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2025.12.13
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ハンス・ハルディマン「マイ・スイート・ホーム」元町映画館 ヘルヴェティカ・スイス映画祭 、​
今年は全部見てやろう!
​ で、 6本目 ハンス・ハルディマン監督 の「 マイ・スイート・ホーム」 というドキュメンタリィーでした。
 見終えて、なんといっていいのかわからないしみじみとした思いに沈み込んで、しばらく立ち上がれない映画でした。
 上の写真で、寝転がって笑っていらっしゃる ハンニさん という 90代 一人暮らしの女性 と、 ロサさん という、 ご亭主と二人暮らしの女性 ご亭主 90代 ロサさん 80代 ご夫婦 ですが、同じ団地で 60年 ご近所仲間として暮らしてきたお友達の、それぞれの日常と、お付き合いの日々が 「老朽化住宅再開発」 という大義名分による 「立ち退き命令」 によって、じわじわと壊れていく様子を、実に、誠実に、丁寧に、淡々と、映像として写し取った、​
傑作ドキュメンタリィー!でした。
​  団地のまわりの小道 や、子供たちが遊んだ 芝生の小山 花いっぱいのベランダ 、ベランダから見える 美しい街 、お別れの会に集まった、お孫さんたちを相手に片づけの荷物から出てきた人形で、明るい笑顔で 人形劇 を演じていらっしゃる様子。
 立ち退いていった人たちの 残された家具 が収集車によって次々と ゴミになっていく 様子。
部屋の片づけを手伝いにやって来たお嬢さんに、本棚に並んだ本を見上げて​
「あなたのところの子供たちは、読まないかしら?」
​  そう、呟やかれる姿や、 介護ホーム行きの段ボール に、​
「あちらのお友達と手紙のやりとりに必要だから」
 ​と、おっしゃって、やたらに分厚い ロシア語の辞書 だけは積み込んでのお引越しでした。入居された部屋のベッドに寝転んで明るく手を振られている笑顔に、とても他人ごととは思えない 切なさに沈み込むような気持ち になりました。
ロサさんご夫婦 は、 お二人 で新しい小さなアパートに移られます。ベランダから見える、 丘の上にある ハンニさん の入られたホーム を指さしながら​
「ハンニさん、亡くなっちゃったわね・・・。」
​  ロサさん の、そのことばで映画は終わりました。
ハンニさん、ロさんご夫婦 拍手! です。そして、 亡くなったハンニさん のご冥福を祈ります。
美しい芝生の広場、小道の木立、花であふれるベランダ 、ボク自身、40年暮らしてきた集住宅の風景にに重なっていく ハンニさんとロサさんご夫婦の姿 。そして、バキ、バキと音を立てて収集車のお尻に飲み込まれ、 ゴミにされていく家具 、とどのつまりは 建物そのものが重機で破壊されていくシーン 、若い方たちにはお金が動く 再開発 なのでしょうね。見ている老人には、​
人生の意味を突き付けてくる厳しい作品でもありました。
 ​ハンス・ハルディマン監督 、彼の 社会と人間を見る眼の深い思想性 に唸りました。 拍手! です。 2025年 ヘルヴェティカスイス映画祭 、上映作品は 6本 でしたが、とてもレベルの高い作品群で驚きました。というわけで、完走しました。 拍手! です。


監督 ハンス・ハルディマン
2020年・スイス・93分 原題「Kleine Heimat」ドイツ語
2025・11・26・no174・元町映画館no332



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最終更新日  2025.12.14 15:49:47
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Re:ハンス・ハルディマン「マイ・スイート・ホーム」元町映画館no332(12/13)  
ミリオン さん
こんにちは。
映画祭は楽しいですね。行くのが大好きです。頑張って下さい。 (2025.12.18 15:11:04)

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