われて劇場内へ。結局、予告編から終わりまで私以外には100席近くある劇場への入場者は誰一人いなかった。たった一人きりの劇場、これは生まれてこのかた初めての経験、多分今後もないだろう。さて、バンクーバーの朝日は 1914年 - 41年、戦前のカナダで活躍し、2003年にカナダ野球殿堂入りを果たした日系移民の野球チーム「バンクーバー朝日」の実話をもとにしたものだそうだが、小さな体格の日系人野球チームはいかにしたら勝てるかという思いを頭脳プレーで果たし、優秀まで争うようになる。彼らは、勝つことにより日系人社会が認められ、さらに活力を与えたいという思いが原動力となったのではないかと思ったところです。移民生活の厳しさ、随所に見られた優しさも含め、当時の時代背景が生んだ感動の物語でした。ところで一人きりの劇場は近くの人が時々ポップコーンを食べるときの音も、また咳をする人の音も無くゆったりと観賞することができました。シネコン側にとってはお客さんが少ないことなので好ましくないかも知れないが初めての貸切観賞はいいものでした。
2015.01.22
約一ヶ月、一緒に働いた方から「行けなくなったのでどうですか」と映画の試写会招待のハガキを頂いた。その試写会が昨夜開かれました。映画館は熊本市内の「TOHOシネマズはません」。その映画は「チェイス」。ハイテクバイク(こんなハイテクバイクがあれば凄いだろうなと驚きました)と警察のチェイスシーン、そしてダンスシーン。吸い込まれてしまい、上映時間はあっと言う間に過ぎたという感じでした。多くのことを書きたいところ(本当のところは映画時評を書けない)ですが、今後観られる方のためにここまでとします。どんな映画なのか興味のあられる方はこちら→チェイス(クリックorタップ)をご覧下さい。この映画、熊本の「TOHOシネマズはません」では5日から上映されるようです。偶然、短い期間の中で一緒に働いてお会いした方から頂いた試写会招待ハガキ、いろいろな方との出会いに感謝しています。
2014.12.03
昨日午後、DENKIKAN熊本で上映されている「めぐり逢わせのお弁当」を観賞。場所はインドのムンバイ。奥様たちが作った弁当がご主人たちが働くオフィスに届けられる。毎日、弁当を集めに行き、そして配達され、食べたあとの容器は回収され奥様たちの元へ戻る。このようなシステムがあることを知らなかった、そして、誤配達率がもの凄く低いというのに驚いた。ある日、奥様イラが作った弁当が間違って保険会社で働くサージャンに届く。そこから始まる手紙のやりとり。サージャンは何年か前に奥さんを亡くしている定年退職目前の男。奥さんを亡くした寂しさがどこかに漂っているような気がした。結末が見たかったがあとは皆さんの想像というところだろうか。ところで、この弁当を配達するシステムをダッバワーラーというそうだ。さて、この映画、残念ながら集中して観ることができなかった。通路を挟んだ斜め後ろの二人連れの女性が上映途中にずっと話していた。小声で他人に聴こえないだろうと思っていたかも知れないがボソボソ声がずっと聴こえていた。そして最悪は二人のどちらかの携帯に2回着信があった。明らかに映画鑑賞マナーの欠落。上映終了後二人の後ろ姿から60代後半の年齢と推察した。マナーを携えているかどうかは年齢には関係ないと思い、お二人に「映画は静かに観て下さい」と言いたかったが躊躇して言わなかった。よろしかったら上にあるめぐり逢わせのお弁当とダッバワーラーのところをクリックしてみて下さい。
2014.09.04
今日は11時からDENKIKAN熊本で映画鑑賞。観たのはマダム・イン・ニューヨーク。専業主婦の奥様(シャシ)が英会話ができないというコンプレックスをはねのけ自信を取り戻すまでを描いたインド映画。2時間あまりが短く感じられて吸い込まれるような感動を覚えました。飛行機の中の隣席のオジさん、地下鉄の警備員、英会話学校の仲間、そして姪。周囲の皆さんもよかった。主役のシャシが作ることを得意とする、映画の中に何度も出てきた「ラドゥー」。ネットで調べたところラドゥ-はインドでとてもポピュラーなスイーツだそうで材料はペサン(ひよこ豆の粉)、アーモンド、カルダモンパウダーなどを使って作られるようです。今からペサンが売ってあるかスイーツ食材店に出かけてみようと思っています。一度はラドウー作りに挑戦してみたいと思っていますが食べたことがありません。マダム・イン・ニューヨークはシャシの心の裡を的確に細かく描写したとてもいい映画でした。先日は「世界の果ての通学路」を観終え、来週あたりに行こうと思っているのは「めぐり逢わせのお弁当」です。DENKIKAN上映作品のファンになってしまいました。
2014.08.29
家族の間で語られることのなかった真実。薬物中毒の母と三人の娘、家族なのにどのような思いを携え秘めて毎日を暮らしているのか、本当のところを理解し知っているのだろうかと深く考えさせられた映画「8月の家族たち」でした。そして暫し別世界に引き込まれたひと時となりました。映画のあと、その思いを携えて喉を潤しに3軒をハシゴ。もっと飲みたかったけど息子の夕飯を作らなければならず帰宅。私が帰宅したのは9時前、10数分後に息子が帰宅して慌てて夕食の準備。帰宅した二男の横顔を観ながら、息子は私のすべてを知らない、私も息子のすべてを知らない。「8月の家族たち」を観たせいでしょうか、それが家族かも知れないと料理をしながら思ったのでした。もう一つ、DENKIKANはいい映画を上映しているなあと思った日ともなりました。
2014.06.18
「しあわせの隠れ場所」、なんというタイトルの映画なんだろうと思った。見終わったあとなるほどなと思わせてもらった。TVドラマや映画での感動シーン、涙腺がゆるくなったせいもあるが大体が涙もろい。TV番組に感動して涙を流していると子供達が私をからかいに寄ってくる。この「しあわせの隠れ場所」、実話の感動物語。言葉と映像に吸い込まれてあっと言う間に終わった。ずーっと涙でウルウルだった。しあわせな気分になれる、とても素晴らしい映画だった。
2010.03.20
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