建築基準法では、落雪防止、雪止めの設置が決められていますが、雪止めを取り付けない家屋をたくさん見かけます。
そうなんです、雪国では、雪の落下や重さで破損、または、雪にうずもれて熱交換の機能が発揮でないなどのためです。
よって窓の横、窓の下、軒先の下、横の壁、屋根など、様々な位置に取りつけます。
エアコン室外機の壁付け設置のメリットやデメリット。
さて、この壁の取り付け(屋根設置も含め)方、積雪対策以外のメリット・デメリットについて考えてみたいと思います。
エアコン室外機の壁付け設置のメリット
・配管が短くなり多少効率がよくなる。
・風通しがよく運転効率が上がる。
・設置場所が自由。
・家まわりの通路・スペース確保。
・見た目
メリットとしては、エアコンの効率が多少良くなったり、スペース的には有効利用できそうです。
ただ、効率については、配管長が3メートルが1メートルになったからといって、数パーセントもかわるはずもなく、仮にカタログ値の10メートルを超えそうな場合、回避できるとかなら壁付けもあると思います。
スペース的には、隣家との間が無い住宅密集地など、隣家に窓や出入り口等がすぐ近くにあったり、近隣トラブル防止を考えるなら落雪対策以外でも有かもしれません。
エアコン室外機の壁付け設置のデメリット
・架台が必要。
・振動が家自体に伝わる。
・設置費用が高くつく。
・設置金具が錆びる。
・見た目
一方デメリットとしては、費用や振動する音の問題はどうしても出てきそうです。
メーカーでも正しい設置のしかたなら問題ないとは思います。
ただし、古くなってくると、防振ゴムの劣化や、室外機自体の振動が大きくなり室内に伝わる恐れがありそうです。
個人的には、機器が多少古くなって振動しても、機能的には問題ない、そのまま壊れるまで使いたい思うので、やはり壁に取り付けたくは無いと思います。
どちらにも、「見た目の良し悪し」を入れておきましたが、壁の室外機がいいのか、配管があり下の室外機がいいのかは、個人の感性なので・・・・両方に入れておきました。
自分てきには、室外機は見えないほうが良いと思います。
こうして考えると、壁設置は、落雪等の直接的な被害回避という積雪地で、どうしても設置スペースが確保できない時のみ有効なのかなと思います。
一つ、これだったら絶対良いなと思うのは、ある程度寒い地方で・夏冬冷暖房を使って・南側壁に日陰が確保できる壁や凹み、が、あるのなら、古くなった時の振動を差し引いても、その場所が冷暖房とも「エアコンの冷暖房効率が良いのかな・・・・。」なんて、ふっ、と思います。
マイホームのエアコンは合計4台です。
マイホームの場合は、2011年当時、2F南側の部屋はほとんど使用しないので、エアコン無、リビングと寝室の2台設置、リビングは、隣の見えないダイニングから床下へ配管、北東の基礎横に、寝室は見えない北東の基礎横に置いているため、マイホーム前面(南側)からは、配管・室外機共見えません。
2019年、2Fの2部屋にもエアコン設置し、2Fの床近くから外に配管を出し室外機は南東側の地面に設置です。
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北東側(右上)の室外機
これから、マイホームという方は、エアコンは絶対必要でしょうから、どこに置くのか、どう配管するのも少し考えてみてはどうかなと思います。
■室外機 壁面用取付架台
出典:楽天市場
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