Freepage List
Keyword Search
Category
Comments
ビオワインがブームだそうです。
皆さんはどう思われますか?
個人的にはワインにも幅が出来て良い事だとは思います。
でも基本的な事が幾つかあると思います。
先ずワインだけ有機農法では意味がありません。有機ワインに拘るのであれば、全ての食品を有機にしないと意味がないと思います。当然、時々飲む人、偶然飲んだら有機だったと言う人は良いのですが、ワインだけ100%有機に拘っても意味がないと思うのです。当然レストランでもビオワインの専門店なら食材は全て有機の食材にして欲しいと思います。
それと結果傷んでいると思われるワインを高額で飲むか、傷んでいると言って交換・返品出来るのか?と言った当たり前の問題があります。多くのビオ、特に酸化防止剤無添加ワインは傷みやすく、変質しやすい物が多いです。ワイナリーの状態をキープしている物は少なく、ミクロな澱が出ているワインも多いです。これを全て「所詮はワインは遊びの飲み物だから」と言って笑い飛ばせる人がどれだけいるか。
今の流行は健康志向もあると思いますが、日本では価格的な問題の方が大きいと思います。それは他の食材で有機系の物が売れていないのにワインだけが独り伸びているからです。ボルドー、ブルゴーニュの高騰でレストランでは今までの高級ワインが超高級ワインになってしまって仕入れることさえ出来ません。そこでビオ系の1500円前後のワインを仕入れて新鮮さと健康志向に訴えて売っているのが、売れていると言う事だと思います。酒屋さんでも、ただの安いデイリーワインを置くよりも、安いからでは無く、健康に良いからと言う理由で買ってもらえるビオワインが売りやすいのだと思います。
元々、酸っぱい、苦い、エグイ、とワインが本当に好きな日本人は少なく、アルコール度数が日本酒に比べて低いので飲みやすいから飲んでいた人が多いので、南仏の甘酸っぱいビオワインは売りやすいのだと思います。
ビオにも実際には2通りあって臭いビオと臭くない普通のワインのビオがあります。
問題はローヌのダール・エ・リボやイタリアのラディコンのワインを本当に美味しいと思える人が何人いるか??だと思います。この手のワインを認める人が増えるとまた次の展開があると思いますが、やはりこれは一般的には受けいられないと思います。
皆さんは如何思われますか?
ボジョレーヌーヴォーの意味 2012/11/19
ワインの劣化・その特徴 多くのご意見… 2011/06/13 コメント(16)
セラー無しでワインを保存する、マル秘の… 2011/06/12 コメント(5)
PR