【 品質管理 】
■ コンクリート工事 ■
( 1 )
コンクリートの試験に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。(令和3年後期_No.36)
1.フレッシュコンクリートの温度測定は、その結果を1℃単位で表示する。
2.圧縮強度の試験は、コンクリート打込み日ごと、打込み工区ごと、かつ、150m 3 以下にほぼ均等に分割した単位ごとに行う。
3.スランプ試験は、1cm単位で測定する。
4.スランプ試験時に使用するスランプコーンの高さは、300mmとする。
答え
3
[ 解答解説 ]
1.◯
フレッシュコンクリートの温度測定については、測定結果の温度は、1℃単位で表示する。(JIS A 1156)
2.◯
圧縮強度の試験はコンクリート打込み日ごと、打込み工区ごと、かつ、 150m 3
以下の単位ごとに行う。
3.×
スランプ試験は、 0.5cm単位で測定する。
4.◯
スランプコーンは、スランプ試験及びスランプフロー試験に用いられ、その 高さは 300mmとする。
( 2 )
コンクリートの試験に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。(令和3年前期_No.36)
1.スランプの測定値は、スランプコーンを引き上げた後の、平板からコンクリート最頂部までの高さとした。
2.材齢が28日の構造体コンクリート強度の判定に用いる供試体は、現場水中養生とした。
3.受入れ検査における圧縮強度試験は、3回の試験で1検査ロットを構成した。
4.スランプ試験は、コンクリートの打込み中に品質の変化が認められた場合にも行うこととした。
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
スランプの測定値は、スランプコーンを引き上げた後、コンクリートの 中央部の下がりを測定する。
2.◯
材齢が28日の構造体コンクリート強度推定試験において、供試体の養生方法は、標準養生、又は、 現場水中養生とする。
3.◯
1回の圧縮強度試験の供試体の個数は、 3個以上とする。
4.◯
スランプ試験は、コンクリートの打込み中に 品質の変化が認められた場合にも行う。
( 3 )
コンクリートの試験に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。(平成30年後期_No.40)
1. スランプの測定値は、スランプコーンを引き上げた後の、平板からコンクリート最頂部までの高さとした。
2. スランプ試験は、コンクリートの打込み中に品質の変化が認められた場合にも行うこととした。
3. 1回の圧縮強度試験の供試体の個数は、3個とした。
4. 受入れ検査における圧縮強度試験は、3回の試験で1検査ロットを構成した。
答え
1
[ 解答解説 ]
1.×
スランプの測定値は、スランプコーンを引き上げた後、コンクリートの 中央部の下がりを測定する。
2.◯
スランプ試験は、コンクリートの打込み中に品質の変化が認められた場合にも行う。
3.◯
1回の圧縮強度試験の供試体の個数は、3個以上とする。
4.◯
受入れ検査における圧縮強度試験は、普通コンクリートの場合、一般的には、適当な間隔を開けた3台のミキサー車から採取して、3本の供試体により1検査ロットを構成する。なお、一般的な普通コンクリートは、150m 3
以内で1ロットとする。
( 4 )
レディーミクストコンクリートの受入時の試験に関する記述として、 最も不適当なものはどれか。(令和元年前期_No.40)
1. 圧縮強度の試験は、コンクリート打込み日ごと、打込み工区ごと、かつ、150 m 3 以下の単位ごとに行った。
2. スランプ試験は、1 cm 単位で測定した。
3. 粗骨材の最大寸法が 20 mm の高流動コンクリートは、スランプフロー試験を行った。
4. 普通コンクリートの空気量の許容差は、± 1.5%とした。
答え
2
[ 解答解説 ]
1.◯
圧縮強度の試験は、コンクリート打込み日ごと、打込み工区ごと、かつ、 150 m 3
以下の単位ごとに行う。
2.×
スランプ試験は、 0.5cm 単位で測定する。
3.◯
粗骨材の最大寸法が 40mm以下の高強度コンクリート、高流動コンクリート、水中不分離性コンクリートは、スランプフロー試験を行う。 スランプフロー試験とは、スランプコーンにフレッシュコンクリートを詰めて逆さにし、スランプコーンを引き抜いたときのフレッシュコンクリートの平面的な広がりを測定する試験をいい、高流動性のフレッシュコンクリートに対して行う試験である。
4.◯
普通コンクリートの空気量の許容差は、± 1.5%とする。
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