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事実、私がここ数年授業をさせてもらった特に高校生諸君に顕著にこの現象が起こっていました。一番それがよく現れるのが、論説文の趣旨選択問題です。作者の言いたいことに一番近い内容のものを、次の1~5の中から1つ選んで記号でこたえよ…なんてヤツです!教える側の私としては、「なんでこれを答えるかな・・・」ってものを選択して失点する学生さんのなんと多いことよと落胆に暮れた夜を何度過ごしたことか。でもここ数年分かってきました。そんな人の失点原因は突き詰めれば2つあるんです。ひとつは元々の読解力が皆無に近いこと!これはもう論外とさせてもらいます。今回はね。問題がもうひとつの原因を抱えれいる人なんですよ。やはりその原因は『文章を読みながら自分の意見を入れてしまう。』・・・この失敗なんです。それを無意識にやっているのも、この症状をこじらせる要因だとも思いますよ。その証拠に!そんな人は、一度読んだ文章を読み直したりしないんですよ。どうですか?『友へ・・・』で読み辛い箇所があった人!その箇所をもう一度読んでみましたか?してないでしょう。書き終えから、こんなに日にちが経っているにも関わらずですわ。
2017.09.29
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私に言われる通り、読み辛い、読み難い箇所があったという人!それが既に社会人であれば問題ありません。しかしそれが学生さんならば大いに問題ありです。読み辛い、読み難い箇所があったという学生さんは、間違いなく国語の文章題の読解が苦手なはずです。国語の読解が苦手な人が、古文や英語の長文を攻略できる可能性も少ないですよ。実はあの文章もそうですが、模試や実力テストの文章題読解が苦手な人には共通点があります。このブログでも過去に述べたことがありますよ。それは、『文章の中に、勝手に自分の意見を入れてしまう。』という点です。今まで多くの生徒にこの点を指摘しても「そんなことしていない。」って人がほとんどです!でも実際はそんなことあらへんのです。こわいのは無意識にしてしまっている点だと言えるかもしれませんね。
2017.09.27
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『友へ』を読んで感動した、涙した、という言葉を多くの人から頂きました。有り難いことだと思っています。その人たちの心に、あいつが生き続けてくれれば…と私は願っています。しかしです。その感動や涙を選別するために、私は故意にあの読み辛い箇所を用意したのです。あの読み辛い箇所をしっかり読解してくれた人たちは、おそらくあいつの生き様に感動して涙してくれたのです。それでこそなんです。それでこそ、その人の胸にあいつが生き続けてくれるのです。それでこそ、あいつは死なないんです。でも、あの箇所を目だけ通して、あるいは目も通さずに、理解できていない人は、ただただ1人の人間がこの世を去ったという事実に涙をしただけなんです。それはただ一時の感情の動きに過ぎません。そんな人に1年後・・・『友へ』の内容を話してくれとお願いしても、話すことはできないでしょう。つまりは、その人たちの胸にあいつの生き様は何も残らないのです。分かります?特に学生さんたち!もっとしっかり文章にすると、著者である私は、私の言わんとするところをしっかりと理解してくれる人と、文章の上辺だけ目を通したに過ぎない人を区別させてもらったのです。どうです?学生さんたち!あなたの読み方はどっちでしたか?
2017.09.26
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この『壁』に阻まれて、文章が読解できていない学生さんが本当に多いです。では考えてください。なんで『友へ』の途中から読み辛くなったかです。絶対に、文章が物語形式で進んでいるときは、ストレス無く読めたはずなんです。ではどこから読み辛くなったかです!間違いなく、私の意見を羅列している箇所だったのではないでしょうか?あいつが妹さんの結婚式の最後の最後で号泣した…この場面までは問題なかったでしょう。しかしながら、なぜあいつがそうなったか!その原因を説明した行(くだり)が読み辛かったのではないでしょうか?実は私はあの箇所を書きながら、読んでいる人を振り切る気満々でしたよ。「何人ストレスを感じてるやろ」「何人脱落してるやろ」と思いながら書いてましたよ。だからと言って嘘は書いていません!あれは私の本気の考えであり意見ですから。ではなぜわざわざあんな箇所を用意したのでしょうか?皆さんどう思います?
2017.09.25
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さて、もう一つの『壁』ですが、これもある意味【読者の望まない内容】でもあるんです。しかしここでは敢えて差別化をしていきます。2つめの『壁』は、【読者が違和感を感じる意見】です。作者が述べていることに関して「そんなことない。」「それ違う!」「私はその意見には反対です。」と感じるであろう意見を故意に羅列するのです。この手法に結構足元をすくわれている学生の皆さんは本当に多いですよ!身に覚えのある学生諸君も多いはずです。だからこれからの文章を注意して読みながら、自分自身に当てはめて考えてください。正直に、そして自分に厳しくね。たとえば、『友へ』です。どうです?「読みやすい。」というか、「さくさく読める!」または「早く次が読みたい!」と思うときがありませんでしたか?それに対して、「読んでてなんかだるい。」「ここんとこ面白くない。」と感じる部分はありませんしたか?無かったという人は流石です。それでこそ!です。しかし「だるい」「面白くない」と感じた箇所がある人は、私の落とし穴にずっぽり陥っていますよ。これが学生や受験生なら、読解力に致命的な欠陥があると言わざるを得ません。
2017.09.24
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さて、この『壁』の正体ですが…大きく分けて2通りありますよ!まずはよくあるパターンの【読者の望まない内容】を用意する作戦です。もちろん作品全体から見ると、その部分も重要なんです。しかし中には「ここを読めない人は読まんでええわ!」って感じの作者の読者への挑戦というか、読者の選別の場合もあります。たとえば『銀河鉄道の夜』では、ジョパンニが銀河鉄道に乗るまでのストーリーです。『銀河鉄道』というメルヘン感満載の内容に至るまでが、本当に何の救いもない現実的な彼の生活が淡々と描写されるんです。読者はそんな現実的な話を期待していないんですね。そこに敢えて、しかも冒頭にそれを持ってくるわけです!それで「なんじゃこりゃ」と思って読まない人は相手にしないんです。だってそうでしょ!嫌というほど面白みのない現実世界から、銀河鉄道に話が移行するからこそその世界観がより際立つ…それが想像できない人は読むあてにしていないってことです。
2017.09.21
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