物忘れは従来から高齢者の特徴とされてきました。 というのが記憶のメカニズム。
果たしてそのように考えて良いものでしょうか。
(略)
第一段階はいわば記憶の玄関です。
ここでは目で見たり耳から聞いたりしたものを感覚記憶と呼びます。
記憶の第二段階は玄関の次の部屋のできごとです。
感覚記憶の中で注意を向けたものだけが頭に入ります。
これを短期記憶と呼びます。
(略)
記憶の第三段階は更に奥の部屋に情報を入れることになります。
覚えたいと思ったものは長期記憶として蓄えるのです。
本書ではそのような状態に応ずるために時間と空間のセンスを高く維持する、時空脳開発、をすることで対処します。
そして心身をよく用いて視野全体を用いて見る力(=視知覚空間回路、すなわち、視覚脳の性能)を高めることでいわゆるボケ予防も含めて能力を維持し高める技術が良い習慣として身に付くように紹介します。