東大生が教える
!
超暗記術
著者:
徳田
和嘉子
現役東大生しかも女子が書いた本を私は、立て続けに読んだ。これが2冊目。
だが、テーマは、受験等を含めた勉強法、暗記法のノウハウなのだが、好対照な内容だ。
著者は、自分の経験したことを余すところなく紹介し、以前に読んだ方のものとは違う内容になっている。
何しろ、以前の方は、机にじっと座って覚えるとか言う内容で、ただただ自分が東大に入ったことを誇っているないようだったもの。
それと比べたら、私は、もちろん本書の方が正しいと言いたい。
と同時に、著者の主張は、多くの人が書いているとおりで合理的である。
まず、暗記には、覚えるものの引っかかりを多くしろという。引っかかりが多ければ多いほど思い出すことが出来るわけだ。
概念的には覚えるべきものに足をいっぱいつけるという作業だろうな。
語呂合わせに可能な限りの想像。これも、暗記の必須アイテムだろう。
著者は、おもしろおかしく物事を覚えていったのである。工夫というものだ。
机にじっと座っていては、残念ながらこのような楽しい勉強は出来まい。
そして、最近の新作、寝る前の勝負。
この方法が台頭してきている。どうやら、潜在意識に語りかける方法のようだが、潜在意識は、自身で入力された情報を処理し整理するようなのだ。
寝る前30分前に暗記しようと勧めている。この辺も実に理にかなっているのである。
ということで、本書は、勉強をしなければならない人にお薦めの本と言うことで、推薦したい。
人生は一度きりであり、その一度きりの人生に勝負を描けるために人は勉強するのであるから、是非、合理的にかつ楽しく勉強してほしいものだ。
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