今日、何読んだ?

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2022.09.11
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カテゴリ: 小説

緋色の研究【電子書籍】[ コナン・ドイル ]

 本作は栄えあるシャーロック・ホームズの第一作である。
 その後本シリーズは本作を含む長編4作、短編60作となりいまなお推理小説界のバイブルとして君臨している。
 なお本作はポプラ社の少年版では、深夜の謎、という題名で広く子どもたちに読まれている。
 読書の楽しみを知る第一歩である。
 かくいう私もそもそもの読書生活の入はシャーロック・ホームズだった。
 と書いたのはなんと今回緋色の研究を読んでみて、全く初物のような感覚だったからだ。
 この名作を今までただただホームズ物の第一番の作などというとらえたかたのみで本作の詳細を全く忘れてしまっていた。
 緋色の研究がここまで素晴らしい文学であったということに気づかぬままミステリーリーダーとして生きてきたのは不覚だった。
 本作はホームズ物の序曲としてその鑑識眼から繰り出される推理力の素晴らしさが見事に描かれている。
 なにゆえホームズが優れた探偵なのかが本作を読むとみろっとめろっとわかる仕掛けになっているのだ。
 ダラダラした推理小説の仕掛けでは本作のように作品の半ばにして犯人が割れるなどということはない。
 探偵は大概一番最後に出てきて犯人を指摘しその謎解きを図るのだ。
 しかるに本作は犯人逮捕の後その壮大な復讐譚が語られる。
 モルモン教に関し事実と相違することが書かれているとの出版社側の指摘がなされているけれど作者サー・アーサー・コナン・ドイルは本作のようにモルモン教を捉えていたんだろう。
 そのことがまた悲劇の中枢になる。
 しかしそれにしても他の三作つまり、バスカビル家の犬、恐怖の谷、四つの署名、に関してはそれなりにうろ覚えになんとなく覚えているというのにね、この名作の筋を全く忘れていたなんて本当に我ながらびっくりぽんだ。
 本作は紛れもなくミステリーのバイブルである。





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最終更新日  2022.09.11 05:00:12
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