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2017年05月20日

古豪復活(五月十七日)




 二千年代の初頭、ブルノのチームは、一部リーグであるエクストラリーガには存在しなかった。1993年のチェコスロバキア分離によって誕生したチェコのエクストラリーガに参戦したのは、1995/96の一シーズンだけで、それ以外は二部に甘んじている期間が長く、一時は三部リーグにまで落ちていたのだ。
 それが、2009年にエクストラリーガに復帰すると、以後は一度も降格することなく、しばしば優勝争いに絡むようになっている。昨シーズンまでの最高位は、2011/12と2013/14のシーズンの二位である。それぞれプレーオフの決勝でパルドゥビツェとズリーンに一勝四敗で敗戦している。

 51年ぶりの優勝を遂げた今年は、レギュラーシーズンを6位で終えたものの、プレーオフに入って調子を上げ、決勝ではリベレツに四連勝をして悲願を達成した。これで、チェコスロバキア時代を含めて、一部リーグでは12回目の優勝ということになる。
 ブルノのチームの全盛期は、1950年代から60年代にかけてで、53年から71年までの18シーズンで、54/55年から四連覇、間に一度三位を挟んで59/60年から七連覇で、優勝が計11回、二位が四回、三位が三回という圧倒的な成績を残している。その全盛期が長く圧倒的だった分だけ、最後に優勝を遂げた65/66年のシーズンから、51年も待ち続けなければいけなかったのは、長く感じられたことだろう。

 そのブルノと同じ12回の一部リーグ優勝を誇るのが、イフラバのドゥクラ・イフラバである。ドゥクラという名称からもわかるように共産主義の時代は軍のアイスホッケーチームだった。このチームはブルノの全盛期の後、1960年代の半ばから全盛期を向かえ、66/67年のシーズンに初優勝を飾ると六連覇を達成、その後も81/82年のシーズンから四連覇している。最後に優勝したのはビロード革命後の90/91年のシーズンである。
 チェコスロバキア分離後は、エクストラリーガに参戦し続けていたが、98/99年のシーズンに入れ替え戦で負けて二部に降格してしまう。その後、一シーズンだけ、エクストラリーガに復帰するけれども、それ以外はずっと二部にくすぶっていた。
 そのドゥクラ・イフラバが、今年は一部の下位二チームと、二部の上位二チームの計四チームで争われる入れ替えリーグ戦で、二位に入り、久しぶりのエクストラリーガ復帰を決めたのである。優勝経験がありながら長らくエクストラリーガから姿を消していたチームの復活としては、オロモウツ、ブルノについで、三チーム目ということになる。もしかしたら、ボヘミア側にもあるかもしれないけれども、そっちまでは目が届かない。

 さらに90年代の最強チームで、計六回の優勝を誇るフセティーンのチームが、来期から二部リーグに復帰するという話もある。以前のチームはオーナーが逮捕されたことで凋落に向かい、2006/07年のシーズンに二部への降格が決まるとチームは崩壊してしまった。その後立ち上げられた別のチームが、三部リーグで優勝を遂げ、来期の二部リーグ復帰が決定したのである。
 すぐには無理だろうけれども、フセティーンも一部リーグで見たいチームである。あとは、倒産から立ち直って二部に参戦中のハビージョフと、チェコを離れてオーストリアのリーグに参戦中のズノイモが復帰してくれれば……、などとアイスホッケーどうでもいいと言いながら、らちもないことを考えてしまう。いや、アイスホッケーであれなんであれ、一部リーグにモラビアのチームが増えるのが嬉しいのである。

 ボヘミアにも、ヤロミール・ヤーグルがオーナーを務めるクラドノ、長野の英雄ルージチカが長年監督を務めていたスラビア・プラハ、市とチームの支援に関する話し合いがまとまらずにフラデツ・クラーロベーにチームが逃げ出したチェスケー・ブデヨビツェなど、かつてエクストラリーガで活躍しながら二部に甘んじているチーム(町も)がいくつかある。だけど、ボヘミアのチームに対しては一部に復帰してほしいなんて気持ちにはならないから、やはりモラビアのチームであることが重要なのである。

 今後も、モラビアの復活したかつての強豪チームが、優勝するのを、リーグ戦を追いかけるのは辛いので結果だけ楽しみにしていこう。次はオロモウツが優勝する番だ。ブルノごときの後塵を拝し続けるわけにはいかないのだから。
5月17日23時。




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