2級建築施工管理技術検定
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時間管理術で勝敗が決まります。



2級建築施工管理技士試験
項目別 一次(学科) 解答解説
─────────────
建 築 学 環境工学
建築構造
構造力学
建築材料

 共通問題
施  工
躯体工事
仮設工事
土工事
地業工事
鉄筋工事
型枠工事
コンクリートの調合
鉄骨工事
木造軸組構法
解体工事
仕上工事
コンクリートブロック工事等
防水工事
石工事
タイル工事
屋根及びとい工事
金属工事
左官工事
建具工事
塗装工事
内装工事
仕上改修工事

施工管理
施工計画
事前調査
仮設計画
材料の保管
申請及び届出等
工程管理
工程計画
バーチャート工程表
品質管理工程表
品質管理
用  語
鉄骨工事
鉄筋工事
コンクリート工事
品質管理に関する記述
試験及び検査
安全管理
工事現場の安全管理
労働安全衛生法

応用能力問題 躯体工事
仕上工事

法  規 建築基準法
建設業法
労働基準法
労働安全衛生法
廃棄物処理法
建設リサイクル法
消防法
騒音規制法
道路法
2級建築施工管理技士試験
項目別 二次(実地) 解答解説
─────────────
問題1 経験記述
問題2 用語の解説
問題3 工程管理
問題4 法規
問題5-A 建築工事
問題5-B 躯体工事
問題5-C 仕上工事

2級建築施工管理技士試験
過去問題
───────────── 第一次検定(学科)

令和06年 一次検定(前期)
令和05年 一次検定(前期)
令和05年 一次検定(後期)
令和04年 一次検定(前期)
令和04年 一次検定(後期)
令和03年 一次検定(前期)
令和03年 一次検定(後期)
令和02年 学科(前期) (中止)
令和02年 学科(後期)
令和01年 学科(前期)
令和01年 学科(後期)
平成30年 学科(前期)
平成30年 学科(後期)
平成29年 学科(前期)
平成29年 学科(後期)
平成28年 学科
平成27年 学科
─────────────
第二次検定(実地)

令和05年 二次検定
令和04年 二次検定
令和03年 二次検定
令和02年 実地
令和01年 実地
平成30年 実地
平成29年 実地
平成28年 実地
平成27年 実地
(建設業振興基金より)
建築工事監理指針

1章 各章共通事項 序節 監督職員の立場及び業務
01節 共通事項
02節 工事関係図書
03節 工事現場管理
04節 材  料
05節 施  工
06節 工事検査及び技術検査
07節 完成図等

2章 仮設工事 01節 共通事項
02節 縄張り,遣方 , 足場他
03節 仮設物
04節 仮設物撤去等
05節 揚重運搬機械

3章 土工事 01節 一般事項
02節 根切り及び埋戻し
03節 山留め

4章 地業工事 01節 一般事項
02節 試験及び報告書
03節 既製コンクリート杭地業
04節 鋼杭地業
05節 場所打ちコンクリート杭地業
06節 砂利,砂及び
   捨コンクリート地業等

07節 「標仕」以外の工法

5章 鉄筋工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 加工及び組立て
04節 ガス圧接
05節 機械式継手,溶接継手

6章 コンクリート工事 01節 一般事項
02節 種類及び品質
03節 材料及び調合
04節 発注、製造及び運搬
05節 普通コンの品質管理
06節 現場内運搬並びに
   打込み及び締固め

07節 養  生
08節 型  枠
09節 試  験
10節 軽量コンクリート
11節 寒中コンクリート
12節 暑中コンクリート
13節 マスコンクリート
14節 無筋コンクリート
15節 流動化コンクリート
[ 参考文献 ]

7章 鉄骨工事 01節   一般事項
02節   材  料
03節   工作一般
04節   高力ボルト接合
05節   普通ボルト接合
06節  溶接接合
07節  スタッド,デッキプレート溶接
08節  錆止め塗装
09節   耐火被覆
10節  工事現場施工
11節  軽量形鋼構造
12節  溶融亜鉛めっき工法
13節  鉄骨工事の精度
14節  資  料

8章 コンクリートブロック工事等 01節 一般事項
02節 補強コンクリートブロック造
03節 コンクリートブロック帳壁及び塀
04節 ALCパネル
05節 押出成形セメント板
一般事項、材料
外壁パネル工法
間仕切壁パネル工法
溝掘り及び開口部の処置
     施工上の留意点

9章 防水工事 01節 一般事項
02節 アスファルト防水
03節 改質As.シート防水
04節 合成高分子系
   ルーフィングシート防水

05節 塗膜防水
06節 ケイ酸質系塗布防水
07節 シーリング

10章 石工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 外壁湿式工法
04節 内壁空積工法
05節 乾式工法
06節 床および階段の石張り
07節 特殊部位の石張り

11章 タイル工事 01節 一般事項
02節 セメントモルタルによる
   陶磁器質タイル張り

03節 接着剤による
   陶磁器質タイル張り

04節 陶磁器質タイル
   型枠先付け工法

05節 「標仕」以外の工法

12章 木工事 01節 一般事項
02節 材  料
03節 防腐・防蟻・防虫
04節 RC造等の内部間仕切等
05節 窓、出入り口その他
06節 床板張り
07節 壁及び天井下地
08節 小屋組(標仕以外)
09節 屋根野地,軒回り他
   (標仕以外)

13章 屋根及びとい工事 01節 一般事項
02節 長尺金属板葺
03節 折板葺
04節 粘土瓦葺
05節 と  い

14章 金属工事 01節 一般事項
02節 表面処理
03節 溶接,ろう付けその他
04節 軽量鉄骨天井下地
05節 軽量鉄骨壁下地
06節 金属成形板張り
07節 アルミニウム製笠木
08節 手すり及びタラップ

15章 左官工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り
03節 床コンクリート直均し仕上げ
04節 セルフレベリング材仕上
05節 仕上塗材仕上げ
06節 マスチック塗材仕上げ
07節 せっこうプラスター塗り
08節 ロックウール吹付け

16章 建具工事 01節 一般事項
02節 アルミニウム製建具
03節 樹脂製建具
04節 鋼製建具
05節 鋼製軽量建具
06節 ステンレス製建具
07節 木製建具
08節 建具用金物
09節 自動ドア開閉装置
10節 自閉式上吊り引戸装置
11節 重量シャッター
12節 軽量シャッター
13節 オーバーヘッドドア
14節 ガラス

17章 カーテンウォール工事 01節 共通事項
02節 メタルカーテンウォール
03節 PCカーテンウォール

18章 塗装工事 01節 共通事項
02節 素地ごしらえ
03節 錆止め塗料塗
04節 合成樹脂調合ペイント塗
   (SOP)

05節 クリヤラッカー塗(CL)
06節 アクリル樹脂系
  非水分散形塗料塗(NAD)

07節 耐候性塗料塗(DP)
08節 つや有合成樹脂
  エマルションペイント塗り(EP-G)

09節 合成樹脂エマルションペイント塗
   (EP)

10節 ウレタン樹脂ワニス塗(UC)
11節 オイルステイン塗
12節 木材保護塗料塗(WP)
13節 「標仕」以外の仕様

19章 内装工事 01節 一般事項
02節 モルタル塗り,ビニル床タイル
   及びゴム床タイル張り

03節 カーペット敷き
04節 合成樹脂塗床
05節 フローリング張り
06節 畳敷き
07節 せっこうボード、
   その他ボード、
   及び合板張り

08節 壁紙張り
09節 断熱・防露
10節 内装材料から発生する室内空気汚染物質への対策

20章 ユニットその他工事 01節 共通事項
02節 ユニット工事等
  2 フリーアクセスフロア等
  3 可動間仕切
  4 移動間仕切
  5 トイレブース
  6 手すり
  7 階段滑り止め
  8 床目地棒
  9 黒板,ホワイトボード
 10
 11 表示
 12 タラップ
 13 煙突ライニング
 14 ブラインド
 15 ロールスクリーン
 16 カーテン,カーテンレール
03節 プレキャスト
   コンクリート工事

04節 間知石及び
   コンクリート間知ブロック積み

05節 敷地境界石標

21章 排水工事 01節 共通事項
02節 屋外雨水排水
03節 街きょ,縁石,側溝

22章 舗装工事 01節 共通事項
02節 路  床
03節 路  盤
04節 アスファルト舗装
05節 コンクリート舗装
06節 カラー舗装
07節 透水性アスファルト舗装
08節 ブロック系舗装
09節 砂利敷き
10節 補  修
11節 「標仕」以外の舗装
12節 用  語

23章 植栽,屋上緑化工事 01節 共通事項
02節 植栽基盤
03節 植  樹
04節 芝張り,吹付けは種
   及び地被類

05節 屋上緑化

原発・放射能

> 放射能について正しく学ぼう
> 内部被ばくを考える市民研究会
> 国際環境NGO FoE Japan
> 代々木市民観測所
> チェルノブイリへのかけはし
> 放射線防護の仕方(緊急時編)
> 放射線防護の仕方(日常編)
> 放射線防護の仕方(食品編)
> セシウム汚染全国マップ
> Sv/Bq換算ツール
> 経口時の年齢換算計算ツール
> Fukushima Voice version 2
> Simply Info
> 日本原子力産業協会
原子力発電を考える
> グリーンアクション
> サイエンス・メディア・センター
> バンクーバー食品放射能モニタリング
> 東京江戸川放射線
> 品川区ママ友からの 放射線情報便
> 福島30年プロジェクト
> 全国の空間線量率
> 村田 光平 オフィシャルサイト
> 国会事故調査委員会
> 福島第一原発カメラ(LIVE)
> 全国放射線量測定マップ

2023年09月23日

平成25年度 2級建築施工管理技士 実地試験 解答 解説

平成25年度 2級建築施工管理技士 第二次検定 解答 解説 


試験時間:14時15分〜16時15分( 2時間)

【 平成25年度 】

 問題1  施工経験   記述(施工計画)
 問題2  用語の説明  記述
 問題3  施工管理   記述(ネットワーク工程表) 
 問題4  施工管理   正誤、記述
 問題5  法  規   正誤、記述


2023年09月22日

2級建築施工管理技士 平成25年度 実地 問題1 解答・解説

平成25年度 2級建築施工管理技術検定

実地試験 解答・解説

問題1
あなたが経験した 建築工事のうち、あなたの受検種別に係る工事の中から、事前に施工の計画を行った工事を1つ選び、下記の工事概要を具体的に記入した上で、次の問いに答えなさい。

なお、 建築工事とは、建築基準法に定める建築物に係る工事とする。ただし、建築設備工事を除く。

[ 工事概要 ]
イ.工事名
ロ.工 事 場 所
ハ.工事の内容
 新築等の場合:建物用途、構造、階数、延べ面積又は施工数量、
        主な外部仕上げ、主要室の内部仕上げ
 改修等の場合:建物用途、主な改修内容、施工数量又は建物規模
ニ.工 期 (年号又は西暦で年月まで記入)
ホ.あなたの立場
ヘ.業 務 内 容


1. 工事概要であげた工事で、あなたが担当した工種において、施工にあたり事前に検討したことを次の項目の中から 3つ選び、 事前に検討し実際に行ったことと何故そうしたのか その理由を、 工種名をあげて、それぞれについて具体的に記述しなさい。

なお、工種名については、同一の工種名でなくてもよい。

ただし、「事前に検討し実際に行ったこと」の記述内容が、同一のもの及びコストについてのみ記述したものは不可とする。

[ 項目 ]
 「施工方法」
 「資材の搬入又は仮置きの方法」
 「資材の揚重の方法」
 「作業床又は足場の設置」
 「施工中又は施工後の養生の方法」 (労働者の安全に関する養生を除く。)
 「試験又は検査の方法と実施の時期」
 「他の関連工事との調整」


「施工方法」解答試案


工種名:鉄筋工事
検討し行ったこと:
悪天候が予想されたため、ガス圧接継手を機械式継手に変更した。
理 由:
機械式継手は、雨、風など悪天候による影響は受けにくく、予定されている工期を順守できるため。





「資材の搬入又は仮置きの方法」解答試案


工種名:型枠工事
検討し行ったこと:
敷地が狭小なため、柱、梁の型枠は、工場で組み立てて現場に搬入した。
理 由:
敷地の有効利用と現場での省力化による工期短縮のため。





「資材の揚重の方法」解答試案


工種名:鉄骨工事
検討し行ったこと:
本締めが終了した1節目の床最上部デッキプレート敷き込み作業を急ぎ、2節目の鉄骨建方の上下作業の安全行動の防止をした。
理 由:
上下作業になってしまうため、どちらかの作業を中止せざるを得なくなり、効率が悪くなる。安全確保、工期短縮のため。





「作業床又は足場の設置」解答試案


工種名:コンクリート工事
検討し行ったこと:
高い壁の中間に作業足場を設置した。
理 由:
壁のコンクリート打設において、壁のたたき、壁のバイブレータを確実に行い、じゃんかを防ぐため。





「施工中又は施工後の養生の方法」解答試案


工種名:コンクリート工事
検討し行ったこと:
夏場の施工のため、コンクリート打設後、自動散水装置を設置して5日間は、コンクリート表面に湿潤に保った。
理 由:
コンクリート強度は硬化初期の養生が特に重要であり、特に夏期や風の強い日に施工した床スラブ・ひさし等薄い部材ではコンクリートが急速に乾燥するため。





「試験又は検査の方法と実施の時期」解答試案


工種名:アスファルト防水工事
検討し行ったこと:
防水下地コンクリートの表面が平坦で突起物が完全に撤去されていることを管理者と同時に確認する体制とした。
理 由:
不十分な下地状態では、防水性能が確保できないため。





「他の関連工事との調整」解答試案


工種名:タイル工事
検討し行ったこと:
外壁タイル張りは、前面道路を先行して早期に外部足場を解体し、接着試験などはゴンドラで行うこととした。
理 由:
前面道路側の埋設物、外構工事の期間を十分の確保するため。




2. 工事概要であげた工事及び受検種別にかかわらず、あなたの今日までの工事経験に照らして、事前に検討し計画した施工方法や作業手順を作業員に周知徹底するためには、どのようにしたら よいと考えるか、 周知徹底するための方法と実行されているか 確認する方法について、 工種名又は 作業名をあげて 2つ具体的に記述しなさい。

ただし、それぞれの解答は異なる内容の記述とする。


周知徹底するための方法と確認する方法 解答試案



?@鉄筋工事
周知徹底方法:
職長が、毎日作業前に行われる朝礼において、その日に作業を行うガス圧接の施工方法や管理の方法など重点項目について説明し周知徹底を図る。
確認方法:
ガス圧接完了後の検査に立会い、判定基準を満たしているかを確認する。

?A塗装工事
周知徹底方法:
試験施工の見本を製作して、工事打ち合わせの際に要求される品質を確認させ、具体的な施工方法や管理方法を指示する。
確認方法:
各工程完了時に現場確認を行い、管理項目を満足しているか確認する。





2023年09月21日

2級建築施工管理技士 平成25年度 実地 問題2 解答・解説

平成25年度 2級建築施工管理技術検定

実地試験 解答・解説

問題2
次の建築工事に関する用語のうちから 5つ選び、その 用語の説明 施工上留意すべき内容を具体的に記述しなさい。

ただし、仮設以外の用語については、作業上の安全に関する記述は不可とする。

また、使用資機材に不良品はないものとする。

 アルミサッシのかぶせ工法
 型枠のセパレーター
 コンクリートの打継ぎ
 シーリング工事のマスキングテープ
 せっこうボード張りにおけるコーナービード
 セメントモルタルによるモザイクタイル張り
 鉄筋工事のスペーサー
 鉄筋の先組み工法
 鉄骨工事のリーマー掛け
 土工事の布掘り
 塗装工事の研磨紙ずり
 木造住宅における気密シート
 床開口部の養生
 ローリングタワー

[ 解答例 ]

アルミサッシのかぶせ工法


[ 用語の説明 ]
アルミサッシのかぶせ工法とは、建具の改修工事において既存枠を撤去せずに新規の建具枠をかぶせて施工する方法であり、撤去工法に比べ、経済性、施工性に優れているが、窓開口部が既存の物に比べ小さくなる。
[ 施工上留意すべきこと ]
建具の耐食性を維持するため、新規建具の下枠と躯体間にシーリングを施さない等により、既存枠と新規建具との間に水分を溜めないよう配慮することが必要である。




型枠のセパレーター


[ 用語の説明 ]
セパレーターとは、型枠工事で相対するせき板相互の間隔を正しく保持するために使用するものである。主なものは、コーンを使用しないもの(丸セパC型)と使用するもの(丸セパB型)がある。
[ 施工上留意すべきこと ]
コーン穴の処理方法について、防水下地や薄い下地等の場合は、丸セパB型を用いコンクリート面と同一にモルタルを充填する。普通のモルタルでは垂れ下がりや乾燥収縮のおそれがあるので、硬練りモルタルを用いるなどの配慮が必要である。




コンクリートの打継ぎ


[ 用語の説明 ]
コンクリートの打継ぎ部は、構造上の欠陥となりやすいので問題の少ない位置を選んで打継ぎ部を決定する。梁や床の打継ぎは、せん断応力が最小となるスパン中央付近とする。
[ 施工上留意すべきこと ]
水密性能、気密性能などが要求される部位には、原則として、打継ぎ部を設けない。やむを得ず、打継ぎ部を設ける場合は、性能が満たされる処置が必要である。




シーリング工事のマスキングテープ


[ 用語の説明 ]
シーリング工事でプライマー塗布及びシーリング材充填の際の汚染防止と目地縁の線を通りよく仕上るために用いる粘着テープである。
[ 施工上留意すべきこと ]
除去後、粘着剤が残存せず、シーリング材の接着を妨げない材質のものを用いる。へら仕上げ終了後は、速やかにマスキングテープを剥がすこと。




せっこうボード張りにおけるコーナービード


[ 用語の説明 ]
コーナービードとは、柱や壁の出隅を保護するために取り付ける金属製などの部材である。
[ 施工上留意すべきこと ]
コーナービードは、釘、ドリリングタッピンねじ、接着材などを用いて留めつける。




セメントモルタルによるモザイクタイル張り


[ 用語の説明 ]
モザイクタイル張りとは、外壁及び内壁において、下地コンクリートの上に下地モルタル、張り付けモルタルを施工し、小口未満のタイルをユニット化したものを張り付ける工法である。
[ 施工上留意すべきこと ]
たたき押えは、全面にわたって十分に行う必要があるが、その目安は、タイル目地に盛りあがった張付けモルタルの水分で、紙張りの目地部分がぬれてくることによって判断する。




鉄筋工事のスペーサー


[ 用語の説明 ]
鉄筋部材などを一定の間隔に保持するかいもの。鉄筋コンクリート工事では、せき板面と鉄筋あるいは鉄筋相互を所定の間隔に保持するために挿入するもので、鋼製、コンクリート製、梁・柱・基礎ばり、壁及び地下外壁のスペーサーは側面に限りプラスチック製でもよい。
[ 施工上留意すべきこと ]
設置方法は、スラブについては、上端筋、下端筋は 1.3個/m 2 程度、端部上端筋及び中央部下端筋には必ず設置、梁については間隔は1.5m程度、端部は1.5m以内、側梁以外の梁は上又は下に設置、側梁は側面の両側へ対称に設置、柱においては上段は梁下より 0.5m程度、中段は柱脚と上段の中間、柱幅 1.0mまで2個、1.0m以上 3個などが必要である。




鉄筋の先組み工法


[ 用語の説明 ]
工場又は敷地内で、ベース筋、柱筋、梁筋などの部分を先に組み立てる工法で、組立てや運搬の省力化を狙いとする。工法としては、地組みした柱筋や梁筋を、鉄骨のように先行自立させる方法と、柱筋の縦方後に梁や床の型枠を組み、その後に梁筋を建て込む方法がある。
[ 施工上留意すべきこと ]
鉄筋加工の先組ヤード、組み立てられた鉄筋のストックヤードの確保が必要である。また、鉄筋組立材の揚重計画の検討、その他としては鉄筋接合方法などの留意が必要である。




鉄骨工事のリーマー掛け


[ 用語の説明 ]
リーマー掛けとは、リーマーという穴ざらい用切削刃を用い、ボルト孔の修正または食違いを修正する作業である。部材の孔合わせを行う際、通常、2mm以下のボルト孔の食違いは、リーマー掛けして修正してよい。
[ 施工上留意すべきこと ]
ボルト孔心の不一致の著しい場合は、添え板を取り換え、現場に合うようなボルト孔をあけ直す。




土工事の布掘り


[ 用語の説明 ]
布基礎や基礎梁の位置に沿って、連続的に帯状に掘削する根切り方法である。
[ 施工上留意すべきこと ]
根切り範囲を定めるには、山留め、コンクリート型枠の組立、取外し作業が十分にできるように間隔を見込んでおく。布掘りでは基礎幅から300〜600mmが必要である。




塗装工事の研磨紙ずり


[ 用語の説明 ]
塗装する素地や塗り面の汚れ、ごみ、粒などを研磨紙を用いて取り除いて平滑にし、塗装材料の付着性を高め、仕上げをよくするために行う下地調整のことである。
[ 施工上留意すべきこと ]
木材面の研磨紙ずりは、木目に平行にかける。塗り面を研磨紙ずりする場合は、塗膜が十分に乾燥してから行う。




木造住宅における気密シート


[ 用語の説明 ]
気密工事に用いる防湿気密シートの材料は防湿気密層の剛性が高いとともに、防湿気密層の平面保持がよく、仕上げ材で防湿気密層を押えたとき、重ね部分の気密精度が向上する。
[ 施工上留意すべきこと ]
気密シートを取り付けるとき、シートがゆるまないよう押さえをすることが必要である。また、シート同士の重ね幅は約10cm以上が必要である。




 床開口部の養生


[ 用語の説明 ]
床開口部は、型枠解体材、使用材料の搬出入のために必要なものである。開口部からの落下を防ぐため、開口部周りに手すり、中さん、安全ネットを設置して墜落、転落及び物の落下防止対策を行う。また、開口部は特に照明を明るくし、かつ、赤い布を下げたり、又は、黄と黒のまだらな塗装をするなどの方法により表示することも必要である。
[ 施工上留意すべきこと ]
高さ 2m以上の床の開口部は、「囲い等」で落下防止措置をすることが定められているので、フタをする等の安全確保に留意する。(労働安全衛生規則第519条)




 ローリングタワー


[ 用語の説明 ]
移動式足場ともいい、枠組足場を積み重ね、その脚部に車輪を付けて水平方法への移動を容易にした足場である。
[ 施工上留意すべきこと ]
作業時は、足元のストッパー4箇所すべて固定して安全帯を使用して作業する。また、移動の場合には上部に人間は乗せない。





2023年09月20日

2級建築施工管理技士 平成25年度 実地 問題3 解答・解説

平成25年度 2級建築施工管理技術検定

実地試験 解答・解説

問題3
図に示すネットワーク工程表について、次の 1.から 3.の問いに答えなさい。

なお、 ◯内の数字はイベント番号、矢線の上段のアルファベットは作業名、下段の数値は所要日数を示す。


2k_H25_J_No.3.ネットワーク工程表.jpg

1. 工程表において、 クリティカルパスを、 作業名で工程順に並べて答えなさい。



解答


 A → B → E → J → L

[ 解説 ]

H25_J_No.3_ネットワーク工程表.Ans1.jpg

?@全イベントの右上に□を表示する。(形は□でなくても、何でも良い)

?A最初のイベントの右上の□に 0 を記入し、最初の作業Aの最早開始時刻(EST)とする。

?Bイベント番号の若い順に、□(最早開始時刻)と所要日数との和を記入する。
これが各作業の最早開始時刻となる。

?C2本以上の矢線(アロー)がイベントに流入するときは、そのうち最大値(max)を最早開始時刻とする。こうして計算した、最終イベントの最早開始時刻が工期となり、その経路がクリティカルパスとなる。

 A → B → E → J → L
= 3 + 4 + 11 + 8 + 7
= 33日





2. 工程表において、作業Hの EFT(最早終了時刻) フリーフロートをそれぞれ 日数で答えなさい。



解答


EFT(最早終了時刻):22日
フリーフロート   :4日

[ 解説 ]
EFT(最早終了時刻)とは、その作業が最も早く終了できる時刻である。
その作業の最早開始時刻(EST) + 所要日数(D)
により求める。
つまり、その作業が開始できる時刻になって、直ちに開始し、予定の所要日数で終了する時刻をいう。

作業 H のEFTは、
最早開始時刻(10日) + 所要時間(12日) 
= 22 日

フリーフロートとは、作業の中で自由に使っても、継続する作業に影響を及ぼさない余裕時間のことである。

作業 H のフリーフロートは、
イベント?Iの最早開始時刻(26日)− イベント?Dの最早開始時刻(10日)– 作業日数(12日)
= 4日




3. 工程表において、作業Dと作業Kがそれぞれ3日間遅延したときの?@から?Jまでの 総所要日数を答えなさい。



解答


 36日

[ 解説 ]
工程表において、作業Dと作業Kがそれぞれ3日間遅延したときのクリティカルパスは図による。

H25_J_No.3_ネットワーク工程表.Ans3+.jpg

 D + G + K + M
= 13日 + 8日 + 10日 + 5日
= 36日





2023年09月19日

2級建築施工管理技士 平成25年度 実地 問題4 解答・解説

平成25年度 2級建築施工管理技術検定

実地試験 解答・解説

問題4
次の文章中、下線部の語句が 適当なものは○印を、 不適当なものは適当な語句を記入しなさい。


1. 透水性の悪い山砂を埋戻し土に用いる場合の締固めは、建物躯体等のコンクリート強度が発現していることを確認のうえ、厚さ 600 mm 程度ごとにローラーやタンパーなどで締固める。入隅などの狭い箇所の締固めには、タンパーなどを使用する。



解答


 300

[ 解説 ]
締め固めは、川砂及び透水性のよい山砂の場合は水締めとし、透水性の悪い山砂の類及び粘性土の場合はまきだし厚さ約300mm程度ごとにローラー、ランマー等で締め固めながら埋め戻すのが原則である。(建築工事監理指針3)




2. 寒中コンクリート工事における保温養生の一つとして行う 被覆 養生は、打ち込まれたコンクリートをシートなどで覆い、コンクリートからの水分の蒸発と風の影響を防ぎ、コンクリートの冷却を遅らせるための簡易な養生方法であり、外気温が −2℃ 程度以上の時期の養生方法として有効である。



解答


 ◯

[ 解説 ]
寒中コンクリート工事における被覆養生は、水分の蒸発と風による影響を防ぎ、打ち込まれたコンクリートの冷却を遅らせることを目的とするため、外気温が−2℃程度以上の時期の保温養生方法としては有効であるが、初期凍害の防止を目的とするためには、打込み時のコンクリート温度を10℃以上とすることが必要である。




3. 鉄筋のあきは、鉄筋とコンクリートの付着による応力の伝達が十分に行われ、コンクリートが 分離することなく密実に打込まれるために必要なものである。異形鉄筋を用いる場合の鉄筋相互の あきの最小寸法は、隣り合う鉄筋の呼び名の数値を平均した値の1.5 倍、粗骨材最大寸法の1.25 倍、 25 mmのうち、最も 小さい 数値とする。



解答


 大きい

[ 解説 ]
鉄筋のあきは、呼び名の数値の1.5倍、粗骨材最大寸法の1.25倍、25mmのうち、最も大きい数値とする。鉄筋のあきは、鉄筋とコンクリートの付着による応力の伝達が十分に行われ、かつ、コンクリートが分離することなく密実に打ち込まれるよう過小であってはならない。




4. 鉄骨工事におけるトルシア形高力ボルト締付け後の検査は、一次締め後に付けたマーキングの ずれとピンテールの破断などを確認する。検査の結果、ナットの回転とともにボルトも回転して、ピンテールが破断する 軸回り を生じているボルトなどは、新しいボルトセットと交換する。



解答


 共回り

[ 解説 ]
軸回りとは、トルシア形高力ボルトで回転の反力がとれずナットが回転せずにボルトガ回転して、ピンテールが破断することである。ナットの回転とともにボルトも回転する場合とナットの回転とともに座金が回転する場合を共回りという。(建築工事監理指針7)




5. 改質アスファルトシート防水トーチ工法による平場のシート張付けは、プライマーの塗布・乾燥後、シートの 表面 及び下地をトーチバーナーで十分あぶり、改質アスファルトを溶融させながら、平均に押し広げて密着させる。



解答


 裏面

[ 解説 ]
改質アスファルトシートの張付けは、シートの裏面及び下地をトーチバーナーであぶり改質アスファルトを十分溶融させ、丁寧に張り付ける。張付け及びシート相互の接合に当たっては、シート端部から溶融した改質アスファルトが、はみ出すように十分溶融させて施工する。(建築工事監理指針9)




6. 軽量鉄骨壁下地において、コンクリート床、梁下及びスラブ下に固定するランナーは、両端部から 50mm 内側をそれぞれ固定し、中間部は 900mm 程度の間隔で固定する。また、ランナーの継手は、 突付け 継ぎとし、ともに端部より 50 mm 内側を固定する。



解答


 ◯

[ 解説 ]
ランナー両端部の固定位置は、端部から50mm内側とする。継手は突付け継ぎとし、端部より約50mm内側に固定する。ランナーの固定間隔は、ランナーの形状や断面性能及び軽量鉄骨壁の構成等から900mm程度を限度としている。(建築工事監理指針14)




7. 建物内部壁面の塗装工事におけるローラーブラシ塗りでは、一般に、入隅など塗りにくい部分は、小ばけか専用ローラーを用い、他の部分より に塗り付け、壁面全体にローラーマークをそろえて塗り付けていることを確認する。



解答


 前

[ 解説 ]
ローラーブラシ塗りは、建築工事における主流の塗装工法であり、はけより1回で広い面積に対して効率よく塗装できる。隅、ちり回りは等は、小ばけや専用ローラーを用い、他の部分に対して先行して( に)塗る。(建築工事監理指針18)




8. 木製壁下地にせっこうボードを釘打ちにより張り付ける場合、使用する釘の長さは、ボード厚さ の 2 倍程度とする。釘打ち間隔は、ボード周辺部を100〜150 mm、中間部を150〜200 mm の間隔とし、釘頭がボード表面と平らになるよう打ち付ける。



解答


 3

[ 解説 ]
木製下地に釘打ちする場合は、ボード厚さの 3倍程度の長さをもつ釘を用い、頭が平らになるまで十分に打ち付ける。





2023年09月18日

2級建築施工管理技士 平成25年度 実地 問題5 解答・解説

平成25年度 2級建築施工管理技術検定

実地試験 解答・解説

問題5
「建設業法」、「建築基準法施行令」及び「建設工事に係る資材の再資源化等に関する 法律(建設リサイクル法)」に定める次の各法文において、それぞれ誤っている語句の 番号を 1つあげ、それに対する 正しい語句を記入しなさい。

1. 建設業法(第 24 条の7 第1項)

特定建設業者は、発注者から直接建設工事を請け負った場合において、当該建設工事を施工するために締結した?@ 下請契約 の請負代金の額(当該?@ 下請契約 が 2 以上あるときは、それらの請負代金の額の総額)が政令で定める金額以上になるときは、建設工事の?A 適正 な施工を確保するため、国土交通省令で定めるところにより、当該建設工事について、下請負人の商号又は名称、当該下請負人に係る建設工事の内容及び工期その他の国土交通省令で定める事項を記載した?B 施工分担図 を作成し、工事現場ごとに備え置かなければならない。



解答


誤ってる番号:?B
正しい語句 :施工体制台帳

[ 解説 ]
建設業法
第 24 条の7 (施工体制台帳及び施工体系図の作成等)
第1項
特定建設業者は、発注者から直接建設工事を請け負った場合において、当該建設工事を施工するために締結した 下請契約の請負代金の額(当該 下請契約が2以上あるときは、それらの請負代金の額の総額)が政令で定める金額以上になるときは、建設工事の 適正な施工を確保するため、国土交通省令で定めるところにより、当該建設工事について、下請負人の商号又は名称、当該下請負人に係る建設工事の内容及び工期その他の国土交通省令で定める事項を記載した 施工体制台帳を作成し、工事現場ごとに備え置かなければならない。




2. 建築基準法施行令(第 136 条の2の 20)
木造の建築物で高さが 13m 若しくは?@ 軒の高さ が 9 m を超えるもの又は木造以外の建築物で ?A 3 以上の階数を有するものについて、建築、修繕、模様替又は除却のための工事(以下この章において「建築工事等」という。)を行う場合においては、工事期間中工事現場の周囲にその地盤面(その地盤面が工事現場の周辺の地盤面より低い場合においては、工事現場の周辺の地盤面)から高さが 1.8 m以上の板塀その他これに類する仮囲いを設けなければならない。

ただし、これらと同等以上の効力を有する他の囲いがある場合又は工事現場の周辺若しくは工事の状況により?B 危害防止 上支障がない場合においては、この限りでない。



解答


誤ってる番号:?A
正しい語句 :2

[ 解説 ]
建築基準法施行令
第 136 条の2の 20(仮囲い)
木造の建築物で高さが13m 若しくは 軒の高さが 9m を超えるもの又は木造以外の建築物で 2以上の階数を有するものについて、建築、修繕、模様替又は除却のための工事(以下この章において「建築工事等」という。)を行う場合においては、工事期間中工事現場の周囲にその地盤面(その地盤面が工事現場の周辺の地盤面より低い場合においては、工事現場の周辺の地盤面)から高さが1.8 m以上の板塀その他これに類する仮囲いを設けなければならない。

ただし、これらと同等以上の効力を有する他の囲いがある場合又は工事現場の周辺若しくは工事の状況により 危害防止上支障がない場合においては、この限りでない。




3. 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)(第5条 第1項)

建設業を営む者は、建築物等の設計及びこれに用いる建設資材の選択、建設工事の施工方法等を工夫することにより、建設資材廃棄物の?@ 発生 を抑制するとともに、?A 分別 解体等及び建設資材廃棄物の再資源化に要する費用を?B 負担 するよう努めなければならない。



解答


誤ってる番号:?B
正しい語句 :低減

[ 解説 ]
建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)
第5条 第1項(建設業を営む者の責務)
建設業を営む者は、建築物等の設計及びこれに用いる建設資材の選択、建設工事の施工方法等を工夫することにより、建設資材廃棄物の 発生を抑制するとともに、 分別解体等及び建設資材廃棄物の再資源化に要する費用を 低減するよう努めなければならない。





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