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2025.12.17
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イジー・マードル「プラハの春」シネリーブル神戸 チラシ を見ていて、​
そういえば!
​ という感じで、 「冗談」(岩波文庫) とか、 「存在の耐えられない軽さ」(集英社文庫) とかいう作品を書いた ミラン・クンデラ という チェコスロヴァキアからフランスに亡命した作家 を思い出しました。
 まあ、もう、忘れちゃいましたが 「存在」の「軽さ」 「存在」の「存在」に対する「裏切り」 を描き続けた人だというのが、ボクなりのその作家に対する見立てですが、そういうわけで、​
「やっぱり見てみよう。」
​と思って見ました。 イジー・マードル という 監督 「Vlny(波)」 邦題 「プラハの春」 です。
 とても興味深く見ました。 邦題 「プラハの春」 となっていて、 1968年の民主化運動 の中で、報道の自由を守ろうとした人たちの、あたかも勝利を描いているかの印象を振りまいていますが、歴史的に振り返れば 「プラハの春」 自体はソビエト軍の侵攻に 敗北 し、 チェコの全体主義 は、その後、 20年 も続くわけですから、ハッピィ―エンディングはあり得ないわけです。だから、 原題 「Vlny」、「波」 なのですね。  
 映画 「波」 の中で、主人公の 青年技師 「存在の軽さ」からの逃走 というか、 「敗北」との対峙 というかを描いていて、そこが面白かったですね。 映像 は、 1968年 プラハに侵攻してきたワルシャワ条約機構軍 に対する 市民の抵抗の実写フィルム も交えた編集で、そこも面白かったですね。
チェコスロバキア という国の90年以降の変転の歴史は、ボクなんかにはややこしすぎてついていけてませんが、この作品がかの地で評判をとったという理由はわかる気がしました。
 まあ、それにしても、 クンデラ の作品の主人公を思い起こさせるというか、実にナイーブなというか、メンドクサイ役柄の トマーシュ君 を演じた ボイチェフ・ボドホツキー 拍手! でした。
監督・脚本 イジー・マードル
製作 モニカ・クリストロバー
撮影 マルティン・ジアラン
美術 ペトル・クンツ
衣装 カタリーナ・シュトルボバ・ビエリコバ
編集 フィリプ・マラーセク
音楽 サイモン・ゴフ
キャスト
ボイチェフ・ボドホツキー(トマーシュ 兄・ラジオ局技師) 
オンドレイ・ストゥプカ(パーヤ 弟・学生)
スタニスラフ・マイエル(ミラン・ヴァイナー 報道部長)
タチアナ・パウホーフォバー(ヴェラ・シュトヴィツコヴァー 特派員)
マルティン・ホフマン(ルボシュ・ドブロフスキー)
マリカ・ソポスカー
ボイチェフ・コテク(イジー・ディーンストビール)
ペトル・ルネニツカ(ヤン・ペトラーネク)
ヤン・ネドバル
2024年・131分・PG12・チェコ・スロバキア合作
原題「Vlny」
2025・12・12・no180・シネリーブル神戸no343


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最終更新日  2025.12.17 20:47:45
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