蘇芳色(SUOUIRO)~耽美な時間~

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2005/03/01
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カテゴリ: 雑感
アブサンが1日、解禁になった。
アブサンとは、19世紀~20世紀初頭、ヨーロッパで大流行した蒸留酒で、その中毒性のゆえに発祥地のスイスで約1世紀にわたり禁止されていた。

アブサンはニガヨモギで味付けした緑色のリキュール。
多くの芸術家達が、その魅力にとりつかれていた。

アブサンといえば、すぐ思い出すのが詩人ランボー。

彼の作品の中で、アブサンのような妖しい魔力を感じさせるものがある。
それは「母音」という一編の詩だ。

~母音~

A(アー)は黒、E(ウー)は白、I(イー)は赤、U(ユー)緑、O(オー)青よ、母音らよ、
何時の日か われ語らばや、人知れぬ君らが生い立ちを。
Aはそも、痛ましき悪臭に舞いつどう銀蝿の
毛羽立てる黒の胸衣よ、暗き入江よ。

またEは、靄と天幕の純白よ、
毅然たる氷河のきっ先、白衣の王者、繖形花(オンベル)のかすかなふるえ。
Iは緋衣、喀かれし血、怒りに或るは
悔悛に酔う人の、美しき朱唇の笑(えま)い。

さてUは周期なり、緑なす海原の、神さびしわななきなり、
獣たちやすろう牧の平和なり、錬金の術を究むる。
博士らの額の皺の平和なり。

Oはそも天のラッパよ、甲高く奇しき響の、
天界と下界をつなぐ沈黙よ、
ーオメガなり、神の眼の紫の光なり!



私は特にIの項目がお気に入りで、学生時代は何回もIの部分を暗誦したものだ。
訳は堀口大學。
今読むと、少々古めかしく感じるが、それでも使っている日本語がとても美しい。
このような言葉を縦横無尽に使えたらよいのに・・・と思う。

さて、解禁になった正真正銘のアブサン。
いつか手に入れば、ランボーを気取って味わってみたい。





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最終更新日  2005/03/01 10:20:09 PM
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Re:アブサンとランボー(03/01)  
るるり、 さん
早速調べさせていただきましたが、
アルコール度数60度超!
お値段はまぁまぁ・・・Barなど行ける身分ではないので、思い切って買ってみようかしら?!
(2005/03/02 04:22:58 PM)

Re[1]:アブサンとランボー(03/01)  
蘇芳色  さん
るるり、さん

>アルコール度数60度超!

そうなんです、けっこうキツイお酒なんですよね。
中毒性がなくても、アルコール度数の高さで、飲みすぎるとおかしくなってしまうんじゃ・・・。

「ハリーポッター」で魔法薬学のスネイプ先生が、ニガヨモギを原料にした魔法薬を作るんですよね。

アブサンはランボーと同時に、スネイプ先生も思い出します。(笑) (2005/03/02 11:19:32 PM)

Re:アブサンとランボー(03/01)  
アキアカネ  さん
アブサン・・・何年も忘れていた言葉です。
「斜陽」の中にも登場したかしら。
あれは「アルコールの亡者、ユトリロ」だったかな。
私もちょっとでいいから口にしてみたいな。
時代を超えて、ランボー気分を味わえる(´∀`; )

蘇芳色さんは歌舞伎もお好きですよね。
私、「勘三郎襲名披露公演」のチケット入手しました(^_^)v
4月公演ですけど。
その時、七之助の復帰はどうでしょうか。
チラシその他には名前はそのまま載っているんですけどね。 (2005/03/03 12:54:16 AM)

Re[1]:アブサンとランボー(03/01)  
蘇芳色  さん
アキアカネさん

>「斜陽」の中にも登場したかしら。

「斜陽」懐かし~。読書感想文を書いたのは、いつだったかな・・・。

>あれは「アルコールの亡者、ユトリロ」だったかな。

ユトリロもアブサンのとりこでしたか・・・。
幻覚を見ながら、あのような絵を描いたのかしらん。

>私、「勘三郎襲名披露公演」のチケット入手しました(^_^)v

お、いいですね~。
今日NHKのニュースで、襲名披露公演のことをいっていました。
私は7月に大阪に来る時に、見に行こうかなと思っています。
だって~、染五郎さんも一緒のはずなんですよ。

>その時、七之助の復帰はどうでしょうか。
>チラシその他には名前はそのまま載っているんですけどね。

彼は少々評判が良くなかったようですね。
あのような振る舞いは、芸の肥やし・・・だという認識があったのかしら。
4月公演、どうなるのでしょうね。
(2005/03/04 12:10:14 AM)

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